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練習曲作品10-1 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Étude op.10 nº 1 (練習曲作品10 第1番)
フレデリック・ショパン
形式 練習曲
調拍子 ハ長調、4/4
テンポ アレグロ ♩=176
出版年 1831年
作品番号 10-1
プロジェクト:クラシック音楽
Portal:クラシック音楽
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フレデリック・ショパン練習曲作品10の第1番(れんしゅうきょくさくひんじゅうのだいいちばん)ハ長調は、アルペッジョ分散和音)の練習曲である。1830年の晩秋に作曲された[1]

解説

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ピラネーシ「跳ね橋」

Allegro、4/4拍子三部形式

12の練習曲 作品10」の1曲目であるが、第8番から第11番(1829年作曲)、第5番と第6番(1830年)に次いで作曲された[1]。左手がオクターブで奏でる旋律[2]の上に、右手による分散和音が4オクターブを超える音域にわたって演奏される。分散和音の和声進行はコラールのようでもあり、演奏者はハーモニーを把握した上で演奏する必要がある[1]。 また、この曲は難曲ぞろいのショパンのエチュードの中でも非常に演奏難易度が高く、柔軟な手首の使い方をする事が求められる。

1916年出版のシャーマー版の巻頭言では、アメリカの音楽評論家のジェームス・ハネカー(1860-1921)がこの曲の持つ、めまぐるしい音の上昇と下降の催眠性が目と耳にもたらす効果を「Carceri d'invenzione」(「prisons」、1745、1761)のジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ画の恐怖の階段と比較した。

使われた作品など

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アニメ作品
ゲーム作品
  • NyaHaX'93 (1993年) - エンディングテーマとして使用された。

脚注

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  1. ^ a b c 『名曲解説全集11 器楽曲(中)』音楽之友社、1962年
  2. ^ 指揮者でピアニストのハンス・フォン・ビューローは左手の旋律について、たっぷりと重みをかけて弾くように指示している(『名曲解説全集11』)。

外部リンク

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