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秦大魚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秦前大魚から転送)
 
秦大魚
時代 奈良時代
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下下野守
主君 聖武天皇
氏族 秦前忌寸→忌寸
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秦 大魚(はた の おおな)は、奈良時代官人氏姓は秦前忌寸のち忌寸官位従五位下下野守

経歴

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天平2年(730年従七位下尾張少目であったとの記録がある。天平12年(740年正六位上から従五位下に昇叙され、のち翌天平13年(741年三河守、天平18年(746年下野守と、聖武朝において地方官を歴任した。

続日本紀』の記述では、大魚の氏姓三河守任官時は秦前(忌寸)[1]であるが、下野守任官の際は秦(忌寸)となっており、この間に改姓したものと考えられる。

官歴

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注記のないものは『続日本紀』による。

脚注

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  1. ^ 『続日本紀』天平13年12月10日条では、である「忌寸」の表記はないが、『尾張国正税帳』天平2年の記事に「秦前忌寸大魚」との表記があることから、天平13年時点も姓は「忌寸」であったと考えられる。
  2. ^ 『尾張国正税帳』天平2年12月

参考文献

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  • 宇治谷孟『続日本紀』(上中巻)講談社学術文庫、1995年
  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年