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== 機能の詳細 ==
== 機能の詳細 ==
Grammaly は、文法・スペル・[[句読点]]・単語選択・表現に関して、間違っている可能性があるものを、標準的な[[規範文法]]に則って自動的に検出する。[[アルゴリズム]]によって、テキスト内において問題があるらしい箇所にフラグを立てて、文法・スペル・言い回し・表現スタイル・句読点・[[盗作|盗用]]それぞれの観点から、文脈に沿った修正内容を提案する。プラットフォームとして、ウェブエディタならびにデスクトップエディタ、あるいは [[Google Chrome|Chrome]]・[[Safari]]・[[Mozilla Firefox|Firefox]]・[[Microsoft Edge|Edge]] の[[ブラウザ拡張機能]]、さらには [[iOS (Apple)|iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]] の[[モバイルアプリケーション|アプリ]]が利用できる<ref>{{Cite web|url=https://venturebeat.com/2019/09/24/grammarly-uses-ai-to-detect-the-tone-and-tenor-of-your-writing/|title=Grammarly uses AI to detect the tone and tenor of your writing|date=2019-09-24|website=VentureBeat|language=en-US|accessdate=2019-11-19}}</ref>。Grammarlyは使用する場所で動作するためGmail、Twitter、LinkedIn等に投稿/書き込みしている時、Grammarlyによって修正される。Grammarlyは文法やスペルの修正以外でも、個人の文章の書き方/スタイル、癖を判断し、自分を表現するのに最適な単語を探し出すことが可能。
Grammaly は、文法・スペル・[[句読点]]・単語選択・表現に関して、間違っている可能性があるものを、標準的な[[規範文法]]に則って自動的に検出する。[[アルゴリズム]]によって、テキスト内において問題があるらしい箇所にフラグを立てて、文法・スペル・言い回し・表現スタイル・句読点・[[盗作|盗用]]それぞれの観点から、文脈に沿った修正内容を提案する。プラットフォームとして、ウェブエディタならびにデスクトップエディタ、あるいは [[Google Chrome|Chrome]]・[[Safari]]・[[Mozilla Firefox|Firefox]]・[[Microsoft Edge|Edge]] の[[ブラウザ拡張機能]]、さらには [[iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]] の[[モバイルアプリケーション|アプリ]]が利用できる<ref>{{Cite web|url=https://venturebeat.com/2019/09/24/grammarly-uses-ai-to-detect-the-tone-and-tenor-of-your-writing/|title=Grammarly uses AI to detect the tone and tenor of your writing|date=2019-09-24|website=VentureBeat|language=en-US|accessdate=2019-11-19}}</ref>。Grammarlyは使用する場所で動作するためGmail、Twitter、LinkedIn等に投稿/書き込みしている時、Grammarlyによって修正される。Grammarlyは文法やスペルの修正以外でも、個人の文章の書き方/スタイル、癖を判断し、自分を表現するのに最適な単語を探し出すことが可能。





2021年11月10日 (水) 06:02時点における版

Grammarly
作者 Alex Shevchenko, Max Lytvyn, Dmytro Lider[1][2]
開発元 Grammarly, Inc.
初版 2009年7月1日 (15年前) (2009-07-01)[3]
対応OS Windows, macOS, Linux, Android, iOS
種別 オンラインテキストエディタ, ウェブブラウザ拡張機能, 英文法チェッカを備えたモバイルアプリケーション, スペルチェッカ, 盗用検出
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.grammarly.com
テンプレートを表示

Grammarly(グラマリー)はアメリカの多国籍テクノロジー企業である。人工知能自然言語処理を用いたデジタルライティングツールを開発している[4]機械学習ディープラーニングのアルゴリズムを駆使した製品を通して、文法チェックスペルチェック盗用検出 のためのサービスを提供している[5][6][7][8]。Grammarly のサービスは、提案機能も備えている。より意味を明瞭にするため、より簡潔な表現にするため、あるいは他の言葉や表現および言い回しを検討するための提案を行う[9][10]

Grammaly のソフトウェアは、2009年7月にウクライナキエフで最初にリリースされた。現在は本社をサンフランシスコに置き、キエフ・ニューヨークバンクーバーにオフィスを構えている[11][12]

機能の詳細

Grammaly は、文法・スペル・句読点・単語選択・表現に関して、間違っている可能性があるものを、標準的な規範文法に則って自動的に検出する。アルゴリズムによって、テキスト内において問題があるらしい箇所にフラグを立てて、文法・スペル・言い回し・表現スタイル・句読点・盗用それぞれの観点から、文脈に沿った修正内容を提案する。プラットフォームとして、ウェブエディタならびにデスクトップエディタ、あるいは ChromeSafariFirefoxEdgeブラウザ拡張機能、さらには iOSAndroidアプリが利用できる[13]。Grammarlyは使用する場所で動作するためGmail、Twitter、LinkedIn等に投稿/書き込みしている時、Grammarlyによって修正される。Grammarlyは文法やスペルの修正以外でも、個人の文章の書き方/スタイル、癖を判断し、自分を表現するのに最適な単語を探し出すことが可能。


説明とライセンスの種類

一部の機能は、プレミアムプランのユーザーのみが使用可能である。プレミアムプランは、月払いまたは年払いで利用できる[14]。Grammarly Businessという名前のエンタープライズツールも提供されている[15]。 個人使用で無料で使用も可能だが、機能がより充実した有料のライセンスも用意されている。個人使用のPremium licenseとチーム使用であるBusiness license。Business licenseは最低3ユーザからの購入となる。@eduという学生と教職員専用のランセンスプランも用意されている。またGrammarly Desktop Apps、Grammarly for MS Office も無料ダウンロード可能。The Grammarly Keyboardはスマートフォン専用のアプリケーション。無料で使用可能で、このキーボードを使用することにより明確で間違いのないメールや投稿が可能となる。

公式ウェブサイトのブログとサービス

公式ウェブサイト上に Grammar Tips という名前で、英文法に関してしばしば悩まされる問題についての記事がまとめられている。また Grammar Check という名前で、英語の文章を無料で自動チェックするオンラインサービスが公開されている。

歴史

Grammarly は、2009年に、ウクライナ人である Alex Shevchenko・Max Lytvyn・Dmytro Lider によって開発された。[16] [17] バックエンドの実装は Common Lisp で行われた[18]。このソフトウェアは、カリフォルニア州サンフランシスコの Grammarly, Inc. 社が所有している[19]

2017年5月、同社は、最初の資金調達で1億1000万ドルを調達した。[20] 2019年10月、同社は、2回目の調達で9億ドルを調達し、企業評価額は10億ドルを超えた[21]。ウクライナ発の初めてのユニコーン企業である[22]

2018年10月、Grammarly は、Google ドキュメントをサポートすることを発表した[23]

2018年に、Grammarly のデスクトップ版ウェブブラウザに対するアドオン製品において、セキュリティバグが発見された。ユーザーが Grammarly Editor で入力したすべての内容が、Webサイト側からアクセスできるようになっている、というものであった。Google ChromeMozilla Firefoxに関わるこのバグは、すぐに修正された。Grammaly の発表によると、このセキュリティの脆弱性を突いた攻撃によって顧客のアカウントデータがアクセスされた形跡は無かった[24]

脚注

出典

  1. ^ Krasnikov, Denys (6 July 2018). “Grammarly opens new Kyiv office as demand rises for help with English”. Kyiv Post. Businessgroup LLC. 6 September 2019閲覧。
  2. ^ Wiggers, Kyle (12 September 2018). “Grammarly brings its AI-powered proofreading tools to Google Docs”. VentureBeat. https://venturebeat.com/2018/09/12/grammarly-brings-its-ai-powered-proofreading-tools-to-google-docs/ 6 September 2019閲覧。 
  3. ^ Grammarly.com WHOIS, DNS, & Domain Info – DomainTools”. WHOIS. 2016年8月27日閲覧。
  4. ^ Baca, Marie (2019年8月26日). “People do grammar bad. Google’s AI is hear too help.” (英語). Washington Post. https://www.washingtonpost.com/technology/2019/08/26/people-do-grammar-bad-googles-ai-is-hear-too-help/ 2019年9月6日閲覧。 
  5. ^ Kulkarni, Swamini (2019年2月23日). “Artificial Intelligence Trends That You Cannot Afford To Ignore” (英語). CPO Magazine. https://www.cpomagazine.com/tech-regulations/artificial-intelligence-trends-that-you-cannot-afford-to-ignore/ 2019年9月6日閲覧。 
  6. ^ Duffy, Jill (2019年8月5日). “I Improved My Writing With Grammarly, and So Can You” (英語). PC Magazine. https://www.pcmag.com/commentary/342625/i-improved-my-writing-with-grammarly-and-so-can-you 2019年9月6日閲覧。 
  7. ^ Padmanabhan, Geeta (21 September 2011). “Cool tool”. The Hindu (The Hindu Group). オリジナルの19 January 2013時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130119093755/http://www.thehindu.com/life-and-style/metroplus/article2473074.ece 24 December 2012閲覧。 
  8. ^ Lee Chang-sup (1 May 2012). “English again in New Year's resolution?”. The Korea Times. オリジナルの27 January 2013時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130127164059/http://www.koreatimes.co.kr/www/news/opinon/2012/01/137_102304.html 24 December 2012閲覧。 
  9. ^ Fingas, Jon (2019年7月16日). “Grammarly's color-coded AI suggestions show what needs fixing” (英語). Engadget. https://www.engadget.com/2019/07/16/grammarly-color-coded-ai-suggestions/ 2019年9月6日閲覧。 
  10. ^ “Grammarly will now tell you if your writing is bland” (英語). Yahoo News. (2019年7月16日). https://news.yahoo.com/grammarly-now-tell-writing-bland-152737985.html 2019年9月6日閲覧。 
  11. ^ McCracken, Harry (2019年4月1日). “On its 10th anniversary, Grammarly looks way beyond grammar” (英語). Fast Company. https://www.fastcompany.com/90327157/on-its-10th-anniversary-grammarly-looks-way-beyond-grammar 2019年9月6日閲覧。 
  12. ^ AI-powered writing assistant Grammarly opens new office in downtown Vancouver | Venture” (英語). dailyhive.com. 2019年11月19日閲覧。
  13. ^ Grammarly uses AI to detect the tone and tenor of your writing” (英語). VentureBeat (2019年9月24日). 2019年11月19日閲覧。
  14. ^ Moore (22 March 2018). “Grammarly” (英語). PCMAG. 2018年5月16日閲覧。
  15. ^ McCracken (2019年4月1日). “On its 10th anniversary, Grammarly looks way beyond grammar” (英語). Fast Company. 2019年11月19日閲覧。
  16. ^ Krasnikov (6 July 2018). “Grammarly opens new Kyiv office as demand rises for help with English”. Kyiv Post. Businessgroup LLC. 6 September 2019閲覧。
  17. ^ Wiggers, Kyle (12 September 2018). “Grammarly brings its AI-powered proofreading tools to Google Docs”. VentureBeat. https://venturebeat.com/2018/09/12/grammarly-brings-its-ai-powered-proofreading-tools-to-google-docs/ 6 September 2019閲覧。 
  18. ^ Dyomkin (26 June 2015). “Running Lisp in Production”. Grammarly Blog. Grammarly Inc.. 27 September 2018閲覧。
  19. ^ Grammarly Inc” (英語). Bloomberg. 2019年9月6日閲覧。
  20. ^ Grammarly raises $110 million for a better spell check” (英語). TechCrunch. 2019年11月19日閲覧。
  21. ^ Grammarly raises $90M at over $1B+ valuation for its AI-based grammar and writing tools” (英語). TechCrunch. 2019年10月10日閲覧。
  22. ^ Український стартап Grammarly оцінили у понад 1 мільярд доларів” (ウクライナ語). Економічна правда. 2020年1月23日閲覧。
  23. ^ Coberly (2018年9月12日). “You can finally use Grammarly within Google Docs” (英語). TechSpot. 2019年4月3日閲覧。
  24. ^ O'Neill (2018年2月5日). “Bug in Grammarly browser extension exposes what a user ever writes” (英語). CyberScoop. 2019年4月3日閲覧。

関連項目

外部リンク