「エロマンガ表現史」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m Bot作業依頼: ダ・ヴィンチの改名に伴うリンク修正 - log |
||
20行目: | 20行目: | ||
== 反応 == |
== 反応 == |
||
2018年3月30日、『エロマンガ表現史』は他の3冊と共に北海道で[[有害図書]]指定を受け、道内での18歳未満への販売が禁止された。この措置には批判が集まり<ref>{{Cite web |date=2018-10-26 |url=https://ddnavi.com/serial/480568/a/|title=出版界が「軽減税率導入」で直面する問題とは? ポルノと違い線引きがあいまいな有害図書は排除|website=[[ダ・ヴィンチ]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>、発行元の[[太田出版]]は措置について「違和感」を表明し<ref>{{Cite web |date=2018-10-19 |url=https://hon.jp/news/1.0/0/13946|title=太田出版、北海道による『エロマンガ表現史』の有害図書指定に対し改めて違和感と危惧を表明|website=[[Hon.jp]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>、10月11日に[[日本マンガ学会]]は研究への委縮を懸念して指定への反対声明を出した<ref>{{Cite web |date=2018-10-12 |url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1810/12/news091.html|title=“エロ漫画”研究書の有害図書指定、マンガ学会が反対声明 「研究を萎縮させかねない」|website=[[ITmedia]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。[[参議院]]議員の[[山田太郎 (参議院議員)|山田太郎]]はTwitterに指定を懸念するコメントを投稿し、[[ジェイ・キャスト]]の取材に対して「実物も読んだが、指定は行き過ぎと感じる」と述べた<ref>{{Cite web |date=2018-04-15 |url=https://www.j-cast.com/2018/04/15326035.html?p=all|title=『エロマンガ表現史』研究書なのに有害図書?北海道指定に識者「行き過ぎ」|website=[[ジェイ・キャスト]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。[[ハフポスト]]の取材に対して、[[北海道庁]]は指定について「本の価値自体を否定するものではない」とコメントしている<ref>{{Cite web |author=[[安藤健二]]|date=2018-04-18 |url=https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/18/eromanga-history_a_23413932/|title=『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。|website=[[ハフポスト]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。 |
2018年3月30日、『エロマンガ表現史』は他の3冊と共に北海道で[[有害図書]]指定を受け、道内での18歳未満への販売が禁止された。この措置には批判が集まり<ref>{{Cite web |date=2018-10-26 |url=https://ddnavi.com/serial/480568/a/|title=出版界が「軽減税率導入」で直面する問題とは? ポルノと違い線引きがあいまいな有害図書は排除|website=[[ダ・ヴィンチ (雑誌)|ダ・ヴィンチ]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>、発行元の[[太田出版]]は措置について「違和感」を表明し<ref>{{Cite web |date=2018-10-19 |url=https://hon.jp/news/1.0/0/13946|title=太田出版、北海道による『エロマンガ表現史』の有害図書指定に対し改めて違和感と危惧を表明|website=[[Hon.jp]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>、10月11日に[[日本マンガ学会]]は研究への委縮を懸念して指定への反対声明を出した<ref>{{Cite web |date=2018-10-12 |url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1810/12/news091.html|title=“エロ漫画”研究書の有害図書指定、マンガ学会が反対声明 「研究を萎縮させかねない」|website=[[ITmedia]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。[[参議院]]議員の[[山田太郎 (参議院議員)|山田太郎]]はTwitterに指定を懸念するコメントを投稿し、[[ジェイ・キャスト]]の取材に対して「実物も読んだが、指定は行き過ぎと感じる」と述べた<ref>{{Cite web |date=2018-04-15 |url=https://www.j-cast.com/2018/04/15326035.html?p=all|title=『エロマンガ表現史』研究書なのに有害図書?北海道指定に識者「行き過ぎ」|website=[[ジェイ・キャスト]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。[[ハフポスト]]の取材に対して、[[北海道庁]]は指定について「本の価値自体を否定するものではない」とコメントしている<ref>{{Cite web |author=[[安藤健二]]|date=2018-04-18 |url=https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/18/eromanga-history_a_23413932/|title=『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。|website=[[ハフポスト]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。 |
||
朝日新聞が北海道に本件の[[審議会]]の議事録を情報公開請求した所、審議会は、所管の文書管理規程に違反して議事録を残していなかったことが判明した。この事象に対して、識者から疑問の声が上げられている<ref>{{Cite web |date=2018-08-10 |url=https://www.asahi.com/articles/ASL83659PL83UCVL02J.html|title=「エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず 北海道|website=[[朝日新聞]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。 |
朝日新聞が北海道に本件の[[審議会]]の議事録を情報公開請求した所、審議会は、所管の文書管理規程に違反して議事録を残していなかったことが判明した。この事象に対して、識者から疑問の声が上げられている<ref>{{Cite web |date=2018-08-10 |url=https://www.asahi.com/articles/ASL83659PL83UCVL02J.html|title=「エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず 北海道|website=[[朝日新聞]] |accessdate=2020-11-29}}</ref>。 |
2022年12月7日 (水) 22:34時点における版
エロマンガ表現史 | ||
---|---|---|
著者 | 稀見理都[1] | |
イラスト | F4U | |
発行日 | 2017年11月2日 | |
発行元 | 太田出版 | |
ジャンル | 評論 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 392 | |
コード | ISBN 9784778315924 | |
|
『エロマンガ表現史』(エロマンガひょうげんし)は、稀見理都による2017年の書籍。
大要
この書籍では、日本のエロマンガと呼ばれる成人向け漫画で使用されるデフォルメ表現について考察している。おっぱい、オノマトペ、性交断面図、触手責め、アヘ顔、また日本特有の検閲について各章で特集している。その他、エロマンガ家である新堂エルのインタビューや、女性の視点から見たエロマンガについての座談会などが収録されている。
イベント
2017年11月13日に阿佐ヶ谷ロフトAで本書の刊行イベントが開催された[2]。
反応
2018年3月30日、『エロマンガ表現史』は他の3冊と共に北海道で有害図書指定を受け、道内での18歳未満への販売が禁止された。この措置には批判が集まり[3]、発行元の太田出版は措置について「違和感」を表明し[4]、10月11日に日本マンガ学会は研究への委縮を懸念して指定への反対声明を出した[5]。参議院議員の山田太郎はTwitterに指定を懸念するコメントを投稿し、ジェイ・キャストの取材に対して「実物も読んだが、指定は行き過ぎと感じる」と述べた[6]。ハフポストの取材に対して、北海道庁は指定について「本の価値自体を否定するものではない」とコメントしている[7]。
朝日新聞が北海道に本件の審議会の議事録を情報公開請求した所、審議会は、所管の文書管理規程に違反して議事録を残していなかったことが判明した。この事象に対して、識者から疑問の声が上げられている[8]。
出典
- ^ “エロマンガに学ぶ! マンガ家と研究家が語る表現と海賊版対策 - KAI-YOU.net”. KAI-YOU (2018年11月2日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “乳首残像、触手、断面図、アヘ顔…エロマンガの表現を辿る1冊、奥浩哉も登場。”. コミックナタリー (2017年11月2日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “出版界が「軽減税率導入」で直面する問題とは? ポルノと違い線引きがあいまいな有害図書は排除”. ダ・ヴィンチ (2018年10月26日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “太田出版、北海道による『エロマンガ表現史』の有害図書指定に対し改めて違和感と危惧を表明”. Hon.jp (2018年10月19日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ ““エロ漫画”研究書の有害図書指定、マンガ学会が反対声明 「研究を萎縮させかねない」”. ITmedia (2018年10月12日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “『エロマンガ表現史』研究書なのに有害図書?北海道指定に識者「行き過ぎ」”. ジェイ・キャスト (2018年4月15日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ 安藤健二 (2018年4月18日). “『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。”. ハフポスト. 2020年11月29日閲覧。
- ^ “「エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず 北海道”. 朝日新聞 (2018年8月10日). 2020年11月29日閲覧。