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方丈を中心として南・北・西の三庭からなっている。いずれも[[重森三玲]]の手によるもので、昭和36年(1961年)、開祖である徹岫宗九の400年遠忌に作庭された。 |
方丈を中心として南・北・西の三庭からなっている。いずれも[[重森三玲]]の手によるもので、昭和36年(1961年)、開祖である徹岫宗九の400年遠忌に作庭された。 |
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:方丈の正面に位置する[[蓬莱山式庭園]]で、大刈込と巨石で表した[[蓬萊|蓬萊山]]からのびる半島と小島に打ち寄せる荒波を[[砂紋]]で描いている<ref name="昭和京都p120"/>。[[百丈懐海|百丈禅師]]の言葉である「独坐大雄峰」という禅語からの命名。 |
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;閑眠庭(かんみんてい) |
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:キリシタン大名・大友宗麟の思いを汲んだ[[枯山水]]の庭で、東側にある[[キリシタン]][[灯篭]]を背にして見ると、7個の石組みが十字架を形作っている<ref name="禅寺散歩p112"/>。「閑眠高臥して青山に対す」という禅語からの命名。 |
:キリシタン大名・大友宗麟の思いを汲んだ[[枯山水]]の庭で、東側にある[[キリシタン]][[灯篭]]を背にして見ると、7個の石組みが十字架を形作っている<ref name="禅寺散歩p112"/>。「閑眠高臥して青山に対す」という禅語からの命名。 |
2021年12月14日 (火) 08:18時点における版
瑞峯院 | |
---|---|
独坐庭 | |
所在地 | 京都府京都市北区紫野大徳寺町81 |
位置 | 北緯35度2分31.73秒 東経135度44分43.39秒 / 北緯35.0421472度 東経135.7453861度座標: 北緯35度2分31.73秒 東経135度44分43.39秒 / 北緯35.0421472度 東経135.7453861度 |
宗派 | 臨済宗大徳寺派 |
寺格 | 大徳寺塔頭 |
創建年 | 天文4年(1535年) |
開基 | 徹岫宗九 |
文化財 |
<重要文化財> 方丈、表門、唐門 |
法人番号 | 5130005001216 |
瑞峯院(ずいほういん)は、京都府京都市北区紫野にある、臨済宗大徳寺派の寺院。同派大本山大徳寺の塔頭。境内には大友宗麟夫妻の墓がある。
歴史
天文年間(1532 - 55年)に九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟が帰依した大満国師・徹岫宗九(てっしゅう そうきゅう)を開山に迎え、自らの菩提寺として創建した[1]。創建年については、天文2年(1533年)、同4年、同12年、同15年など諸説ある[2]。瑞峯院という寺号は宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられたものである。
建造物
- 本堂(方丈) 附 玄関(唐門)・扁額・棟札2枚
- 創建時に建立されたもので、室町時代の方丈建築の貴重な遺構である。内部の襖絵は近年の作品だが、野添平米が瑞峯の院名にちなんで朝鮮の金剛山を写した大作である[1]。正面には後奈良天皇の宸筆になる寺額を掲げている。重要文化財。
- 表門
- 創建時のもの。重要文化財。
- 茶室
庭園
方丈を中心として南・北・西の三庭からなっている。いずれも重森三玲の手によるもので、昭和36年(1961年)、開祖である徹岫宗九の400年遠忌に作庭された。
- 独坐庭(どくざてい)
- 方丈の正面に位置する蓬莱山式庭園で、大刈込と巨石で表した蓬萊山からのびる半島と小島に打ち寄せる荒波を砂紋で描いている[1]。百丈禅師の言葉である「独坐大雄峰」という禅語からの命名。
- 閑眠庭(かんみんてい)
- キリシタン大名・大友宗麟の思いを汲んだ枯山水の庭で、東側にあるキリシタン灯篭を背にして見ると、7個の石組みが十字架を形作っている[2]。「閑眠高臥して青山に対す」という禅語からの命名。
- 茶庭
- 方丈と餘慶庵の間にある露地で、一木一草を用いず、青石を一面に敷きつめ、中央近くに立手水鉢を設けた斬新な茶庭であった[1]。近年改築されて、松や苔の植栽に飛び石という典型的な茶庭になっている。
拝観
- 料金 大人:400円 小・中学生:300円 抹茶:400円
- ※団体料金は350円(30名以上)、小・中学生の団体は謝絶。
- 時間 9:00~17:00
- 定休日 無休
- 車椅子での見学 不可
アクセス
- JR京都駅より京都市営バスで約30分、「大徳寺前」(101・205・206)下車。
- 京都市営地下鉄烏丸線北大路駅より京都市営バスで約5分、「大徳寺前」(1・101・102・204・205・206・北8・M1系統)下車。
脚注
参考文献
- 寺前浄因監修『京の禅寺をたずねる』、淡交社、2000
- 竹村俊則『昭和京都名所図会 5 洛中』、駸々堂、1984
- 竹貫元勝『京都の禅寺散歩』、雄山閣、1994