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| Dev = {{仮リンク|Coffee Stain Studios|sv|Coffee Stain Studios}} |
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| Pub = |
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2021年11月10日 (水) 04:28時点における版
ジャンル |
シミュレーションゲーム アクションゲーム |
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対応機種 |
Microsoft Windows Vista(現在配信されてない)/7/8/8.1/10 OS X Linux iOS Android Xbox 360 Xbox One PlayStation 3 PlayStation 4 Nintendo Switch |
開発元 | Coffee Stain Studios |
人数 |
最低1人 最高4人(画面分割による共有プレイ) |
メディア | ダウンロード販売 |
発売日 | 2014年4月2日(日本時間) |
最新版 | Patch 1.2/ 2014年11月20日 |
対象年齢 |
CERO:C(15才以上対象) PEGI:12 ESRB:T(13歳以上) USK:16(16歳未満提供禁止) ACB:PG |
コンテンツアイコン | 暴力、犯罪 |
ダウンロードコンテンツ | Steam WorkShop対応 |
デバイス | ゲームパッド |
必要環境 |
CPU:Core 2 DuoまたはAthlon X2 2GHz以上 メモリ:1GB RAM ビデオカード:DirectX9.0c互換でShader Model3.0対応、512MB以上のビデオメモリ DirectX:9.0c HDD:2GB以上の空き領域 サウンドカード:DirectX9.0c互換、16bit ※パソコン版 |
エンジン | Unreal Engine 3 |
その他 | 対応言語:英語 |
『Goat Simulator』(ゴートシミュレーター)は、スウェーデンのゲーム会社・Coffee Stain Studiosによるゲームソフト。プレイヤーが1頭のヤギに扮してゲーム内の世界で自由に振舞うことができるシミュレーションゲームまたはアクションゲーム。当初はPC向けに配信され、のちにスマートデバイスや家庭用ゲーム機向けに移植された。また、全ての追加コンテンツを含むバージョンとして『Goat Simulator: The GOATY』(― ザ ゴーティ)が配信されている。
沿革
FPSとタワーディフェンスを組み合わせた『Sanctum』[1]で知られるCoffee Stain Studios[2]が社内におけるプログラマ訓練の一環として制作したもの[3][4]で当初発売の予定は無かったが、スタッフがYoutubeへ投稿したアルファ版プレイ動画[5][2]の再生数が数日で大きく伸びた[6][4]ことやそこに寄せられた要望を受けて2014年4月2日(日本時間)にSteamとMagino Drive[注 1][7]にて正式発売され[8][4][1]、このうち後者において本項表題の日本語名で扱われた。Steamでは発売前から利用者による期待の声が複数寄せられた[9]。
2014年6月4日にアップデートパッチ「Patch.1.1」が公開され、4種のヤギと3つのゲームモード、従来のものと同等の広さのマップ1つが追加され、プレイヤーのヤギが自転車やスケートボードに乗ったり、一つの画面を分割して最大4人で遊べる機能も加えられた[10]。
同年11月20日に公開された「Patch.1.2」では「Goat MMO Simulator」と題する大規模アップデートを実施、後述のとおり従来とは全く様相の異なるゲームとなった[11]。
2015年5月7日付のFacebook本作公式ページに、「Extra Special Thanks」として日本のゲームデザイナー小島秀夫及び彼の率いたチーム「小島プロダクション」の名を記載した本作のスタッフロール画面が掲載された。添付されたコメントによれば「小島の名が『メタルギアソリッドV』のクレジットから削除されたため、本作のクレジットに加えた」という。また同画面では、小島とギレルモ・デル・トロの参加で話題となりながらも2015年4月に開発中止が発表され[12]世界的に継続を望む署名活動も行われたホラーゲーム『SILENT HILLS』及びその体験版として配信された『P.T.』[13]のプロジェクト継続を望む言葉も併記された[14][15][16][17]。
概要
ゲームは3DCGで表現されたオープンワールド風の空間で展開し、プレイヤーは主人公たるヤギを背後から見る三人称視点で操作する。表題に「シミュレーター」とあるがヤギの生態や習性を忠実に再現するものではなく[4]、人里に現れたヤギを操ってNPCである人間たちに悪戯などをし、その結果起こるNPCの混乱、物理演算やラグドール効果[注 2]あるいはバグによる滑稽な動きを楽しむゲームである[4][1][18]。但し、目的などが設定されていないので遊ぶ人によってはすぐに飽きたり全く楽しめない可能性もある[18]。上述のとおり元々は商業展開を想定せず短期間で制作されたためバグが多くゲーム世界も狭いことが公知されており公式サイトにも「これは狭くてユルいバカゲーなので『GTA』のヤギ版のような期待をしないで欲しい」[注 3]と記されている[4]。一方、「Steam Work Shop」に対応し利用者の開発したMODで諸要素を変更・拡張できる[4]。また、本作の公式WikiサイトがCoffee Stain Studiosにより公開されている[19]。
パッチ1.1までのゲーム内容
このゲームの舞台は設定の明らかでない現代風の小さな町を含む土地で、町には中に入れる建物もある。プレイヤーはデフォルメなどを施されていない外観上は一般的なヤギのキャラクターを操作する。このヤギはキーボードとマウスで操られ「歩く・走る・階段や梯子を昇降する」「ジャンプ」「鳴く」動作のほか、「舐める」ことにより舌で対象を引っ張ったり、「頭突き」で対象を攻撃できる。加えて、ヤギは自動車に衝突したり爆発に巻き込まれても負傷したり死ぬことは無い[1]。また、プレイヤーの任意でゲーム処理をスローモーションにしたり[1]、それまでのゲーム進行を初期状態に戻したりもできる[4]。ゲーム中は連続攻撃(コンボ)など幾つかの行動に際して「実績」達成により点数を獲得したり[1]、条件を満たせばプレイヤーキャラクターとしてキリンやダチョウ、ペンギン、クジラを使える[20]という仕掛けもあるものの、背景となる物語や達成すべき目的、ゲームオーバー条件や時間制限などは無い。
Goat MMO Simulator
2014年11月20日に配信されたPatch1.2では通称を「Goat MMO Simulator」とし、ゲームの舞台を現代風の町から中世・ファンタジー世界とした。また、プレイヤーは多人数同時接続してウォーリア・ローグ・マジシャン・ハンターいずれかのキャラクタークラスを持つヤギやヒツジあるいは2足歩行をする電子レンジのキャラクターを操作してクエストを実行したり敵となるモンスターと戦ってレベルを上げる、というMMORPG的要素を取り入れた[11][21][22][23]。
GoatZ
2015年5月7日に配信された有料ダウンロードコンテンツで、導入するとゲームモードの一つとして遊べる。プレイヤーはゾンビヤギを操り、感染者を増やしたり、ミッション(任務)を達成したりする。また、武器の制作も可能なことやタイトルロゴや名前を含め、ゾンビの徘徊する世界でのサバイバルを主題とする『DayZ』や『Rust』を意識したものとみられる。体力の概念があり、一定量ダメージをうけるか満腹度メーターが0になると体力が減少し、最終的には死亡する。体力は、脳を食べるかミッションを達成することで回復するが、脳はゾンビを倒さないと得られず、ミッションも制限時間があり、そもそも満腹度メーターが0になるまでが早い。[24][25][26][27][28]
GoatBread
2015年11月13日に無料配信されたコンテンツ。食パン等を操作して自らを調理する内容で本作同様に“奇抜なゲーム“と評される『I am Bread』とのコラボレーションで、互いのプレイ可能キャラクターを交換、即ち本作では各種のパンを、『I am Bread』ではヤギを操作できるようになる。[29][30][31][32]
Goat Simulator : PAYDAY
2016年1月14日に配信された有料ダウンロードコンテンツ。Coffee Stain Studiosと同じくスウェーデンのゲーム会社たるOverkill Softwareによるクライムシューター『PAYDAY 2』とコラボレーションした。本作ではPaydayシリーズ独特の仮面を着けたヤギ、車いすに乗ったイルカ、ラクダ、フラミンゴの4匹を操作してカージャックや銀行強盗をし、警察官に抵抗したりできる[33]。一方『PAYDAY 2』では違法薬物の奪取に本作のヤギが関わる「Goat Simulator Heist」シナリオが発表された[34]。
Goat Simulator : Waste of Space
2016年5月26日に配信された有料ダウンロードコンテンツ。ゲームの舞台は宇宙となりシリーズ最大のマップを特色とする。プレイヤーたるヤギはNPCたる人々からお金などを回収して宇宙植民地を拡大したり、宇宙戦闘機に乗って敵と戦ったりできる。また、各種SF作品のパロディも随所に含む。[35][36][37]
脚注
注釈
- ^ MAGES.傘下の5pb.により運営されるパソコンゲームダウンロード販売サイト。
- ^ 物理エンジンを用いたゲームにおいて、多関節物体が爆発に巻き込まれたり落下する状態を再現する処理。(参考;“[GDC07#23]「Havok」と「PhysX」,2大物理エンジンの最新動向”. 4Gamer.net (2007年3月9日). 2014年4月28日閲覧。)
- ^ 原文は『Goat Simulator』公式サイトトップページの「Disclaimer(免責事項)」。Magino Driveの商品ページや各報道に日本語訳が掲載されている。
出典
- ^ a b c d e f “憧れのヤギになれる爆笑シミュレーター『Goat Simulator』:Steam”. 週アスPLUS (2014年4月4日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ a b “『Sanctum』開発元の次なる新作はヤギシミュレーター!?『Goat Simulator』αプレイムービーが公開”. Game*Spark(株式会社イード) (2014年2月4日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “世界初の“ヤギ”シミュレーションゲーム「Goat Simulator」,Steamでのリリース日を4月1日と告知。Steam WorkshopでのMOD対応にも言及”. 4Gamer.net (2014年3月11日). 2014年4月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “【特別企画】爆笑カオスな「ヤギ」シミュレーター「Goat Simulator」を早速プレイ!”. Game Watch (2014年4月3日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “ヤギになって街中を跳ね回れ! ヤギ・アクションゲーム『ゴート・シミュレーター』”. Kotaku JAPAN (2014年2月10日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “人間どもを蹴散らすヤギが主役。Coffee Stain Studiosが狂気の新作「Goat Simulator」の制作を発表”. 4Gamer.net (2014年2月7日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “「ヤギシミュレーター」(Goat Simulator)がMagino Driveでも販売開始。国内のヤギファンや非ヤギファンに朗報”. 4Gamer.net (2014年4月3日). 2014年4月26日閲覧。
- ^ “町を疾走し破壊し続けるカオスなヤギゲー『Goat Simulator』がSteamでまさかのリリース決定、Workshopへ対応も”. Game*Spark (2014年2月12日). 2014年4月27日閲覧。
- ^ “ヤギシミュレーター『Goat Simulator』がSteamレビューで熱狂的支持、「購入することは人類の義務」と語るユーザーも”. Game*Spark (2014年4月1日). 2014年4月27日閲覧。
- ^ “「Goat Simulator」のPatch 1.1がリリース。もはやシミュレーションの域を逸脱,ヤギ達がビーチライフを満喫するように”. 4Gamer.net (2014年6月4日). 2014年6月4日閲覧。
- ^ a b “「Goat Simulator」が最新パッチでMMORPGに? ファンタジー世界でもヤギ達が大暴れ”. 4Gamer.net (2014年11月18日). 2014年11月22日閲覧。
- ^ “小島秀夫監督による「サイレントヒル」新作が開発中止に KONAMI日本サイドからも「開発中止」と正式コメント”. ITmediaねとらぼ (2015年4月28日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “海外のファンが決起 「サイレントヒル」新作の開発継続を求めるネット署名が始まる”. ITmediaねとらぼ (2015年5月7日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “ヤギゲー『Goat Simulator』クレジットに小島監督が追加、『Silent Hills』継続望む声も”. Game*Spark (2015年5月8日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “どういうことだよ!? 小島秀夫監督、なぜかヤギゲー「Goat Simulator」スタッフロールに掲載”. ITmediaねとらぼ (2015年5月8日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “KOJIMA APARECE NOS CRÉDITOS DE GOAT SIMULATOR” (ポルトガル語). IGNブラジル (2015年5月7日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “Hey Hideo Kojima, Turn That Frown Upside Down” (英語). Kotakuオーストラリア (2015年5月7日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ a b “ハチャメェ〜チャ! なぜか一部で話題沸騰中のヤギシミュレーションゲーム「Goat Simulator」をプレイムービーで紹介”. 4Gamer.net (2014年4月15日). 2014年4月27日閲覧。
- ^ “ヤギが主人公という「Goat Simulator」のローンチトレイラーが公開に。この逆再生は,あの話題トレイラーのパロディなのか?”. 4Gamer.net (2014年3月27日). 2014年4月28日閲覧。
- ^ “[GDC 2014]発売直前の「Goat Simulator」,シミュレートしているのがヤギだけでないことが判明”. 4Gamer.net (2014年3月22日). 2014年4月26日閲覧。
- ^ “例のヤギゲー『Goat Simulator』がMMO化!ファンタジー世界が体験できる新DLCが近日配信”. INSIDE(株式会社イード) (2014年11月18日). 2014年11月22日閲覧。
- ^ “職業「電子レンジ」ってなんだよ! 狂気のヤギゲー「Goat Simulator」がMMO化でさらなる謎進化を遂げる”. ねとらぼ(ITmedia) (2014年11月18日). 2014年11月22日閲覧。
- ^ “『Goat Simulator』のMMOシムアップデートが実施― クラスに電子レンジなど追加”. Game*Spark (2014年11月21日). 2014年11月22日閲覧。
- ^ “ヤギ VS ゾンビ!! ヤギSim『ゴートシミュレーター』にゾンビサバイバルDLC『GoatZ』が発表”. ファミ通.com (2015年5月6日). 2015年5月15日閲覧。
- ^ “狂気のヤギゲー「Goat Simulator」に新DLC ゾンビサバイバルだと……!?”. ITmediaねとらぼ (2015年5月6日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “『Goat Simulator』最新DLC「GoatZ」が発表―今度はゾンビサバイバルに!?”. Game*Spark (2015年5月6日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “あの『ヤギシミュレーター』にゾンビモード登場…特色に“大量のバグ”など”. iNSIDE (2015年5月7日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “ヤギさんたちがゾンビ・アポカリプスな世界にデビュー。「Goat Simulator」のDLC「GoatZ」が配信開始”. 4Gamer.net (2015年5月8日). 2015年5月8日閲覧。
- ^ “ヤギと食パンのシミュレーターがコラボ。『GoatBread』発表”. iPhoneGameCast (2015年10月24日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “「ヤギになるゲーム」と「パンになるゲーム」がまさかのコラボ 狂気と狂気を足し算した異色ゲーム「GoatBread」爆誕”. ITmediaねとらぼ (2015年10月24日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “食パンとヤギがついに夢の競演。「I am Bread」と「Goat Simulator」のコラボ企画は破壊力抜群”. 4Gamer.net (2015年11月13日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “ヤギとパンのコラボ『GoatBread』が遂にリリース!―よりカオスなゲームプレイに…”. Game*Spark (2015年11月13日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “動物達が銀行強盗!?『Goat Simulator』最新DLC『PAYDAY』が海外でリリース”. Game*Spark (2016年1月14日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “今度はヤギと銀行強盗が奇跡のコラボ。「PAYDAY 2」の最新DLC「Goat Simulator Heist」が1月14日にリリース”. 4Gamer.net (2016年1月13日). 2016年6月5日閲覧。
- ^ “ヤギ,宇宙に旅立つ。「Goat Simulator Waste of Space」がスマホ向けに配信開始,PC版は5月27日解禁”. 4Gamer.net (2016年5月26日). 2016年6月2日閲覧。
- ^ “フォースの覚醒なるか? 宇宙ヤギシミュレーター『Goat Simulator Waste of Space』配信開始”. ファミ通.com (2016年5月26日). 2016年6月2日閲覧。
- ^ “ヤギが宇宙を冒険!『Goat Simulator』新拡張「Waste of Space」発表―さらなるカオスへ…”. Game*Spark (2016年5月26日). 2016年6月2日閲覧。
外部リンク
- Goat Simulator 公式サイト(英語)
- GoatSimulator (GoatSimulator) - Facebook(英語)
- Goat Simulator Wiki(英語) - Coffee Stain Studiosによる公式Wikiサイト