コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「神路山」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Eukk (会話 | 投稿記録)
流れの向きの是正
Cewbot (会話 | 投稿記録)
 
20行目: 20行目:


{{デフォルトソート:かみしやま}}
{{デフォルトソート:かみしやま}}
[[Category:アジアの山]]
[[Category:山岳名目録]]
[[Category:三重県の山]]
[[Category:三重県の山]]
[[Category:伊勢市の地理]]
[[Category:伊勢市の地理]]

2022年11月23日 (水) 09:11時点における最新版

神路山(かみじやま)は三重県伊勢市宇治にある山域で、南方面から伊勢神宮の内宮(皇大神宮)へ流れる五十鈴川上流域の流域の総称である。

内宮付近の島路山と神路山

東は五十鈴川支流の島路川流域の島路山と稜線を共有する。伊勢神宮の他の森林と合わせ、神宮林と呼ぶ。神路山には宇治今在家町大字高麗広(こうらいびろ)があり、民家と農地が点在する。

西から南へは鼓ヶ岳-前山-鷲峰(しゅうれい)-竜ヶ峠、南から東へ八禰宜(はねぎ)山-剣峠-逢坂峠、ここよりほぼ北上し、五十鈴川と島路川を隔てる尾根の稜線を結び内宮に戻る。その周囲は約25kmである。島路山と同様に特別な山頂を意味しない。 竜ヶ峠は伊勢市矢持町から高麗広に通じる山道にあるで、徒歩以外は通行困難なため自動車が普及してからは往来が絶え、ほぼ廃道になった。剣峠は三重県道12号伊勢南勢線にある峠で、大型車の通行は禁止されている。

神路山と島路山にはシカなどの動物が生息しており、県道12号伊勢南勢線に現れることがある。

神路山は他の神宮林と同様に、古くは神宮式年遷宮に用いるヒノキを調達する御杣山(みそまやま)であったが、これらの森林のヒノキが枯渇したため御杣山は年代により変遷し、江戸時代から木曽美濃が御杣山となっている。神宮では大正末期から神宮林で檜の植林を行なっているが、間伐材を除けば遷宮に使えるようになるのは2125年からと予定されている。

神路山ではヒノキの人工林以外に広葉樹も保護されており、学術的に貴重な針広混交林とされる。

関連項目

[編集]