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[[リアルサウンド]]のインタビューによれば、相沢はト書きに「私はうるさいぐらいに、「ここで相手を見る」とか、「ここで顔を上げる」とか、目の動きまで書」くとし、「あとは現場で好きにしていただいて構わないですけど、私のイメージはできる限り伝えよう」と演出に一任しているという{{R|realsound230425}}。また、以心伝心と言えるほど、互いに分かりあう役者や監督・演出家と仕事ができると嬉しいとし、『[[恋ノチカラ]]』で主演を務めた[[深津絵里]]に関して「天才的な役者さんですけど、びっくりするぐらい汲み取って返してくれて。自分の想像を超えてくるお芝居を役者さんがしてくれることもたくさんあります。お互いに響き合って、奇跡的に合致したときは感動しますね」と述べている{{R|realsound230425}}。 |
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== 主な脚本作品 == |
== 主な脚本作品 == |
2024年1月30日 (火) 10:01時点における版
相沢 友子 (あいざわ ともこ) | |
---|---|
プロフィール | |
誕生日 | 1971年5月10日(53歳) |
出身地 | 日本・東京都 |
血液型 | B型 |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『世にも奇妙な物語』シリーズ 『恋ノチカラ』 『私を旅館に連れてって』 『鹿男あをによし』 『鍵のかかった部屋』 『トレース〜科捜研の男〜』 『ミステリと言う勿れ』 |
映画 |
『世にも奇妙な物語 映画の特別編』 『大停電の夜に』 『重力ピエロ』 『東京島』 『プリンセス トヨトミ』 |
その他 | |
ラジオドラマ『LOVE = Platinum 恋愛パズル』 |
相沢 友子(あいざわ ともこ、1971年5月10日 - )は、日本の脚本家・シンガーソングライター・女優。血液型はB型。出身は東京都。アーティストの友人に、加藤いづみや相馬裕子などがいる。
略歴・人物
高等学校在学中より文化放送でコンサート・リポーターを務め、詞を書いていたところソニーミュージックのスタッフに歌うことを勧められ、1991年3月、19歳の時にシングル「Discolor days」にて歌手デビュー[1][2]。その後、ホリプロ所属の女優としても活動しながら、4枚のアルバムを発表している。シンガーソングライターであり、加藤いづみとも親交が深く、アルバムにも楽曲を提供している。
デビューから長らく歌手兼女優であったが、ソニーとホリプロとの契約を解消し、フリーとなる。フリー直後に、ホリプロ時代のマネージャーに「小説を書き、賞を狙ってみては?」と勧められ、1999年に第15回太宰治賞の最終候補作に小説『COVER』がノミネートされた[2]。当時、相沢は「その当時は藁にもすがる思いでした。音楽の道がうまくいかなくて、事務所との契約が切れて、本当に一時期何もしてない時期があって。私はほぼ歌詞しか書いていなかったので、やれることといったら書くことだなと思って、小説『COVER』を書いた」と述懐している[2]。その結果をもって、前述のマネージャーの紹介で共同テレビジョンの小椋久雄に脚本執筆の指導を受け[1]、2000年に『世にも奇妙な物語』で「記憶リセット」で脚本家デビューした[2]。
2003年にアメリカ合衆国で発生した大停電を題材とするドキュメンタリー『ニューヨーク大停電の夜に』(NHKハイビジョン、構成・源孝志)で語りを務める[3]。その後、同事件をエピソードとして、2005年に源孝志と共同で映画『大停電の夜に』の脚本を手がけた[4]。
2009年に放映された『重力ピエロ』の脚本を手がけたきっかけについて、相沢がパーソナリティーを務めていたラジオ番組の常連リスナーで、伊坂幸太郎の担当編集者から、「素晴らしいからぜひ読んでほしい」と小説を送付され、即座に相沢が映像化を申し入れたとしている[5][注 1]。相沢によれば、「物語の肌触りは軽やか。けれど、世の中的な常識に人が流れされて生きていることへのロック魂が隠されていることに共感した」という[6]。伊坂は映像化に積極的でなかったが許諾し、最大の魅力を損なうことなく小説のコンテクストをそのまま映像に置換しようと努めたという[5]。なお、『読売新聞』の福永聖二は、「異論もあるだろうが、伊坂作品の精神を尊重しつつ、より自然な流れを作った」と評している[7]。
2013年に放送された『ビブリア古書堂の事件手帖』について相沢は、「ていねいに話を積み上げてファンタジックに作っていきたい」とし、古書業界の用語を各所に挿入するなどして、作品の世界観を伝えようとしたという[8]。また、剛力彩芽がキャスティングされたことについて、「たしかに栞子とは外見のイメージが違いますが、剛力さんは黙ってじっとしているとミステリアスなムードを持っている」とし、「彼女の“静”の部分を出すと新鮮なものになると確信できたので、栞子を剛力さんのイメージに近づけるのではなく、剛力さんが物語に寄り添っていけるような脚本を心がけ」たと述べている[8]。
2015年に放送された『私の青おに』について相沢は、「人の温かさが伝わるストーリー。高畠町の持っている風景の力強さを伝えたい」としている[9]。なお、主演で辻村莉子役を演じた村川絵梨は、「脚本を読んだ時から、すごく自分と重なる部分があって。そういう意味ではとても自然に莉子という役に向き合うことができました」と述べている[10]。
リアルサウンドのインタビューによれば、相沢はト書きに「私はうるさいぐらいに、「ここで相手を見る」とか、「ここで顔を上げる」とか、目の動きまで書」くとし、「あとは現場で好きにしていただいて構わないですけど、私のイメージはできる限り伝えよう」と演出に一任しているという[2]。また、以心伝心と言えるほど、互いに分かりあう役者や監督・演出家と仕事ができると嬉しいとし、『恋ノチカラ』で主演を務めた深津絵里に関して「天才的な役者さんですけど、びっくりするぐらい汲み取って返してくれて。自分の想像を超えてくるお芝居を役者さんがしてくれることもたくさんあります。お互いに響き合って、奇跡的に合致したときは感動しますね」と述べている[2]。
主な脚本作品
テレビドラマ
- 1999年
-
- DG TV DI:GA「UNIVERSE」「SNOW KISS」「Love Things」
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2007年
- 2008年
- 2010年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2017年
-
- 人は見た目が100パーセント[27]
- 龍馬 最後の30日[28]
- 龍馬 最後の遺言
- 2019年
- 2022年
- 2023年
映画
- 2000年
-
- 世にも奇妙な物語 映画の特別編「結婚シミュレーター」[31]
- 2005年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2015年
- 2017年
- 2021年
- 2023年
配信ドラマ
ラジオドラマ
- LOVE = Platinum 恋愛パズル(2010年)[33]
書籍
- 筑摩書房編集部・編『太宰治賞 1999』(「Cover」収録、1999年、筑摩書房)ISBN 4480803483
- 阿川佐和子ほか『ああ、恥ずかし』(コラム収録、2003年、新潮社〈新潮文庫〉)ISBN 978-4101201214
主な出演作
ドラマ
ラジオ
CM
- チョーヤ梅酒 - CM中の楽曲は相沢友子の「女の子たち」である。
ディスコグラフィ
- CBS・ソニー(1991)
- Sony Records(1992 - 1996)
シングル
- Discolor Days(1991年3月21日)
- サヨナラ(1992年1月22日)
- Thanks(1994年7月21日)
- 女の子たち(1994年10月1日)
- カラッポの記念日(1995年1月21日、TBS『とっても母娘』主題歌)
- 僕のせいじゃない(1996年3月21日)
アルバム
- 部屋のない扉(1991年3月21日)
- アスベストの海の中を(1992年2月21日)
- 胸の音(1994年8月21日)
- 安心毛布(1996年6月21日)
脚注
注釈
出典
- ^ a b 麻生香太郎『ジャパニーズ・エンタテインメント・リポート』ダイヤモンド社、2006年6月1日発行、ISBN 4-478-94225-0、294‐296頁。
- ^ a b c d e f “古内東子×相沢友子が語り合う、作品創作における言葉へのこだわり 年齢や時代と共に変化する“恋心”の描き方”. リアルサウンド. blueprint (2023年4月25日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “番組名|ハイビジョンスペシャル - 蔵出しハイビジョン - 「ニューヨーク大停電の夜に」”. 日本放送協会. 2024年1月28日閲覧。
- ^ a b 2005年11月24日付『朝日新聞』夕刊30頁芸能1面「(映画)「大停電の夜に」 闇に浮かぶ現代版おとぎ話」(朝日新聞東京本社)
- ^ a b c d e 2009年5月22日付『産業経済新聞』夕刊特集面「【映画をひもとく】重力ピエロ 企画・脚本家 相沢友子さん」(産業経済新聞大阪本社)
- ^ a b c 2009年4月13日付『朝日新聞』夕刊5頁夕刊be月曜5面「(Jump)脚本家・相沢友子 挑戦から新しい自分を発見」(朝日新聞東京本社)
- ^ 2009年5月22日付『読売新聞』夕刊11頁芸能A面「[映画]重力ピエロ=アスミック・エースほか 放火と落書き、深まる謎」(読売新聞東京本社)
- ^ a b 2015年11月18日付『毎日新聞』山形版25頁「木南晴夏さん:毎日新聞支局訪問 高畠舞台ドラマ「私の青おに」出演」
- ^ “村川絵梨、友人とけんかして「亀裂入ったまま」”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA (2015年10月28日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “世にも奇妙な物語 春の特別編”. 「世にも奇妙な物語」公式サイト. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “松嶋菜々子「やまとなでしこ」20年ぶり超解像リマスター版で復活”. サンスポ. 産業経済新聞社 (2020年6月29日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ 2001年1月1日付『読売新聞』朝刊2部7頁特7面「元日第2部 新春スペシャルドラマ ずらり力作ぞろい」(読売新聞東京本社)
- ^ “私を旅館に連れてって|スタッフ”. TVドラマ「私を旅館に連れてって」公式サイト. 2001年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
- ^ “世にも奇妙な物語 秋の特別編”. 「世にも奇妙な物語」公式サイト. 2024年1月28日閲覧。
- ^ a b 2003年1月6日『読売新聞』朝刊40頁R関東面「[試写室]1月6日」(読売新聞東京本社)
- ^ 2003年1月11日付『朝日新聞』朝刊30頁福島2面「ベストセラー・ヒット曲」
- ^ 2003年10月25日付『NIKKEIプラス1』7頁「エ・アロール(TBS系)―明るく描く高齢者の恋愛(番組遊覧)─」(日本経済新聞社)
- ^ “めだか”. フジテレビ. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “世にも奇妙な物語~2007秋の特別編~”. 「世にも奇妙な物語」公式サイト. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “ギルティ 悪魔と契約した女|関西テレビ放送”. 関西テレビ放送. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “鍵のかかった部屋|STAFF&CAST”. TVドラマ「鍵のかかった部屋」公式サイト. 2014年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
- ^ a b 2013年1月20日付『産業経済新聞』朝刊芸能面「【WOWOW】連続ドラマW 女と男の熱帯」(産業経済新聞東京本社)
- ^ “鍵のかかった部屋SP”. TVドラマ「鍵のかかった部屋」公式サイト. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “『失恋ショコラティエ』明日から再放送。”. Instagram (2020年6月24日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “特集ドラマ|「紅雲町珈琲屋こよみ」”. 日本放送協会 (2023年11月5日). 2023年11月5日閲覧。
- ^ “うさぎ顔メイクにストール&帽子の使い方… ドラマ「人は見た目が100パーセント」が参考になると話題”. ダ・ヴィンチWeb (2017年4月16日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “番組名|NHKスペシャル 「ドラマ 龍馬 最後の30日」”. 日本放送協会. 2024年1月28日閲覧。
- ^ 2021年2月5日付『日経MJ』2頁エンタメ面「映画さんかく窓の外側は夜─ホラー、サスペンス、BLも、スタイリッシュな怪奇物語(Topic)」(日本経済新聞社)
- ^ a b 2023年12月18日付『毎日新聞』朝刊18頁芸能面「影山貴彦のテレビ燦々:人間ドラマの名作「セクシー田中さん」 不器用な姿から学ぶ他者への敬意」(毎日新聞東京本社)
- ^ “世にも奇妙な物語 映画の特別編”. フジテレビムービー. 2024年1月28日閲覧。
- ^ 2005年11月18日付『読売新聞』夕刊11頁芸能A面「[映画]「大停電の夜に」=アスミック・エース・エンタテインメントほか」(読売新聞東京本社)
- ^ a b 2010年7月7日付『朝日新聞』朝刊25頁ラテ解説1面「(ラジオアングル)披露宴を舞台にドラマ 森綾」(朝日新聞東京本社)
- ^ “水城せとな原作「脳内ポイズンベリー」実写映画化 真木よう子と西島秀俊出演”. アニメ!アニメ!. イード (2014年9月24日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “綾瀬はるか主演「本能寺ホテル」製作決定、堤真一が織田信長役&濱田岳が蘭丸役”. 映画ナタリー. ナターシャ (2016年6月24日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “さんかく窓の外側は夜:岡田将生&志尊淳のW主演で実写映画化 ヤマシタトモコの“除霊ミステリー”マンガ”. MANTANWEB (2020年1月13日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “『ミステリと言う勿れ』映画版のストーリー発表!広島を舞台に一族の遺産相続の謎を描く”. シネマトゥデイ (2023年1月24日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “佐野勇斗×飯豊まりえ共演のラブロマンス「僕だけが17歳の世界で」AbemaTVで放送”. 映画ナタリー. ナターシャ (2019年12月20日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “篠原涼子×岩田剛典でおくるNetflixシリーズ「金魚妻」2月14日独占配信決定!一線を越えた妻たちの禁断の本予告映像解禁”. SCREEN ONLINE. 近代映画社 (2022年1月6日). 2024年1月28日閲覧。
外部リンク
- AIZAWA TOMOKO - ウェイバックマシン(2021年4月18日アーカイブ分)
- 相沢友子 (@aizawa_tomoko) - Instagram