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eスポーツ普及のため、動画配信も実施{{Sfn|小松|2019b|p=3}}。2019年には関東に転居{{R|ファミ通2019}}。インタビューでは自身が女性蔑視に苦慮したことを語り{{Sfn|木鋪|2021a}}{{Sfn|木鋪|2021b}}{{R|Velociraptor2018}}{{Sfn|鈴木|2019|p=2}}、「女の子でゲームのうまい子に、『プロを目指してみない』と誘っても、『ネットで叩かれるからやりたくない』と言うんです」{{Sfn|木鋪|2021b|p=2}}、「自分がメディアに出ることで競技者が増えていき、プロゲーマーの社会的地位が向上することを目標にしています」{{Sfn|鈴木|2019|p=3}}と語っている。また、「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では、[[ときど]]選手とともにプロeスポーツ選手として構成員を務める{{R|検討会2020}}。2020年([[令和]]2年)3月にはTeam GRAPHTの契約が終了した{{R|篠原2022a}}。
eスポーツ普及のため、動画配信も実施{{Sfn|小松|2019b|p=3}}。2019年には関東に転居{{R|ファミ通2019}}。インタビューでは自身が女性蔑視に苦慮したことを語り{{Sfn|木鋪|2021a}}{{Sfn|木鋪|2021b}}{{R|Velociraptor2018}}{{Sfn|鈴木|2019|p=2}}、「女の子でゲームのうまい子に、『プロを目指してみない』と誘っても、『ネットで叩かれるからやりたくない』と言うんです」{{Sfn|木鋪|2021b|p=2}}、「自分がメディアに出ることで競技者が増えていき、プロゲーマーの社会的地位が向上することを目標にしています」{{Sfn|鈴木|2019|p=3}}と語っている。また、「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では、[[ときど]]選手とともにプロeスポーツ選手として構成員を務める{{R|検討会2020}}。2020年([[令和]]2年)3月にはTeam GRAPHTの契約が終了した{{R|篠原2022a}}。


2022年(令和4年)2月、[[Mildom]]でのライブ配信で「(身長が)170ないと、正直人権無いんで」との発言が問題視される{{R|産経2022}}{{Efn2|2022年2月15日に[[Mildom]](ミルダム)のライブ配信にて、自宅で[[Uber Eats]]を利用した際に男性配達員から連絡先を尋ねられたと明かした。その行動に対して恐怖を抱くと同時に、その配達員の[[身長]]が165[[センチメートル|cm]]ほどだったことから興味を持てなかったと話した。その後、「165(センチメートル、以下同)はちっちゃいね。ダメですね。170ないと、正直[[人権#比喩・俗語|人権]]ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください。骨延長の手術を検討してください。『{{仮リンク|イリザロフ創外固定器|label=骨延長手術|en|Ilizarov apparatus}}』で調べてください。170あったら人権がちゃんと生まれてくるんで」などと発言し{{R|Jcast2022}}、それを注意した視聴者に対して「ほんまちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子のんな」と返答した{{R|Jcast2022}}。}}。たぬかな自身は背の高い人が好きだったと弁明したが{{R|Jcast2022}}、[[炎上 (ネット用語)|炎上]]して再度謝罪{{R|産経2022|Jcast2022}}。ITジャーナリストの篠原修司は、「[[人権#比喩・俗語|人権ない]]」がゲーム用語で「そのステージに挑戦する資格がない」という意味であり、「自分の恋愛対象は身長170cm以上の男性」と言いたかったのではないかと指摘した{{R|篠原2022b}}。この騒動を受け、たぬかなは[[YouTube]]の動画や[[Instagram]]のアカウントを削除し{{R|GB2022}}、CYCLOPS athlete gamingやレッドブルとの契約も終了となった{{R|産経2022|Jcast2022}}。


== 大会戦績 ==
== 大会戦績 ==

2022年5月3日 (火) 13:49時点における版

たぬかな
基本情報
生誕 (1992-11-21) 1992年11月21日(31歳)[1][2]
徳島県徳島市[3]
国籍 日本の旗 日本
選手情報
ゲーム 鉄拳シリーズ
チーム
2016-2022 CYCLOPS athlete gaming
2017-2020 Team GRAPHT
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たぬかな1992年平成4年〉11月21日[1][2] - )は、日本人で2人目の女性プロゲーマー[1][2]鉄拳シリーズで主にシャオユウ使いとしてプレー[1][4]。世界最大規模の格闘ゲーム大会「ComboBreaker 2017」鉄拳部門3位、「WESG 2018-2019 Grand Final 鉄拳7 エキシビショントーナメント女子部門」優勝者[5]eスポーツの番組「YUBIWAZA」では準MCも務めた[6]

「TEKKEN World Tour Online(Asia-Pacific East)」で2年連続準優勝[2]鉄拳7では「Manga Con 2018(3on3)」や「HizaMattariCup2019(5on5)」で優勝[5]。2019年12月には「STARGAMERS COMMUNITY FESTIVAL GIRLS ONLY BATTLE」でリロイ・スミスを使用して優勝している[7]徳島県徳島市出身で[3][1]東新町商店街で開催された「マチ★アソビ」のeスポーツ普及イベントにも出演した[8][9][10]

来歴・人物

生い立ち・学生時代

1992年(平成4年)、徳島県徳島市生まれ[1]。祖父は建設会社勤務の日曜大工好きで、父親がゲーム好きだったといい、父親がPlayStationバイオハザードシリーズをプレイする様子を姉や弟と眺めたり、スーパーファミコンではドラゴンクエストVIスーパーマリオ ヨッシーアイランドスーパードンキーコングなどをプレイしたりしていたという[11]工業高校の建築科に進学[12]

高校では同級生の男子とゲームセンターに遊びに行ったことがきっかけで鉄拳に出会う[13][14]。門限は20時ながら、自転車で45分かけて1ゲーム50円のゲームセンターに、平日も土日も通っていたという[12]。ゲームセンターで女子高生3人は珍しかったらしく、写真を撮られたりWeb上の掲示板でも話題になったという[12][14]。また、PlayStation2では『マイホームをつくろう』 をプレイしていたという[15]

就職、転職、プロゲーマ―へ

徳島県立徳島科学技術高等学校[16]卒業後は徳島県内の建築設計事務所に就職するが、1年ほどで会社が倒産[15][14]。アルバイトを経てアパレル会社に就職。就職してからも鉄拳のプレイは続けており、アパレル会社は土日の大会にも理解があったという[14]。また、香川県和歌山県など徳島県外のゲームセンターにも遠征していたり、バンダイナムコエンターテインメントに誘われて、日本国外の鉄拳イベントに参加していたという[14]。鉄拳での使用キャラクターはシャオユウ[17][4]、使用キャラクターの全国ランキングで1位だった[18][19]

2016年(平成28年)11月にeスポーツチームCYCLOPS athlete gamingの公募を受け、当初は兼業のつもりであったが、会社からは月給を出すので専業でゲームに専念することを勧められる[18]。親の反対を押し切って23歳でアパレル会社を退職し、日本人で2人目の女性プロゲーマーになる[18][3]大阪に転居し[14]、引っ越し当初はオンライン環境は脆弱であったため、ゲームセンターでも訓練していた[20]。使用デバイスはRazer Pantheraであり、筐体でのプレーを好む[4]。スポンサーには30歳までは続けない旨を伝えていたといい[21]、インタビューでも結婚したとしたら引退するつもりと答えている[22]

プロゲーマ―としての活動

2017年(平成29年)3月からはTeam GRAPHTにも所属[23]。同年7月にはOCA大阪デザイン&IT専門学校で開催された特別講義「トッププロゲーマーたちによる特別講義」の講師も務めた[19]。2018年(平成30年)1月にはレッドブルがスポンサーにつく[1]鉄拳7では「Manga Con 2018(3on3)」や「HizaMattariCup2019(5on5)」で優勝[5]Twitterでもファンを獲得し、タイYouTuberなど、海外からもインタビューも受けた[24][25]。なお、鉄拳シリーズの段位は『鉄拳6BR』で紅蓮、『鉄拳タッグトーナメント2』で鬼神、『鉄拳7』で聖帝、『鉄拳7FR』で煌帝[4]

この間、田村淳矢口真理がMCを務める「YUBIWAZA」というeスポーツの番組では、2018年4月12日の初回放送にゲスト出演し[26]、その後も準MCとして出演した[6]。また、同年5月に徳島県徳島市の東新町商店街で開催された「マチ★アソビvol.20」ではeスポーツ普及イベントに出演し、飯泉嘉門徳島県知事と対戦[27][10]。10月6日の「マチ★アソビvol.21」でもトークショーに出演し、飯泉知事や浜村弘一とも対談した[9][10]。また、同年11月には岡山市の「eスポーツ鉄拳ゲーミングフェアin岡山」にも出演し、伊原木隆太岡山県知事逢沢一郎高井崇志と対戦している[28]

eスポーツ普及のため、動画配信も実施[29]。2019年には関東に転居[7]。インタビューでは自身が女性蔑視に苦慮したことを語り[30][31][25][18]、「女の子でゲームのうまい子に、『プロを目指してみない』と誘っても、『ネットで叩かれるからやりたくない』と言うんです」[20]、「自分がメディアに出ることで競技者が増えていき、プロゲーマーの社会的地位が向上することを目標にしています」[22]と語っている。また、「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では、ときど選手とともにプロeスポーツ選手として構成員を務める[32]。2020年(令和2年)3月にはTeam GRAPHTの契約が終了した[33]


大会戦績

鉄拳TAG2

開催日 大会名 開催地 結果 チーム メンバー
2016年
12月26日 Douyu U-League 3 The King of World 鉄拳TAG2 中華人民共和国の旗 中国 優勝

鉄拳7

開催日 大会名 開催地 結果 チーム メンバー
2017年
3月10日 Final Round XX 鉄拳7 2on2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 準優勝 Anakin
3月11日 Final Round XX 鉄拳7 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 9位
2018年
8月3日 EVO2018 鉄拳7 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 49位
2019年
2月15日 EVO Japan 2019 鉄拳7 日本の旗 日本 129位
8月4日 EVO2019 鉄拳7 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 65位
2020年
1月24日 EVO Japan 2020 鉄拳7 日本の旗 日本 193位
2021年
2月13日 CELLPRO CUP Online 鉄拳7 日本の旗 日本 3位 ラインダンス ノビ
8月29日 KELOTCUP SUPPORTED BY NitteiLife 鉄拳7 日本の旗 日本 9位

鉄拳7FR

開催日 大会名 開催地 結果 チーム メンバー
2016年
9月17日 KELOTCUP2 中四国最強決定戦 3on3 TEAM BATTLE 鉄拳7FR 日本の旗 日本 ベスト8 たぬかなプロデュース ぷーゆり、マキシ
11月5日 鉄拳7 Fated Retribution THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 大阪ラウンド 女子1on1部門 鉄拳7FR 日本の旗 日本 準優勝
2017年
10月22日 闘神祭2017 Champions Cup 鉄拳7FR 日本の旗 日本 ベスト4 ミラクル☆ロマンス 刈、AO

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g 徳島新聞 2018a, (2/2)
  2. ^ a b c d 木鋪 2021b, (3/3)
  3. ^ a b c 小松 2019a, p. 4.
  4. ^ a b c d たぬかな|メンバー|CYCLOPS athlete gaming -CAG-(サイクロプス アスリート ゲーミング)”. cyclops-osaka.jp. 2022年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月27日(UTC)閲覧。
  5. ^ a b c 緑里孝行 (2020年2月18日). “eスポーツ国際大会の優勝経験選手と対戦できるイベントが大阪にて開催決定! 「鉄拳7」、「ぷよぷよeスポーツ」、「太鼓の達人」を採用。無料試遊台も設置”. GAME WATCH. 2022年4月3日(UTC)閲覧。
  6. ^ a b たぬかな「優勝賞金は一瞬で…調子乗りなので」海外で優勝、ケロットカップ3人抜き”. デイリースポーツonline. 2022年2月27日(UTC)閲覧。
  7. ^ a b 【鉄拳7】国内鉄拳最強女王たぬかなインタビュー「やり込みが報われて安心しました」”. ファミ通AppVS. KADOKAWA Game Linkage. (2019年12月22日) 2019年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月2日(UTC)閲覧。
  8. ^ 徳島新聞 2018a.
  9. ^ a b 徳島新聞 2018b.
  10. ^ a b c 井上郷平「徳島県内におけるeスポーツの可能性と課題」『徳島経済』2020 Autumun、2020年、87-100頁(94頁)。
  11. ^ 小松 2019a, p. 2.
  12. ^ a b c 小松 2019a, p. 3.
  13. ^ 鈴木 2019.
  14. ^ a b c d e f 早川清一朗 (2020年7月21日). “就職先の倒産を乗り越えてプロゲーマーに 徳島出身たぬかなが歩んだ軌跡”. GAMEクロス. 2022年2月27日(UTC)閲覧。
  15. ^ a b 小松 2019b, p. 1.
  16. ^ 小松 2019, p. 4.
  17. ^ たぬかなのプロフィール”. GAMEクロス. 2021年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月20日閲覧。
  18. ^ a b c d 鈴木 2019, p. 2.
  19. ^ a b OCA大阪デザイン&IT専門学校が「トッププロゲーマーたちによる特別講義」を7月23日に開催”. 4gamer.net. (2017年7月5日) 2022年4月3日(UTC)閲覧。
  20. ^ a b 木鋪 2021b, p. 2.
  21. ^ 小松 2019b, p. 4.
  22. ^ a b 鈴木 2019, p. 3.
  23. ^ 『Team GRAPHT』が『CYCLOPS OSAKA athlete gaming』所属のどぐら選手、GO1選手、たぬかな選手、黒豆選手とのサポート契約締結を発表!”. eSportsTime. (2017年3月3日) 2022年4月3日(UTC)閲覧。
  24. ^ StolenHeart (2018年6月30日). “รวมเหล่านักสู้สาวในแวดวง Fighting ผู้โดดเด่น”. Gaming Dose. 2022年4月2日(UTC)閲覧。
  25. ^ a b John 'Velociraptor' Guerrero (2018年12月27日). “What it's like to be a female fighting gamer; Core-A speaks with YUYU, Tanukana, Canis, Kayo Police and Mimi 'Being female, the difficulties I faced were when I got stronger' - Tanukana”. ’’EVENT HUBS’’. 2022年4月2日(UTC)閲覧。
  26. ^ 株式会社毎日放送 (2018年4月6日). “ロンブー淳と矢口真里がe- SPORTSの番組『YUBIWAZA』のMCに! ロンブー淳「受験が終わってからゲーム解禁!」”. PR TIMES. 2022年4月2日(UTC)閲覧。
  27. ^ 徳島新聞 2018a, p. 1.
  28. ^ 筧誠一郎『eスポーツ地方創生 ― 日本における発展のかたち ―白夜書房、2019年、ISBN 978-4864942263
  29. ^ 小松 2019b, p. 3.
  30. ^ 木鋪 2021a.
  31. ^ 木鋪 2021b.
  32. ^ 日本のeスポーツの発展に向けて~更なる市場成長、社会的意義の観点から~ 報告書概要 令和2年3月”. 日本eスポーツ連合. 2022年4月2日(UTC)閲覧。
  33. ^ 篠原修司 (2022年2月18日). “「人権ない」不適切発言で炎上の女性プロゲーマー、チームが選手契約を解除。プロゲーマー復帰は絶望的か?”. Yahoo!ニュース. 2022年4月3日(UTC)閲覧。

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参考文献

外部リンク

(関連動画)