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「海腹川背・旬」の版間の差分

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[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]はプレイステーションに合わせて刷新され、地形は[[ポリゴン]]による3D描画が行われるようになった。キャラクターは従来のドット絵ではなく、[[近藤敏信]]の絵をスキャンしたものをベースに調整されている。
[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]はプレイステーションに合わせて刷新され、地形は[[ポリゴン]]による3D描画が行われるようになった。キャラクターは従来のドット絵ではなく、[[近藤敏信]]の絵をスキャンしたものをベースに調整されている。


音楽は、ゲームオーバー時の曲を除いて全て新曲である。前作では6曲あった[[バックグラウンドミュージック|BGM]]は4曲に減少したが、歌入りのテーマ曲が2曲追加された(後述)。
音楽は、ゲームオーバー時の曲を除いて全て新曲である。前作では6曲あった[[背景音楽|BGM]]は4曲に減少したが、歌入りのテーマ曲が2曲追加された(後述)。


前作から難易度やフィールド構成の再調整に加え、若干操作感が異なるものとなり、実質的には続編という位置付けのものとなる。しかし、本作のタイトルは『海腹川背2』とされず、「『海腹川背2』とはちょっと違う位置付けのもの」ということで『海腹川背・旬』と名づけられた。
前作から難易度やフィールド構成の再調整に加え、若干操作感が異なるものとなり、実質的には続編という位置付けのものとなる。しかし、本作のタイトルは『海腹川背2』とされず、「『海腹川背2』とはちょっと違う位置付けのもの」ということで『海腹川背・旬』と名づけられた。

2021年11月23日 (火) 09:07時点における版

海腹川背・旬
ジャンル ラバーリング・アクションゲーム
対応機種 PlayStation
ニンテンドーDS
ゲームアーカイブスPS3/PSP/PSVita
開発元 [PS]不明
[DS]朱雀
発売元 [PS]エクシング
[DS]Genterprise
[GA]スタジオ最前線
人数 1人
メディア [PS]CD-ROM
発売日 [PS]1997年2月28日
[PS]2000年1月20日(SE)
[DS]2009年10月29日
[GA]2012年9月26日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
その他  
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海腹川背・旬』(うみはらかわせ しゅん)は、1997年2月エクシングより発売されたPlayStationアクションゲーム(ラバーリングアクションゲーム)。スーパーファミコン用ソフト『海腹川背』の続編である。

なお、本項では本作に新規要素を加えた『海腹川背・旬 〜セカンドエディション〜 マル安シリーズ(1)』および『海腹川背・旬 〜セカンドエディション〜完全版』も併せて記載する。

概要

前作に引き続き、ゲームデザイン・プログラムは酒井潔、キャラクターデザイン近藤敏信音楽Pas de chatが担当している。

プログラムはプレイステーションに合わせて刷新され、地形はポリゴンによる3D描画が行われるようになった。キャラクターは従来のドット絵ではなく、近藤敏信の絵をスキャンしたものをベースに調整されている。

音楽は、ゲームオーバー時の曲を除いて全て新曲である。前作では6曲あったBGMは4曲に減少したが、歌入りのテーマ曲が2曲追加された(後述)。

前作から難易度やフィールド構成の再調整に加え、若干操作感が異なるものとなり、実質的には続編という位置付けのものとなる。しかし、本作のタイトルは『海腹川背2』とされず、「『海腹川背2』とはちょっと違う位置付けのもの」ということで『海腹川背・旬』と名づけられた。

テーマ曲及び企業広告について

海腹川背の声(企業広告中のみ)とテーマ曲を小森まなみが担当している。テーマ曲については、

の2曲が存在する。どちらもネームエントリー時に聴くことができ、「ときめきが目を覚ましてる」はゲームオーバーの場合、「空の青さ」はゲームクリアの場合にそれぞれ流れる。プレイ成績で6位以下となる場合は歌を聴くことはできない。なお「空の青さ」の歌詞は2番目が存在するが、ゲーム中では1番しか歌われない。

2008年7月23日に前作分を含む『海腹川背 サウンドトラック』が発売、「空の青さ」のフルコーラスバージョンも収録されている[1]

本作にはOP、EDムービーは存在せず、ネームエントリー時の画面において川背さんが見ているテレビに映っている映像の体をとって低解像度の物が表示されるのみである(このため、斜めからわずかに見えるだけで真正面から見ることはできない)。このムービーは『海腹川背Portable』において、高解像度にした上で正式なエンディングムービーとして採用され、『海腹川背 サウンドトラック』の特典DVDにも収録された。

なお、特定の面をクリアすると玉露園、釣具のミッチェル、本作の開発元と思われる「ジャックポット」の企業広告が挿入される。『セカンドエディション』では企業広告はカットされ、キャラクターデザインを担当した近藤敏信の書き下ろしイラストが表示される。

本作におけるバグ

リプレイデータを保存する際のファイル名を「こ」で始まるものに指定した場合、そのデータ自体が保存されないだけでなく、メモリーカード上のシステムデータまでも破壊するバグが報告されている。

本作においては、リプレイデータ名を「こ」で始まらないようにする以外の対策法は存在せず、修正版が配布されることはなかった。なお、『セカンドエディション』ではこのバグは修正されている。

海腹川背・旬 〜セカンドエディション〜

エクシングより2000年1月20日に「マル安シリーズ」として廉価版が発売されるに当たり、本作には『セカンドエディション』として以下の変更が施された。

  • パッケージに近藤敏信による新規イラストを使用
  • 企業広告の廃止とそれに代わる描き下ろしイラストの採用。
  • 3つの高難度フィールドを新規追加(フィールド56・57・58)とそれに伴うフィールド48からの到達ルート変更。
  • 一部のバグ修正

リプレイデータについての本作との上位互換性は保たれており、『セカンドエディション』においても本作のリプレイデータは再生可能である。

2012年9月26日にはスタジオ最前線からゲームアーカイブスとして配信を開始している[2]

海腹川背・旬 〜セカンドエディション〜完全版

2009年10月29日GenterpriseからニンテンドーDSソフトとして発売された。以下の要素が追加されている。

  • 新フィールドの追加。
  • 近藤敏信のギャラリー画集を収録。
  • スーパーファミコン版『海腹川背』を収録。

関連作品

派生作品

雑誌『TECH PlayStation』1997年6月から8月号の3号に付属したCD-ROMに、雑誌オリジナルフェールドステージが収録された。6月号では振り子アクション、7月号ではロケットジャンプ、8月号では垂直壁登りといった、中級者向けアクションの練習を目的としたステージ構成になっている。なお、7、8月号に収録されているゲームでは、バグのためか効果音が鳴らない。

他に、7、8月号には、TV版CM動画も収録された。

  • とびだせ! 海腹川背

ソニー・コンピュータエンタテインメントの「ネットやろうぜ!」のゲーム開発キット、通称「黒ステ」上で動作するものとして、プログラマーの酒井潔が配布した作品。

内容は、本作をベースに3D的な視覚効果を付与したものである。視点が操作に合わせてダイナミックに動くなど、あくまで実験的な作品である。

配布はプログラムのみでグラフィックやサウンドデータなどは含まれず、動作にはデータ参照のために製品版のCD-ROMが必要とした。このため、著作権上の問題は薄いと思われたが、ゲーム会社からクレームがあり配布停止に至った。

攻略本
  • 海腹川背・旬 PERFECT GUIDE BOOK(新声社)
  • 海腹川背・旬 攻略ガイドブック(ティーツー出版)

脚注

関連項目

外部リンク