サイレント・インベージョン
著者 | クライブ・ハミルトン |
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国 | オーストラリア |
言語 | 英語 |
題材 | 中国共産党、中豪関係、中国系オーストラリア人、反体制派中国人 |
ジャンル | ノンフィクション |
舞台設定 | オーストラリアおよび中華人民共和国 |
出版社 | ハーディー・グラント (Hardie Grant) |
出版日 | 2018年2月22日 |
ページ数 | 376 |
ISBN | 978-1-74379-480-7 (ペーパーバック) |
著者 | クライブ・ハミルトン |
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翻訳者 | 奥山真司(翻訳)、山岡鉄秀(監訳) |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
題材 | 中国共産党、中豪関係、中国系オーストラリア人、反体制派中国人 |
ジャンル | ノンフィクション |
舞台設定 | オーストラリアおよび中華人民共和国 |
出版社 | 飛鳥新社 |
出版日 | 2020年5月28日 |
ページ数 | 428 |
ISBN | 978-4-86410-747-1 (日本語訳) 原著のISBNは978-1-74379-480-7 |
ウェブサイト | 目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 |
『サイレント・インベージョン ~オーストラリアにおける中国の影響~』(静かなる侵略、英語: Silent Invasion: China's influence in Australia)は、クライブ・ハミルトンが上梓した2018年の著作で、オーストラリアの政界や市民社会における中国共産党の影響力増大について書かれている。本書では、中華人民共和国政府がオーストラリアにおける自国の諜報網と影響力を拡大するために行っている体系的な企てが詳述されている[1]。著者の主張によると、中国の影響力増大が「オーストラリアの主権の侵食」を引き起こしているとのこと[2]。
カナダにおける中国の影響について書かれたジョン・マンソープ (John Manthorpe) による2019年の著作『パンダの爪』にも類似性が見られる。
2020年には続編として『ヒドゥン・ハンド ~中国共産党がどのように世界の形を変えているか暴く~』(隠された手、英語: Hidden Hand: Exposing How the Chinese Communist Party Is Reshaping the World)が刊行されている。
出版
[編集]原著
[編集]当初、本書は2017年11月に刊行される予定であったが、最初に出版しようとしていたアレン・アンド・アンウィンが「(我が社が)北京政府や北京の息がかかったオーストラリアの代理人から標的にされる恐れがある」との法的な懸念を示したため延期された。ハーディー・グラント・ブックス (Hardie Grant Books) が本書の出版に合意した後、刊行された[2][3]。
中国語訳
[編集]2019年3月20日、台湾の出版社左岸文化より『音なき侵入 ~オーストラリアにおける中国因素~』(繁体字中国語: 無聲的入侵:中國因素在澳洲、ISBN 9789865727833)として繁体字の中国語訳が出版された[4][5]。
日本語訳
[編集]2020年5月28日、飛鳥新社より『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』(ISBN 978-4-86410-747-1)として日本語訳が出版された[6]。
朝鮮語訳
[編集]2021年6月4日、韓国の出版社世宗書籍(朝鮮語: 세종서적、英語: Sejong Books)より『中国の静かな侵攻』(朝鮮語: 중국의 조용한 침공、ISBN 978-89-8407-954-0)として朝鮮語訳が出版された[7]。
出典
[編集]- ^ Brophy, David (April 2018). “David Brophy reviews 'Silent Invasion: China’s Influence in Australia' by Clive Hamilton” (英語). Australian Book Review. 2019年5月30日閲覧。
- ^ a b Welch, Dylan (2018年2月22日). “Chinese agents 'infiltrating church groups to undermine Australia's sovereignty'” (英語). ABC News. 2019年5月30日閲覧。
- ^ “Australian Book on China's 'Silent Invasion' Withdrawn At Last Minute Amid Legal Threats” (英語). Radio Free Asia (13 November 2017). 2019年5月30日閲覧。
- ^ 無聲的入侵:中國因素在澳洲 | 讀書共和國網路書店
- ^ 《無聲的入侵》:中共如何在澳洲的大學推行「思想工作」? - The News Lens 關鍵評論網
- ^ “目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画”. 飛鳥新社 (May 2020). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “中国の静かな侵攻 (중국의 조용한 침공)” (朝鮮語). 世宗書籍 (June 2021). 2021年8月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 - 日本語訳版を出版した飛鳥新社による紹介ページ
- 静かに進行し続ける中国の侵略計画/『目に見えぬ侵略』日本語版前書き - 2020年5月29日
- 日本国民が直面する「中国の夢」という危機/『目に見えぬ侵略』解説 - 2020年5月29日
- 中国、民主制度を利用して海外で浸透を図る=豪学者 - 2018年5月9日
- 中国の介入「日本も脅威認識を」 豪チャールズ・スタート大 クライブ・ハミルトン教授 - 2018年3月20日