「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」の版間の差分
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2022年12月25日 (日) 11:33時点における版
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、 最強種の猫耳少女と出会う | |
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ジャンル | ファンタジー、動物 [1] |
小説 | |
著者 | 深山鈴 |
イラスト | ホトソウカ |
出版社 | 講談社 |
掲載サイト | 小説家になろう |
レーベル | Kラノベブックス |
連載期間 | 2018年6月11日 - |
刊行期間 | 2019年5月2日 - |
巻数 | 既刊8巻(2022年7月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 深山鈴(原作) ホトソウカ(キャラクター原案) |
作画 | 茂村モト |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載サイト | マンガUP! |
レーベル | ガンガンコミックスUP! |
発表期間 | 2019年1月29日 - |
巻数 | 既刊7巻(2022年9月現在) |
アニメ | |
原作 | 深山鈴、茂村モト |
監督 | 濁川敦 |
シリーズ構成 | あおしまたかし |
キャラクターデザイン | 山本周平 |
音楽 | 林ゆうき、桶狭間ありさ、近谷直之 |
アニメーション制作 | EMTスクエアード |
製作 | 「ビーストテイマー」製作委員会 |
放送局 | TOKYO MX ほか |
放送期間 | 2022年10月2日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | ライトノベル・漫画・アニメ |
『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』(ゆうしゃパーティーをついほうされたビーストテイマー さいきょうしゅのねこみみしょうじょとであう)は、深山鈴による日本のライトノベル。イラストはホトソウカが担当している。小説家になろうにて2018年6月から連載中で、Kラノベブックス(講談社)より2019年5月から刊行されている。略称は「ビステマ」[1]。
メディアミックスとして、茂村モトによるコミカライズが『マンガUP!』(スクウェア・エニックス)にて2019年1月から連載中で[2]、テレビアニメが2022年10月から放送中[3]。
あらすじ
動物の力を使役するビーストテイマーのレインは、サポート役として勇者パーティーに所属していたが、ある時役立たず呼ばわりされて解雇される。心機一転して冒険者になることを決意し、ギルドから課された試験中に、他の種族よりも圧倒的な強さを持つ通称最強種の一角である猫霊族の少女カナデと出会う。カナデと契約したことがきっかけで、レインの能力の高さが明らかになっていく。最強種とは人間を遥かに凌駕する力を持っており、レインは最強種と契約することで新たな力を手に入れていく。
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
レイン一行
- レイン・シュラウド
- 声 - 千葉翔也[3]
- 本作の主人公。ビーストテイマーの青年[4]で、簡易的な契約で一時的に使役する仮契約と、血を使った魔法陣や詠唱を用いて長期間使役する本契約を駆使し、契約した動物を戦わせる。インセクトテイマーの訓練も一時期したことがあり、昆虫の使役も可能(ただし一時的な仮契約のみで、本契約は訓練不足のため不可能とのこと)。度の過ぎたお人好しで、カナデたちから好意を寄せられている。
- 過去に魔物に故郷を滅ぼされた事から人の役に立ちたいと考えるようになり、アリオスのパーティーに誘われると即答で了承した。パーティ追放後は契約した最強種たちと共に冒険者として活躍し、ホライズンの街を襲った魔族を倒したことから「ホライズンの英雄」と呼ばれるようになる。
- 元々は動物達に仕事を頼む事が中心で自分は何も出来ず、それが原因でアリオス率いる勇者パーティーも追放されている。しかし、実は通常1匹の動物を操るのが限界となっているのがビーストテイマーであるのに対し、レインの場合は何十匹といった膨大な数の動物達を同時に操る事が可能なうえ、「同化」や「ブースト」などのビーストテイマー固有の魔法を使い、通常はそもそも契約自体不可能な最強種を、それも複数と本契約が出来るなど、ビーストテイマーとしては間違いなく「天才」に相応しい才能の持ち主。ただし本人は出来て当然と思い込んでおり、周囲からよく突っ込みを受けている。
- ビーストテイマーは自分自身よりも強力な個体と契約することに成功すると、自分の力も相手に合わせて強化される特性がある。これによりカナデと契約したことで身体能力が上がり、自ら直接戦闘に参戦する様にもなった。
- カナデと出会った際、キラータイガーに唯一の武器である短剣を壊されており、ガンツに短剣を作ってもらうまでは素手とファイアボールの魔法、そして本領である動物の使役で戦っている。
- 複数の最強種と本契約を行い自分の能力が次々強化されることに対して、カナデ達は勇者と同じ「限界突破」の力を持っているのではないかと考察している。これが真実の場合彼も勇者の血筋を持つということになるが、実際にAランク昇格試験で王都に行った際彼が勇者の血筋の分家であることが判明した。
- カナデ
- 声 - 和氣あず未[3]
- 本作のメインヒロイン。陽気な性格の猫霊族の少女[4]。猫霊族は魔法は不得意だが身体能力が格段に高い種族であり、素手による近接戦闘を得意とする。
- 山奥に隠れる生活に嫌気がさし里から旅立ったものの食糧が切れ、空腹の中魔物に襲われていたところをレインに助けられ、ついていくことを決意。以降レインと本契約を行い、行動を共にしている。レインはカナデと契約したことで「身体能力強化」を習得し、猫霊族と同等の身体能力を手に入れた。
- 最強種という通称が付く種族の中でも猫霊族は特に希少な種族であり、金や名誉目的に身柄やおこぼれを狙う者が多く、人間不信になりかけていた。そんな時に純粋な善意でレインに助けられた為、レインに好意を持っている。
- タニア
- 声 - 大久保瑠美[3]
- 本作のヒロインの1人。強気な性格の竜族の少女[3]。竜族は身体能力、魔力共に非常に優秀であり、素手や尻尾による近接戦闘、火炎のブレス、超級魔法などの強力かつ多彩な攻撃手段を持つ。
- 竜族の里の掟により竜族として成熟するために強者を求めて旅立ち、ホライズン周辺のストライドブリッジを拠点に橋を通る冒険者に挑戦し続けていたところ騒動となり、解決のために来たレイン達と戦闘し、戦闘中契約した毒を持つ鳥ピトーの毒によって指一本動かせない麻痺状態となって敗北。レインに興味を持ち以降修行と称して契約し、仲間として行動を共にしている。タニアと契約したレインは「魔力強化」を習得し、竜族と同等の魔力を手に入れた。
- 竜族の名の通り竜そのものの姿へ変身する事が出来るが、竜の姿で登場したのは初対面の時のみ。レインとの契約後は人間の状態で生活しており、竜の姿へ変身することは殆ど無い。
- ソラ
- 声 - 田中美海[1]
- しっかり者な精霊族の少女[1]。精霊族は魔力に特化した種族であり、最強種の中でトップクラスの魔力を持つうえ、結界を構成するなど魔力に対する高度なコントロール能力を持つ。
- 「迷いの森」と呼ばれる精霊族の里に繋がる道を結界で隠し、その結界を管理する門番をしていた。用事で結界の外に出た際魔王軍のシャドウナイトにルナを人質にされ、結界の解除を要求される。精霊族の里の長はルナを見捨てる判断をしたがどちらの対応もできず、結界を用いて冒険者たちを追い返していたところをレイン達と出会った。最初は他の冒険者と同様追い返そうとするも、戦わずにあくまでも会話をしようとするレインの態度に絆され、ルナの救出を頼んだ。ルナを無事救助して以降は、ルナを見捨てようとした精霊族の里に不信感を持ち、ルナと共にレインと契約しパーティーに入って行動を共にしている。ソラと契約したレインは魔力に対する高度な魔力コントロール技術を得ることで「連続詠唱」を習得した(しかし契約直後は気づいておらず、エドガー・フロムウェアが人質を取り脅迫し、人質を救出する際に気づいた)。
- 精霊族は魔力に特化しているため体力に乏しく、身体能力も優秀なカナデやタニアの行動についていけないことがある。
- ルナ
- 声 - 指出毬亜[1]
- ソラの双子の妹で、お調子者な精霊族の少女[1]。
- ソラと共に迷いの森の門番をしていて、シャドウナイトに連れ去られ人質になっていたところをレインに救出され、共に行動することを決意。ルナと契約したレインは「状態異常完全無効化」を習得した(しかし契約直後は気づいておらず、その後油断し即死魔法を受けたはずが効果が無かったことで発覚した)。
- ソラと同様に魔力に特化しているため体力に乏しい。
- ニーナ
- 声 - 高野麻里佳[5]
- 大人しい性格の神族の少女[5]。神族は猫霊族と近い関係にあり、神から力を与えられた種族。他の最強種には無い空間操作の力を持っており、攻撃を防ぐ障壁を張ったり瞬間転移を行うことが可能。
- 村人に祭られていたが、人質の子供たちと引き換えにエドガーに攫われ屋敷から逃げられないようマジックアイテムの奴隷首輪をつけられ乱暴にされていたところをレインに救出される。
- 魔族がホライズンを襲撃した際は瞬間転移を使用し、レインを魔族の元へ連れて行った。
- 魔族を倒した後はもともと住んでいた村が無くなっている事を察し(テレビアニメ版ではステラから、村人が村を去ったことで消滅してしまったことを教えられている)、レインと契約し行動を共にする。ニーナと契約したレインは魔力を消費して望んだ物質を生成する「物質創造」を習得した。
勇者パーティー
- アリオス・オーランド
- 声 - 島崎信長
- チームのリーダーであり勇者の血筋を持つ男性。勇者としてのプライドが高く、テイマーを道具としか思っていない。決闘でレインに負けてからは逆恨みし裏工作でレイン殺害を企む。
- 勇者の血筋を持つため「限界突破」の力を有しているが、アリオスは成長の限界を超える領域まで達しておらず勇者としては未完成であり、現状は単なる冒険者でしかない。
- レインが王都にて、自分が勇者の血筋の分家であることを家系図で確認した際、オーランドの家名が家系図に記載されていないことが判明しており、不審な点が見られる。
- アリオスが仕組んだ魔族の一件では、勇者パーティーが何一つ対応しなかったため、ホライズンの住民からは酷く嫌われあしらわれる。「ビーストテイマーの兄ちゃんの方が勇者より遥かに役立っている」という声を聞き、よりレインへの恨みを募らせる。
- アッガス
- 声 - 濱野大輝
- 戦士。大剣を振るうスキンヘッドの男性。他のパーティメンバーよりは常識的で、レインの事は見下しつつも雑用や偵察としての能力は評価している。決闘でカナデに負けてからはレインの実力を認め、独断でパーティーに戻るように持ち掛けるが断られる。
- リーン
- 声 - 種﨑敦美
- 魔法使いの女性。千種類の魔法を扱えると自負する。身勝手で自己中心的な性格。決闘でタニアに負けるが、レインの実力を認めきれず自身を正当化している。
- ミナ
- 声 - 古賀葵
- 神官の女性。回復役だが、様々な属性の攻撃魔法も扱える。大人しいが、アリオスの肩を持つため悪知恵が働くことがある。
その他
- ナタリー・フロウ
- 声 - 高田憂希
- ギルドの受付嬢。
- ティナ・ホーリ
- 声 - M・A・O
- レインの購入した家に住む幽霊。30年ほど前、とある家のメイドとして仕えていたが、女好きの主人だったため弄ばれた挙句殺され幽霊になる。その後、今の家に移り住むようになった。当初は心を閉ざしレインたちを追い出そうとしたが、話し合いの末レインたちに受け入れられる。以降は味見こそできないが、レインたちの料理を始め家事をこなすようになった。
- ガンツ・ストロフ
- 声 - 辻新八
- 地人族(別名ドワーフ、テレビアニメ版では一貫して「ドワーフ」と呼ばれている)の男で、鍛冶屋の店主。金に物を言わせ、自分の作品を乱暴に扱い使い捨てにする客に絶望し、客を試すために本気で作った武具を隠して鈍ら(なまくら)の商品を売っていた。武具の材料であるミスリルが鉱山から取れなくなり困っていたところで、鈍らを見抜いたレインを気に入って事情を説明し、指名依頼を行った。
- 依頼が完了し、ミスリルが取れなくなった原因である盗掘が自分が鈍らを売った相手による仕返しであることを知ると、自分の行いを反省し客を試すことをやめると宣言。またレインが手に入れたミスリルで短剣と、レインの要望で特殊な機能を付けた小手を作り依頼の報酬として贈呈した。
- また魔族の襲来の際は
- テイマー(名前不明)
- 声 - 室元気
- ガンツの所有するミスリル鉱山で盗掘を行っていた犯人グループの一人。他の仲間に指示を出しているが、リーダーかどうかは不明。
- ガンツにわざと鈍らを提供されたことを他の冒険者の指摘で知り、ガンツを恨んで同じ境遇の冒険者と手を組み、仕返しとして盗掘を企んだ。
- 人間への敵意のため使役には通常の何倍もの技量と魔力が必要となり、危険として飼育を禁止されている魔物のベヒーモスを、幼体から育て上げることでテイムとは別に忠誠心を植え付け、テイムの負担を軽減している。そのためベヒーモスは使役無しでもある程度テイマーの指示に従っている。
- ベヒーモスの支配権をレインに乗っ取られたところで、無理に命令を出そうとしてベヒーモスを暴走させてしまい、レインがファイアーボールでベヒーモスを倒した。
- 仲間共々捕縛後は魔獣の飼育、そして鉱山での勝手な採掘が重罪に当たり、そのほかにも余罪(詳細は不明)があるため、全員が冒険者資格をはく奪され罰として強制労働させられることになった。
- 仲間の男、仲間の女A、仲間の女B(名前不明)
- 声 - 藤崎雄大(仲間の男)、珠木のぞみ(仲間の女A)、栗坂南美(仲間の女B)
- ガンツの所有するミスリル鉱山で盗掘を行っていた犯人グループ。男4人、女2人とテイマーの計7人で手を組んでいる。
- 仲間の男は2人がテイマーの鳥の警戒で洞窟から出てきたところをカナデとタニアに倒され、残り2人も洞窟内でカナデとタニアに倒された。武器は4人ともweb版と書籍版では剣。コミカライズ版ではそもそも武器を取り出す前に倒されている。
- 女二人は魔法使いだが、洞窟内でソラとルナの魔法で封殺された。
- テレビアニメ版では洞窟内の男2人の対処が変わっており、武器が弓矢に変わっているが、放った矢をタニアのブレスで焼き払われた後カナデとタニアに倒された。洞窟から出た男2人、女2人の対処は変化していない。
- ステラ・エンプレイス
- 声 - 高橋李依[5]
- ホライズン騎士団支部の副隊長[5]。領主たちやエドガーに癒着しているジレーたちの悪行を暴くためにレインに協力を求めた。
- エドガー・フロムウェア
- 声 - 高塚智人
- ホライズン領主(声 - こばたけまさふみ)の息子。傲慢で身勝手で、騎士団を買収し父親が事件をもみ消している。平民の命を何とも思わず、気に入った女性を攫い屋敷で乱暴なことをしている。アリオスにレイン殺害の道具として利用される。
- アリオスから渡された指輪の効果で魔族を呼び出す媒体となってしまい、魔族が倒されると反動で歩行もまともにできない程ボロボロになった。
- ジレー・ストロンガー
- 声 - 阿座上洋平
- エドガーに癒着しているホライズン騎士団支部の隊長。
- エドガーにレインを連れてくるように命令を受けるが、「倉庫に癒着の証拠が出た」というレインが流した偽情報に騙され、倉庫でレイン達の奇襲を受ける。部下はレインの小手の毒針とクロカゲアゲハの麻痺毒の鱗粉で全滅し(テレビアニメ版ではクロカゲアゲハは登場せず、毒針のみで全滅させている)、ジレー本人もステラに倒された。
- シャドウナイト
- 声 - 武内駿輔
- 魔王軍に所属するCランクの魔物。全ての魔法攻撃を無力化できる特殊能力を持つ。魔王軍の脅威となる最強種の殲滅を命じられている。ルナを人質にして、迷いの森の精霊の結界を解くように強要した。
- 事情を把握したレイン達と戦い、「ブースト」を受けたカナデの一撃によって倒された。
- 魔族(名前不明)
- 声 - 鳥海浩輔
- エドガーの負の感情を、指輪が大量に取り込んだことで呼び出された魔族(本人は「顕現」「復活」と言っている)。レインが、故郷を滅ぼした魔物の中に酷似した存在がいると思い出しているが、魔族からの言及は無く同一の存在かどうかは不明。
- 人間が多いという理由でホライズンの街を襲い、追ってきたレイン達と戦闘になる。魔物の召喚と黒い雷が攻撃手段。
- 最終的に呼び出した大量の魔物をレインが全てテイムし、魔族に襲わせて自滅させる、という方法で倒され消滅した。
- テレビアニメ版では額の角の位置が右にずれているなど、デザインが多少改変されている。
用語
- ビーストテイマー
- 動物と契約することで使い魔として使役することができる。使役できる対象は通常一人一体で、二体以上の契約は負荷に耐えきれず神経が焼き切れる危険性がある。既に使役している場合は一旦契約を解除して新たに契約し直す必要がある。短時間の簡易契約である仮契約でも一体とみなされる。
- 使役するだけではなくビーストテイマー特有の技もいくつかある。その中でも「ブースト」は失われた魔法とされており、使用できる人物は本来いないはずだが、どういう訳かレインは故郷で習得している。
- 昆虫を使役するインセクトテイマー、幽霊を使役するファントムテイマー、精霊を使役するエレメンタルテイマー(現在は精霊族が姿を隠したため存在しない)、魔物を使役するモンスターテイマー(現在は魔物の飼育を禁止されており存在しない)などの亜種が存在する。
- 最強種
- あらゆる種族の中でも規格外の力を持つ種族を総称した呼び方。作中では「猫霊族」「竜族」「精霊族」「神族」が該当する。特に猫霊族は絶滅寸前の状態であり、出会うこと自体が非常に難しく、精霊族は森林を破壊する人間を嫌い結界を用いて森の奥に隠れ住んでいるため、出会うことは通常は不可能。
- 魔族
- 魔王の血を与えられることで通常の魔物とは比較にならない力を得た存在。人語を話し高い知性も持ち合わせている。魔物以上に人に対する敵意を持っており、残酷に人を殺害する。
- 勇者
- 神々と契約し、神の血をその身に取り込んだ人間。
- この世界には、元々人間は魔王の強大な力によって奴隷同然の扱いを受けており、勇者が魔王を倒したことで人々は自由の身となった、という昔話が存在する。
- 勇者の血筋を持つ人物は「限界突破」という力があり、通常の人間にある成長の限界を無視して無限に力を蓄え、やがては魔王を倒す程の力を持つこととなる。
- 作中ではアリオスとレインがこの力を持っている。
既刊一覧
小説
- 深山鈴(著)・ホトソウカ(イラスト)『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』講談社〈Kラノベブックス〉、既刊8巻(2022年7月1日現在)
- 2019年5月2日発売[6]、ISBN 978-4-06-515548-6
- 2019年7月2日発売[7]、ISBN 978-4-06-516596-6
- 2019年12月2日発売[8]、ISBN 978-4-06-518323-6
- 2020年4月30日発売[9]、ISBN 978-4-06-519593-2
- 2020年11月2日発売[10]、ISBN 978-4-06-521536-4
- 2021年5月6日発売[11]、ISBN 978-4-06-523830-1
- 2021年11月2日発売[12]、ISBN 978-4-06-526202-3
- 2022年7月1日発売[13]、ISBN 978-4-06-528776-7
漫画
- 深山鈴(原作)・茂村モト(漫画)『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスUP!〉、既刊7巻(2022年9月7日現在)
- 2019年6月12日発売[14][4]、ISBN 978-4-7575-6160-1
- 2019年11月12日発売[15]、ISBN 978-4-7575-6384-1
- 2020年4月11日発売[16]、ISBN 978-4-7575-6598-2
- 2020年10月7日発売[17]、ISBN 978-4-7575-6880-8
- 2021年4月7日発売[18]、ISBN 978-4-7575-7181-5
- 2021年10月7日発売[19]、ISBN 978-4-7575-7517-2
- 2022年9月7日発売[20]、ISBN 978-4-7575-8008-4
テレビアニメ
コミカライズを原作として、2022年10月から放送中[3]。
スタッフ
染谷友梨花、りお[1]
- モンスターデザイン - 河野敏弥、染谷友梨花、石井久志
- メインアニメーター - 田邉博[1]
- 美術監督・美術設定 -
田尻健一、村田裕斗[1]
- 音楽制作 - 日本コロムビア[1]
- アニメーションプロデューサー - 近藤泰介
- プロデューサー - 佐藤友紀、小松翔太、大場高士、江坂侑子、楊國祥、吉武真太郎、谷口博康、名嘉真彩、宮本秀晃
- チーフプロデューサー - 梅本享、木村康貴、蔵本昌也、飯島江美子、林宏之
- アニメーション制作 - EMTスクエアード[3]
- 製作 - 「ビーストテイマー」製作委員会(YTE、博報堂、クランチロール、MUSE、日活、日本コロムビア、神南スタジオ、EMTスクエアード)[3]
演技
レイン役の千葉は、アフレコではレインの頼り甲斐のある部分を出そうとして、少し声の圧が強くなりすぎることがあったため、最初はレインの物腰の柔らかさや優しさとのバランスに苦労し、頭はいいが基本は楽しげにすることを意識したと話している。第1話冒頭でのレインのモノローグが苦しそうだったため、最初は思い詰めた感じで演じたが、「暗くなりすぎないでほしい」というディレクションを受けて、レインが基本的に明るい人物であることに気づき、劣等感や苦悩はあるが前を向けることがわかるように演じたという[21]。 カナデ役の和氣は、カナデの八重歯が印象的だったため、アフレコでは八重歯を意識し、舌足らずというよりも元気さの中にある「ふにゃん」とした柔らかさを乗せることで猫っぽさを出せるようにしたと話している。第1話のアフレコでは、八重歯を意識しすぎると幼い感じになるため、カナデは明るく無邪気だがソラたちとの差別化のためにソラたちよりも年上になるように、一方でタニアとの差別化でお姉さんっぽくしすぎないように年齢感を掴むのが大変だったという[22]。
主題歌
- 「Change The World」[1]
- MADKIDによるオープニングテーマ。作詞はLIN、YUKI、作曲は鈴木盛広、編曲はTAKT。
- 「LOVE&MOON」[1]
- 高野麻里佳によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はARAKI。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 運命の出会い | あおしまたかし | 濁川敦 |
| 山本周平 | 2022年 10月2日 |
|
2 | 仲間 | 熨斗谷充孝 |
| 10月9日 | |||
3 | もう一人の最強種 | 鴻野貴光 | 藍崎灯 | 村川直哉 |
| 谷津美弥子 | 10月16日 |
4 | 竜族の力 | 増田敏彦 | 周旭 |
| 山本周平 | 10月23日 | |
5 | ビーストテイマーVS勇者 | あおしまたかし |
| 小坂春女 |
| 谷津美弥子 | 10月30日 |
6 | 迷いの森 | 鴻野貴光 | 尾上皓紀 |
| 栗田聡美 | 11月6日 | |
7 | 囚われの精霊族 | 日下部優樹 |
| - | 11月13日 | ||
8 | 武器を作ろう | あおしまたかし | 濁川敦 | 村川直哉 |
| 栗田聡美 | 11月20日 |
9 | ビーストテイマーVSビーストテイマー | 鴻野貴光 | 増田敏彦 | 周旭 |
| 杉村苑美 | 11月27日 |
10 | ホライズンの闇 | あおしまたかし | 尾上皓紀 |
| 山本周平 | 12月4日 | |
11 | 黒い波動 | 石井久志 |
|
| 栗田聡美 | 12月11日 | |
12 | 英雄 | 藍崎灯 | 村川直哉 |
| 杉村苑美 | 12月17日 | |
13 | みんなの家 | 濁川敦 |
| 山本周平 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [23] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2022年10月2日 - | 日曜 22:00 - 22:30 | TOKYO MX | 東京都 | |
2022年10月4日 - | 火曜 2:35 - 3:05(月曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
火曜 2:39 - 3:09(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第3部 | |
火曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[24] / リピート放送あり | |
2022年10月5日 - | 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) | BSフジ | 日本全域 | BS/BS4K放送 / 『アニメギルド』枠 |
インターネットでは、2022年10月1日より毎週土曜22時にABEMAで地上波先行・独占先行配信され[1]、その他の配信サイトでも順次配信される。
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2023年1月11日予定 | 第1話 - 第3話 | HPXN-411 | HPBN-411 |
2 | 2023年2月3日予定 | 第4話 - 第6話 | HPXN-412 | HPBN-412 |
3 | 2023年3月3日予定 | 第7話 - 第9話 | HPXN-413 | HPBN-413 |
4 | 2023年4月5日予定 | 第10話 - 第13話 | HPXN-414 | HPBN-414 |
Webラジオ
『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女とラジオで出会う』が音泉にて2022年10月8日より毎週土曜日に配信[25]。パーソナリティはレイン役の千葉翔也に、カナデ役の和氣あず未とタニア役の大久保瑠美がローテーションでパートナーを担当する。
ASMR
DLsiteにてASMRボイスドラマが配信[26][27]。
- 4人とまったりひとやすみ
- 2022年10月3日発売。無料作品。出演はカナデ(和氣あず未)、タニア(大久保瑠美)、ソラ(田中美海)、ルナ(指出毬亜)。
- カナデとタニアと一緒にひとやすみ
- 2022年10月17日発売。出演はカナデ(和氣あず未)、タニア(大久保瑠美)。
- ソラとルナと一緒にひとやすみ
- 2022年11月14日発売。出演はソラ(田中美海)、ルナ(指出毬亜)。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “アニメ「ビステマ」双子のソラ&ルナ役に田中美海・指出毬亜、新KVとPV公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年8月7日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ mangaup_PRの2019年1月29日のツイート、2022年8月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」TVアニメ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月10日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ a b c “役立たずと罵られたビーストテイマーが、最強種の猫耳少女と出会って人生逆転”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年6月12日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ a b c d “アニメ「ビステマ」神族の少女ニーナ役で高野麻里佳、騎士団のステラ役で高橋李依”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年9月9日) 2022年9月11日閲覧。
- ^ “勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年8月7日閲覧。
- ^ “勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う2”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年8月7日閲覧。
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- ^ 千葉翔也 (8 October 2022). "レインの懐の深さは、最強種の少女でも普通の人として接するところ。秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』連載インタビュー:千葉翔也さん(レイン役)". アニメイトタイムズ (Interview). アニメイト. 2022年11月8日閲覧。
- ^ 和氣あず未 (22 October 2022). "カナデは猫なのに"ワンちゃん"っぽいところがかわいいんです。秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』連載インタビュー:和氣あず未さん(カナデ役)". アニメイトタイムズ (Interview). アニメイト. 2022年11月8日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “週間番組表 (2022/10/03〜2022/10/09)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2022年9月14日閲覧。
- ^ “勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女とラジオで出会う”. 音泉. 2022年10月5日閲覧。
- ^ 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う [@beasttamer_off] (2022年10月3日). "ビーストテイマーのASMRが登場". X(旧Twitter)より2022年10月5日閲覧。
- ^ “【ASMR特集♪】「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」”. DLsite 同人. 2022年10月5日閲覧。