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秦 綱手(はだ の つなて)は、飛鳥時代の人物。姓は造、死後に忌寸。冠位は贈大錦上。壬申の乱の功臣。
秦氏は渡来系の氏族である。『日本書紀』が壬申の乱を記述するくだりに綱手の名は現れない。天武天皇9年(680年)5月21日に死に、壬申の年の功により大錦上の位を贈られた。それから16年後の持統天皇10年(696年)5月3日に、大錦上秦造綱手が忌寸の姓を与えられた。事情は不明だが、遺族の申請によるものかと推測する説がある。