「トランスジェンダーになりたい少女たち」の版間の差分
m →原著の評価: 記述と出典の対応を整理。表記の整理。 |
誤記訂正(「サイエンス・ベースド・サイエンス」→「=・メディシン」)。{{Efn2}}で注釈追加。日本での刊行中止について典拠増補。外部リンク節でKADOKAWA公式の書籍情報ページのアーカイブを追加。出典citeの著者名が表示されない状態を解消(author-link= に :en: を追加しパラメーター author= を追加。しかしリンクにならない箇所があり原因不詳)。 |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{Transgender sidebar}} |
{{Transgender sidebar}} |
||
『'''あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇'''』(あのこもトランスジェンダーになった SNSででんせんするせいてんかんブームのひげき、{{Lang-en-short|Irreversible Damage}}、以下「あの子もトランスジェンダーになった」)は、[[2020年]]にアビゲイル・シュライアーによって書かれ、{{仮リンク|レグナリー・パブリッシング|label=レグナリー・パブリッシング社|en|Regnery Publishing}}から出版された本である。この本は、[[急速発症性性別違和]](ROGD)という論争のある概念を支持している<ref name="Eckert-2021a"/><ref name="Parsons-2020"/><ref name="doi.org">{{cite journal |first1=V. Jo |
『'''あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇'''』(あのこもトランスジェンダーになった SNSででんせんするせいてんかんブームのひげき、{{Lang-en-short|Irreversible Damage}}、以下「あの子もトランスジェンダーになった」)は、[[2020年]]にアビゲイル・シュライアーによって書かれ、{{仮リンク|レグナリー・パブリッシング|label=レグナリー・パブリッシング社|en|Regnery Publishing}}から出版された本である。この本は、[[急速発症性性別違和]](ROGD)という論争のある概念を支持している<ref name="Eckert-2021a"/><ref name="Parsons-2020"/><ref name="doi.org">{{cite journal |last1=Hsu |first1=V. Jo |date=Feb, 2022 |title=Irreducible Damage: The Affective Drift of Race, Gender, and Disability in Anti-Trans Rhetorics |journal=Rhetoric Society Quarterly |issn=0277-3945 |pages=62–77 |volume=52 |issue=1 |doi=10.1080/02773945.2021.1990381 |s2cid=247295449 }}</ref> 。ROGDは、いかなる主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に基づいていない<ref name="Eckert-2021a" />。 |
||
シュライアーは、[[性別の割り当て|出生時に女性として割り当てられた]]10代の若者たちを指しながら、2010年代に「[[思春期]]の女の子たちの中で突然、急激な[[トランスジェンダー]]の自己認識の急増があった」と述べる<ref name="Shrier-2020c" /><ref name="Eckert-2021a" />。彼女は、これを「過去の数十年に渡り、[[神経性無食欲症|拒食症]]や[[神経性大食症|過食症]]、[[解離性同一性障害|多重人格障害]]の犠牲になったことが多い、不安が強く、[[うつ病]]の傾向がある(主に[[白人]]の)女の子たち」の間の社会的伝染として挙げている<ref name="Shrier-2020c" />。また、シュライアーは若者の性別不調和に対する治療法としての、性を肯定する精神的サポート、ホルモン置換療法、[[性別適合手術|性転換手術]](一般に「性を肯定するケア」として参照される)を批判している<ref name="Turban-2020" />。 |
シュライアーは、[[性別の割り当て|出生時に女性として割り当てられた]]10代の若者たちを指しながら、2010年代に「[[思春期]]の女の子たちの中で突然、急激な[[トランスジェンダー]]の自己認識の急増があった」と述べる<ref name="Shrier-2020c" /><ref name="Eckert-2021a" />。彼女は、これを「過去の数十年に渡り、[[神経性無食欲症|拒食症]]や[[神経性大食症|過食症]]、[[解離性同一性障害|多重人格障害]]の犠牲になったことが多い、不安が強く、[[うつ病]]の傾向がある(主に[[白人]]の)女の子たち」の間の社会的伝染として挙げている<ref name="Shrier-2020c" />。また、シュライアーは若者の性別不調和に対する治療法としての、性を肯定する精神的サポート、ホルモン置換療法、[[性別適合手術|性転換手術]](一般に「性を肯定するケア」として参照される)を批判している<ref name="Turban-2020" />。 |
||
6行目: | 6行目: | ||
この本に対する反応は賛否両論である。肯定的なレビューの多くはシュライアーの主張を支持しているが、批判の多くは本の逸話の使用やその他の証拠に関する問題に焦点を当てている。この本を[[トランスフォビア]]と見做し、トランスマスキュリンや[[Xジェンダー|ノンバイナリー]]と自己規定する10代の若者を「彼女」と呼ぶことは[[トランスフォビア#ミスジェンダリング|ミス・ジェンダリング]]であるとして、いくつかのボイコットが行われた。 |
この本に対する反応は賛否両論である。肯定的なレビューの多くはシュライアーの主張を支持しているが、批判の多くは本の逸話の使用やその他の証拠に関する問題に焦点を当てている。この本を[[トランスフォビア]]と見做し、トランスマスキュリンや[[Xジェンダー|ノンバイナリー]]と自己規定する10代の若者を「彼女」と呼ぶことは[[トランスフォビア#ミスジェンダリング|ミス・ジェンダリング]]であるとして、いくつかのボイコットが行われた。 |
||
日本においても、当初は「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」という題名で2024年 |
日本においても、当初は「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」という題名で[[2024年]](令和6年)1月に[[KADOKAWA]]から刊行される予定だったが、書名ならびに事前公開された内容紹介について各所で論争や批判が発生し<ref>{{Cite web|和書|url= https://bunkaonline.jp/archives/3197 |title=『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269 |author=[[ロマン優光]] |date=2023-12-08 |website=実話BUNKAオンライン |publisher=株式会社コアマガジン |accessdate=2023-12-22}}</ref>、[[2023年]](令和5年)12月5日にKADOKAWAが「学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ」を公表して刊行中止を表明する事態となった<ref>{{Cite news|和書|title=KADOKAWAがトランスジェンダーめぐる本の刊行中止 批判受け |date=2023-12-05 |newspaper=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |author= |url= https://digital.asahi.com/articles/ASRD56W1PRD5UCVL02G.html |access-date=2023-12-22}}</ref><ref>{{Cite web |title=KADOKAWA、トランスジェンダーに関する書籍を発行中止 SNSで議論や批判 |url= https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/06/news107.html |website=ITmedia NEWS |publisher=アイティメディア株式会社 |access-date=2023-12-08 |date=2023年12月06日}}</ref><ref name="KADOKAWAお詫び">{{Cite web|和書|url= https://www.kadokawa.co.jp/topics/10952/ |title=学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ |author=株式会社KADOKAWA 学芸ノンフィクション編集部 |date=2023-12-05 |website=KADOKAWA公式ウェブサイト |publisher=株式会社KADOKAWA |accessdate=2023-12-22 |quote=刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。/本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。}}</ref>。その一方で、「原作を読んで批判した者はどれだけいるのか。出版社に抗議して刊行を中止させるのは卑怯だ」という指摘もあった<ref>{{Cite web |title=KADOKAWAジェンダー本の刊行中止「抗議して委縮させるのは卑怯」 武蔵大の千田有紀教授 |url= https://www.sankei.com/article/20231206-3KFCAMLHYJGPZLDG4UDXYPYAHM/ |website=産経ニュース |date=2023-12-06 |access-date=2023-12-08 |author=奥原慎平}}</ref>。 |
||
== 背景と公開の歴史 == |
== 背景と公開の歴史 == |
||
シュライアーは[[コロンビア大学]]と[[オックスフォード大学]]に通い、[[イェール法科大学院]]で法務博士(J.D.)を取得した<ref>{{cite news | |
シュライアーは[[コロンビア大学]]と[[オックスフォード大学]]に通い、[[イェール法科大学院]]で法務博士(J.D.)を取得した<ref>{{cite news |last=Strimpel |first=Zoe |author=Strimpel, Zoe |author-link=:en:Zoe Strimpel |title=Abigail Shrier: Taking on the trans lobby has made me Public Enemy No 1 |url=https://www.telegraph.co.uk/women/life/abigail-shrier-taking-trans-lobby-has-made-public-enemy-no-1/ |work=[[The Daily Telegraph|The Telegraph]] |date=30 April 2022}}</ref><ref name="Lovell-2021a" />。 |
||
『あの子もトランスジェンダーになった』が支持する[[急速発症性性別違和]](ROGD)という論争のある概念は、2018年のリサ・リットマンによる論文で初めて提案された<ref name="Eckert-2021a" /><ref name="Parsons-2020" /><ref name="doi.org" />。ROGDは、いかなる主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に基づいていない<ref name="Eckert-2021a" />。 |
『あの子もトランスジェンダーになった』が支持する[[急速発症性性別違和]](ROGD)という論争のある概念は、2018年のリサ・リットマンによる論文で初めて提案された<ref name="Eckert-2021a" /><ref name="Parsons-2020" /><ref name="doi.org" />。ROGDは、いかなる主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に基づいていない<ref name="Eckert-2021a" />。 |
||
19行目: | 19行目: | ||
==原著の評価== |
==原著の評価== |
||
この本の評価については賛否が分かれている。スペクテーター・オーストラリア誌、[[エコノミスト]]紙(英)<ref name="Economist-2020a" />、アイリッシュ・インデペンデント紙<ref name="Hourican-2021" />、ナショナル・レビュー誌(米)<ref name="Kearns-2020" />、[[サンデー・タイムズ]]紙(英)<ref name="Patterson-2021" />、コメンタリー誌(米)<ref name="Riley-2020" />、[[タイムズ]]紙(英)<ref name="Turner-2020" />は好意的な書評を掲載した。エコノミスト紙は、2020年の優良図書の1つとしてこの本をあげた<ref name="Economist-2020b" />。タイムズ紙も2021年のベスト・ブックの1つにこの本を選んでいる。神学者のティナ・ビーティーと心理学者のクリストファー・ファーガソンはそれぞれタブレット誌<ref name="Beattie-2021" />と「サイコロジー・トゥデイ」ブログ<ref name="Ferguson-2021" />に肯定と否定の入り混じった書評を寄稿している。ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス誌<ref name="Fonseca-2021" />は否定的な書評を掲載し、トランスジェンダーの精神衛生を専門とする研究者のジャック・ターバンは「サイコロジー・トゥデイ」ブログ<ref name="Turban-2020" />でこの本を否定的に評価している。「サイエンス・ベースド・ |
この本の評価については賛否が分かれている。スペクテーター・オーストラリア誌、[[エコノミスト]]紙(英)<ref name="Economist-2020a" />、アイリッシュ・インデペンデント紙<ref name="Hourican-2021" />、ナショナル・レビュー誌(米)<ref name="Kearns-2020" />、[[サンデー・タイムズ]]紙(英)<ref name="Patterson-2021" />、コメンタリー誌(米)<ref name="Riley-2020" />、[[タイムズ]]紙(英)<ref name="Turner-2020" />は好意的な書評を掲載した。エコノミスト紙は、2020年の優良図書の1つとしてこの本をあげた<ref name="Economist-2020b" />。タイムズ紙も2021年のベスト・ブックの1つにこの本を選んでいる。神学者のティナ・ビーティーと心理学者のクリストファー・ファーガソンはそれぞれタブレット誌<ref name="Beattie-2021" />と「サイコロジー・トゥデイ」ブログ<ref name="Ferguson-2021" />に肯定と否定の入り混じった書評を寄稿している。ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス誌<ref name="Fonseca-2021" />は否定的な書評を掲載し、トランスジェンダーの精神衛生を専門とする研究者のジャック・ターバンは「サイコロジー・トゥデイ」ブログ<ref name="Turban-2020" />でこの本を否定的に評価している。「サイエンス・ベースド・メディシン」ブログは医師のハリエット・ホールによる肯定的な書評を掲載したが |
||
{{Efn2|のちに「サイエンス・ベースド・メディシン」はハリエット・ホールによる書評を撤回し<ref name="Novella-2021" />、改訂版が[[マイケル・シャーマー]]によって[[:en:Skeptic (American magazine)|Sketic]]に再掲載された<ref name="Hall-2021" />。}}、その後この本を批判する記事をシリーズで掲載している<ref name="Novella-2021" />。 |
|||
==脚注== |
==脚注== |
||
{{脚注の使い方}} |
{{脚注の使い方}} |
||
=== 注釈 === |
|||
{{Notelist2}} |
|||
=== 出典 === |
|||
{{reflist |
{{reflist |
||
|25em |
|25em |
||
|refs= |
|refs= |
||
<ref name="Beattie-2021">{{cite magazine | |
<ref name="Beattie-2021">{{cite magazine |last=Beattie |first=Tina |author=Beattie, Tina |author-link=:en:Tina Beattie |date=March 10, 2021 |title=No Turning Back |url=https://www.thetablet.co.uk/books/10/19579/no-turning-back-polemicist-abigail-shrier-on-transgenderism |magazine=[[The Tablet]] |language=en |volume=275 |issue=9393 |page=25 |issn=0039-8837 |access-date=2021-10-17 }}</ref> |
||
<ref name="Cox-Maiberg-2020">{{cite news |last1=Cox |first1=Joseph |last2=Maiberg |first2=Emanuel |date=September 16, 2020 |title=Spotify CEO Defends Keeping Transphobic Joe Rogan Podcasts Online |language=en |work=[[Vice (magazine)|Vice]] |url=https://www.vice.com/en/article/xg8jq4/spotify-joe-rogan-transphobic |access-date=December 19, 2020}}</ref> |
<ref name="Cox-Maiberg-2020">{{cite news |last1=Cox |first1=Joseph |last2=Maiberg |first2=Emanuel |date=September 16, 2020 |title=Spotify CEO Defends Keeping Transphobic Joe Rogan Podcasts Online |language=en |work=[[Vice (magazine)|Vice]] |url=https://www.vice.com/en/article/xg8jq4/spotify-joe-rogan-transphobic |access-date=December 19, 2020}}</ref> |
||
38行目: | 41行目: | ||
<ref name="Lovell-2021a">{{cite web |last=Lovell |first=Rose |date=July 2, 2021 |title=Abigail Shrier's Irreversible Damage: A Wealth of Irreversible Misinformation |url=https://sciencebasedmedicine.org/abigail-shriers-irreversible-damage-a-wealth-of-irreversible-misinformation/|access-date=July 5, 2021|website=[[Science-Based Medicine]] |language=en-US}}</ref> |
<ref name="Lovell-2021a">{{cite web |last=Lovell |first=Rose |date=July 2, 2021 |title=Abigail Shrier's Irreversible Damage: A Wealth of Irreversible Misinformation |url=https://sciencebasedmedicine.org/abigail-shriers-irreversible-damage-a-wealth-of-irreversible-misinformation/|access-date=July 5, 2021|website=[[Science-Based Medicine]] |language=en-US}}</ref> |
||
<!--<ref name="Lovell-2021b">{{cite web |last=Lovell |first=Rose |date= |
<!--<ref name="Lovell-2021b">{{cite web |last=Lovell |first=Rose |date=2021-09-02 |title=About those "19 errors," part one |url=https://sciencebasedmedicine.org/about-those-19-errors-part-one/ |access-date=September 4, 2021 |website=[[Science-Based Medicine]] |language=en-US}}</ref> --> |
||
<ref name="Parsons-2020">{{cite news |last=Parsons |first=Vic |date= |
<ref name="Parsons-2020">{{cite news |last=Parsons |first=Vic |date=2020-06-23 |title=Amazon refuses to advertise renowned anti-trans journalist's book suggesting trans teens are a 'contagion' |url=https://www.pinknews.co.uk/2020/06/23/amazon-abigail-shrier-book-refuse-adverts-regnery-publishing/ |access-date=December 10, 2020 |work=[[PinkNews]] |language=en-GB}}</ref> |
||
<ref name="Quah-2020">{{cite news |last=Quah |first=Nicholas |date= |
<ref name="Quah-2020">{{cite news |last=Quah |first=Nicholas |date=2020-11-03 |title=Should Spotify Be Responsible for What Joe Rogan Does? |url=https://www.vulture.com/2020/11/spotify-responsible-joe-rogan.html |access-date=December 27, 2020 |work=[[Vulture (magazine)|Vulture]] |language=en-US}}</ref> |
||
<!-- Not in use |
<!-- Not in use |
||
<ref name="Shrier-2020b">{{cite web |last=Shrier |first=Abigail |date= |
<ref name="Shrier-2020b">{{cite web |last=Shrier |first=Abigail |date=2020-06-27 |title=The transgender cult is damaging our daughters |url=https://spectator.us/transgender-cult-damaging-daughters/ |access-date=December 28, 2020 |website=Spectator USA |language=en-US}}</ref> |
||
Not in use--> |
Not in use--> |
||
54行目: | 57行目: | ||
<ref name="Steele-2020">{{cite news|last=Steele |first=Anne |date=October 31, 2020|title=Joe Rogan's Podcast Sparks Tensions Inside Spotify |language=en-US |work=[[The Wall Street Journal]] |url=https://www.wsj.com/articles/joe-rogans-podcast-sparks-tensions-inside-spotify-11604156400 |url-status=dead |url-access=subscription |archive-url=https://archive.today/20201031153328/https://www.wsj.com/articles/joe-rogans-podcast-sparks-tensions-inside-spotify-11604156400|archive-date=October 31, 2020|issn=0099-9660}}</ref> |
<ref name="Steele-2020">{{cite news|last=Steele |first=Anne |date=October 31, 2020|title=Joe Rogan's Podcast Sparks Tensions Inside Spotify |language=en-US |work=[[The Wall Street Journal]] |url=https://www.wsj.com/articles/joe-rogans-podcast-sparks-tensions-inside-spotify-11604156400 |url-status=dead |url-access=subscription |archive-url=https://archive.today/20201031153328/https://www.wsj.com/articles/joe-rogans-podcast-sparks-tensions-inside-spotify-11604156400|archive-date=October 31, 2020|issn=0099-9660}}</ref> |
||
<ref name="Turban-2020">{{cite web |last=Turban |first=Jack | |
<ref name="Turban-2020">{{cite web |last=Turban |first=Jack |author=Turban, Jack |author-link=:en:Jack Turban |date=December 6, 2020 |title=New Book 'Irreversible Damage' Is Full of Misinformation |language=en |work=[[Psychology Today]] |url=https://www.psychologytoday.com/us/blog/political-minds/202012/new-book-irreversible-damage-is-full-misinformation|access-date=October 17, 2021 |quote=Shrier claims that 'in most cases—nearly 70 percent—gender dysphoria resolves,' and thus youth should not be provided gender-affirming medical care. That statistic is false. }}</ref> |
||
<ref name="Novella-2021">{{cite web |last=Novella |first=Steven | |
<ref name="Novella-2021">{{cite web |last=Novella |first=Steven |author=Novella, Steven |author-link=:en:Steven Novella |date=June 30, 2021 |title=The Science of Transgender Treatment |url=https://sciencebasedmedicine.org/the-science-of-transgender-treatment/ |access-date=July 4, 2021 |website=[[Science-Based Medicine]]|language=en-US}}</ref> |
||
<ref name="Hall-2021">{{cite web | |
<ref name="Hall-2021">{{cite web |last=Hall |first=Harriet |author=Hall, Harriet |author-link=:en:Harriet Hall |date=June 17, 2021 |title=Trans Science: A review of Abigail Shrier's Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters |url=https://www.skeptic.com/reading_room/trans-science-review-of-abigail-shier-irreversible-damage-transgender-craze-seducing-our-daughters/|website=[[Skeptic (U.S. magazine)|Skeptic]] |access-date=December 13, 2023 |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Fonseca-2021">{{cite news |last1=Fonseca |first1=Sarah |date=January 17, 2021 |title=The Constitutional Conflationists: On Abigail Shrier's 'Irreversible Damage' and the Dangerous Absurdity of Anti-Trans Trolls |work=[[Los Angeles Review of Books]] |url=https://lareviewofbooks.org/article/the-constitutional-conflationists-on-abigail-shriers-irreversible-damage-and-the-dangerous-absurdity-of-anti-trans-trolls/ |access-date=January 19, 2021 |issn=}}</ref> |
<ref name="Fonseca-2021">{{cite news |last1=Fonseca |first1=Sarah |date=January 17, 2021 |title=The Constitutional Conflationists: On Abigail Shrier's 'Irreversible Damage' and the Dangerous Absurdity of Anti-Trans Trolls |work=[[Los Angeles Review of Books]] |url=https://lareviewofbooks.org/article/the-constitutional-conflationists-on-abigail-shriers-irreversible-damage-and-the-dangerous-absurdity-of-anti-trans-trolls/ |access-date=January 19, 2021 |issn=}}</ref> |
||
<ref name="Ferguson-2021">{{cite web | |
<ref name="Ferguson-2021">{{cite web |last=Ferguson |first=Christopher J. |author=Ferguson, Christopher |author-link=:en:Christopher Ferguson (psychologist) |date=January 19, 2021 |title=A Review of 'Irreversible Damage' by Abigail Shrier |url=https://www.psychologytoday.com/us/blog/checkpoints/202101/review-irreversible-damage-abigail-shrier |access-date=December 13, 2023 |website=[[Psychology Today]] |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Riley-2020">{{cite magazine | |
<ref name="Riley-2020">{{cite magazine |last=Riley |first=Naomi Schaefer |author=Riley, Naomi Schaefer |author-link=:en:Naomi Schaefer Riley |title=The Trans Cult |url=https://www.commentarymagazine.com/articles/naomi-schaefer-riley/transgender-children-craze/ |access-date=December 27, 2020 |magazine=[[Commentary (magazine)|Commentary]] |date=June 16, 2020 |issn=0010-2601 |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Hourican-2021">{{cite news |date=January 17, 2021 |title=Girls who would be boys: The rise in teen gender dysphoria |url=https://www.independent.ie/entertainment/books/girls-who-would-be-boys-the-rise-in-teen-gender-dysphoria-39975855.html |work=[[Independent.ie]] |first=Emily |last=Hourican |access-date=January 19, 2021 |issn=0021-1222}}</ref> |
<ref name="Hourican-2021">{{cite news |date=January 17, 2021 |title=Girls who would be boys: The rise in teen gender dysphoria |url=https://www.independent.ie/entertainment/books/girls-who-would-be-boys-the-rise-in-teen-gender-dysphoria-39975855.html |work=[[Independent.ie]] |first=Emily |last=Hourican |access-date=January 19, 2021 |issn=0021-1222}}</ref> |
||
<ref name="Patterson-2021">{{cite news | |
<ref name="Patterson-2021">{{cite news |last=Patterson |first=Christina |author=Patterson, Christina |author-link=:en:Christina Patterson |date=January 3, 2021 |title=Irreversible Damage by Abigail Shrier review — the risks of transgender activism |url=https://www.thetimes.co.uk/article/irreversible-damage-by-abigail-shrier-review-the-risks-of-transgender-activism-tmlwhpdm9 |access-date=January 19, 2021 |archive-url=https://archive.today/20210103071510/https://www.thetimes.co.uk/article/irreversible-damage-by-abigail-shrier-review-the-risks-of-transgender-activism-tmlwhpdm9|archive-date=January 3, 2021|work=[[The Sunday Times]] |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Economist-2020a">{{cite magazine |date= |
<ref name="Economist-2020a">{{cite magazine |date=2020-11-26 |title=Miss gender – A book on transitioning girls is denounced as transphobic |url=https://www.economist.com/united-states/2020/11/26/a-book-on-transitioning-girls-is-denounced-as-transphobic |magazine=[[The Economist]] |location=Washington, D.C. |publication-place=London |access-date=2022-12-30 |url-access=registration |issn=0013-0613 |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Economist-2020b">{{cite magazine |date=December 3, 2020 |title=Cold comforts – Our books of the year |url=https://www.economist.com/books-and-arts/2020/12/03/our-books-of-the-year |magazine=[[The Economist]] |access-date=December 30, 2022 |url-access=registration |issn=0013-0613 |language=en}}</ref> |
<ref name="Economist-2020b">{{cite magazine |date=December 3, 2020 |title=Cold comforts – Our books of the year |url=https://www.economist.com/books-and-arts/2020/12/03/our-books-of-the-year |magazine=[[The Economist]] |access-date=December 30, 2022 |url-access=registration |issn=0013-0613 |language=en}}</ref> |
||
<ref name="Kearns-2020">{{cite magazine |last1=Kearns |first1=Madeleine |date=October 19, 2020 |title=The Beginning of Gender |volume=72 |issue=19 |pages=36–39 |url=https://www.nationalreview.com/magazine/2020/10/19/transgender-craze-harms-young-women-especially/ |magazine=National Review |access-date=December 13, 2023 |issn=0028-0038 |language=en}}</ref> |
<ref name="Kearns-2020">{{cite magazine |last1=Kearns |first1=Madeleine |date=October 19, 2020 |title=The Beginning of Gender |volume=72 |issue=19 |pages=36–39 |url=https://www.nationalreview.com/magazine/2020/10/19/transgender-craze-harms-young-women-especially/ |magazine=National Review |access-date=December 13, 2023 |issn=0028-0038 |language=en}}</ref> |
||
⚫ | <ref name="Turner-2020">{{cite news |last=Turner |first=Janice | |
||
⚫ | <ref name="Turner-2020">{{cite news |last=Turner |first=Janice |author=Turner, Janice |author-link=:en:Janice Turner |date=December 30, 2020 |title=Irreversible Damage by Abigail Shrier review — resisting the 'transgender craze' |url=https://www.thetimes.co.uk/article/irreversible-damage-by-abigail-shrier-review-resisting-the-transgender-craze-8mzrt3gk9 |url-access=subscription |url-status=dead |archive-url=https://archive.today/20201230200422/https://www.thetimes.co.uk/article/irreversible-damage-by-abigail-shrier-review-resisting-the-transgender-craze-8mzrt3gk9 |archive-date=December 30, 2020 |work=[[The Times]] |access-date=December 13, 2023 |language=en-GB}}</ref> |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
89行目: | 92行目: | ||
* {{仮リンク|トランスジェンダーの権利|en|Transgender rights movement}} |
* {{仮リンク|トランスジェンダーの権利|en|Transgender rights movement}} |
||
* [[ドラァグ・パニック]] |
* [[ドラァグ・パニック]] |
||
== 外部リンク == |
|||
* {{ウェブアーカイブ |deadlink=yes |title=「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」アビゲイル・シュライアー [ノンフィクション(海外)] - KADOKAWA |url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000250/ |archiveurl= https://web.archive.org/web/20231203150451/https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000250/ |archiveservice=Wayback Machine |archivedate=2023-12-03}} |
|||
{{Normdaten}} |
|||
{{デフォルトソート:あのこもとらんすしえんたあになつた えすえぬえすててんせんするせいてんかんふうむのひけき}} |
{{デフォルトソート:あのこもとらんすしえんたあになつた えすえぬえすててんせんするせいてんかんふうむのひけき}} |
||
[[Category:2020年の論争]] |
[[Category:2020年の論争]] |
2023年12月22日 (金) 13:24時点における版
トランスジェンダー関連のアウトライン |
トランスジェンダー |
---|
LGBTポータル |
『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(あのこもトランスジェンダーになった SNSででんせんするせいてんかんブームのひげき、英: Irreversible Damage、以下「あの子もトランスジェンダーになった」)は、2020年にアビゲイル・シュライアーによって書かれ、レグナリー・パブリッシング社から出版された本である。この本は、急速発症性性別違和(ROGD)という論争のある概念を支持している[1][2][3] 。ROGDは、いかなる主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に基づいていない[1]。
シュライアーは、出生時に女性として割り当てられた10代の若者たちを指しながら、2010年代に「思春期の女の子たちの中で突然、急激なトランスジェンダーの自己認識の急増があった」と述べる[4][1]。彼女は、これを「過去の数十年に渡り、拒食症や過食症、多重人格障害の犠牲になったことが多い、不安が強く、うつ病の傾向がある(主に白人の)女の子たち」の間の社会的伝染として挙げている[4]。また、シュライアーは若者の性別不調和に対する治療法としての、性を肯定する精神的サポート、ホルモン置換療法、性転換手術(一般に「性を肯定するケア」として参照される)を批判している[5]。
この本に対する反応は賛否両論である。肯定的なレビューの多くはシュライアーの主張を支持しているが、批判の多くは本の逸話の使用やその他の証拠に関する問題に焦点を当てている。この本をトランスフォビアと見做し、トランスマスキュリンやノンバイナリーと自己規定する10代の若者を「彼女」と呼ぶことはミス・ジェンダリングであるとして、いくつかのボイコットが行われた。
日本においても、当初は「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」という題名で2024年(令和6年)1月にKADOKAWAから刊行される予定だったが、書名ならびに事前公開された内容紹介について各所で論争や批判が発生し[6]、2023年(令和5年)12月5日にKADOKAWAが「学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ」を公表して刊行中止を表明する事態となった[7][8][9]。その一方で、「原作を読んで批判した者はどれだけいるのか。出版社に抗議して刊行を中止させるのは卑怯だ」という指摘もあった[10]。
背景と公開の歴史
シュライアーはコロンビア大学とオックスフォード大学に通い、イェール法科大学院で法務博士(J.D.)を取得した[11][12]。
『あの子もトランスジェンダーになった』が支持する急速発症性性別違和(ROGD)という論争のある概念は、2018年のリサ・リットマンによる論文で初めて提案された[1][2][3]。ROGDは、いかなる主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に基づいていない[1]。
『あの子もトランスジェンダーになった』は2020年6月に保守的な出版社であるレグネリー・パブリッシングから最初に出版された[13]。パメラ・アルマンドがナレーションを務めるオーディオブックは、ブラックストーン・オーディオからリリースされた。イギリスでは、スウィフト・プレスから「10代の少女とトランスジェンダーの流行」という副題で出版された[14]。2020年7月の「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」でのインタビューで、シュライアーは性転換の願望を「伝染」と呼び、摂食障害や自傷行為と比較した[15]。彼女はトランスジェンダーの若者を自閉症と関連付けた[16]。彼女の発言は、Spotifyの従業員によるローガンのポッドキャストエピソードのプラットフォームからの削除を求める呼びかけを引き起こした[16][17]が、会社はこの要求を拒否した[18]。
『あの子もトランスジェンダーになった』のためにシュライアーにインタビューされたトランスジェンダーのYouTuber・チェイス・ロスは、2021年に本への参加を謝罪し、本の内容と著者の意図について誤解させられたと主張した[1]。
原著の評価
この本の評価については賛否が分かれている。スペクテーター・オーストラリア誌、エコノミスト紙(英)[19]、アイリッシュ・インデペンデント紙[20]、ナショナル・レビュー誌(米)[21]、サンデー・タイムズ紙(英)[22]、コメンタリー誌(米)[23]、タイムズ紙(英)[24]は好意的な書評を掲載した。エコノミスト紙は、2020年の優良図書の1つとしてこの本をあげた[25]。タイムズ紙も2021年のベスト・ブックの1つにこの本を選んでいる。神学者のティナ・ビーティーと心理学者のクリストファー・ファーガソンはそれぞれタブレット誌[14]と「サイコロジー・トゥデイ」ブログ[26]に肯定と否定の入り混じった書評を寄稿している。ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス誌[27]は否定的な書評を掲載し、トランスジェンダーの精神衛生を専門とする研究者のジャック・ターバンは「サイコロジー・トゥデイ」ブログ[5]でこの本を否定的に評価している。「サイエンス・ベースド・メディシン」ブログは医師のハリエット・ホールによる肯定的な書評を掲載したが [注 1]、その後この本を批判する記事をシリーズで掲載している[28]。
脚注
注釈
- ^ のちに「サイエンス・ベースド・メディシン」はハリエット・ホールによる書評を撤回し[28]、改訂版がマイケル・シャーマーによってSketicに再掲載された[29]。
出典
- ^ a b c d e f Eckert, A.J. (July 4, 2021). “Irreversible Damage to the Trans Community: A Critical Review of Abigail Shrier's book Irreversible Damage (Part One)” (英語). Science-Based Medicine. July 5, 2021閲覧。
- ^ a b Parsons, Vic (2020年6月23日). “Amazon refuses to advertise renowned anti-trans journalist's book suggesting trans teens are a 'contagion'” (英語). PinkNews December 10, 2020閲覧。
- ^ a b Hsu, V. Jo (Feb, 2022). “Irreducible Damage: The Affective Drift of Race, Gender, and Disability in Anti-Trans Rhetorics”. Rhetoric Society Quarterly 52 (1): 62–77. doi:10.1080/02773945.2021.1990381. ISSN 0277-3945.
- ^ a b Shrier, Abigail (November 24, 2020). “Gender activists are trying to cancel my book; Why is Silicon Valley helping them?”. Pittsburgh Post-Gazette. ISSN 1068-624X
- ^ a b Turban, Jack (December 6, 2020). “New Book 'Irreversible Damage' Is Full of Misinformation” (英語). Psychology Today. October 17, 2021閲覧。 “Shrier claims that 'in most cases—nearly 70 percent—gender dysphoria resolves,' and thus youth should not be provided gender-affirming medical care. That statistic is false.”
- ^ ロマン優光 (2023年12月8日). “『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269”. 実話BUNKAオンライン. 株式会社コアマガジン. 2023年12月22日閲覧。
- ^ 「KADOKAWAがトランスジェンダーめぐる本の刊行中止 批判受け」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2023年12月5日。2023年12月22日閲覧。
- ^ “KADOKAWA、トランスジェンダーに関する書籍を発行中止 SNSで議論や批判”. ITmedia NEWS. アイティメディア株式会社 (2023年12月6日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ 株式会社KADOKAWA 学芸ノンフィクション編集部 (2023年12月5日). “学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ”. KADOKAWA公式ウェブサイト. 株式会社KADOKAWA. 2023年12月22日閲覧。 “刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。/本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。”
- ^ 奥原慎平 (2023年12月6日). “KADOKAWAジェンダー本の刊行中止「抗議して委縮させるのは卑怯」 武蔵大の千田有紀教授”. 産経ニュース. 2023年12月8日閲覧。
- ^ Strimpel, Zoe (30 April 2022). “Abigail Shrier: Taking on the trans lobby has made me Public Enemy No 1”. The Telegraph
- ^ Lovell, Rose (July 2, 2021). “Abigail Shrier's Irreversible Damage: A Wealth of Irreversible Misinformation” (英語). Science-Based Medicine. July 5, 2021閲覧。
- ^ Italie, Hillel (July 15, 2021). “Booksellers association apologizes for anti-trans mailing”. Associated Press January 1, 2022閲覧。
- ^ a b Beattie, Tina (March 10, 2021). “No Turning Back” (英語). The Tablet 275 (9393): 25. ISSN 0039-8837 2021年10月17日閲覧。.
- ^ Ellis, Philip (July 22, 2020). “Joe Rogan Is Spreading Transphobic Hate Speech and It's Putting Lives in Danger”. Men's Health. ISSN 1054-4836 December 19, 2020閲覧. "Shrier invalidated the lived experience of trans and nonbinary kids and teens, and made numerous dangerous, entirely unsound false equivalencies. She compared transitioning among teenagers to historic adolescent phenomena such as eating disorders, self-harm, and (bafflingly) the occult, calling this age group 'the same population that gets involved in cutting, demonic possession, witchcraft, anorexia, bulimia.' She even described wanting to transition as a 'contagion' with the potential to infect other children with the same ideas, drawing yet more scientifically baseless parallels with eating disorders."
- ^ a b Cox, Joseph; Maiberg, Emanuel (September 16, 2020). “Spotify CEO Defends Keeping Transphobic Joe Rogan Podcasts Online” (英語). Vice December 19, 2020閲覧。
- ^ Quah, Nicholas (2020年11月3日). “Should Spotify Be Responsible for What Joe Rogan Does?” (英語). Vulture December 27, 2020閲覧。
- ^ Steele, Anne (October 31, 2020). “Joe Rogan's Podcast Sparks Tensions Inside Spotify” (英語). The Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. オリジナルのOctober 31, 2020時点におけるアーカイブ。
- ^ “Miss gender – A book on transitioning girls is denounced as transphobic” (英語). The Economist (London). (2020-11-26). ISSN 0013-0613 2022年12月30日閲覧。.
- ^ Hourican, Emily (January 17, 2021). “Girls who would be boys: The rise in teen gender dysphoria”. Independent.ie. ISSN 0021-1222 January 19, 2021閲覧。
- ^ Kearns, Madeleine (October 19, 2020). “The Beginning of Gender” (英語). National Review 72 (19): 36–39. ISSN 0028-0038 December 13, 2023閲覧。.
- ^ Patterson, Christina (January 3, 2021). “Irreversible Damage by Abigail Shrier review — the risks of transgender activism” (英語). The Sunday Times. オリジナルのJanuary 3, 2021時点におけるアーカイブ。 January 19, 2021閲覧。
- ^ Riley, Naomi Schaefer (June 16, 2020). “The Trans Cult” (英語). Commentary. ISSN 0010-2601 December 27, 2020閲覧。.
- ^ Turner, Janice (December 30, 2020). “Irreversible Damage by Abigail Shrier review — resisting the 'transgender craze'” (英語). The Times. オリジナルのDecember 30, 2020時点におけるアーカイブ。 December 13, 2023閲覧。
- ^ “Cold comforts – Our books of the year” (英語). The Economist. (December 3, 2020). ISSN 0013-0613 December 30, 2022閲覧。.
- ^ Ferguson, Christopher J. (January 19, 2021). “A Review of 'Irreversible Damage' by Abigail Shrier” (英語). Psychology Today. December 13, 2023閲覧。
- ^ Fonseca, Sarah (January 17, 2021). “The Constitutional Conflationists: On Abigail Shrier's 'Irreversible Damage' and the Dangerous Absurdity of Anti-Trans Trolls”. Los Angeles Review of Books January 19, 2021閲覧。
- ^ a b Novella, Steven (June 30, 2021). “The Science of Transgender Treatment” (英語). Science-Based Medicine. July 4, 2021閲覧。
- ^ Hall, Harriet (June 17, 2021). “Trans Science: A review of Abigail Shrier's Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters” (英語). Skeptic. December 13, 2023閲覧。
関連項目
外部リンク
- 「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」アビゲイル・シュライアー [ノンフィクション(海外)] - KADOKAWA(Wayback Machine、2023年12月3日) - https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000250/