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キタノメダカ
分類
学名
	Oryzias sakaizumii; Asai, Senou et Hosoya, 2012
英名
	Japanese rice fish; Japanese medaka; Japanese killifish; North medaka

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2024年4月11日 (木) 01:34時点における版

キタノメダカは、ダツ目メダカ科（アドリアニクチス科）に属する魚である。体長 4 cm 程の淡水魚。かつてはミナミメダカと同種と考えられ、メダカとされていたが、2012年に別種となった^[1]。

分布

兵庫県以北の日本海側と、青森県の太平洋側に分布する^[2]。模式産地は福井県敦賀市^[1]。

生物的特徴

従来は日本のメダカは1種であるとされていた。しかし、アロザイム解析による調査の結果、北日本集団と南日本集団に分けられることが分かった^[3]。

正式的隔離が無く、形状的な差が少ない事から亜種とする説もある^[4]。

形状

鱗の後方は黒く、網目状になる。雄に存在する背鰭の切れ込みはミナミメダカよりも深く、体躯後部には点状の黒斑模様が不規則にあり、銀色の鱗が10~23個程、パッチ状に並ぶ傾向にある^[1]^[4]。

保全状態

→詳細は「メダカ § 絶滅危惧と保護活動」を参照

絶滅危惧II類 (VU)（環境省レッドリスト）

脚注

^ ^a ^b ^c ^d Asai, Toshinobu; Hiroshi, Senou; Kazumi, Hosoya (2012). “Oryzias sakaizumii, a new ricefish from northern Japan（Teleostei: Adrianichthyidae）” (英語). Ichthyological Exploration of Freshwaters 24 (4): 389.
^ 詳細検討対象種ごとの生息環境保全等調査結果 - 環境省
^ 佑介, 竹花、忠生, 北川「メダカ：人為的な放流による遺伝的攪乱」『魚類学雑誌』第57巻第1号、2010年、76–79頁、doi:10.11369/jji.57.76。
^ ^a ^b 尾田正二「新種としてのキタノメダカへの異論」『環境毒性学会誌』第19巻第1号、環境毒性学会、2016年、9-17頁、doi:10.11403/jset.19.9。

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[asai_et_al._2012-1] Asai, Toshinobu; Hiroshi, Senou; Kazumi, Hosoya (2012). “Oryzias sakaizumii, a new ricefish from northern Japan（Teleostei: Adrianichthyidae）” (英語). Ichthyological Exploration of Freshwaters 24 (4): 389.

[2] 詳細検討対象種ごとの生息環境保全等調査結果 - 環境省

[3] 佑介, 竹花、忠生, 北川「メダカ：人為的な放流による遺伝的攪乱」『魚類学雑誌』第57巻第1号、2010年、76–79頁、doi:10.11369/jji.57.76。

[尾田2016-4] 尾田正二「新種としてのキタノメダカへの異論」『環境毒性学会誌』第19巻第1号、環境毒性学会、2016年、9-17頁、doi:10.11403/jset.19.9。

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 == 形状 ==
-鱗の後方は黒く、網目状になる。雄に存在する背鰭の切れ込みはミナミメダカよりも深く、体躯後部には点状の黒斑模様が不規則にあり、銀色の鱗が10~23個程、パッチ状に並ぶ傾向にある<ref name="asai et al. 2012>{{Cite journal|journal=Ichthyological Exploration of Freshwaters|year=2012|title=''Oryzias sakaizumii'', a new ricefish from northern Japan（Teleostei: Adrianichthyidae）|volume=24|page=389|url=https://www.researchgate.net/publication/267828717_Oryzias_sakaizumii_a_new_ricefish_from_northern_Japan_Teleostei_Adrianichthyidae|issue=4|language=en|doi=|last=Asai|first=Toshinobu|last2=Hiroshi|first2=Senou|last3=Kazumi|first3=Hosoya}}</ref><ref name="尾田2016"/>。
+鱗の後方は黒く、網目状になる。雄に存在する背鰭の切れ込みはミナミメダカよりも深く、体躯後部には点状の黒斑模様が不規則にあり、銀色の鱗が10~23個程、パッチ状に並ぶ傾向にある<ref name="asai et al. 2012">{{Cite journal|journal=Ichthyological Exploration of Freshwaters|year=2012|title=''Oryzias sakaizumii'', a new ricefish from northern Japan（Teleostei: Adrianichthyidae）|volume=24|page=389|url=https://www.researchgate.net/publication/267828717_Oryzias_sakaizumii_a_new_ricefish_from_northern_Japan_Teleostei_Adrianichthyidae|issue=4|language=en|doi=|last=Asai|first=Toshinobu|last2=Hiroshi|first2=Senou|last3=Kazumi|first3=Hosoya}}</ref><ref name="尾田2016"/>。
 == 保全状態 ==