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=== 主な論文 ===
=== 主な論文 ===
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* 『コーヒーの科学 : 「おいしさ」はどこで生まれるのか』(〈[[講談社ブルーバックス]]〉、2016年2月)ISBN 978-4-06257-956-8
* 『コーヒーの科学 : 「おいしさ」はどこで生まれるのか』(〈[[講談社ブルーバックス]]〉、2016年2月)ISBN 978-4-06257-956-8
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=== 共著 ===
=== 共著 ===

2022年11月19日 (土) 10:44時点における版

旦部幸博(たんべ ゆきひろ、1969年 - )は、日本の研究者。専門は微生物学遺伝学。学位は医学博士[1]。2022年10月時点で滋賀医科大学医学部医学科病理学講座微生物感染症学部門准教授。コーヒーの研究者としても有名である[2][3][注 1]

来歴

長崎県出身[要出典]京都大学、京都大学大学院出身で、1996年から滋賀医科大学助手、2020年、滋賀医科大学医学部医学科病理学講座微生物感染症学部門准教授。悪性腫瘍について抑制遺伝子Drsの挙動を課題に、分子標的薬開発の着眼点を求めて科学研究費助成事業を獲得し研究を重ねる[4][5]。オートファジー研究が過程の初期に注目した2006年時点、その後期に着目して癌抑制遺伝子がその成熟を制御すると初めて解明[6]

人物

京都大学に入学してすぐに、何かひとつ趣味を作ろうと思い立ちコーヒーの研究を始めると、生薬学を研究した大学院では研究室のコーヒー係を担当する[要出典]。植物の成分に非常に興味があったため、コーヒーも香りや味の成分に関心を持つようになった[要出典]。そこからいろいろな文献を集めるようになり、[いつ?]世界の1000を超える論文を読んできた[要出典]

2014年に喫茶店カフェ・バッハの田口護との共著『コーヒー おいしさの方程式』を出版。コーヒーにまつわる知識のうち2016年に理系の考察を『コーヒーの科学』としてまとめ[7]、コーヒーのおいしさを分けるポイントを解説[8]。同じく文系の知識は『珈琲の世界史』につづって(2017年)[9]、コーヒーの通史を紹介した[10][11]。アメリカにおけるスペシャルティコーヒーの市場を初めて調査した海外の書籍[注 2]については日本語訳を監修(2018年)するなど、科学の知識を活かし、コーヒーを探求している[7][12][出典無効]。カフェ・バッハの田口護、コーヒー研究の先輩に当たる辻静雄料理教育研究所所長の山内秀文、コーヒーマニアであり研究家の鳥目散帰山人と親しい[13]

略歴

悪性腫瘍について抑制遺伝子Drsの挙動および分子標的薬開発[14]を課題に、科学研究費助成事業を獲得し研究を重ねる[4]。オートファジー研究が過程の初期に注目した2006年時点に、その後期に着目して癌抑制遺伝子がその成熟を制御すると初めて解明[6]。以下の助成対象プロジェクトは新しい順に記す。

学歴

  • 1992年、京都大学薬学部薬学科卒業
  • 1994年、京都大学大学院薬学研究科修士課程修了
  • 1996年、京都大学大学院薬学研究科博士後期課程修了

職歴

  • 1996年、滋賀医科大学助手
  • 2005年、滋賀医科大学講師(学内)
  • 2020年、滋賀医科大学 医学部 医学科 病理学講座 微生物感染症学部門 准教授

著書

出版年順。

主な論文

単著

共著

発行年順。

  • 石脇智広, 全日本コーヒー検定委員会『コーヒー検定教本 : 社団法人全日本コーヒー協会公認』(全面改訂・新版)全日本コーヒー商工組合連合会、2006年。 NCID BA77915989CRID 1130000793868495616 
  • 田口 護『コーヒー おいしさの方程式』(NHK出版、2014年1月)ISBN 978-4-14033-282-5
  • 嶋中労, 旦部幸博『ホーム・コーヒー・ロースティング : お家ではじめる自家焙煎珈琲』集英社インターナショナル, 集英社 (発売)、2021年。ISBN 9784797674064NCID BC11267099CRID 1130571768500528282 
  • 旦部幸博, 北川善紀『病原体の世界 : 最小にして人類最大の宿敵 : 歴史をも動かすミクロの攻防』講談社〈ブルーバックス〉、2022年。ISBN 9784065290781NCID BC16344630CRID 1130011760292451351 

監修

  • マイケル・ワイスマン (Weissman, Michaele)著『スペシャルティコーヒー物語 : 最高品質コーヒーを世界に広めた人々』久保尚子 訳(楽工社、2018年2月)ISBN 978-4-90306-382-9[注 2]

受賞歴

脚注

  1. ^ 1996年頃、コーヒーの専門サイト『百珈苑』を開設、日本のコーヒーの専門サイトとしては最も古株のひとつである[要検証]
  2. ^ a b 原書は Weissman, Michaele『God in a Cup: The Obsessive Quest for the Perfect Coffee』(ニュージャージー州ホーボーケンジョン・ワイリー・アンド・サンズ、2008年)[22]。原書の書評は"God in a Cup: The Obsessive Quest for the Perfect Coffee, Michaele Weissman. Hoboken, NJ : John Wiley & Sons , 2008. xix + 259 pp. $24.95 (cloth) ." Heiss, Robert. Gastronomica. vol.9, no.3. p.103 (英語) JSTOR (全文)。"Coffee Landscapes: Specialty Coffee, Terroir, and Traceability in Costa Rica." Smith, Julia. Culture, Agriculture, Food & Environment Jun2018, volume 40, number 1, p36-44. 9p. doi:10.1111/cuag.12103

出典

  1. ^ 博士論文.
  2. ^ 旦部 幸博 Yukihiro Tambe | 現代ビジネス @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2022年10月24日閲覧。
  3. ^ 旦部 幸博科学技術振興機構.2021年7月20日閲覧。
  4. ^ a b 井上 2013, pp. a21–a25
  5. ^ a b Tambe, et al. 2019, p. 1726-1737.
  6. ^ a b c 癌抑制遺伝子drsによるオートファジー誘導機構の解明」『KAKEN』。 
  7. ^ a b 鹿島茂. “『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』『忘れられた人類学者 エンブリー夫妻が見た〈日本の村〉』”. 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS. 「私の読書日記」2017年5月25日号 | 鹿島 茂による読書日記. 2022年11月2日閲覧。
  8. ^ 緑 慎也・評『コーヒーの科学』旦部幸博・著」『』毎日新聞、2016年3月22日。2022年11月2日閲覧。
  9. ^ 味の素食の文化センター『vesta』112号掲載の書評。山内秀文(辻静雄料理教育研究所 研究顧問). “旦部幸博『珈琲の世界史』(講談社現代新書)”. 食文化を知る・学ぶ > 『vesta』文献紹介. 味の素食の文化センター. 2022年11月2日閲覧。
  10. ^ 鹿島 茂. “『珈琲の世界史』(講談社) - 著者:旦部 幸博”. 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS. 鹿島 茂による書評. 2022年11月2日閲覧。
  11. ^ 旦部幸博さん 珈琲の世界史(講談社現代新書・864円)」『』毎日新聞、2018年3月1日。2022年11月2日閲覧。
  12. ^ ラジオ深夜便 『珈琲のおいしさを科学する』2016年12月3日
  13. ^ 『珈琲の世界史』 2017, pp. &#91, 要ページ番号&#93, , 「おわりに」.
  14. ^ a b c Holczer, Marianna; Bánhegyi, Gábor; Kapuy, Orsolya (2016-12-16). “GADD34 Keeps the mTOR Pathway Inactivated in Endoplasmic Reticulum Stress Related Autophagy” (英語). PLOS ONE 11 (12): e0168359. doi:10.1371/journal.pone.0168359. ISSN 1932-6203. PMC 5161374. PMID 27992581. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0168359. 
  15. ^ ウイルス感染が誘導する代謝リプログラミングに対するDrs遺伝子の作用”. KAKEN. 2022年10月24日閲覧。
  16. ^ 癌抑制遺伝子Drsによるレドックス制御と癌の悪性化との関連”. KAKEN. 2022年10月24日閲覧。
  17. ^ Drs癌抑制蛋白の機能をペプチド模倣する新しい抗腫瘍分子標的薬の探索”. KAKEN. 2022年10月24日閲覧。
  18. ^ ピルビン酸代謝を標的にする新規低分子化合物による抗腫瘍治療法の確立”. KAKEN. 2022年10月24日閲覧。
  19. ^ Drs癌抑制遺伝子による代謝シフト制御機構の解明”. KAKEN. hdl:10422/10713. 2022年10月24日閲覧。
  20. ^ 癌抑制遺伝子drsによる感染防御作用とそのメカニズムの解明”. KAKEN. 2022年10月24日閲覧。
  21. ^ doi:10.1002/mc.22258
  22. ^ Michelman, Jordan. “A Deep Dive Into Direct Trade With Author Michaele Weissman” (英語). sprudge.com. 2022年10月24日閲覧。
  23. ^ 第9回辻静雄食文化賞 贈賞式のご案内」『総合情報サイト』、辻調グループhttps://www.tsuji.ac.jp/press/news/cat919/post-63.html2022年10月24日閲覧 
  24. ^ 第9回辻静雄食文化賞/専門技術者賞 贈賞式開催 書籍『珈琲の世界史』、杉野英実氏(「HIDEMI SUGINO」オーナーシェフ)が受賞”. 日刊工業新聞電子版. 2022年10月24日閲覧。
  25. ^ 旦部 幸博 (病理学講座(微生物感染症学部門))”. sumsdbweb.shiga-med.ac.jp. 滋賀医科大学研究情報データベース. 2022年10月24日閲覧。

外部リンク