萌えゲーアワード
萌えゲーアワード | |
---|---|
受賞対象 | 参加申請したメーカーのソフ倫審査ゲーム |
国 | 日本 |
主催 | 萌えゲーアワード実行委員会 |
初回 | 2006年度 (美少女ゲームアワード) |
最新回 | 2022年度 |
最新受賞者 | ヘンタイ・プリズン |
公式サイト | https://moe-gameaward.com/ |
萌えゲーアワード(もえゲーアワード)は、優れたアダルトゲーム(成人向けゲーム)タイトルに授与される賞である。萌えゲーアワード実行委員会が主催している。
概要
[編集]販売店、メーカー、雑誌社、イベント会社、製造会社の協賛を得て加盟メーカーの有志による「萌えゲーアワード実行委員会」によって運営されている。『美少女ゲームアワード』という名称で2006年より開催され、同年12月に第1回受賞作品が発表された。その後毎年開催され、2009年度より『萌えゲーアワード』と名称を変更して開催されている[1]。
「大賞」のほか、「シナリオ賞」「主題歌賞」「グラフィック賞」「キャラクターデザイン賞」「ユーザー支持賞」などの部門賞が存在する。大賞・各部門賞の審査は、ユーザー投票結果等も考慮して各雑誌社の編集長・他業界の識者で構成された「萌えゲーアワード審査委員会」が行う。
2021年にEXNOAが『萌えゲーアワード』の商標を出願・登録[2][3]しており、公式サイト末尾にその旨が記載されている。
受賞作品選出までの流れ
[編集]参加対象となる作品
[編集]参加対象となるのは、
- 美少女系パッケージのゲームタイトルであること。
- 集計期間中に発売されたタイトルであること。
- コンピュータソフトウェア倫理機構にて審査を済ませていること。
- 製作会社が萌えゲーアワードへの参加を申請していること。
一次選考
[編集]まず一次選考として参加作品の中から、ノミネートタイトルを各部門ごとにそれぞれ4タイトル選出する。そのうち3タイトルは、事前に公式サイトで行われたユーザー投票結果の上位3タイトルが無条件で選出される。残り1タイトルは、ユーザー投票結果上位10タイトルの製品を審査委員全員が選考のために実際にプレイし、審査委員による投票結果に基づきながら審査委員会で検討され、選出される。
受賞作品の選考
[編集]大賞・各部門賞の受賞作品は、ノミネートタイトルの中から審査員によってユーザー投票結果等も考慮され、選出される。
歴代大賞受賞作品
[編集]影響・評価
[編集]アダルトゲーム雑誌『BugBug』2014年7月号は、本アワードのユーザー・ショップへの認知度が高まっており、受賞作品の売り上げにも繋がってきていると書いている[4]。Navelの王雀孫は、『月に寄りそう乙女の作法』が2013の大賞を受賞したに際し、過去の大賞受賞ブランドの関係者から「アワードを獲るとリピートが出る」という話を聞かされたと語っている[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「2009年・第4回 萌えゲーアワード結果発表!!」、『BugBug』2010年2月号、222-223頁。
- ^ “登録6469277 「萌えゲーアワード」”. 特許情報プラットフォーム. 工業所有権情報・研修館. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “登録6469278 「§萌えゲーアワード∞MOE GAME AWARD」”. 特許情報プラットフォーム. 工業所有権情報・研修館. 2022年9月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「輝く!萌えゲーアワード2013」、『BugBug』2014年7月号、147-153頁。
- ^ “☆☆☆美少女ゲームアワード2006 結果発表特設ページ☆☆☆”. 美少女ゲームアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ “☆☆☆美少女ゲームアワード2007 結果発表特設ページ☆☆☆”. 美少女ゲームアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ 「美少女ゲームアワード2008 結果発表」、『パソコンパラダイス』2009年4月号、240-242頁。
- ^ “美少女ゲームアワード2008 結果発表特設ページ”. 美少女ゲームアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2009 結果発表特設ページ”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ 「萌えゲーアワード2010 受賞作品発表!!」、『PC Angel neo』2011年2月号、180-181頁。
- ^ “萌えゲーアワード2010 結果発表特設ページ”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード 2011年度 受賞タイトル発表”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2012 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2014年4月23日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2013 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2014年4月26日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2014 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2015年4月24日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2015 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2016年5月20日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2016 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2017年5月19日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2017 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2018年6月1日閲覧。
- ^ 「萌えゲーアワード2018 結果発表!!」、『BugBug』2019年7月号、127-129頁。
- ^ “萌えゲーアワード2018 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2019 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード2020 受賞タイトル発表!!”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード 2021年度 大賞作品発表”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2022年5月27日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード 2022年度 大賞作品発表”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2023年5月26日閲覧。
- ^ “萌えゲーアワード 2023年度 大賞作品発表”. 萌えゲーアワード実行委員会. 2024年5月25日閲覧。
参考文献
[編集]- 『パソコンパラダイス』2009年4月号、サンデー社、2009年2月27日。
- 『BugBug』2010年2月号、サン出版、2019年3月1日。
- 『BugBug』2014年7月号、マガジン・マガジン、2014年6月3日。
- 『BugBug』2019年7月号、スコラマガジン、2019年6月。
- 『PC Angel neo』2011年2月号、GMSパブリッシング、2010年12月29日。
外部リンク
[編集]- 萌えゲーアワード公式サイト(年齢確認あり)
- 萌えゲーアワード実行委員会 (@moeaward) - X(旧Twitter)