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2022年10月23日 (日) 06:26時点における版

青のオーケストラ
ジャンル 音楽漫画オーケストラ
青春漫画
漫画
作者 阿久井真
出版社 小学館
掲載サイト マンガワン(MO)
裏サンデー(US)
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表期間 MO:2017年4月25日 -
US:2017年5月2日 -
巻数 既刊10巻(2022年4月現在)
アニメ
原作 阿久井真
監督 岸誠二
シリーズ構成 柿原優子
キャラクターデザイン 森田和明
アニメーション制作 日本アニメーション
放送局
放送期間 2022年春 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

青のオーケストラ』(あおのオーケストラ)は、阿久井真による日本漫画作品。元天才ヴァイオリニストの少年を描くアンサンブル青春ウェブコミック。『マンガワン』(小学館)では2017年4月25日、『裏サンデー』(小学館)では同年5月2日より連載中。

千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部への取材をもとに描かれている[1][2]

音楽好きの若年層を中心に話題を集め[2]、『マンガワン』の看板作品[3]・代表作[4]とされることもある。2021年8月時点で累計発行部数は300万部を突破している[5]

あらすじ

かつてヴァイオリンのコンクールで数々の成績を収めていた少年・青野一は家庭の事情もあってヴァイオリンを止めていたが、ふとした切っ掛けで秋音律子と出会い一度はやめたヴァイオリンを再び弾き始める。その後2人は進学先の高校でオーケストラ部に入るが、そこでコンクールでトップの成績を収めていた佐伯直と邂逅しヴァイオリンの腕を競うことになる。

登場人物

青野 一(あおの はじめ)
本作の主人公。1stヴァイオリン。1年生。1月1日生まれ。
ヴァイオリニストである父・龍仁の手解きを受け、小学生から中学生の頃に各種コンクールでトップ成績を収めた。しかし父のスキャンダルに衝撃を受け、ヴァイオリン演奏を止めてしまう。「なるべく遠くにある公立の高校」を希望し、担任教師・武田の薦めで千葉県立海幕高校への進学を決意。そんな最中ケガで休んでいた中学の保健室でヴァイオリンの練習をしていた秋音と関わり、約1年ぶりに再び、ヴァイオリンを手に取る。秋音と一緒に海幕高校へ進学するとオーケストラ部に入部し、そこで自分と入れ替わりの格好でコンクールを総なめにした佐伯を初めて目の当たりにして、自身の音楽への情熱が再燃する。
幼少期から習っていたヴァイオリンの技量は高い。体育は全く苦手で、勉強もそれほど得意ではないが、秋音のヴァイオリンの基礎練習に付き合う一方、高校入試では彼女のサポートの元、猛勉強して一般入試で海幕高校に合格する。
佐伯 直(さえき なお)
青野のライバル。1stヴァイオリン。1年生。2月6日生まれ。
12歳の頃までドイツに住んでいた帰国子女。そのため日本語の読み書きが苦手で中学時代にはクラスで浮いており、高校でも補修時は青野から漢字に平仮名を振ってもらう。幼少時からヴァイオリンを始め帰国後、いきなりコンクールで優等の成績を収める。推薦入試で海幕高校に入学するとオーケストラ部に入り、入部テストで青野とアンサンブルで競演。以後同じ第1ヴァイオリンのパートで互いの技量を競う。
実の母親はソプラノ歌手で、青野の父と交際したことが原因となり、青野家の崩壊に繋がってしまう。青野の異母兄弟で、実母方の祖母と共に暮らす。
秋音 律子(あきね りつこ)
本作のヒロイン。青野の友人。2ndヴァイオリン。1年生。
成績優秀で運動神経も抜群。正義感も強い。親友の小桜がいじめで転校したことで加害生徒に手をあげ、クラス内で孤立。保健室登校になってしまう。同じ頃にヴァイオリンを弾き始め程なく青野と知り合い、共に海幕高校へ進学。青野の指導に加え、人並み外れた練習量で短期間の間に技量を磨く。実母は既に亡く、実父は海外で単身赴任している為、再婚相手で新聞社勤務の継母・司と暮らす。
小桜 ハル(こざくら はる)
青野の友人。秋音の親友。1stヴァイオリン。1年生。在宅時には眼鏡を着用する。
心優しく穏やかだが、控えめで遠慮がちな性格。中学時代、いじめに遭って転校に追い込まれた事で、彼女では無く、青野から秋音ヘヴァイオリン演奏技術を伝授する契機にも成った。ヴァイオリン経験者で青野も上手いと称えるほど。過去に青野とコンクールで一緒になった事があり、落選して泣いていた時、青野に声を掛けられた事から意識するようになる。高校で再会すると再びその思いを自覚し、秋音ら女子生徒と青野が良く話すときに、嫉妬心を抱く時もある。
山田  (やまだ いちろう)
青野の友人。担当楽器はチェロ。1年生。下の名前はグッズにて判明したが、漢字は不明。
明るく活発で友人が多い。人と関わろうとしない青野にも積極的に話しかける。青野・佐伯・秋音・小桜の4人と共に行動する事が多いが、チェロ担当なためパート練習で離れてしまうことを常々ボヤく。佐伯とは中学の同級生でその当時から仲が良い。
原田 蒼(はらだ そう)
青野が入部するシンフォニックオーケストラ部の先輩。青野達の入部時はコンサートマスター。1stヴァイオリン。3年生。
佐久間・筒井・立花静は中学校時代からの後輩。技量は高く、青野が憧れ目指す先輩の一人として描かれる。爽やかで整った顔立ちで、特に演奏中の楽しげな表情や周りを引き寄せる不思議な雰囲気に虜になる女子生徒が多い(原田マジックと呼ばれる)。普段もその人あたりの良さから男女問わず人気で親われる。
次期コンマスとされていた2年生の羽鳥に対しては「お前の中途半端な姿勢がみんなの努力を邪魔する」と厳しい言葉をかける。
立石 真理(たていし まり)
シンフォニックオーケストラ部の青野達の入部時の部長。担当楽器はフルート。誕生日は8月18日。3年生。
原田と同じく整った顔立ちで、美人と言われている。チェロのパートリーダーを務めている高橋翼と仲が良く、「海に行きたいのに、受験勉強がある」などと愚痴をこぼす。フルートの実力はあまり良いとは言えず、度々指揮兼部顧問・鮎川広明に注意される。しかし自主練習を重ね、夏の発表会を十分な形で迎える。
羽鳥 葉(はとり よう)
シンフォニックオーケストラ部のコンサートマスター。1stヴァイオリン。2年生。
フレンドリーな性格。ダンス部と兼部でオケ部の活動と往来を繰り返す。そのため、原田に厳しい指摘をされる。同輩の次席奏者・裾野姫子と滝本とは仲が良いが、佐久間には良い対応をされない。また技術があり、後輩である青野からは慕われる。
佐久間 優介(さくま ゆうすけ)
シンフォニックオーケストラ部の打楽器セクションリーダー。打楽器担当(夏の定期演奏会ではシンバル[6]、秋のコンクールではティンパニ)。2年生。
几帳面な性格。初対面の青野に「嫌い」と言い放ち、周囲の痛いところを突くなど、初登場時から嫌味キャラとして描かれる。しかし、言動とは裏腹に事の核心をつく指摘をするなど、他部員には見えない積極的な面があり、頼れる部分がある。自他ともに甘やかさないストイックな人物。青野も最初は彼に突っかかるが、苦手な相手に成る。部長の筒井とは仲が良い。立花は中学校時代からの後輩であり、原田もまた中学校時代からの先輩である。甘党。
筒井 俊樹(つつい としき)
シンフォニックオーケストラ部の部長。担当楽器はホルン。2年生。
佐久間とは仲が良く、中学校時代からの友人。優柔不断かつ優しい性格。中学校時代のオーケストラ部の出来事を機に部長になろうと決心する。文字の綺麗さやポスターの傾き具合を細かに気にするなどとても几帳面な部分がある。青野と同じく運動は苦手。
滝本 かよ(たきもと かよ)
シンフォニックオーケストラ部の2ndヴァイオリンパートリーダー。当時の3年生引退を機に、1stヴァイオリンから異動する。2年生。
後輩の青野を気に入り、親密な態度をとる。2ndヴァイオリンの中での数少ない経験者。裾野・羽鳥とは食事などで一緒に過ごすなど仲が良い。
大学は医学部進学志望で、受験勉強と部活の両立に関して母親を納得させられなかった。熟慮の末、秋のコンクール終了後、部に籍を残したまま、活動を休止。
東金 梨香(とうがね りか)
シンフォニックオーケストラ部の管楽器セクションリーダー。担当楽器はトランペット。2年生。
青野を呼び捨てで言う、気が強い性格。
平良 まりあ(たいら まりあ)
シンフォニックオーケストラ部の部員。担当楽器はオーボエ。2年生。
明るい性格で絵を描くのが好き。バッカナールでは序盤のオーボエのソロ部分を担当。


書誌情報

  • 阿久井真 『青のオーケストラ』 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉、既刊10巻(2022年4月19日現在)
    1. 2017年7月19日発売[7]ISBN 978-4-09-127744-2
    2. 2017年11月10日発売[8]ISBN 978-4-09-128019-0
    3. 2018年5月11日発売[9]ISBN 978-4-09-128295-8
    4. 2018年9月12日発売[10]ISBN 978-4-09-128517-1
    5. 2019年1月18日発売[11]ISBN 978-4-09-128757-1
    6. 2019年8月8日発売[12]ISBN 978-4-09-129378-7
    7. 2020年5月12日発売[13]ISBN 978-4-09-850113-7
    8. 2020年9月11日発売[14]ISBN 978-4-09-850239-4
    9. 2021年4月19日発売[15]ISBN 978-4-09-850506-7
    10. 2022年4月19日発売[16]ISBN 978-4-09-851078-8

テレビアニメ

メディアミックスとして、2022年4月にテレビアニメ化が発表され[17]、2023年春より放送予定[18]

スタッフ

  • 原作 - 阿久井真[18]
  • 制作統括 - 坂田淳[18]

脚注

  1. ^ 阿久井Twitter 2018年9月12日(2020年8月16日閲覧)
  2. ^ a b “累計50万部突破!青春×音楽漫画『青のオーケストラ』最新6巻発売記念、リアル高校オーケストラ部との特別コラボ動画完成!”. PR TIMES. (2019年8月8日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000357.000013640.html 2020年8月16日閲覧。 
  3. ^ 8月30日(日)24時間限定!人気170作品が完全無料公開になるマンガワン祭り開催!『プロミス・シンデレラ』『血の轍』など話題作を見逃すな!(2021年6月11日閲覧)
  4. ^ 日経エンタテインメント!』(日経新聞社)2021年7月号94ページ。
  5. ^ "「マンガワン 祭り 2021」24時間限定でアプリ丸ごと完全無料開放! 過去最多作品数で、8月29日(日) 0時より開催!!". PR TIMES (Press release). 小学館. 23 August 2021. 2021年8月26日閲覧
  6. ^ 第36曲の冒頭部分にシンバル担当として描かれている。
  7. ^ 青のオーケストラ 1|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  8. ^ 青のオーケストラ 2|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  9. ^ 青のオーケストラ 3|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  10. ^ 青のオーケストラ 4|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  11. ^ 青のオーケストラ 5|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  12. ^ 青のオーケストラ 6|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  13. ^ 青のオーケストラ 7|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年8月19日閲覧。
  14. ^ 青のオーケストラ 8|阿久井真”. 小学館コミック. 2020年9月11日閲覧。
  15. ^ 青のオーケストラ 9|阿久井真”. 小学館コミック. 2022年4月19日閲覧。
  16. ^ 青のオーケストラ 10|阿久井真”. 小学館コミック. 2022年4月19日閲覧。
  17. ^ “『青のオーケストラ』アニメ化が決定 ヴァイオリンを弾くのを辞めた元・天才少年 青野一のアンサンブル青春ドラマ”. Anime Recorder (ソーシャルインフォ). (2022年4月12日). https://www.anime-recorder.com/newtitle/238643/ 2022年4月12日閲覧。 
  18. ^ a b c "TVアニメ『青のオーケストラ』が2023年春にNHK E テレにて放送! ティザービジュアルが公開! 原作者・阿久井真先生よりコメント到着". アニメイトタイムズ. アニメイト. 8 August 2022. 2022年8月8日閲覧

外部リンク