「羅生門 (鍾乳洞)」の版間の差分
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第一門は高さ38m、幅17mのアーチ状の天然橋で、他とは独立しており、上部を通行できる。第二門と第三門は一体に連結していて、洞口を三つ有する一つのカルストトンネルとも言える。第四門は吸い込み穴型の長大な鍾乳洞で、約300m奥の最奥部は地底湖になっている<ref>『岡山県 地学のガイド - 岡山県の地質とそのおいたち』 [[コロナ社 (出版社)|コロナ社]]、1980年 光野千春・沼野忠之監修、[[野瀬重人]]編。134ページ ISBN 4-339-07511-6</ref><ref>岡山県新見市教育委員会・羅生門自然環境保護保全調査団編:羅生門自然環境保護・保全調査報告書, 1999</ref>。 |
第一門は高さ38m、幅17mのアーチ状の天然橋で、他とは独立しており、上部を通行できる。第二門と第三門は一体に連結していて、洞口を三つ有する一つのカルストトンネルとも言える。第四門は吸い込み穴型の長大な鍾乳洞で、約300m奥の最奥部は地底湖になっている<ref>『岡山県 地学のガイド - 岡山県の地質とそのおいたち』 [[コロナ社 (出版社)|コロナ社]]、1980年 光野千春・沼野忠之監修、[[野瀬重人]]編。134ページ ISBN 4-339-07511-6</ref><ref>岡山県新見市教育委員会・羅生門自然環境保護保全調査団編:羅生門自然環境保護・保全調査報告書, 1999</ref>。 |
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第二門から第四門までが一体に連結している一つのカルストトンネルで、第四門の奥に吸い込み穴の羅生門第一洞があるとした記述もある<ref>岡山のカルスト, 1992. 山陽新聞社</ref>。落石や西日本豪雨の影響により、現在は第一門しか見ることができない。<ref> |
第二門から第四門までが一体に連結している一つのカルストトンネルで、第四門の奥に吸い込み穴の羅生門第一洞があるとした記述もある<ref>岡山のカルスト, 1992. 山陽新聞社</ref>。落石や西日本豪雨の影響により、現在は第一門しか見ることができない。<ref>[https://okayamastyle.com/rasyoumon/ 羅生門|自然が作り出した石灰岩の巨大アーチ【岡山県新見市】]</ref> |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2023年4月11日 (火) 01:27時点における版
羅生門(らしょうもん)は、岡山県新見市草間にある、陥没ドリーネ群中の巨大な天然橋と鍾乳洞である。
多数の鍾乳洞やドリーネの点在するカルスト地形の広がる、阿哲台と呼ばれる標高約400メートルのカルスト台地上に位置しており、1930年(昭和5年)8月25日に国の天然記念物に指定され、2007年には、日本の地質百選にも選定された。
また、映画八つ墓村公開当時に作られたポスターのひとつに、作中に出てくる落武者がこの羅生門をバックにして撮影されたものがある。
概要
鍾乳洞の天井が陥没し、残った部分が天然橋になったもので、第一門から第四門まである。第一門付近では岩石崩落の危険もあるので注意が必要である。
第一門は高さ38m、幅17mのアーチ状の天然橋で、他とは独立しており、上部を通行できる。第二門と第三門は一体に連結していて、洞口を三つ有する一つのカルストトンネルとも言える。第四門は吸い込み穴型の長大な鍾乳洞で、約300m奥の最奥部は地底湖になっている[1][2]。
第二門から第四門までが一体に連結している一つのカルストトンネルで、第四門の奥に吸い込み穴の羅生門第一洞があるとした記述もある[3]。落石や西日本豪雨の影響により、現在は第一門しか見ることができない。[4]
脚注
- ^ 『岡山県 地学のガイド - 岡山県の地質とそのおいたち』 コロナ社、1980年 光野千春・沼野忠之監修、野瀬重人編。134ページ ISBN 4-339-07511-6
- ^ 岡山県新見市教育委員会・羅生門自然環境保護保全調査団編:羅生門自然環境保護・保全調査報告書, 1999
- ^ 岡山のカルスト, 1992. 山陽新聞社
- ^ 羅生門|自然が作り出した石灰岩の巨大アーチ【岡山県新見市】
参考文献
- 光野千春・沼野忠之・高橋達郎 『原色図鑑 岡山の地学』 山陽新聞社、1982年、ISBN 4-88197-108-5。
- 山陽新聞社編 『文化財写真集 岡山の美と心』 山陽新聞社、1990年、ISBN 4-88197-330-4。
関連項目
- カルスト地形、鍾乳洞
- 地質・鉱物天然記念物一覧
- 日本の地質百選
- 雄橋 - 天然記念物に指定された同様の天然橋