「メッセージ〜伝説のCMディレクター・杉山登志〜」の版間の差分
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2022年12月5日 (月) 09:58時点における版
『SHISEIDO PRESENTS テレビCMの日 スペシャルドラマ メッセージ〜伝説のCMディレクター・杉山登志〜』(しせいどう プレゼンツ テレビシーエムのひ スペシャルドラマ メッセージ でんせつのシーエムディレクター すぎやまとし)は、2006年8月28日(月曜日)の21:00 - 22:54に毎日放送(MBS)の制作によりTBS系列で放送された単発のテレビドラマ。
毎日放送の開局55周年記念企画として制作し、資生堂の一社提供番組である。
※テレビCMの日=1953年8月28日、日本で初めての民間放送によるテレビ局、日本テレビが開局した日に因んで、日本民間放送連盟が2005年からこの日を「テレビCMの日」と制定した。
あらすじ
1960年代から1970年代にかけて、日本のテレビコマーシャルの創成期を築いてきたテレビCMディレクター・杉山登志(すぎやま・とし)の生涯を綴る。
杉山は、資生堂の「サンオイル」や「のんびり行こうよ」の歌で有名な鈴木ヒロミツが出演したモービル石油など、昭和を代表するテレビCMを数多く製作した。
ドラマは、"CM界のカリスマ"と呼ばれながらも1973年、37歳の若さで自殺した杉山の記録を元にドキュメンタリータッチで描く。
杉山登志役は藤木直人が、杉山の弟でCMカメラマンの杉山伝命(すぎやま・でんめい)役は、青年期を平岡祐太、熟年期を藤竜也が演じた。
杉山の自殺から33年後の2006年夏。CM制作会社に勤務するCMアシスタント・ディレクターの松本佐和(内山理名)が新しいCMを製作するために、一人の男を訪ねた。その男は、杉山伝命(藤竜也)だった。佐和は、杉山が自殺した数年後に生まれた。学生時代に杉山が製作したCMのVTRを見て、杉山の魅力に惹かれ、CM業界の仕事を始めた。
キャスト
- 杉山登志(CMディレクター) - 藤木直人
- 松本佐和(CMアシスタント・ディレクター) - 内山理名
- 杉山伝命(登志の弟、CMカメラマン) - 平岡祐太(青年期)/藤竜也(熟年期)
- 伊藤真記(受付嬢、登志の結婚相手) - 香里奈
- 丸谷(新聞記者) - 石黒賢(特別出演)
- マスター - 山田幸伸
- 田中(資生堂宣伝部) - 小木茂光
- 松岡 - 江畑浩規(青年期)/平泉成(熟年期)
- 長尾 - 東根作寿英
- 宮崎 - 遠藤雅
- 野沢 - 渡辺航
- 八木 - 上地雄輔
- 加藤 - 新海悟
- 山内 - 網島郷太郎
- 石井(佐和の上司) - 六角慎司
- 佐和の祖母 - 正司照枝
- ナビゲーター - 篠原涼子
スタッフ
補足
番組のエンドロールは、番組が「テレビCMの日スペシャルドラマ」ということから、昭和を代表するテレビCMの名場面が音声入りで流された。放映されたテレビCMは次の通り。
- 文明堂のカステラ(カステラ一番、電話は2番)
- 三共「ルル」(クシャミ3回、ルル3錠)
- 桃屋「江戸むらさき」(のり平の国定忠治)
- 丸善石油「丸善ガソリン100ダッシュ」(オー!モーレツ、小川ローザ)
- 富士ゼロックス「企業イメージ」(モーレツからビューティフルへ、加藤和彦)
- 松下電器産業「クイントリックス」(英語でやってごらんよ、坊屋三郎)
- 中外製薬「新グロモント」(ちかれたびー)
- 小学館「小学館の学年別学習雑誌」(ピッカピカの一年生)
- 富士写真フイルム「フジカラー」(それなりに写ります、岸本加世子・樹木希林)
- ミノルタ「X-7」(いまの君はピカピカに光って、宮崎美子)
- 大日本除虫菊「金鳥ゴン」(亭主元気で留守がいい、もたいまさこ・木野花)
- サッポロビール「サッポロ生ビール 黒ラベル」(Love Beer? 卓球編、山﨑努・豊川悦司)
ほか
番組のオープニングでは、日本で初のテレビCM「精工舎の時計」のCMが放送された。