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'''源 師光'''(みなもと の もろみつ) |
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{{分割提案|源師光 (清和源氏)|方原師光|源師光 (村上源氏)|date=2022年9月}} |
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* [[源師光 (清和源氏)|源師光 (清和源氏頼光流)]] - 平安時代中期から後期にかけての官人・歌人。頼光流源頼国の8男。 |
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'''源師光'''(みなもと の もろみつ) |
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* [[方原師光|源師光 (清和源氏義光流)]] - 平安時代後期の武士。新羅三郎義光の孫。方原二郎とも。 |
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*[[清和源氏]][[源頼光|頼光]]流・[[源頼国]]の子。 |
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* [[源師光 (村上源氏)]] - 平安時代後期の貴族・歌人。源師頼の男。 |
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*清和源氏[[源義光|義光]]流・[[源義清 (武田冠者)|源義清]]の子。 |
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*[[村上源氏]][[源俊房|俊房]]流・[[源師頼]]の子。 |
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== 源師光(清和源氏頼光流) == |
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{{基礎情報 武士 |
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| 氏名 = 源 師光 |
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| 画像説明 = |
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| 時代 = [[平安時代]]中期 - 後期 |
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| 生誕 = 不明 |
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| 死没 = [[康和]]2年([[1100年]]) |
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| 改名 = 国仲(初名)→国保→師光 |
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| 別名 = |
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| 諡号 = |
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| 神号 = |
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| 戒名 = |
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| 霊名 = |
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| 墓所 = |
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| 官位 = [[従五位|従五位下]]、[[蔵人]]、[[相模国#国司|相模守]]、[[信濃国#国司|信濃守]] |
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| 幕府 = |
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| 主君 = |
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| 藩 = |
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| 氏族 = [[清和源氏]][[源頼光|頼光]]流([[摂津源氏]]) |
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| 父母 = 父:[[源頼国]]、母:[[藤原中清]]の娘 |
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| 兄弟 = [[源頼弘|頼弘]]、[[源頼資|頼資]]、[[源頼実|頼実]]、[[源実国|実国]]、[[源頼綱|頼綱]]、[[六条斎院宣旨]]、[[源国房|国房]]、[[源頼仲 (摂津源氏)|頼仲]]、'''師光'''、[[源頼房 (平安時代中期)|頼房]]、[[源頼任 (平安時代中期)|頼任]]、[[源富国|富国]]、[[源明円|明円]]、[[藤原為房]]室、[[藤原師実]]室、[[藤原顕家 (小野宮流)|藤原顕家]]室、[[藤原良綱]]室、[[藤原定輔]]室 |
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| 妻 = |
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| 子 = [[源実俊|実俊]]、盛実、[[源満隆|満隆]]ら |
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| 特記事項 = |
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'''源 師光'''(みなもと の もろみつ)は、[[平安時代]]中期から後期にかけての[[官人]]・[[歌人]]。[[源頼国]]の八男。[[官位]]は、[[従五位|従五位下]]、[[蔵人]]、[[相模国#国司|相模守]]、[[信濃国#国司|信濃守]](『[[尊卑分脈]]』)。 |
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=== 略歴 === |
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[[主殿寮|主殿助]]を務め、[[治暦]]4年([[1068年]])に[[六位蔵人]]に補される(『[[扶桑略記]]』)。師光も兄弟らと並び[[歌道]]に邁進し、蔵人[[左衛門尉]]であった[[承保]]2年([[1075年]])に[[白河天皇]]主催の『殿上歌合』に出詠するなどしている。その後、相模守となり、晩年の[[永長]]元年([[1096年]])に病没した前任の[[藤原永清]]に代わり信濃守に任ぜられるが[[康和]]2年に([[1100年]])に卒去した(『[[中右記]]』『[[勅撰作者部類]]』)。 |
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その詠歌は『[[後拾遺和歌集]]』以下の『[[勅撰和歌集]]』に計2首が入集する。後代、長子・[[源実俊|実俊]]の子孫は代々[[僧侶]]の家系として続き、その子孫に[[後白河天皇|後白河]]・[[後鳥羽天皇|後鳥羽]]・[[高倉天皇|高倉]]三代[[天皇]]の御読経者となった[[宗厳]]があった。また三男・[[源満隆|満隆]]の子孫は[[摂津国]][[西成郡]][[福島荘]]<ref group="注釈">現在の[[大阪市]][[福島区]][[福島 (大阪市)|福島]]付近。</ref>を相伝する[[福島氏]]として存続した。 |
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=== 参考文献 === |
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*[[久保田淳]]・[[平田喜信]]校注 『後拾遺和歌集』 (1994年、[[岩波書店]]) |
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== 源師光(清和源氏義光流) == |
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'''源 師光'''(みなもと の もろみつ、生没年不詳) は、[[平安時代]]後期の[[武士]]。[[源義清 (武田冠者)|源義清]](武田義清)の次男。[[源義光|新羅三郎義光]]の孫にあたり、兄弟に[[源清光|清光]](逸見冠者)らがある。[[方原成光|成光]]の父。[[仮名 (通称)|仮名]]は次郎。'''方原師光'''とも呼ばれる。 |
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その経緯については不明となっているが、[[三河国|三河]]形原郷(現在の[[愛知県]][[蒲郡市]]形原町)を中心とする[[荘園]](正確な名称は不明)の[[下司]]となり同地に居住した。[[久安]]5年([[1149年]])に後の[[形原城]]の前進となる居館を荘内に築き統治にあたったとされる。 |
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== 源師光(村上源氏) == |
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{{基礎情報 公家 |
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| 氏名 = 源師光 |
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| 画像 = |
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| 画像サイズ = |
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| 画像説明 = |
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| 時代 = [[平安時代]]後期 - [[鎌倉時代]]初期 |
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| 生誕 = [[天承]]元年([[1131年]])頃 |
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| 死没 = [[元久]]元年([[1204年]])頃 |
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| 改名 = 師光→生蓮(法名) |
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| 別名 = 小野宮侍従 |
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| 諡号 = |
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| 神号 = |
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| 戒名 = |
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| 墓所 = |
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| 官位 = [[正五位|正五位下]]、[[京職|右京権大夫]] |
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| 主君 = [[六条天皇]]→[[高倉天皇]] |
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| 氏族 = [[村上源氏]] |
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| 父母 = 父:[[源師頼]]、母:[[藤原能実]]の娘 |
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| 兄弟 = [[源師能|師能]]、[[源師教|師教]]、'''師光'''、証遍、[[源師綱|師綱]]、証禅、[[藤原重通 (大納言)|藤原重通]]室、[[藤原光隆]]室、[[源基平]]室 |
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| 妻 = 後白河院安芸([[巨勢宗成]]の娘) |
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| 子 = [[源泰光|泰光]]、[[源具親|具親]]、[[後鳥羽院宮内卿]]、尋恵、澄覚 |
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| 特記事項 = |
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'''源 師光'''(みなもと の もろみつ)は、[[平安時代]]後期の[[貴族]]・[[歌人]]。[[村上源氏]]、[[大納言]]・[[源師頼]]の子。[[官位]]は[[正五位|正五位下]]・[[京職|右京権大夫]]。歌人として名高い[[後鳥羽院宮内卿]]の父である。 |
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=== 経歴 === |
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父・師頼は大納言まで進み、師光自身も[[左大臣]]・[[藤原頼長]]の猶子となるものの、官途的には不遇で官位は正五位下・右京権大夫に留まる。[[侍従]]を務め、'''小野宮侍従'''とも呼ばれた<ref group="注釈">『[[今鏡]]』村上の源氏 第七 うたたね</ref>。50歳頃出家して'''生蓮'''と号した。 |
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=== 人物 === |
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和歌に優れるが、[[九条兼実]]には「和歌の外他芸無し」と評されている<ref>『[[玉葉]]』</ref>。 |
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勅撰歌人として『[[千載和歌集]]』(6首)以下の[[勅撰和歌集]]に26首が採録されている<ref>『勅撰作者部類』</ref>。家集に『師光集』がある。また、私撰集『花月集』があったとされるが、散逸して現存しない。 |
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=== 系譜 === |
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*父:[[源師頼]] |
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*母:[[藤原能実]]の娘 |
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*妻:後白河院女房安芸([[巨勢宗成]]の女) |
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**男子:[[源泰光]](1167-1249以降<ref group="注釈">[[建長]]元年([[1249年]])に83歳で出家している。</ref>) |
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**男子:[[源具親]] |
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**女子:[[後鳥羽院宮内卿]] |
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*生母不明の子女 |
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**男子:尋恵 |
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**男子:澄覚 |
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=== 脚注 === |
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{{脚注ヘルプ}} |
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==== 注釈 ==== |
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{{Notelist}} |
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==== 出典 ==== |
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=== 参考文献 === |
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*『尊卑分脈 第三篇』[[吉川弘文館]]、1987年 |
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*田仲洋己「源師光」『朝日日本歴史人物事典』[[朝日新聞社]]、1994年 |
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{{人名の曖昧さ回避}} |
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{{DEFAULTSORT:みなもと の もろみつ}} |
{{DEFAULTSORT:みなもと の もろみつ}} |
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[[Category:摂津源氏|もろみつ]] |
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[[Category:甲斐源氏|もろみつ]] |
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[[Category:村上源氏|もろみつ]] |
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[[Category:平安時代後期の貴族]] |
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[[Category:平安時代の歌人]] |
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[[Category:平安時代の武士]] |
2022年10月22日 (土) 08:34時点における最新版
源 師光(みなもと の もろみつ)
- 源師光 (清和源氏頼光流) - 平安時代中期から後期にかけての官人・歌人。頼光流源頼国の8男。
- 源師光 (清和源氏義光流) - 平安時代後期の武士。新羅三郎義光の孫。方原二郎とも。
- 源師光 (村上源氏) - 平安時代後期の貴族・歌人。源師頼の男。