第16回BRICS首脳会議
第16回BRICS首脳会議 2024 BRICSサミット | |
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開催国 | ロシア |
日程 | 2024年10月22日 - 24日 |
都市 | カザン |
参加者 |
ブラジル ロシア インド 中国 南アフリカ共和国 イラン エジプト アラブ首長国連邦 エチオピア |
議長 | ウラジーミル・プーチン |
前回 | 第15回BRICS首脳会議 |
次回 | 第17回BRICS首脳会議 |
ウェブサイト |
brics-russia2024 |
第16回BRICS首脳会議(だい16かいぶりっくすしゅのうかいぎ、英: 16th BRICS summit)は、2024年10月22日から10月24日にロシア・カザンで開催されたBRICS首脳会議[1][2]。
議題
[編集]イベントのテーマは「公正なグローバル開発と安全保障のための多国間主義の強化」であった[3]。サミットでは「カザン宣言」が採択され、「BRICS諸国とその貿易相手国との取引で自国通貨を使用することを歓迎する」とした[4]。
トルコ、インドネシア、アルジェリア、ベラルーシ、キューバ、ボリビア、マレーシア、ウズベキスタン、カザフスタン、タイ、ベトナム、ナイジェリア、ウガンダの13か国が「パートナー国」として追加された[5]。
西側の銀行間システムSWIFTの代替として、BRICS加盟国およびパートナー国の中央銀行間の取引と金融情報の交換を容易にするために設計された「BRICS PAY」と呼ばれる決済システムを導入することを決定した。このシステムは国際的な決済を容易にする[6]。
備考
[編集]前回のサミットでBRICSに加盟することが発表されたが、その後加盟を検討中としていたサウジアラビアは、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子ではなく、ファイサル外相を代理としてサミットに派遣した。サウジアラビア代表団は正加盟国ではなく「招待国」として参加した。会議の演説でファイサル外相は、「サウジアラビアは、BRICS諸国とのパートナーシップを強化し、あらゆる分野における協力の可能性を広げ、国際的なレベルでの発展と繁栄の達成に向けて努力を続けていく」と述べた[7][8]。
サミット開幕の2日前、ブラジルのルーラ大統領は転倒後の軽度の脳出血のため、会議に直接出席せずビデオ会議を通じて参加すると発表した。代わりにビエイラ外相がブラジル代表団を率いた[9]。
参加国首脳
[編集]脚注
[編集]- ^ “プーチン大統領 BRICS首脳会議に中国 インド イラン首脳招待へ”. NHKニュース (2024年9月13日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “中国主席、来月ロシア訪問 BRICS首脳会議出席”. 時事ドットコム (2024年9月12日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “BRICS summit opens in Russia's Kazan with Iran's president in attendance”. IRNA English (2024年10月23日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “BRICS首脳、制裁撤廃要求 共同穀物取引所や越境決済で合意”. ロイター (2024年10月24日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “BRICS首脳会議、欧米への「対抗軸」明確に…13か国の「パートナー国」も創設・プーチン氏は「影響力の高まり」に自信”. 読売新聞 (2024年10月23日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “BRICS Unveils Blockchain BRICS Pay”. Altcoin Buzz (2024年10月21日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “RPT Saudi's MbS will not attend Russia's BRICS summit”. Reuters. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “サウジアラビア外相、カザンサミットでBRICS協力へのコミットメントを表明”. ARAB NEWS (2024年10月25日). 2024年12月25日閲覧。
- ^ “Brazil's Lula cancels BRICS trip to Russia after minor brain hemorrhage”. Reuters. 2024年12月24日閲覧。