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「大日本古文書」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
東京大学史料編纂所がその前身の文科大学(現・[[東京大学]][[文学部]])史料編纂掛であった[[1901年]](明治34年)7月に刊行されはじめた。[[古代]]から[[近世]]までの古文書を収録した古文書集である。[[黒板勝美]]・[[伊木寿一]]・[[相田二郎]]・[[石井進 (歴史学者)|石井進]]などが編纂に従事している。
東京大学史料編纂所がその前身の文科大学(現・[[東京大学]][[文学部]])史料編纂掛であった[[1901年]](明治34年)7月に刊行されはじめた。[[古代]]から[[近世]]までの古文書を収録した古文書集である。[[黒板勝美]]・[[伊木寿一]]・[[相田二郎]]・[[石井進]]などが編纂に従事している。


その内容構成は「編年文書」・「家わけ文書」・「幕末外国関係文書」の3部。
その内容構成は「編年文書」・「家わけ文書」・「幕末外国関係文書」の3部。

2023年8月11日 (金) 00:06時点における最新版

大日本古文書』(だいにほんこもんじょ)は、東京大学史料編纂所が編纂・刊行している日本史古文書集。1901年明治34年)に刊行が開始された。

概要

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東京大学史料編纂所がその前身の文科大学(現・東京大学文学部)史料編纂掛であった1901年(明治34年)7月に刊行されはじめた。古代から近世までの古文書を収録した古文書集である。黒板勝美伊木寿一相田二郎石井進などが編纂に従事している。

その内容構成は「編年文書」・「家わけ文書」・「幕末外国関係文書」の3部。

「編年文書」は、大宝2年(702年)から宝亀10年(770年)までの古文書を編年順に集めたもので、正倉院文書が主体となった奈良時代の古文書集である。当初はすべての古文書を編年順に編纂することを目的としていたが、全古文書を網羅することはできなかった。1901年(明治34年)刊行開始で、3部のなかで最初に刊行された。また唯一完結している。全25巻。

「家わけ文書」は、古代から中世の古文書を22の所蔵者別に収録したもので、大日本古文書の大半を占める。編年順に編纂する場合もあるが、所蔵状況によっては所蔵者が行っていた旧来の整理方法のまま収録したものもあり、配列が一定でない。未完結。

「幕末外国関係文書」は、嘉永6年(1853年)以降、幕末における外交関係の文書を集めたもの。1910年(明治43年)刊行開始。元来は外務省の外交文書集編纂業務だったが、東京帝国大学に移管されて大日本古文書の一部となったものである。既刊51冊・付録7冊で、現在[いつ?]も刊行中。

家わけ文書の内容

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※ 「家わけ文書」の構成内容は次の通り。

  • 第1巻、高野山文書、8冊
  • 第2巻、浅野家文書、1冊
  • 第3巻、伊達家文書、10冊
  • 第4巻、石清水文書、6冊
  • 第5巻、相良家文書、2冊
  • 第6巻、観心寺文書、1冊
  • 第7巻、金剛寺文書、1冊
  • 第8巻、毛利家文書、4冊
  • 第9巻、吉川家文書、3冊
  • 第10巻、東寺文書、17冊 続刊中
  • 第11巻、小早川家文書、2冊
  • 第12巻、上杉家文書、3冊
  • 第13巻、阿蘇文書、3冊
  • 第14巻、熊谷家文書、三浦家文書、平賀家文書、1冊
  • 第15巻、山内首藤家文書、1冊
  • 第16巻、島津家文書、5冊 続刊中
  • 第17巻、大徳寺文書、14冊
    • 別集、真珠庵文書、8冊 続刊中
  • 第18巻、東大寺文書、22冊 続刊中
    • 別集、東京大学所蔵文書、1冊
  • 第19巻、醍醐寺文書、16冊 続刊中
    • 別集、満濟准后日記紙背文書、3冊
  • 第20巻、東福寺文書、5冊
  • 第21巻、蜷川家文書、6冊
  • 第22巻、益田家文書、4冊 続刊中

外部リンク

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