「大塚ギチ」の版間の差分
MathXplore (会話 | 投稿記録) m Moving from Category:ゲームライター to Category:日本のゲームライター using Cat-a-lot |
|||
66行目: | 66行目: | ||
** 【再編集】『東京ヘッド』([[美術出版社]]) 2000年 ISBN 978-4568730104 |
** 【再編集】『東京ヘッド』([[美術出版社]]) 2000年 ISBN 978-4568730104 |
||
** 【文庫化】『TOKYOHEAD RE:MASTERED』(bootleg! books) 2013年 ISBN 978-4990690519 |
** 【文庫化】『TOKYOHEAD RE:MASTERED』(bootleg! books) 2013年 ISBN 978-4990690519 |
||
** 【全文収録・加筆】『舞台「TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~」パンフレット』(bootleg! books) 2015年<ref>{{Cite web|url=https://www.inside-games.jp/article/2015/02/19/85151.html|title=舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」公演パンフレットに原作が全文掲載! 公演情報も到着|work=[[ |
** 【全文収録・加筆】『舞台「TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~」パンフレット』(bootleg! books) 2015年<ref>{{Cite web|url=https://www.inside-games.jp/article/2015/02/19/85151.html|title=舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」公演パンフレットに原作が全文掲載! 公演情報も到着|work=[[インサイド (ニュースサイト)|iNSIDE]]|publisher=[[イード (企業)|IID]]|author=臥待 弦|accessdate=2018-12-04|date=2015-02-19}}</ref> |
||
** 【再々編集・新書化】『トウキョウヘッド・完結編 1993-2019』([[ミカド_(ゲームセンター)|INH]]) 2020年 ISBN 978-4-9911501-0-4 |
** 【再々編集・新書化】『トウキョウヘッド・完結編 1993-2019』([[ミカド_(ゲームセンター)|INH]]) 2020年 ISBN 978-4-9911501-0-4 |
||
* 『[[ラストブロンクス -東京番外地-|ラストブロンクス/東京番外地]] 公式ガイドブック』収録「penis」(アスペクト) 1996年 ISBN 978-4893665898 |
* 『[[ラストブロンクス -東京番外地-|ラストブロンクス/東京番外地]] 公式ガイドブック』収録「penis」(アスペクト) 1996年 ISBN 978-4893665898 |
2022年1月30日 (日) 03:01時点における版
おおつか ギチ 大塚 ギチ | |
生年月日 | 1974年 |
---|---|
没年月日 | 2019年4月 |
出身地 | 北海道恵庭市 |
国籍 | 日本 |
職業 | |
所属 | 有限会社アンダーセル |
ジャンル | |
活動期間 | 1991年 - 2019年 |
公式サイト | |
主な作品 | |
| |
大塚 ギチ(おおつか ギチ、1974年 - 2019年4月[1])は、日本の編集者・デザイナー・ライター[2]。
宝島社勤務のゲーム誌編集者を経て独立。主な活動領域はビデオゲームとアニメーション。有限会社アンダーセル(UNDERSELL ltd.)代表取締役社長。自主出版レーベル〈bootleg! books〉主宰。
来歴
北海道恵庭北高等学校出身[3]。札幌・すすきののゲームセンター・スガイディノス札幌中央に通い詰める学生生活を送る[4]。10代の頃にケンタッキーフライドチキンでアルバイトし、やがて店長代理を任された。鶏肉の部位に詳しく、調理済みピースから鶏の形を再現できたという[5][6]。
憧れの職業は漫画家と編集者で、必ずどちらかになろうと決めていた。ただし、漫画を描く努力はしなかった[7]。
1991年に、ゲーム誌『HiPPON SUPER!』編集者としてJICC出版局(後の宝島社)に就職。同誌では毎号、ゲームソフトの中古流通価格を掲載しており、出版界入り直前に全国規模で中古ゲームソフトの流通商をしていた事から得た市場動向の知見が認められて採用された[7]。3年後の1994年に退職してフリーランスとなる[8][7]。
1995年11月、アーケードゲーム『バーチャファイター』のムーブメントを綴ったノンフィクション小説『トウキョウヘッド19931995』を上梓した。
1999年7月から2000年3月にかけ、ラジオ関西(当時の愛称は「AM KOBE558」)にてラジオ番組『サブカルチャー倶楽部』を制作。パーソナリティも務めた。この間、1999年8月12日付で、西島大介・コヤマシゲトらと東京都新宿区にて有限会社アンダーセルを設立している[9]。
2004年2月、アニメーション作品について関係著名人と語るトークライブシリーズ『UNDERSELL presents "bootleg!"』を開始。2006年9月に公開された押井守原作・脚本・監督による実写ドラマ『女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀』にフリールポライター「大塚ギチ男」役で出演した。
2012年8月、自主出版レーベル「bootleg! books」を設立する。アーケードゲームプレイヤーを主題とした17年ぶりの書き下ろし小説『THE END OF ARCADIA』をネット連載した。同年以降、下火ゆえに大手ゲームマスコミが手を着けないアーケードゲーム業界、一方で脈々と続いている(主にバーチャファイター)プレイヤーたちの人間模様を書くことに使命感と面白さを見出し、ゲームセンターに“出戻って”取材を続けていた[7][2]。
2015年3月には『TOKYOHEAD RE:MASTERED』が上田誠(ヨーロッパ企画)脚本・演出で『TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~』として舞台化される[10]。
2018年7月13日、脳卒中に伴う転倒事故により頭蓋骨骨折で病院に緊急搬送された。意識不明の状態が2週間続いた後に意識は回復したものの、入院療養のため休業した[11]。自身のTwitterへの書き込みは、2018年12月31日から再開されたものの、2019年4月11日が最後となっていた。
2019年5月4日、死去していたことが公表された[12]。ゲームセンター・ミカド店長のブログによると先月4月18日以降、連絡が取れなくなっており、5月1日に自宅マンションで倒れているところを発見されたという[13]。6月15日、検死の結果、多臓器不全による病死と公表された[14]。
人物
「編集者は執筆もデザインも編集も全部できなきゃダメ」が持論。駆け出しだったイラストレーター・コヤマシゲトにも印刷工程をまるごと任せるなどスパルタ教育を施した[9]。
独特の運営をしているゲームセンター・ミカド[15]の店長・池田稔と懇意であり、同店のイベントやトークライブの企画・構成を多く手がけている。池田とは『ノーコン・キッド』の仕事をきっかけに出会った[16]。大塚の訃報は、ミカドのTwitterで最初に明らかにされた[12]。
作品
小説
- 『トウキョウヘッド19931995』(アスペクト) 1995年 ISBN 978-4893664341
- 【再編集】『東京ヘッド』(美術出版社) 2000年 ISBN 978-4568730104
- 【文庫化】『TOKYOHEAD RE:MASTERED』(bootleg! books) 2013年 ISBN 978-4990690519
- 【全文収録・加筆】『舞台「TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~」パンフレット』(bootleg! books) 2015年[17]
- 【再々編集・新書化】『トウキョウヘッド・完結編 1993-2019』(INH) 2020年 ISBN 978-4-9911501-0-4
- 『ラストブロンクス/東京番外地 公式ガイドブック』収録「penis」(アスペクト) 1996年 ISBN 978-4893665898
- 『ジョジョの奇妙な冒険II ゴールデンハート/ゴールデンリング』(集英社) 2001年(宮昌太朗との共著)ISBN 978-4087031034
- 『THE END OF ARCADIA』(bootleg! books) 2013年 ISBN 978-4990690502
- 【加筆修正】『THE END OF ARCADIA EXTRA VERSION』(bootleg! books) 2016年 ISBN 978-4990690533
原作
- コヤマシゲト『FOR THE BARREL "1984"』
- コヤマシゲト『さらば青春の光』新現実 Vol.1掲載
- コヤマシゲト『リュウ』月刊少年エース掲載
- ヨーロッパ企画 舞台『TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~』2015年
連載
- 『フォー・ザ・バレル / FOR THE BARREL』(月刊ニュータイプ) 1999年~2002年
- 『アンダーヘッド』(CONTINUE) 2002年~2003年
- 『玄関以外はできている』(CONTINUE) 2005年~2007年
- 『ゲーム雑誌クロニクル』(CONTINUE) 2007年
- 『BACK TO THE ARCADE』(Yahoo!ニュース) 2013年~
- 『事務所は三鷹で元とうふ屋。』(カクヨム) 2016年
- 『SUMMER TIME OVER HEAD KIDS』(カクヨム) 2016年~
ムック
- 『新現実 Vol.1』(角川書店)2002年 ISBN 978-4047213821
- 『ビジュアルワークス・オブ・アヌビス』(角川書店)2003年 ISBN 978-4047071100
- 『天元突破グレンラガン 基礎工事編』(小学館)2007年 ISBN 978-4091063120
- 『天元突破グレンラガン 最終発掘完了編』(小学館)2011年 ISBN 978-4091064097
- 『かみちゅ! 大全ちゅ~!』(一迅社)2011年 ISBN 978-4758011785
- 『舞台「TOKYO HEAD ~トウキョウヘッド~」パンフレット』(bootleg! books)2015年
- 『バトルガレッガ Rev.2016 限定ブックレット』(M2[要曖昧さ回避])2016年
- 『To-y フィギュア ブックレット』(海洋堂)2017年
書籍デザイン・装幀・構成等
- 富野由悠季『だから僕は… ―ガンダムへの道』(角川書店)2002年 ISBN 978-4044101657
- 押井守『立喰師列伝』(角川書店)2004年 ISBN 978-4048735162
- 押井守『西武新宿戦線異常なし』(角川書店)2002年 ISBN 978-4047134928
- 押井守『身体のリアル』(角川書店)2017年 ISBN 978-4047345652
- 滝本竜彦『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(角川書店)2001年 ISBN 978-4048733380
- 滝本竜彦『NHKにようこそ!』(角川書店)2002年 ISBN 978-4048733397
- 滝本竜彦『超人計画』(角川書店)2003年 ISBN 978-4048734813
- 東浩紀『郵便的不安たち#』(朝日新聞社)2002年 ISBN 978-4022613783
- 北野勇作『北野勇作どうぶつ図鑑(1~6)』(ハヤカワ文庫)2003年 ISBN 4150307164 ISBN 4150307172 ISBN 4150307180 ISBN 4150307199 ISBN 4150307245 ISBN 4150307253
- 大岩ケンヂ『99ハッピーソウル』(角川書店)2005年 ISBN 978-4047137257
- 大塚英志『定本 物語消費論』(角川書店)2001年 ISBN 978-4044191108
- 田島昭宇『MADARA ARCHIVES』(角川書店)2017年 ISBN 978-4041065082
その他デザイン
- 『立喰師列伝』パンフレット(東北新社/Production I.G)
- 『舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」 Soundtrack』(クラリスディスク)
- 『バイパーフェイズ1』レコードレーベル&ジャケット(bootleg! books)
- 『アカとブルー』販促ポスター/サウンドトラック(タノシマス)
映像
アニメーション
- 『FREEDOM』2006年 設定・脚本協力
- 『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』2009年 脚本協力
実写ドラマ
- 『多重人格探偵サイコ』2000年 出演(村田清役)
- 『女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 -パレスチナ死闘篇-』2006年 出演(大塚ギチ男役)
- 『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』2013年 制作協力[18]
ラジオ
- 『サブカルチャー倶楽部』1999年7月~2000年3月 制作・パーソナリティ
音声配信・ポッドキャスト
- 『そこ☆あに 増刊号「THE END OF ARCADIA」vol.10』2012年 出演[6]
イベント・トークライブ
- 『UNDERSELL presents "bootleg!"』 企画・構成・司会[19][20]
- ゲーセンミカド関連
- 『ミカド大賞』『ミカド事件簿』 企画・構成・出演
- 『KRG&大塚ギチ トーク&サイン会』 出演
- 『イケダミノロックのそんなカンジでおネガいします(仮)』 企画・構成・出演(第4回,第24回)
- 『激刊ミカド学園』 企画・構成・出演
- 『ヌルシュー部配信』 企画・出演(副部長)
- 『春/秋のシューティングまつり』 企画[21]
- 『バーチャファイター3tb世界大会』 企画[22]
- 『イケダミノロック×大塚ギチ 2017年上半期/下半期ゲームセンター周辺事情』 企画・構成・出演
- 『海猫沢めろん先生来店記念! kids-fire.com発売販促トーク配信』 出演
出典
- ^ 【ミカド店長イケダミノロックの業務日誌】大塚ギチ戦記(その1)
- ^ a b “バーチャファイター20周年記念特設サイト”. セガ (2014年3月12日). 2018年6月14日閲覧。
- ^ “大塚 ギチ”. www.facebook.com. 2019年5月12日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2019年5月10日). “ゲーセンミカド、北海道の老舗ゲーセン「スガイディノス」とのコラボ企画を実施 ビル老朽化による営業終了に合わせた特別企画。「ガロスペ」の大規模大会を開催!”. GAME Watch. 2019年5月12日閲覧。
- ^ ミカド事件簿 2015年5月~6月号(5月号) - YouTube
- ^ a b “そこあに増刊号「THE END OF ARCADIA」 vol.10”. そこ☆あに. HOTCAST WAVE (2012年9月27日). 2018年12月9日閲覧。
- ^ a b c d KRG&大塚ギチ トーク&サイン会 - YouTube
- ^ “大塚ギチ 基本データ 職歴と学歴”. facebook. 2018年12月30日閲覧。
- ^ a b “デザイナー コヤマシゲト インタビュー前編「個人戦じゃないアニメ現場が肌に合ってた」”. fromAしよ!!. リクルート (2016年2月24日). 2018年6月14日閲覧。
- ^ “伝説のノンフィクション『TOKYOHEAD:REMASTERED』を舞台化! リアルタイムモーションキャプチャー技術を導入し、3月開幕”. ファミ通.com (2015年1月16日). 2018年6月14日閲覧。
- ^ “ミカド勢とTOKYO HEADファンへ、大塚ギチくんの近況について。”. ゲーセンミカド総合情報 店員ブログ. ミカド (2018年11月8日). 2018年12月1日閲覧。
- ^ a b “ゲーム編集者・大塚ギチさんが死去 「TOKYO HEAD」作者”. スポーツニッポン. (2019年5月4日) 2019年5月4日閲覧。
- ^ 【ミカド店長イケダミノロックの業務日誌】大塚ギチ戦記(その1) (2019年6月17日) 2020年9月13日閲覧。
- ^ “お知らせ”. ゲーセンミカド総合Twitterアカウント. 2019年6月15日閲覧。
- ^ 大塚ギチ (2013年11月15日). “稼働するものすべて新作?「高田馬場ゲーセン ミカド」から見る2013年的アーケードゲームの現状”. Yahoo!ニュース. Yahoo!JAPAN. 2017年1月15日閲覧。
- ^ イケダミノロックのそんな感じでおネガいします(仮) 第23回 - YouTube
- ^ 臥待 弦 (2015年2月19日). “舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」公演パンフレットに原作が全文掲載! 公演情報も到着”. iNSIDE. IID. 2018年12月4日閲覧。
- ^ “『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』で当時のゲームセンターを忠実に再現した、キーパーソンに裏話を聞く”. ファミ通.com (2014年2月3日). 2018年11月16日閲覧。
- ^ “Release 2004”. KENJI KAWAI OFFICIAL SITE (2014年). 2018年12月4日閲覧。
- ^ “「bootleg! Vol.8〜『●●●』非公式ナイト」”. LOFT PLUS ONE (2006年9月12日). 2018年12月4日閲覧。
- ^ イケダミノロック (2015年3月18日). “ゲームセンターのお仕事!【番外編・第12回】”. ゲームガンバ. README Ltd.. 2019年1月25日閲覧。
- ^ イケダミノロック (2018年12月6日). “【ミカド店長イケダミノロックの業務日誌】世界大会について(その4)”. ゲーセンミカドのブロマガ. 2018年12月6日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト[リンク切れ](アーカイブ 2019年5月6日 - ウェイバックマシン)
- UNDERSELL ltd.[リンク切れ](アーカイブ 2018年11月29日 - ウェイバックマシン) - 有限会社アンダーセル
- 大塚ギチ (@otg) - カクヨム
- gichiohtsuka.jp (@otg_jp) - X(旧Twitter)