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'''ポリュボーテース'''({{lang-grc-short|'''Πολυβώτης'''}}, {{ラテン翻字|el|Polybōtēs}})は、[[ギリシア神話]]の[[巨人 (伝説の生物)|巨人]]で、[[ギガース]]の1人である。[[長母音]]を省略して'''ポリュボテス'''とも表記される。
'''ポリュボーテース'''({{lang-grc-short|'''Πολυβώτης'''}}, {{ラテン翻字|el|Polybōtēs}})は、[[ギリシア神話]]の[[巨人 (伝説の生物)|巨人]]で、[[ギガース]]の1人である。[[長母音]]を省略して'''ポリュボテス'''とも表記される。


[[ギガントマキアー]]のさい、他のギガースとともに[[オリュンポス]]の神々と戦ったが、ポリュボーテースは[[コース島]]に逃げた。しかし[[ポセイドーン]]が追いかけて来て、コース島の一部を削り取ってポリュボーテースに投げつけ、ポリュボーテースは押しつぶされて死んだ。またこのときポセイドーンが投げつけたのは後にニーシューロンと呼ばれたという<ref>アポロドーロス、1巻6・2。</ref>。なお、[[パウサニアス]]によればポセイドーンはケローネー岬を投げつけたらしい<ref>パウサニアス、1巻2・4。</ref>。
[[ギガントマキアー]]のさい、他のギガースとともに[[オリュンポス]]の神々と戦ったが、ポリュボーテースは[[コース島]]に逃げた。しかし[[ポセイドーン]]が追いかけて来て、コース島の一部を削り取ってポリュボーテースに投げつけ、ポリュボーテースは押しつぶされて死んだ。またこのときポセイドーンが投げつけたのは後にニーシューロンと呼ばれたという<ref>アポロドーロス、1巻6・2。</ref>。なお、[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]によればポセイドーンはケローネー岬を投げつけたらしい<ref>パウサニアス、1巻2・4。</ref>。


== 脚注 ==
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* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年)
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年)



2021年11月15日 (月) 10:56時点における版

ブリュゴスの画家英語版が紀元前475年から470年頃に描いた巨人ポリュボーテースとポセイドーンの戦い。アッティカ赤絵式キュリクス

ポリュボーテース古希: Πολυβώτης, Polybōtēs)は、ギリシア神話巨人で、ギガースの1人である。長母音を省略してポリュボテスとも表記される。

ギガントマキアーのさい、他のギガースとともにオリュンポスの神々と戦ったが、ポリュボーテースはコース島に逃げた。しかしポセイドーンが追いかけて来て、コース島の一部を削り取ってポリュボーテースに投げつけ、ポリュボーテースは押しつぶされて死んだ。またこのときポセイドーンが投げつけたのは後にニーシューロンと呼ばれたという[1]。なお、パウサニアスによればポセイドーンはケローネー岬を投げつけたらしい[2]

脚注

  1. ^ アポロドーロス、1巻6・2。
  2. ^ パウサニアス、1巻2・4。

参考文献