うちはサスケ

• うちは サスケ （声優：杉山紀彰/演:町田慎吾）

ナルトのライバルにしてこの作品のもう一人の主人公。”写輪眼”（しゃりんがん）という瞳術を受け継ぐ、【うちは一族】の末裔。幼い頃に一族を滅ぼし(その上、住んでいた町の住民を皆殺しにし)、自らの全てを奪った実兄うちはイタチを殺すことを野望として生きている。里を抜ける以前(第1部)は木の葉隠れの里の下忍で、カカシ率いる【第七班】所属であった。【木の葉隠れ】での登録番号は、012606。

幼少の頃からルックス・才能ともに優れ、アカデミー時代はくノ一クラス人気ナンバーワン。自分と同じく家族がいないにもかかわらず、優秀で様々な人物に囲まれていた姿はナルトのあこがれだった。アカデミーを首席で卒業し、スリーマンセルを組んだナルトやサクラとの交流の中で、徐々に心を開きつつあったが、中忍試験の最中、彼の兄に対する復讐心につけこんだ大蛇丸から”天の呪印”を刻まれてしまう。その後、憑依体と化した我愛羅との戦いに挑むも呪印に倒れ、自分の無力さを痛感。同時に、自分とは対照的に、我愛羅を撃破したナルトの急成長に対して痛烈な劣等感を覚える。さらに、その後のイタチと再会時した際に、「今はお前などに興味は無い」とまで言われ、深い絶望感と嫉妬により復讐を焦り始めた彼は、力を欲するあまり、ナルトやサクラの必死の足止めも及ばず、里を抜けて大蛇丸の下に向かう。以来、元いた仲間の説得にも耳を貸さず姿を消していた。

第2部開始から長らく姿を見せなかったが、第300話にてついに再登場を果たす。全身から”千鳥”を出したり大蛇丸と同じ草薙の剣を装備しているなど、第1部よりも格段に力を付け、またナルトの中の九尾を見抜くなど瞳術の力もかなり向上している。大蛇丸とは新術の開発など修行を付けてもらっているようで、互いの利害はある意味で一致しており、異質ではあるが師弟の関係にあるといえる。大蛇丸が転生のために自分を利用しようとしていることを知りながらも、うちはイタチを倒せるのなら体を差し出してもよいと考えている。復讐への強い思いは、九尾の妖孤に「自分を上回る禍々しいチャクラの質を持っている」と言われるほど。