生物電池
表示
(生物燃料電池から転送)
生物電池またはバイオ電池とは生物の機能を応用した電池。
概要
[編集]生物電池は化学エネルギーを酵素や葉緑素等の生体触媒や微生物による生物化学的な変化を利用して電気エネルギーに変換する一種の発電装置であるといえる。燃料電池型や電気化学式光電池型等、複数の種類がある。
燃料電池型生物電池
[編集]グルコース等の糖類を酵素や微生物による分解作用により発電する[1][2][3]。
電気化学式光生物電池
[編集]脚注
[編集]- ^ “酵素バイオ電池の最近の展開” (PDF). 2018年12月2日閲覧。
- ^ “発電する微生物で燃料電池をつくる”. 2018年12月2日閲覧。
- ^ “「生きた電池」を細菌で作る、電気を使わない廃水処理へ”. 2018年12月2日閲覧。
- ^ 金子正夫. "バイオ光化学電池によるバイオマスの太陽光完全分解と直接発電." 光学 41.6 (2012): 330-335.
- ^ 高藤清美, 上野寛仁, 根本純一、「1B2-B12 バイオ光化学電池を用いた資源・エネルギー教材の開発(2) : 実験用光源の改良と出力電力の測定方法の検討(インタラクティブセッション,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディングを実現するために)」 『日本科学教育学会年会論文集』 セッションID:1B2-B12, 2011年 35巻 p.454-455., doi:10.14935/jssep.35.0_454
参考文献
[編集]- 辻村清也, 加納健司, 池田篤治. "生物の仕組みに学ぶ燃料電池 (特集 化学がつくる未来のエネルギー)." 化学 57.2 (2002): 22-24.
- 谷口功. "グルコース-空気生物燃料電池." 現代化学 421 (2006): 22-27., NAID 40007207474
- 柿薗俊英、「バイオ燃料電池-有機性廃棄物・廃水を電力資源化する」 『高温学会誌』 2009年 35巻 5号 p.263-268, doi:10.7791/jhts.35.263
- 渡辺一哉、「微生物燃料電池の最新の進歩」 バイオ電気化学の実際-バイオセンサ バイオ電池の実用展開- (2007): 307-311、シーエムシー出版, NAID 10030516190
書籍
[編集]- 池田篤治. バイオ電気化学の実際: バイオセンサ・バイオ電池の実用展開. CMC Publishing Co., Ltd, 2007.
- 加納健司. "バイオ電池の最新動向." シーエムシ ー 出版 (2011).