「稲城駅」の版間の差分
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[[多摩ニュータウン]]における「ファインヒルいなぎ」[[向陽台 (稲城市)|向陽台]]地区の最寄り駅としているが、駅の所在地はニュータウンの区域外に位置している。開業当初は、稲城市域のニュータウン居住区に対する入居が始まっていなかったため、同市の既存住宅地域からの駅利用に留まっていた。そのため駅前も暫く未開発で、店舗等の住民サービス施設も皆無の状態だったが、[[1989年]](平成元年)、[[駒沢女子大学|駒沢学園]]の転入で幾分は解決された。「ファインヒルいなぎ」を筆頭に稲城市役所庁舎等への最寄り駅として機能しているが、JTB時刻表によれば稲城市の中心駅は当駅ではなく、稲城長沼駅である。 |
[[多摩ニュータウン]]における「ファインヒルいなぎ」[[向陽台 (稲城市)|向陽台]]地区の最寄り駅としているが、駅の所在地はニュータウンの区域外に位置している。開業当初は、稲城市域のニュータウン居住区に対する入居が始まっていなかったため、同市の既存住宅地域からの駅利用に留まっていた。そのため駅前も暫く未開発で、店舗等の住民サービス施設も皆無の状態だったが、[[1989年]](平成元年)、[[駒沢女子大学|駒沢学園]]の転入で幾分は解決された。「ファインヒルいなぎ」を筆頭に稲城市役所庁舎等への最寄り駅として機能しているが、JTB時刻表によれば稲城市の中心駅は当駅ではなく、稲城長沼駅である。 |
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当駅周辺の多摩ニュータウン開発は一部の区域を残し完了しているが、現在、[[京王よみうりランド駅]]寄りの線路南側の丘陵地一帯が「[[南山 |
当駅周辺の多摩ニュータウン開発は一部の区域を残し完了しているが、現在、[[京王よみうりランド駅]]寄りの線路南側の丘陵地一帯が「[[スカイテラス南山]]」として大規模に開発されている。 |
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* 京王リトナード稲城(スーパーマーケット・薬局・飲食店等) |
* 京王リトナード稲城(スーパーマーケット・薬局・飲食店等) |
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* 駅南側の駅前広場に[[路線バス]]ターミナル・タクシー乗り場がある。 |
* 駅南側の駅前広場に[[路線バス]]ターミナル・タクシー乗り場がある。 |
2023年8月27日 (日) 04:54時点における版
稲城駅 | |
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稲城駅駅舎(2007年9月21日) | |
いなぎ Inagi (駒沢女子大学 最寄駅) | |
◄KO37 京王よみうりランド (1.6 km) (3.3 km) 若葉台 KO39► | |
所在地 | 東京都稲城市東長沼3108番地 |
駅番号 | KO38 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■相模原線 |
キロ程 |
5.5 km(調布起点) 新宿から21.0 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線(有効長210m) |
乗降人員 -統計年度- |
16,631人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1974年(昭和49年)10月18日 |
稲城駅(いなぎえき)は、東京都稲城市東長沼にある、京王電鉄相模原線の駅である[1]。京王相模原管区所属。駅番号はKO38。
歴史
多摩ニュータウンの公共交通機関の根幹となる京王相模原線の建設で、同ニュータウン東側の都心寄り玄関口として設置された駅である。同線稲城市域の通過ルートが地形の関係で鶴川街道に沿い、多摩ニュータウンの開発区域を外れているため、当駅の設置場所もニュータウン指定区域にはない。新線建設に前後し、駅近傍に稲城市の新庁舎が建設されたため、駅名を市内に既存していた南武線「稲城長沼」に対比し「稲城中央」とする案もあったが結果として「稲城」に決定した。
駅開設時、稲城市域のニュータウン開発が途上状況にあり、利用者も既存地区の住民が中心であった。その後、1988年(昭和63年)に「ファインヒルいなぎ」と命名された向陽台の新住区でニュータウンの街開きが始まり、以後急速な人口の増加で駅利用が促進された。なお、向陽台へは駅から約1km先の丘陵地高台にあるため、バスによる連絡が常套手段となっている。
年表
- 1974年(昭和49年)10月18日 - 開業。通勤快速の停車駅となる。
- 1992年(平成4年)5月28日 - 快速の停車駅となる。
- 2006年(平成18年)7月7日 - 駅舎バリアフリー化リニューアル、駅商業ビル(京王リトナード稲城)完成。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 副駅名称として「駒沢女子大学 最寄駅」を設置[2]。
- 2019年(令和元年)10月2日 - 列車接近メロディを東京ヴェルディのテーマ曲「Victory」とクラブソングの「With You」に変更[3]。
駅構造
丘陵地を土工で切通しにした地形部の半径600mの曲線箇所にある相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を有する。線路を挿んだ南北で地面までの高さが大きく異なっており、南口側では橋上駅舎のレベルがそのまま駅前広場・ロータリーの高さに等しく、反面北口側は階下に地面のレベルがあり、このためかつては両出口間の往来に階段を経由する必要があった。
しかし2006年(平成18年)7月7日、北口の高さと同じレベルに京王ストア、啓文堂書店などをテナントとする駅ビル(京王リトナード稲城)の出入口が完成し、これに合わせて駅舎とホームを連絡するエスカレータとエレベータが設置されるなど、駅のバリアフリー改良工事も実施された[4]。
2019年(令和元年)10月2日から列車が到着する前に流れる接近メロディーを、1番線(下り)は東京ヴェルディのクラブソング「With You」に、2番線(上り)をテーマ曲「Victory」にそれぞれ変更している[3]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 相模原線 | 下り | 京王多摩センター・橋本方面 |
2 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・ 都営新宿線方面 |
ホームのほぼ全体がカーブに差し掛かっていることから、乗降の際には電車とホームとの間隔が大きく開いている箇所がある。
-
改札口(2008年10月)
-
ホーム(2008年12月)
-
旧駅舎(2005年8月)
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は16,631人である[利用客数 1]。稲城市による急行停車運動が行われているが、同じ稲城市内(正確には川崎市麻生区)の駅で若葉台駅の方が増加率・利用者ともに多い。乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[** 1] |
1日平均 乗車人員[** 2] |
出典 |
---|---|---|---|
1974年(昭和49年) | 570 | ||
1975年(昭和50年) | 1,572 | ||
1980年(昭和55年) | 2,415 | ||
1985年(昭和60年) | 3,534 | ||
1990年(平成 | 2年)10,711 | 5,288 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)5,760 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)5,575 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)7,241 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)7,742 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)16,593 | 8,268 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)8,882 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)9,173 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 9,474 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 8,995 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 17,754 | 9,022 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 9,030 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 9,041 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 18,187 | 9,128 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 18,232 | 9,151 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 18,679 | 9,301 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 19,642 | 9,715 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 20,585 | 10,169 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 20,380 | 10,066 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 20,218 | 9,989 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 19,705 | 9,739 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 19,443 | 9,621 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 19,758 | 9,732 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 20,127 | 9,956 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 20,071 | 9,918 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 20,333 | 10,030 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 20,956 | 10,362 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 21,346 | 10,540 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 21,596 | 10,690 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 21,522 | 10,639 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[利用客数 1]14,994 | 7,433 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)[利用客数 1]16,631 | 8,320 | [* 32] |
駅周辺
多摩ニュータウンにおける「ファインヒルいなぎ」向陽台地区の最寄り駅としているが、駅の所在地はニュータウンの区域外に位置している。開業当初は、稲城市域のニュータウン居住区に対する入居が始まっていなかったため、同市の既存住宅地域からの駅利用に留まっていた。そのため駅前も暫く未開発で、店舗等の住民サービス施設も皆無の状態だったが、1989年(平成元年)、駒沢学園の転入で幾分は解決された。「ファインヒルいなぎ」を筆頭に稲城市役所庁舎等への最寄り駅として機能しているが、JTB時刻表によれば稲城市の中心駅は当駅ではなく、稲城長沼駅である。
当駅周辺の多摩ニュータウン開発は一部の区域を残し完了しているが、現在、京王よみうりランド駅寄りの線路南側の丘陵地一帯が「スカイテラス南山」として大規模に開発されている。
- 京王リトナード稲城(スーパーマーケット・薬局・飲食店等)
- 駅南側の駅前広場に路線バスターミナル・タクシー乗り場がある。
- 稲城駅前郵便局
- 稲城市役所(徒歩約10分)
- 稲城市中央文化センター
- 稲城市福祉センター
- 稲城市保健センター
- みずほ銀行 稲城中央支店
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線稲城長沼駅が北に1kmほどのところにある。
- JR武蔵野線(貨物線)が駅西側でオーバークロスしている。
- トヨタ西東京カローラ 稲城店
- 日産プリンス西東京 稲城店
-
毎年ライトアップされる南口ロータリー内のクスノキ(2008年12月)
バス路線
当駅の南口ロータリーからは京王電鉄バス[5]と小田急バスの路線のほか、稲城市コミュニティバス「iバス」、羽田空港行および成田空港行のリムジンバスも発着する。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 |
---|---|---|---|---|
1番 | 羽田空港 | ■京王 東京空港交通 | ||
成田空港 | ||||
メ01 | 季節運行[6] | 稲城府中メモリアルパーク | ■京王 | |
稲11 | 向陽台 | 長峰 | ■京王 ■小田急 | |
稲12 | 向陽台・長峰 | 若葉台駅 | ||
稲13 | 堂ヶ谷戸橋先廻り | 長峰循環 | ■京王 | |
長峰小学校先廻り | ||||
稲22 | 稲城市立病院 | 聖蹟桜ヶ丘駅 | ||
新05 | 稲城市立病院 | ■小田急 | ||
2番 | 新05 稲02 |
駒沢学園・平尾団地 | 新百合ヶ丘駅 | |
稲02 | 平尾団地 | |||
稲03 | 駒沢学園 | |||
柿24 | 駒沢学園 | 柿生駅北口 | ||
iバス | Aコース、Bコース、Dコース、Eコース | |||
無番 | メ01 | 季節運行[6] | 稲城長沼駅 | ■京王 |
※無番はロータリー外の向陽台・公園通り上(ファミリーマート前)に設置。
今後の計画
- 稲城市長(当時)の石川良一は、2007年4月24日の5期目の市長就任式に合わせ20のマニフェストを発表した。その中で石川は「京王線稲城駅に急行を停車させ、増便と乗り換えがスムーズになるよう強く要請し実現させる」としている[7]。
- 京王相模原線の急行は若葉台駅を含む[8]稲城市内の三駅をすべて通過している。なお、要請時の当駅の乗降人員は相模原線の急行通過駅では京王堀之内駅(26,935人・2006年)に次ぐ第二位(19,642人・2006年)であった。
- 西隣の若葉台駅との距離は3.3kmで、線路名称上では[9] 京王電鉄で駅間距離が最も長い区間である。この駅間付近にはここ二十数年間に、新興住宅地「長峰・社の一番街~五番街」のほかに、平成初期駒沢学園女子中学校・高等学校も移転してきたことから、利便性を考慮して坂浜新駅(仮称)を設置する構想がある[10]。
隣の駅
- 京王電鉄
- 相模原線
- ■特急・■急行
- 通過
- ■区間急行・■快速・■各駅停車
- 京王よみうりランド駅 (KO37) - 稲城駅 (KO38) - 若葉台駅 (KO39)
- ■特急・■急行
脚注
- ^ なお、当駅が地理的に稲城市の中心にある駅というわけではない。地理上の稲城市の中心に最も近い駅は南武線稲城長沼駅である。
- ^ 『4月1日(水)から副駅名標板を新たに6駅で設置します! 〜新生活に向けた京王線の利便性向上と、地元にゆかりある施設と京王線に親しみを〜』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2015年3月19日。オリジナルの2019年12月14日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ a b 『10月2日(水)始発から京王相模原線稲城駅の列車接近メロディーが東京ヴェルディのテーマ曲に変わります!』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄/稲城市/東京ヴェルディ、2019年9月25日。オリジナルの2019年12月7日時点におけるアーカイブ 。2020年4月11日閲覧。
- ^ “稲城駅前に「京王リトナード稲城」がオープン”. 稲城市 (2006年12月1日). 2011年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月29日閲覧。
- ^ 実際の運行は子会社の京王バス南に委託されている。
- ^ a b 7月の旧盆・8月のお盆・春秋の彼岸のシーズン限定運行。
- ^ テキスト版広報いなぎ・平成19年5月15日号1面
- ^ 若葉台駅の北口側は稲城市であるが、駅舎は神奈川県川崎市麻生区に所在する。
- ^ 国土交通省届出書類では京王新線は京王線の複々線の一部であるため、初台駅と幡ヶ谷駅が京王線所属となることによる。運転系統上では両駅は京王線の列車がすべて通過するため除外され、新宿駅 - 笹塚駅間 (3.6km) が最長となる。路線の状況 - 京王電鉄
- ^ “第四次稲城市長期総合計画概要版”. 稲城市. 2020年5月24日閲覧。
出典
- 統計データ
- 私鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 京王電鉄 1日の駅別乗降人員、京王電鉄公式ホームページ、2021年7月22日閲覧
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)228ページ
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)234ページ
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和2年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和3年)