「トリリオンゲーム」の版間の差分
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稲垣にとっては初となる青年誌連載。なお、漫画家として活動を始めた当初は、系列誌の『[[ビッグコミックスピリッツ]]』でいくつかの読切を発表したことがあり、池上とは2015年掲載の読切『こぶしざむらい』に続いてタッグを組む。稲垣が[[ネーム (漫画)|ネーム]](台詞回しやコマ割りなどの下書き)を作り、池上が作画を入れるという役割分担で成立している<ref>{{Cite tweet|author=トリリオンゲーム@池上遼一【公式】|user=Ikegami_Ryoichi|number=1422560540354703365|title=「僕が『トリリオンゲーム』という作品と出会った時、喜びと同時に或る不安と恐れを抱いた、と以前書きました。今日はその話をします」池上遼一 1|date=2021-08-03|accessdate=2023-03-31}}</ref>。 |
稲垣にとっては初となる青年誌連載。なお、漫画家として活動を始めた当初は、系列誌の『[[ビッグコミックスピリッツ]]』でいくつかの読切を発表したことがあり、池上とは2015年掲載の読切『こぶしざむらい』に続いてタッグを組む。稲垣が[[ネーム (漫画)|ネーム]](台詞回しやコマ割りなどの下書き)を作り、池上が作画を入れるという役割分担で成立している<ref>{{Cite tweet|author=トリリオンゲーム@池上遼一【公式】|user=Ikegami_Ryoichi|number=1422560540354703365|title=「僕が『トリリオンゲーム』という作品と出会った時、喜びと同時に或る不安と恐れを抱いた、と以前書きました。今日はその話をします」池上遼一 1|date=2021-08-03|accessdate=2023-03-31}}</ref>。 |
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この作品は稲垣が原型を中学生時代に作っていた。ビジネスシーンが舞台の現代劇で清々しいくらい『金を儲けることが全て』に特化したものを作りたいと考え、スピリッツの原作賞にも応募し、最終候補にまで残っていた(結果は受賞に至らず)。そのアイデアを現代風に作り替えたものが当作品である。 |
この作品は稲垣が原型を中学生時代に作っていた。ビジネスシーンが舞台の現代劇で清々しいくらい『金を儲けることが全て』に特化したものを作りたいと考え、スピリッツの原作賞にも応募し、最終候補にまで残っていた(結果は受賞に至らず)。そのアイデアを現代風に作り替えたものが当作品である。 |
2023年4月11日 (火) 01:18時点における版
トリリオンゲーム | |
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ジャンル | 青年漫画、ヒューマンドラマ |
漫画 | |
原作・原案など | 稲垣理一郎 |
作画 | 池上遼一 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックスペリオール |
レーベル | ビッグコミックス |
発表号 | 2021年1号 - |
発表期間 | 2020年12月11日[1] - |
巻数 | 既刊6巻(2023年3月30日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『トリリオンゲーム』は、原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一による日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2021年1号より連載中[1]。
同誌の2023年8号にて、同年7月期からのテレビドラマ化が発表された[2]。
概要
稲垣にとっては初となる青年誌連載。なお、漫画家として活動を始めた当初は、系列誌の『ビッグコミックスピリッツ』でいくつかの読切を発表したことがあり、池上とは2015年掲載の読切『こぶしざむらい』に続いてタッグを組む。稲垣がネーム(台詞回しやコマ割りなどの下書き)を作り、池上が作画を入れるという役割分担で成立している[3]。
「次にくるマンガ大賞2021」でノミネートされる[4]。単行本第2巻の帯には千鳥が[5]、第3巻は横槍メンゴがそれぞれコメントを寄せている[6]。2022年、「マンガ大賞2022」にて第6位を獲得[7]。
この作品は稲垣が原型を中学生時代に作っていた。ビジネスシーンが舞台の現代劇で清々しいくらい『金を儲けることが全て』に特化したものを作りたいと考え、スピリッツの原作賞にも応募し、最終候補にまで残っていた(結果は受賞に至らず)。そのアイデアを現代風に作り替えたものが当作品である。
『スペリオール』2022年14号では「えなこmeetsトリリオンゲーム」と題して、コスプレイヤーえなこによる桐姫・凛々・水樹・ハルのコスプレが披露された[8][9]。
ストーリー
日本人で21世紀初の世界長者番付トップ10に名を連ねた、二人の青年ハルとガク。自分の素朴なイメージと掛け離れた現在に困惑するガクは、タワーマンション最上階で高価な家具に囲まれ、豪華なパーティーへの出席、ビジネスジェットでの移動……という華やかな生活の中で、なぜこうなったのかを回想していく。
- プロローグ
- 中学時代最後の春、カツアゲに遭遇したガクは偶然通りかかったハルに助けられる。半グレ達を容赦なく殴り続けたハルが、監視カメラに録画されてしまったため、ガクは購入したばかりのPCを使って監視カメラのシステムにハッキングして侵入し、動画を削除してみせる。ガクの手腕を見たハルは感心し、以来二人は友人となる。
- 月日は流れ大学生となったガクだったが、生来のコミュ障のために全ての企業に面接で落とされてしまう。本命であった超巨大企業ドラゴンバンクにも落とされたガクは、アルバイトでドラゴンバンク本社の窓拭きをしていたところ、合格して入社式に出席しているはずのハルが突然現れ、「一兆$稼ぐため、一緒に起業しよう」と提案してくる。こうして、世界一のワガママ男・ハルの野望にガクは巻き込まれていくことになる。
- セキュリティ・チャンピオンシップ編
- 起業するための資金を確保するため、ハルは投資家たちに5000万円の出資を希望するが断られ続け、ドラゴンバンクの社長令嬢・黒龍キリカ (桐姫)に出資を申し込む。1億円の出資・51%の株式を提示されたハルは、「キリカが出資する」という言質を餌にして、他の投資家たちから出資を得ようと目論む。
- ハルは世界中のハッカー達が腕を競う「セキュリティ・チャンピオンシップ」に出場する際に、『桐姫が1億円51%を提示! 別の出資条件も急募 (略)』というチーム名にすることで、キリカよりも好条件の出資を取り付けようとする。ハルが飲み会で知り合った100人から、ビデオチャットでアドバイスをもらうことで予選を突破。
- 自分の名前を勝手に使われたチーム名によりキリカの怒りを買った2人は、決勝でキリカの秘書兼ボディーガードの長瀬率いるドラゴンバンク精鋭チームを始めとする全チームから、集中攻撃を受けてしまう。しかし、ハルが事前に仕掛けておいた偽物のWi-Fiルーターにより、全チームのパスワードを盗み取ったことで形勢逆転し、みごと優勝(しかし、その後長瀬のクレームによりレギュレーション違反で失格)。その破天荒な2人に興味を持ったベンチャーキャピタルの祁答院 一輝から、株式比率15%で3,000万円で出資を勝ち取る。
- AIネットショップ編
- 入社面接を実施したハルは、インターン中の生真面目な女子大生・高橋 凜々を『株式会社トリリオンゲーム』の代表取締役に抜擢。実は人力でセレクトする「ハッタリAI」を武器にしたネットショップ『ヨリヌキ』を立ち上げた3人は、システムを花屋チェーン会社に売却するため、ハルとガクは歌舞伎町のホストクラブに入店する。
- ユーザーの求めるバージョンアップを重ねて、ホストやキャバクラの客にPRした結果、契約条件だった月商2000万円を達成して1億円の契約金を得る。だが、巨大資本ドラゴンバンクの丸パクリの競合サイトと、メディア攻勢によって売上は激減し、ハルはメディア帝国を作ると決意する。
- ソシャゲ&メディア編
- 短期間で大きな売上を稼げるソーシャルゲームに活路を見出したハルは、「ハートのあるゲームを作りたい」という桜のゲーム会社を買収。ドラゴンバンクの人気ゲーム「ドラ娘」を作ったという『世界の堀本』によるソシャゲ製作をすると発表し、トリリオンゲームは投資家たちから20億円の出資を受ける。だが、『世界の堀本』は現実には存在しない、ハルがでっち上げた架空の人物であった。
- ベンチャーキャピタルの祁答院が、過去に芸能事務所『ゴッドプロモーション』のチーフマネージャーをしており、人気タレントのひき逃げを庇って前科者となっていた事を知ったハルは、半ば脅迫まがいに大株主たちを篭絡して『ゴッドプロモーション』の買収を行い、祁答院を社長に据えることに成功する。出資金として受けた20億円をここで全額使ってしまい、ガクはハルが「本気でゲームを愛して桜の会社を買収したのではない」と知る。
- ガクは『世界の堀本』のような紛い物ではなく、ドラ娘の本当の制作者を探す為ドラゴンバンクの中枢サーバーにハッキングを敢行。すぐにガクの仕業と見抜いたキリカからの遊園地デート(尋問)を経て、実際のプロデューサー蛇島を引き抜くことに成功する。トリリオンゲームは、蛇島のアドバイスの下で、桜たちが過去に作ったゲームを改修して人気ゲームに生まれ変わらせる。
- 一方、ハルは芸能界のドン皇と組み、新作ゲームのCMやプロモーションに起用させる。
- トリリオンTV編
- ゲーム事業を軌道に乗せて、安定的な収益を確保できるようになったある日。トリリオンゲームの株主3名(ハル・ガク・祁答院)は、ドラゴンバンクの社長 黒龍一真の自宅に招待される。内容は株式交換によるドラゴンバンク傘下の完全子会社化と、ハルとキリカを結婚させて婿入りさせる提案だった。
- ハルはキリカとの結婚を「自分は既婚者」と偽ってその場で断り、後日ドラゴンバンクの子会社化も断る。後日、断りを入れた会合で黒龍一真の怒りを買ったハルは、その場で「ドラゴンバンクの買収」を宣言。その資金稼ぎ及び世論形成のため、ネットテレビ事業の立ち上げに入る。
- 一方、ドラゴンバンクはアメリカのネットテレビ会社「D-REX」社を買収し、その日本法人『D-REXジャパン』の社長にキリカが就任した。キリカはD-REXジャパンの社内会議で「地上波の番組を増やす」ことを提案したが、既存の社員からはワガママな提案と適当にあしらわれる。唯一、彼女の提案にまともに反論した日影を評価し、副社長に抜擢。他の会議出席者を全員平社員に降格させる。
- キリカは業界の知識を持つ日影のアドバイスを受けながら、黒龍家・ドラゴンバンクの資金をつぎ込み、地上波TV局の株式を次々と取得。その株主の立場を利用し、各TV局の経営陣に番組を差し出させることに成功。着々と加入者数を増やし、日本国内で独り勝ちの地位を獲得しつつあった。
- 一方、トリリオンゲームは祁答院・皇との協力を経て『トリリオンTV』を立ち上げる。しかしD-REXジャパンに会員数や番組数で水を開けられた中で、ハルが取った秘策は「報道」による広告収入だった。ハルは首都圏地上波テレビ局のうち、唯一キリカが歯牙にもかけなかった局「東京瓦テレビ」のアナウンサー白虎あかりと、そのプロデューサー功刀を取り込み、気の進まない瓦テレビの社長を説得させて共同で報道番組のスタートにこぎつけた。
登場人物
主人公
- ハル
- 主人公の1人。本名「天王寺 陽」(てんのうじ はる)。
- 長髪、「チャラい」見た目、「ワルい事にブレーキがない」男。口癖に「クハハ」という笑い声を発する。
- 『世界一のワガママ』を自称し、『1兆(トリリオン)ドルを稼ぐ』という一攫千金の野望達成のために一見無鉄砲に行動する。
- 天才的なコミュニケーション能力と体力、知力を持ち併せ、交渉・喧嘩・戦術など何でも簡単に勝てるように思われているが、勝つためなら手段を選ばない用意周到さと簡単に諦めない根性も持ち合わせている。
- 技術については何も知らない分ガクの技術力を高く買っており、二人で立ち上げた株式会社「トリリオンゲーム」内では渉外、営業、事業決定、そしてガクのサポート役と義理堅い面も見せている。
- 一度はドラゴンバンクの内定を取るも、本物の技術者であるガクを取らなかったことを理由に内定式中に辞めてガクと共に起業する道を選ぶ。なお、ハルのプライベートについては(無給での生活手段も含めて)本編中で殆ど明かされておらず、大富豪になった後のガクの生活でも登場していない。
- ガク
- 主人公の1人。本名「平 学」(たいら まなぶ)。物語は彼の回想という形で進行する。ハルとはカツアゲから助けられて以来の縁であり、彼が買ってくれた20万円の高級デスクチェア『アーロンチェア』を大事にしている。
- IT関連の知識に長けた技術者(ギーク)で、独学ながらハッキングの腕前も高い。稲垣の目安では「100人中ナンバー2程度の実力」と定義しており、就職活動時の本命だったドラゴンバンクの面接前には同社のサーバーセキュリティの特徴を把握している。トリリオンゲーム内では開発担当で、作業をする際は袖にバンドをするルーチンがある。
- ハルとは正反対に引っ込み思案、弱気でコミュ障であり、怖気づくと「あばば」という口癖を発する。そのために就職活動は全て面接で落とされてしまった。
- 足るを知る常識人で、常にハルの突飛な行動に振り回される。ただし、彼の性格を知っているだけにハルが何かを思いつくと、凛々と共に顔芸を披露するというコメディリリーフの役割も持つ。
- なお、後述のゲーム『プチプチランド』が売れるまでハルと共に無給だった(凜々ら社員には入社時より給料が支払われていた)。
- 単行本各巻のオープニングは必ず「大富豪編」のシーンから入り、「株式会社トリリオンゲーム」での奮闘を回想する形で本編に入る。
トリリオンゲームの関係者
- 高橋 凜々(たかはし りんりん)
- ハルとガクが立ち上げた会社に初めて内定した大学生。在学中のインターン生の立場であるにもかかわらず、ハルの策略で「代表取締役社長」の座に座らされる。
- 「堅物」と呼ばれる程しっかりした性格が災いして就職活動で全滅状態だったが、細かいところまで調査できる緻密さは2人にはない点として逆に評価された。
- 入社前は花屋でバイトしており、桐姫がハルとガクにお祝いで送った花は彼女がアレンジしていた。その知識を活かし、蜜園フラワーに事業売却までの間「ヨリヌキ」のハッタリAI役を務める。
- 「ヨリヌキ」がヒットした頃に大学を卒業し、正式にトリリオンゲームの社長(株主ではないため所謂「雇われ社長」)となる。
- 後にハルが独断で、トリリオンゲームをガクの自宅から家賃月300万円の高層ビルのワンフロア(自称『トリリオンキャッスル』)に引っ越しを敢行した際は、凜々が管理業務を担当する。
- 後に実家との仕送り電話で秋田出身と思われる描写がある。
- 祁答院 一輝(けどういん かずき)
- 祁答院ベンチャーキャピタルの社長。セクチャンに出場したハルとガクに興味を持ち、実際に最初の投資者(シードラウンド、株式比率15%で3,000万円)となる。
- カウボーイハット、サングラス、靴底にクローバーとハートのアクセサリーを付けた紳士靴を着用している。
- 口は悪いが面倒見は良いようで、様々な場面で二人を評価し手助けするが、彼も破天荒なハルに振り回される。
- 芸能事務所『ゴッドプロモーション』(通称『ゴップロ』)の元敏腕マネージャーで、桐姫とはその頃からの因縁。ある事件で芸能界を去った後、タレント育成経験で培った「人を見る目」を武器にベンチャーキャピタルを立ち上げる。
- 後にハルの策略に乗り、古巣の芸能事務所・ゴップロの三代目社長に就任する。
- 水樹(みずき)
- ガクの秘書をしている眼鏡の女性。
- 回想ではまだ高校生で祁答院の秘書のアルバイトをしている。毒舌家で祁答院にもガクにも遠慮がない。
- 高校生ながら会社法や第三者割当増資の知識があり、祁答院の出資時にハルとガクに説明をしている。
ドラゴンバンクの関係者
- 黒龍 キリカ(こくりゅう キリカ) / 桐姫(きりひめ)
- ドラゴンバンクの社長令嬢・シンボル的存在で周囲からは「桐姫」と呼ばれる。若干20歳で同社の取締役をしており、周囲からはコネと思われている。
- モデルと思わせる程の容姿と、中国語・フランス語を操る才色兼備であるが、性格は傲岸不遜で常に他人とビジネスライクに接する。
- 好きなタイプは『仕事のできる人』。よって自社の末端社員との会話さえ「時間の無駄」と断り、自身やドラゴンバンクの利益にならない者は容赦なく切り捨てる。
- 人を見る目がありハルとガクを自分の支配下に置こうとしている。彼らから持ちかけられた出資話に乗って1億円を用意し、代わりに株式比率51%(51%以上で実質的に支配権を掌握可能)を要求するが、その言質をハルに利用されてしまう。後に社内で飼い殺し状態の蛇島をガクに紹介し、トリリオンゲーム・ゴップロへの移籍を促し、事業拡大の幇助をさせた。
- ハルが黒龍一真からの子会社化及び桐姫との結婚話を断った後、トリリオンゲームを潰すために『D-REXジャパン』を買収し、桐姫はその社長に就任。黒龍家が持つほぼ無限大の資金力と父親譲りの帝王学を武器に、巷の地上波在京キー局のコンテンツを次々と取り込むという辣腕を振るう。
- なお、このキャラは登場毎に違うドレスを着用しており、マネキンに実際のスタイリスト(相澤樹)を起用して、実際に服や小物を着用させた上で描かかれている[10]。
- 黒龍 一真(こくりゅう かずま)
- ドラゴンバンクの社長。物語初回に後ろ姿で初登場し、物語中の書籍上の人物(ハルも凜々もその本を読了済)としても登場するが、「ヨリヌキ」事業が軌道に乗った頃に初めてセリフを発言している。
- ハルと同様に何でも欲しがるワガママな性格で、財力にものをいわせて競合を引き入れて支配するか、破産や倒産させるまで潰してきた。
- その一環で成長過程のトリリオンゲームにも様々な妨害を行ってきたが、後にハルらに対し株式交換による全株式買収(ドラゴンバンクの完全子会社化)と、ハルの黒龍家への婿入り(桐姫との結婚)を提案する。
- 社内で多数の爬虫類を飼育している。
- 長瀬(ながせ)
- 桐姫のボディガード兼秘書。桐姫と常に行動しているだけあり、桐姫の心情や性格を推測・説明するシーンが多い。
- 桐姫への忠誠心が強すぎて、彼女にハルやガクが近づくことを快く思っておらず、トリリオンゲームの失敗を誰よりも喜ぶ。
- セクチャン編ではドラゴンバンク選抜エンジニア班のリーダー役として、ハルとガクを徹底的に潰すよう画策する。
AIセレクトショップ編
- 蜜園(みつぞの)
- 花き事業の老舗『蜜園フラワー』の女社長。同業の大手競合会社の打倒と会社の再建をかけて、ハルとガクが作り上げたハッタリAIショップ「ヨリヌキ」事業を買い取る。
- 後にドラゴンバンクに目を付けられて大量の広告と予算投下により「ヨリヌキ」を潰された後は、蜜園フラワーの経営を続けながらハルの野望に協力する。
- トリリオンゲームのゲーム制作の際には8千万円出資した。その配分で一度手放した自社ビルの買い戻しを果たす。
- 前山田(まえやまだ)
- ハルとガクが創業時に訪問した個人投資家。創業時には出資を断ったが「ヨリヌキ」での実績で彼らを初めて評価し、ゲーム制作の名目で出資を募った際に一人で約7億円出資した。
- 緋勇人(ひろと)
- 歌舞伎町のホストクラブ『華』のホスト。リリース直後の「ヨリヌキ」の改良・売り込みと、蜜園から出された買取条件をクリアする為にハルとガクが体験入店した際に知り合う。
- 暴力的な性格で、オラオラ営業により売上トップの座に君臨している。入店初月のハルと月間売上トップを争う中、ハルに喧嘩を仕掛けるが返り討ちに逢う。
ソーシャルゲーム編
- 桜(さくら)
- ハルがドラゴンバンクへの対抗策として、最初に買収したソーシャルゲーム会社の社長。ホストのような恰好をしているが、女性には縁がない。
- 幼少期からゲームで育ったため、ゲームに対する思いは強く、物足りなさを感じると「ハートが足んねぇ」が口癖。
- 彼の部下である社員からは『良いゲームは作れるが、ヒットさせる才能がない』『ゲーム以外に関してはほぼポリシーがない』と評されている。実際にマネタイズ(事業の収益化)が下手で、買収前は退職された社員たちにはドラゴンバンクにスカウトされ、残った社員3名(共にトリリオンゲームに移籍した男性1名、女性2名。後に二葉-ふたば-・斜森-ななもり-・巨椋-おぐら-という名前が判明する)に3か月間の給与未払い、事務所の家賃未納を起こしていた。
- この買収によりトリリオンゲームは「新作ゲーム制作」の名目で複数のエンジェル投資家らから総額20億円の調達を果たしたが、ハルはその資金をゴッドプロモーション買収に全額使ってしまう。
- 後にガクを通して、ハルにゲーム制作事業を騙った「捨て駒」扱いで買収されたことを知らされると、逆に燃えてガクと共に新作開発に取り掛かる。その過程で蛇島が加わり『プチプチランド』が大ヒットすると、外車(オープンカー)を購入して乗り回すようになる。その外車はトリリオンゲームの他の社員を乗せたり、ハルが借りていったりする。
- 世界の堀本(せかいのほりもと)
- ドラゴンバンクのヒット作であるソーシャルゲーム『ドラゴン娘』(略称『ドラ娘』)のゲームクリエイター。と言われているが、実際はハルが出資集めの為に創り上げた架空の人物。
- 同業他社への引き抜き防止対策で『ドラ娘』のスタッフ未公表を逆手に取り、ハルは適当に見つけた小劇団の男優にかつらと付け髭を付けさせ、20億円調達の投資家を集めた新作発表会パーティーに出演させ、桜と組ませて制作にあたると仕込ませた。
- (当然ながらバレないように、ハル自身が撮影したドラゴンバンク社内の写真を、赤の他人から買い取ったTwitterアカウントに貼る。堀本のWikiやまとめサイトを作る。桜に架空のゲーム企画書を送り付ける等の工作もハル一人で行った)
- 名前は取材元の岡本吉起が立ち上げたYouTubeチャンネル『世界の岡本吉起Ch』(現在は『岡本吉起ゲームCh』に変更)のもじりと思われる。
- 蛇島 透(へびじま とおる)
- ガクがドラゴンバンクの社員から探し当てた『ドラ娘』の実際のクリエイター。
- トリリオンゲームでは全社員が彼より年下の為、一人称は「おじちゃん」。他のトリリオンゲームの社員にも「ちゃん」付で呼んでいる。
- 金に無頓着な桜と逆のタイプで、トリリオンゲームの引き抜き交渉に月給1500万円を要求する。
- 『ドラ娘』制作の契約上「外部に制作者の名前を出せない・売れても報酬面で報われなかった」ことから横領(桜の耳にその噂が流れており、疑われている)に走り、ドラゴンバンク社内で黒龍一真の意向により飼い殺し状態とされていた。
- 桜と開発に取り掛かる際にはトリリオンゲームのメンバーにソーシャルゲームの収益構造を説明する為、実際に『ドラ娘』の売上データを持ち出している。
- 凜々から要求通りの給料を出せないと知ると退職していくが、直後にハルに拾われ、ゴップロに入社。即刻トリリオンゲームへ出向する。
- その際の月給は、祁答院からの提示で「200万円+ゴップロのストックオプション」となる。ガクが大富豪になった後にも登場し、ゲームのヒットやこのストックオプションで財産を築いている。
タレント事務所編
- 神(じん)
- 祁答院がかつて勤めていた芸能事務所『ゴッドプロモーション』の二代目社長。
- 自社の女性タレントと肉体関係を持ったり、枕営業でクライアントや株主に売り込んでおり、以前より枕営業を嫌う祁答院と方針が合わなかった。
- 祁答院は先代社長の頃から勤めている古株で、実力が劣り、小心者の彼の事を「ジュニア」と呼んで見下している。(逆に神は祁答院を『(やり方が古い)昭和の男』と言って馬鹿にしている)
- 本人はジュニアと呼ばれるのを嫌っているが、祁答院や、ゴップロのクライアントである桐姫にはその性格を見抜かれている。
- 祁答院の手引きで、ハルによる芸能界乗っ取りのターゲットとして狙われ、株主総会後は相談役に追いやられる。
- ヒムロ
- 祁答院がゴッドプロモーションで育てていた若手男性タレント兼俳優。祁答院を慕っているが、彼が芸能界を追われる羽目になった元凶。
- 天パ組(てんぱぐみ)
- ゴッドプロモーション所属の四人組声優アイドルユニット。メンバー全員が天然パーマの女性。祁答院は過去に彼女達の世話をしたことがある。名前のモデルはでんぱ組.incのもじりと思われる。
- コージィ
- 天パ組の大ファンの男性(トップオタ)。天パ組のライブイベントでファンに扮したハルに近づかれ、『ヨリヌキ』のインフルエンサーの役割を果たす。後にゴッドプロモーションの株主総会にも天パ組のライブ目当てで出席している。
- 皇(すめらぎ)
- 皇興業の会長。通称『芸能界のドン』と呼ばれており、各芸能事務所の約半数を傘下に治めている。
- 色黒で鍛えられた肉体には大きな傷を持ち、「ガジる」「イモを引く」等ヤクザの業界用語を使う。
- ゴップロの代表として近づいてきたハルを認めて、50:50の共同出資でタレントのIT展開を請け負う新会社設立に乗る。
- マッコー
- 皇興業所属のタレント。皇を通して、ハルよりトリリオンゲームの新作『プチプチランド』のPRを依頼される。容姿や話し方、名前はマツコとIKKOをモデルにしたものと思われる。
- オサバキちゃんねる管理人
- 視聴者数100万人以上を持つ暴露系YouTuber。芸能人が集まるパーティに潜入していたところをハルに見つかり、「スキャンダルを作る・取り消す」役目を担っている。
トリリオンTV編
- 日影(ひかげ)
- ドラゴンバンクが買収したD-REXジャパンの社員。妻子持ちの中年男性。
- 元地上波テレビ局社員でうだつが上がらない日々を過ごしてきたが、会議で桐姫に意見したことにより副社長に抜擢される。
- 白虎あかり(しろとら-)
- 東京瓦(かわら)テレビ在籍の報道アナウンサー。同局は「在京局最弱で、報道以外全て視聴率最下位を独走」という特徴があり、桐姫率いるD-REXジャパンが唯一触手を伸ばさなかった局である。
- 彼女はその報道の看板を背負い、女子アナ人気ランキング10位に位置している(祁答院曰く「瓦テレビとしては立派過ぎる数字」)。
- 直球的な性格で、上層部がハルからの提携を断っているにもかかわらず単身でトリリオンゲームに乗り込み、ハルと面談を行う。
- 功刀(くぬぎ)
- 東京瓦(かわら)テレビ在籍のプロデューサー。「報道に強い」という瓦テレビの地位を押し上げた人物。
- アフロヘアに頭身が低い体型で、小さなコマでも大きな頭で描かれている。
- 瓦テレビの社長
- 具体的な名前は不明。ネット事業等の新技術に否定的で、提携の為に近づいてきたハルを詐欺師とみなしている。
- 鉱 京太郎(あらがね きょうたろう)
- 携帯電話製造会社・ミスリル工業社長。大ヒット携帯電話『ミスリルフォン』の欠陥をトリリオンTVにスクープされる。
- 瓦テレビのドラマのスポンサーでもある。
その他
- 桃瀬(ももせ)
- ガクの高校時代の同窓生の女性。当時は吹奏楽部に所属。高校時代は彼女と仲良くなるきっかけはあったものの、ガク自身の性格により結局会話さえろくに出来なかった経緯がある。
- オープニングで語られたガクのささやかな未来像で、「一緒に暮らしたかった娘」は彼女を指す。
- 同窓会で成功者になりつつあるガクの近況を知ると、目の色を変えてアプローチを試みた。
用語
- ドラゴンバンク
- 桐姫の父(黒龍一真)が社長を務める巨大IT企業。ハルいわく「ITヤクザ」。
- 財力にものを言わせて、規模の大小を問わず目ぼしい事業を買い叩いて事業拡大を図り(M&A)、買収を断られると後発で類似事業を起こして先行業者を潰してきた。
- ガクは新卒でこの企業に入り、エンジニアとして活躍するのが子供の頃からの夢だった。ハルとガクが後に「トリリオンゲーム」を立ち上げると、全ての活動でこの企業をターゲットにする。
- セキュリティ・チャンピオンシップ
- ドラゴンバンクが開催している世界的なハッキング大会。通称「セクチャン」。参加は自由だが決勝戦に進めるのは約一千チーム中上位12チームまで。予選は大会用に建てられたサーバーへ侵入し、隠されたキーワードを見つけ出して点数を競う。決勝戦では同じ会場に集い、それぞれのチームのサーバーへの侵入と防御を同時にこなして点数を競う。モデルは「セキュリティコンテスト(通称「セクコン」)」[11]という実在するコンテストから。
- 株式会社トリリオンゲーム
- ハルとガクが祁答院から投資を受けて、立ち上げた会社名。創業時の所在地はガクの自宅アパート。
- 主な社員はヨリヌキ編まででハル・ガク・凜々の3名。ソーシャルゲーム編で、桜と桜の部下3名が加わっている。
- 具体的に肩書が作中で示されているのは代表取締役社長の凜々のみ。ハルとガクの位置づけは「創業者」であるが、作中で社内の肩書については言及されていない。
- 20億円調達した際の投資契約書に東京都杉並区の描写がある。
- ハルがセクチャンに登録した際のメールアドレス(第1巻4話で「長いチーム名」を登録して、桐姫をキレさせたシーン)[12]に空メールを送ると、ハルとガクから返事が来る仕掛けになっている。[13]
- ヨリヌキ
- ハルとガクが初めて手掛けた事業で、オンラインショップが欲しい事業者向けに作ったシステム。サイトはガクが制作。表向きは人工知能を駆使して顧客の買い物相談に乗るチャットサポートを搭載した「AIショップ」と称しているが、裏では人力(凜々)がタイプして返信している(これをハルは『ハッタリAI』と呼んだ)。MVPの方式で実験した結果、「花き事業」として実績を積むことになる。
- 蜜園フラワーへの譲渡後しばらく成果を上げたもののドラゴンバンクの新規事業によって潰されてしまい、蜜園は資金確保のために本社社屋を売却。ハルはドラゴンバンクへの対抗策として『メディア帝国』の設立を決意。
- その手始めにゲーム事業、次に芸能事務所買収にピボット(事業転換)していく。
- ドラゴン娘(ドラゴンむすめ)
- ドラゴンバンクのヒット作であるソーシャルゲーム。略称は『ドラ娘』(どらむす)。ドラゴンバンクは人材流出防止の観点から、この作品の制作メンバーを公表していなかった。
- これを逆手に取り、ハルは『世界の堀本』という架空プロデューサーをでっち上げ、一方ガクは桜とゲーム開発に向けて独力でドラゴンバンクのサーバーにハッキングを実行し、制作者の名前を調べようと試みる。
- 名前はウマ娘をもじったものとみられる。
- 後にトリリオンゲームの『プチプチランド』の対抗策として、黒龍一真の命令で『ドラゴン娘ぷにぷに』をリリースするが、『プチプチランド』の後塵を拝し、多数のゲーム職人がトリリオンゲームに移籍することになる。
- プチプチランド
- ガク・桜・蛇島で作り上げたトリリオンゲーム初のアプリゲーム。
- 自分たちを「捨て駒」扱いと知った桜らがハルを見返すために開発を開始し、後にガクの活躍で蛇島が加わった。
- 元々は桜らが開発した『サバイバルアイランド』というゲームを蛇島が評価し、彼のアイデア(主に継続的な課金システム)を追加してリメイクしたもの。
- 後にゴップロが自社や皇興業のタレントを使ってこのゲームのPRを行う。
- 5巻の『プチプチランド』の打ち上げを行った屋形船シーンで登場するQRコードを撮影すると、作画担当である池上のTwitterアカウントに飛ぶことが出来る。
- トリリオンTV
- トリリオンゲームが設立したインターネットテレビ局。
- プチプチランドで得た利益を原資に、ハルの目指す『メディア帝国』が形になったもので、ゴップロ・皇興業のタレントを起用している。
- この設立でドラゴンバンクはアメリカのネット局『D-REX』に出資。日本で『D-REXジャパン』を設立し、桐姫が社長に就任した。
- 取材先の藤田晋が経営するAbemaを参考にしたものと思われる。
取材協力先
稲垣及びスペリオール編集部は様々な起業家・投資家・スタートアップ企業に取材と監修を依頼しており、リアリティある作品に仕上げている。取材先・監修先は該当シーンのコマ外(単行本は巻末)に注記されている。
- 佐俣アンリ
- 藤田晋
- けんすう
- 株式会社Flatt Security[14](ガクのPCスキル等を監修)
- 株式会社Sakaseru[15](ヨリヌキ編)
- 岡本吉起(ソーシャルゲーム編)
- Smappa!Group(ヨリヌキ編)
- 朝岡優太(ソーシャルゲーム編)
- くられ
- 宮野響太
- 市川栄治(ガクのコーディネートを担当)
書誌情報
- 稲垣理一郎(原作)・池上遼一(作画) 『トリリオンゲーム』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊6巻(2023年3月30日現在)
- 2021年3月30日発売[16][17]、ISBN 978-4-09-861010-5
- 2021年8月4日発売[4][5]、ISBN 978-4-09-861113-3
- 2022年1月4日発売[18]、ISBN 978-4-09-861228-4
- 2022年7月4日発売[19]、ISBN 978-4-09-861320-5
- 2022年10月28日発売[20]、ISBN 978-4-09-861456-1
- 2023年3月30日発売[21]、ISBN 978-4-09-861605-3
脚注
出典
- ^ a b “「Dr.STONE」稲垣理一郎×「BEGIN」池上遼一がタッグ!スペリオールで新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年12月11日) 2021年4月12日閲覧。
- ^ “漫画『トリリオンゲーム』ドラマ化決定”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年3月24日). 2023年3月31日閲覧。
- ^ トリリオンゲーム@池上遼一【公式】 [@Ikegami_Ryoichi] (2021年8月3日). "「僕が『トリリオンゲーム』という作品と出会った時、喜びと同時に或る不安と恐れを抱いた、と以前書きました。今日はその話をします」池上遼一 1". X(旧Twitter)より2023年3月31日閲覧。
- ^ a b “トリリオンゲーム 第2集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b “「トリリオンゲーム」2巻、千鳥が帯で「1P目からもうおもろい!」「サイコーや!」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月4日) 2021年8月4日閲覧。
- ^ 横槍メンゴ [@Yorimen] (2021年12月24日). "1月4日発売のトリリオンゲーム第3巻の帯コメントさせていただきました…!私が一番びっくりしていますが(こんなことあるんだ…)よろしくお願いいたします。(名前デカイ…!)トリリオンゲームは面白いのでみんな読みましょう。". X(旧Twitter)より2023年3月31日閲覧。
- ^ “マンガ大賞2022発表!大賞はうめざわしゅん「ダーウィン事変」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月28日) 2022年3月28日閲覧。
- ^ “金城宗幸×平本アキラ、浅野いにお、吉沢潤一…スペリオールの新連載攻勢”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月24日) 2022年6月24日閲覧。
- ^ “ビッグコミックスペリオール第14号”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2022年6月24日閲覧。
- ^ 稲垣理一郎(リーチロー) [@reach_ina] (2020年12月11日). "本日から新連載の #トリリオンゲーム 実は桐姫というキャラクター、スタイリストさんに入っていただいております。漫画ではとても珍しい試みかも。 様々なファッション誌、タレントさんのスタイリングなどで活躍されている方です。 相澤樹さん、素晴らしいスタイリングをありがとうございます!!". X(旧Twitter)より2023年3月31日閲覧。
- ^ https://www.seccon.jp/2021/
- ^ https://twitter.com/Ikegami_Ryoichi/status/1468873345471229957?t=u2xlwVZaGyzmSKq_4QYFDA&s=19
- ^ https://twitter.com/reach_ina/status/1426529442319376385?s=20
- ^ https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2020/11/18/44831.html
- ^ https://www.sakaseru.jp/column/232
- ^ “トリリオンゲーム 第1集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2021年4月11日閲覧。
- ^ “すべてを手に入れる“最強すぎる”2人組!稲垣理一郎×池上遼一「トリリオンゲーム」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月30日) 2021年4月12日閲覧。
- ^ “トリリオンゲーム 第3集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “トリリオンゲーム 第4集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “トリリオンゲーム 第5集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2022年10月28日閲覧。
- ^ “トリリオンゲーム 第6集”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2023年3月30日閲覧。