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「かんなみ新地」の版間の差分

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'''かんなみ新地'''(かんなみしんち)は、かつて[[兵庫県]][[尼崎市]][[神田南通]]3丁目に存在した風俗街<ref name="神戸新聞NEXT20220531">{{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015347309.shtml |title=旧「かんなみ新地」一帯、尼崎市が購入へ 風俗街の「復活」封じ、更地にして売却 |author=広畑千春 |website=[[神戸新聞|神戸新聞NEXT]] |date=2022-5-31 |accessdate=2022-9-10}}</ref><ref name="文春オンライン20220604">{{Cite web|url=https://bunshun.jp/articles/-/54864 |title=【「かんなみ新地」尼崎市が土地取得へ】「飛田新地とは対照的…」尼崎の色街“かんなみ新地”で70年続いた「警察の黙認」が終わった“ウラの事情”《遊郭が一斉閉店》 |author=稲本千晴 |website=文春オンライン |date=2022-6-4 |accessdate=2022-9-10}}</ref>。680平方メートルの敷地に建つ2棟の長屋で{{R|神戸新聞NEXT20220531}}、30店を超える性風俗店が営業していた{{R|神戸新聞NEXT20220531}}{{R|文春オンライン20220604}}。1950年頃から存在し{{R|文春オンライン20220604}}、2021年11月に廃業した{{R|神戸新聞NEXT20220531}}{{R|文春オンライン20220604}}。
| 出典の明記 = 2019年9月
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'''かんなみ新地'''(かんなみしんち)は[[兵庫県]][[尼崎市]][[神田南通]]にある[[ちょんの間]]が複数ある場所。


営業していたのは[[飛田新地]]や[[松島新地]]と同様の「[[ちょんの間]]」{{R|神戸新聞NEXT20220531}}と呼ばれる業態の性風俗店で、飲食店の体裁を取って女性従業員による性的サービスを提供するものであった<ref name="神戸新聞NEXT20211103">{{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/sp/0014814614.shtml|title=昭和の遊郭一斉閉店 尼崎「かんなみ新地」 営業70年で初の警告|accessdate=2022-9-10|date=2021-11-3|website=神戸新聞NEXT}}</ref>。
[[尼崎中央・三和・出屋敷商店街|三和本通商店街]]に隣接している。飲食店の形態をとりながら、実態は女性従業員による性的サービスを提供していることで知られる。

2021年11月1日に尼崎市と兵庫県警[[尼崎南警察署|尼崎南署]]による[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風営法]]に基づく警告を受け、一斉に閉店した{{R|神戸新聞NEXT20211103}}{{R|文春オンライン20220604}}。その後16日、17日にはほぼ全店が布団や冷蔵庫などの備品を一斉に粗大ごみとして廃棄し、かんなみ新地組合も23日までに解散したことにより、70年間に渡るかんなみ新地の歴史に幕を閉じた<ref>{{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014863543.shtml |title=戦後から70年、尼崎の色街「かんなみ新地」に幕 組合解散し風俗店廃業 |accessdate=2022-9-10 |date=2021-11-23 |website=神戸新聞NEXT}}</ref>。廃業に追い込まれた一因として、[[新型コロナウイルス感染症_(2019年)|新型コロナウイルス感染症]]に対する[[緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置#緊急事態宣言|緊急事態宣言]]の期間中に営業を再開し、近隣住民からの苦情が集まっていたことが指摘されている{{R|文春オンライン20220604}}。一部の店舗は健全な飲食店として営業を続ける<ref>{{Citenews|title=「こんなに一斉に閉めるとは」市長、かんなみ廃業に手応え 「おにぎり屋さん、まっとうにやっている」|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014868491.shtml|newspaper=神戸新聞NEXT|date=2021-11-25|accessdte=2021-11-25}}</ref>。

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31店舗が営業していたが、令和3年11月1日、尼崎市と尼崎南署による[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風営法]]に基づく警告を受け、同日一斉閉店した。
その後16日、17日にはほぼ全店が布団や冷蔵庫などの備品を一斉に粗大ごみとして廃棄し、かんなみ新地組合も23日までに解散したことにより、第二次世界大戦終結後70年間に渡るかんなみ新地の歴史に幕を閉じた。尚、一部の店舗は健全な飲食店として営業を続ける<ref>{{Citenews|title=「こんなに一斉に閉めるとは」市長、かんなみ廃業に手応え 「おにぎり屋さん、まっとうにやっている」|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014868491.shtml|newspaper=神戸新聞NEXT|date=2021-11-25|accessdte=2021-11-25}}</ref>。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[遊廓]]
* [[遊廓]]
* [[尼崎中央・三和・出屋敷商店街]] - 近隣の商店街


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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* {{Cite web|url=https://diamond.jp/articles/-/122483|title=飛田新地より地味ながら“通”が熱視線「かんなみ新地」の猥雑|accessdate=2021-10-23|author=秋山謙一郎|date=2017.3.25|website=ダイヤモンド・オンライン|work=JAPAN Another Face}}
* {{Cite web|url=https://diamond.jp/articles/-/122483|title=飛田新地より地味ながら“通”が熱視線「かんなみ新地」の猥雑|accessdate=2021-10-23|author=秋山謙一郎|date=2017.3.25|website=ダイヤモンド・オンライン|work=JAPAN Another Face}}
* {{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202103/0014133612.shtml|title=阪神間コロナ1年、影響ここにも【スポット編】かんなみ新地|accessdate=2021-10-23|author=大田将之、竹本拓也、村上貴浩|date=2021/3/8|website=神戸新聞NEXT}}
* {{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202103/0014133612.shtml|title=阪神間コロナ1年、影響ここにも【スポット編】かんなみ新地|accessdate=2021-10-23|author=大田将之、竹本拓也、村上貴浩|date=2021/3/8|website=神戸新聞NEXT}}
* {{Cite web|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/sp/0014814614.shtml|title=昭和の遊郭一斉閉店 尼崎「かんなみ新地」 営業70年で初の警告|accessdate=2021-11-4|date=2021/11/3|website=神戸新聞NEXT}}
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2022年9月10日 (土) 00:28時点における版

かんなみ新地(かんなみしんち)は、かつて兵庫県尼崎市神田南通3丁目に存在した風俗街[1][2]。680平方メートルの敷地に建つ2棟の長屋で[1]、30店を超える性風俗店が営業していた[1][2]。1950年頃から存在し[2]、2021年11月に廃業した[1][2]

営業していたのは飛田新地松島新地と同様の「ちょんの間[1]と呼ばれる業態の性風俗店で、飲食店の体裁を取って女性従業員による性的サービスを提供するものであった[3]

2021年11月1日に尼崎市と兵庫県警尼崎南署による風営法に基づく警告を受け、一斉に閉店した[3][2]。その後16日、17日にはほぼ全店が布団や冷蔵庫などの備品を一斉に粗大ごみとして廃棄し、かんなみ新地組合も23日までに解散したことにより、70年間に渡るかんなみ新地の歴史に幕を閉じた[4]。廃業に追い込まれた一因として、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言の期間中に営業を再開し、近隣住民からの苦情が集まっていたことが指摘されている[2]。一部の店舗は健全な飲食店として営業を続ける[5]

2022年5月末、尼崎市は跡地の土地建物を取得した上で、建物を解体して更地として売却する方針を明らかにした[1][2]。跡地の多くが空き家となって治安や防犯上の懸念がある[1][2]ことに加えて、過去にかんなみ新地は摘発による閉店と営業再開を繰り返しており、復活を防ぐためには根本的な対策が必要だと市が判断したことによる[1]


関連項目

脚注

外部リンク