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2022年3月1日 (火) 19:55時点における版
菅原やすのり(すがはらやすのり) | |
---|---|
出生名 | 菅原 保徳 |
生誕 | 1945年7月19日 |
出身地 |
満洲国 奉天市 (現・ 中国 遼寧省瀋陽市)→ 日本 茨城県水戸市 |
死没 | 2015年8月4日(70歳没) |
学歴 | 早稲田大学理工学部建築学科卒業 |
ジャンル | 歌謡曲・童謡・唱歌・シャンソン |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1968年 - 2015年 |
レーベル |
日本ビクター キャニオン・レコード アポロン音楽工業 日本クラウン テイチク ビクターエンタテインメント |
公式サイト |
菅原やすのりオフィシャルホームページ 菅原やすのりFacebookページ |
菅原やすのり(すがはらやすのり、1945年7月19日 - 2015年8月4日[1])は、日本の男性歌手。旧奉天生まれ、茨城県出身。 妻は菅原明子、長男はバンドB-DASHのGONGON(菅原勇太)、次男は漫画家のSOTA(菅原壮太)、長女は実業家の菅原麗子。
人物
旧満州国奉天市(現・瀋陽市)生まれ。その後引き揚げて、茨城県水戸市で幼少期を過ごす。6歳の時に東京都大田区へ転居する。
1968年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。アメリカに渡り、サンフランシスコで歌いはじめる。その後、同大学院博士課程に進学、一級建築士資格取得。日比谷公園でパーク・イン・コンサート主宰。
1973年「この空に生きる」(ビクター)でレコードデビュー。
「世界の人々の心を歌で結んで平和な地球をつくりたい」との願いで、ニューヨーク国連本部をはじめ、難民キャンプなど世界80ヶ国以上でコンサートを開催する。
1997年、長崎にて「長崎の鐘平和コンサート」スタート。2000年の日本武道館公演を皮切りに、日本国内でも「美しき日本の歌」コンサート開催。2005年、愛地球博「ふるさと日本を歌おう」ファイナルコンサート。2006年、ニューヨークアニュアルディナーショー出演。2007年、日中友好35周年記念「世界遺産・万里の長城コンサート」。早大創立125周年コンサート。2008年、永年提唱してきた「8月8日・地球歌の日」が、日本記念日協会より正式に認定される。
文化庁芸術祭優秀賞(1981年)。早稲田大学稲門建築会特別功労賞受賞。
2015年8月4日、急性骨髄性白血病のため死去[2]。70歳没。
同年、第57回日本レコード大賞・特別功労賞が贈られた[3]。
経歴
- 1968年 - 早稲田大学建築学科卒業、同大学院進学とともにアメリカに渡り世界の舞台で歌い始める。
- 1970年 - 同大学院修士課程修了、一級建築士取得。さらに人間の環境を研究するため都市計画博士課程へ進む。
- 1971年 - 都市にふれあいを求めて、日比谷公園でパーク・イン・コンサート開始。
- 1974年 - ドイツ・フランス・イタリアでコンサート。
- 1976年 - インド・バングラデシュでコンサート。
- 1980年 - 激動のカンボジア難民キャンプでコンサート。
- 1981年 - ニューヨーク国連本部にて 「地球歌の日コンサート」。文化庁芸術祭優秀賞受賞。
- 1983年 - インド国際芸術協会の招きでカルカッタ国立劇場でコンサート。マザー・テレサ 平和会見。
- 1984年 - 親友・植村直己追悼のためマッキンレーでコンサート。
- 1985年 - アフリカ難民キャンプでコンサート。つくば博'85国連1万人平和コンサート。
- 1986年 - 移民の人々のためにアマゾンでコンサート。
- 1988年 - 東京ドーム5万人コンサート。富士山頂「地球歌の日コンサート」
- 1990年 - 日本ユネスコ協会連盟「中国残留孤児奨学募金」にジャッキー・チェンと共に協力。同年、ソ連国際音楽祭に日本人代表として出演
- 1991年 - ゴルバチョフ大統領を迎えて催された「WORLD CHILDREN FESTIVAL」(代々木オリンピック体育館)音楽監督。
- 1992年 - エチオピア国立劇場で難民救済コンサート。日中国交正常化20周年記念 北京市21世紀劇場コンサート。
- 1993年 - 環境保護をうったえ、南極で人類初のコンサートを実現。
- 1995年 - 北京市21世紀劇場にて、酒井法子とともに日中友好芸能コンサート。同年、大阪フェスティバルホール神戸復興チャリティーコンサート。
- 1997年 - 長崎浦上天主堂 「地球歌の日'97 in 長崎」 開催。新宿厚生年金会館 「坂本九メモリアルコンサート」 。NHKテレビ「北の大地の詩」出演(演奏:札幌交響楽団)。
- 1998年 - にっぽん丸世界1周航海カリブコンサート。5・15沖縄復帰記念平和コンサート(沖縄武道館)
- 1999年 - 「NHK歌謡コンサート」出演。ブラジル・アマゾン移民70周年コンサート(マナウスオペラハウス)
- 2000年 - 日本武道館コンサート。スーダン国立劇場コンサート。北朝鮮訪問。
- 2002年 - 早稲田大学創立125周年コンサート(大隈講堂)。野口雨情生誕120周年コンサート(水戸県民会館)
- 2003年 - ミュージカル「二人のライザ 〜TWINS〜」にアステカ役で出演(共演:淡路恵子)。「翔歌コンサート」(阿久悠プロデュース、PARCO劇場)。
- 2004年 - 35周年記念アルバム「タペストリー 〜愛のつづれ織〜」発売。音楽活動35周年記念コンサート(青山劇場)。テレビ朝日「ドスペ!歌謡祭」出演。
- 2005年 - 上皇后美智子を迎えて、映画「マザーテレサ」プレミアムステージ出演。
- 愛・地球博スペシャルコンサート「ふるさと日本を歌おう」出演。まほろばコンサート(青山劇場)。同年、シングルCD「友よ」発売記念コンサート(草月ホール)。
- 2006年 - 日本経済新聞創刊130周年コンサート「日本の心アジアの心」(日経ホール)。「日本の心、雨情のこころ 〜菅原やすのりが歌い、山本富士子が語る〜」(酒井政利プロデュース、けやきホール)。ニューヨーク日本商工会議所「第22回JCCIアニュアルディナー」出演(ヒルトンニューヨークホテル)。テレビ東京「年忘れにっぽんの歌」出演。
- 2007年 - 日中友好35周年記念、世界遺産「万里の長城コンサート」。
- 2008年 - 5月24日、四川大地震チャリティーコンサート(六本木ヒルズアリーナ)
- 2009年 - 3月3日、音楽活動40周年記念「ドラマティックリサイタル'09」(スペシャルゲスト: 三田佳子、演奏ゲスト:ひばり&SKY members)。9月、日中友好37周年記念「納西族の村を訪ねて日中友好コンサート」(中国・雲南省 麗江市・黄山村)
- 2010年 - 12月20日「愛のクリスマスディナーショー2010」(浜松町ルミアモーレ)
- 2011年 - 8月8日、日本復興プロジェクト「地球歌の日フェスティバルin南三陸」
- 2012年 - 5月23日、NEWシングル「日本よいとこお祭り音頭」発売記念コンサート(渋谷マウントレーニアホール)
- 2012年 - 8月5日、第一回地球歌の日コンサートin平和の森公園(東京都大田区平和島)主催:地球歌の日実行委員会 協賛:住友林業株式会社 後援:大田区・文部科学省・外務省・環境省
- 2013年 - 8月8日、第二回地球歌の日コンサートin平和の森公園 ~被災地に緑を 子供たちに楽器を~(東京都大田区平和島)主催:地球歌の日 協賛:住友林業株式会社 トヨタ自動車 後援:大田区・文部科学省・外務省・環境省
- 2013年 - 10月11日、日比谷野音90周年記念事業 菅原やすのり45周年記念〜日本の心を世界へ〜「名曲コンサート」
- 2013年 - 11月2日、3日 世界的照明デザイナー石井幹子プロデュース「創エネあかりパーク」〜光と音のコラボレーション〜グランドフェスタ出演
- 2014年 - 2月19日、音楽活動45周年記念シングル「父さんの言葉」c/w「星のメッセージ〜あの日を忘れない〜」発売(ビクターエンタテインメント)
- 2014年 - 9月24日、音楽活動45周年記念アルバム「生きる-父さんの言葉-」発売(ビクターエンタテインメント)
- 2015年 - 8月4日、急性骨髄性白血病のため死去[2]。
8月8日は「地球歌の日」
菅原やすのりが、マザー・テレサ、植村直己、長嶋茂雄など世界の要人の応援で世界に提唱してきた「8月8日・地球歌の日」が、日本記念日協会により、2008年に正式に記念日として認定された。地球歌の日は、6日・広島市への原子爆弾投下、9日・長崎市への原子爆弾投下の間である8月8日に、世界の人々が人種や国境、宗教の壁を乗り越えて、平和のために共に歌い合い、地球環境を考える日である。これまで富士山頂をはじめ、ニューヨーク国連本部など世界各国で「地球歌の日」コンサートを開催している。
ディスコグラフィ
LP
- この空に生きる(ビクター/1973年発売)
- 乗り合いバス(ビクター/1973年発売)
- マイ・ウェイ(ビクター/1973年発売)
- 四季の歌(キャニオン・レコード/1976年発売)
- 人生数え唄(キャニオン・レコード/1977年発売)
- 旅の終り(キャニオン・レコード/1977年発売)
- 河(キャニオン・レコード/1978年発売)
- 幼子へ -難民キャンプの子供達の歌から-(キャニオン・レコード/1980年発売)
- 妻よ(キャニオン・レコード/1982年発売)
- LOVE・コミュニケーション(キャニオン・レコード/1983年発売)
- アジアの心を歌う(キャニオン・レコード/1984年発売)
- 夢人よ(アポロン/1988年発売)
シングル
- はばたき(海上保安庁愛唱歌/1991年発売)
- D・51 -でごいち-(日本クラウン/1999年発売)
- 雨-Rainy Story-(日本クラウン/2000年発売)
- アマン -愛人-(テイチクレコード/2004年発売)
- 片想い〜One way love〜(テイチクレコード/2002年発売)
- 友よ(テイチクレコード/2006年発売)
- 日本よいとこ お祭り音頭 (ビクターエンタテインメント/2012年発売)
- 父さんの言葉 (ビクターエンタテインメント/2014年発売)
アルバム
- FURUSATO(アポロン/1988年発売)
- ロスト・タイム 〜失われた時を求めて〜'(フォーライフ・レコード/1996年発売)
- すがはらやすのりベストアルバム『21世紀への扉』(日本クラウン/2000年発売)※2枚組
- タペストリー 〜愛のつづれ織〜(テイチクレコード/2004年発売)
- 和(山野楽器 / UP TOWN Records / 2001年発売)
- 雨情(山野楽器 / UP TOWN Records / 2001年発売)
- evergreen(山野楽器 / UP TOWN Records / 2001年発売)
- 祈り(山野楽器 / UP TOWN Records / 2002年発売)
- 古(山野楽器 / UP TOWN Records / 2002年発売)
- 愛(山野楽器 / UP TOWN Records / 2002年発売)
その他
- ネットミラクルショッピング(毎日放送、2008年・2010年) - 主題歌
- pop'n music18 せんごく列伝(KONAMI、2010年) - 「しまなみ海道 男道」収録(ジャンル名:荒波演歌)
出演
テレビ
- ルックルックこんにちは(日本テレビ) - 「こころの歌」コーナーレギュラー
- BS日本・こころの歌(BS日テレ) ‐ 一時期[いつ?]準レギュラー出演
ミュージカル
- 二人のライザ 〜TWINS〜(共演:淡路恵子) - アステカ役
- ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている(共演:安奈淳)
脚注
- ^ “歌手の菅原やすのりさん死去”. 産経ニュース (2015年8月8日). 2020年8月1日閲覧。
- ^ a b 菅原やすのり氏骨髄性白血病で死去 復活公演ならず 日刊スポーツ 2015年8月8日
- ^ “『レコ大』司会、2年連続で安住アナ&仲間由紀恵 クマムシに特別賞”. ORICON STYLE (2015年11月20日). 2015年11月20日閲覧。
外部リンク
- 菅原やすのりオフィシャルホームページ
- 菅原やすのり Facebookページ (yasunoripage) - Facebook
- 菅原やすのりビクターエンタテインメントページ
- 菅原やすのりtwitterページ (@sugaharayasu) - X(旧Twitter)
- 地球歌の日本 Facebookページ (earthsongday) - Facebook