「ランチャー」の版間の差分
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: 任意のキーを入力するだけで指定のファイルにアクセスできるランチャー。例えば、[[コントロールキー]]と任意のキーを続けて押すことで機能を呼び出す。画面上にはなにも現れないため場所をとらないが、何を登録したのか、どのキーで起動するのかを覚えていなければならないので、初心者には使いにくい。 |
: 任意のキーを入力するだけで指定のファイルにアクセスできるランチャー。例えば、[[コントロールキー]]と任意のキーを続けて押すことで機能を呼び出す。画面上にはなにも現れないため場所をとらないが、何を登録したのか、どのキーで起動するのかを覚えていなければならないので、初心者には使いにくい。 |
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: ファイルの名前を入力することで、ランチャーに登録した項目、あるいは記憶媒体全体から検索して起動する。Windowsの「名前を指定して実行」、OS Xや[[ |
: ファイルの名前を入力することで、ランチャーに登録した項目、あるいは記憶媒体全体から検索して起動する。Windowsの「名前を指定して実行」、OS Xや[[iOS]]の[[Spotlight]]がこれにあたる。たいていは[[インクリメンタルサーチ]]によって検索されるので、名前の一部しか覚えていなくても起動できる。 |
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: 画面の四隅(ホットスポット)にマウスポインタを移動することで登録したプログラムを起動する。Windowsでは、メニューバーを隠す設定にした状態と同じである。大抵はシフトキーなどを同時に押すことで登録数を増やすことができる。場所をとらないが、画面解像度が大きい場合はマウスポインタの移動する距離が増えることになる。また、誤操作による呼び出しもしばしば発生するため、あまり動作の重いソフトウェアには利用しがたい。 |
: 画面の四隅(ホットスポット)にマウスポインタを移動することで登録したプログラムを起動する。Windowsでは、メニューバーを隠す設定にした状態と同じである。大抵はシフトキーなどを同時に押すことで登録数を増やすことができる。場所をとらないが、画面解像度が大きい場合はマウスポインタの移動する距離が増えることになる。また、誤操作による呼び出しもしばしば発生するため、あまり動作の重いソフトウェアには利用しがたい。 |
2021年11月10日 (水) 02:01時点における版
ランチャー(launcher、ローンチャーとも)は、矢の発射や船の進水を意味する英語のlaunchから派生した語である。
日本語においては主に、以下のいずれかを指す。
- ミサイルやロケットの発射装置。下記「発射装置」参照。
- コンピュータにおけるプログラムを呼び出すためのソフトウェア。下記「コンピュータ」参照。
- 舟艇から小型ボートを水面に下ろすための装置も、ランチャーと呼ばれる。進水式を参照。
- 事業に乗り出すこと。起業を参照。
launch自体の用例についてはローンチを参照。
発射装置
発射装置としてのランチャーは、ミサイルやロケットといったものを発射するための装置である。宇宙開発のための大型のロケットを発射する発射台施設も、その意味ではランチャーである。
ただ、ロケットやミサイルには、兵器としての側面があるため、ランチャーの中には、兵器の範疇で扱われるものも少なくない。
類似するものとしてはカタパルトが挙げられる。
兵器として
兵器としてのランチャーは、ロケットランチャーやミサイルランチャーがある。
これらは、発射直前のミサイルやロケットを保持するための運搬用の装置として、また、広義の爆弾でもあるこれら物品が不用意に動作しないための安全装置としての側面もある。加えて、弾道ミサイルのような大型で誘導装置を備えたものを発射するランチャーは、発射に際してそれらミサイルに必要な航行データを入力したり、燃料を供給するための整備台としての側面もある。
また、ミサイルやロケット弾の中には誘導機構を備えるものもあるが、この誘導装置に対する操作を行うための機構を備えているものも見られる。
なお、グレネード弾のうち、ライフルグレネードは、小銃をランチャーとして使うものであり、このように、ランチャーが他に何らかの機能を兼ねている場合もある。
コンピュータ
コンピュータ用語では、使いやすいようにファイルやアプリケーションソフトウェアを、ショートカットキーのキーボード操作や、ボタンのクリックひとつなどの簡単な操作で起動できる機能である。近年のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を備えた大抵のオペレーティングシステムに、標準で備えられている機能であるほか、ツールソフトウェアの形で、様々なものが提供されている。
Mac OSであればアップルメニュー、NEXTSTEPやmacOSであればDock、Windowsであればスタートメニューがランチャーといえる。また、ツールソフトウェアでは、プログラム的に単純である事から様々な作者によるものが見られるほか、他のアプリケーションソフトの付属機能として組み込まれている場合もある。
ランチャーの種類
コンピュータにおけるランチャーにはいくつかの種類がある。macOSのDockのように、複数の種類のインターフェースを複合的に組み込んだランチャーも存在する。
- パレット型
- 小さなウィンドウ画面に、よく使うアプリケーションなどのアイコンを並べ、アイコンをクリックすることで起動できる。macOSのDockが典型的なもので、WindowsではWindows 7のタスクバーやWindows98/Internet Explorer4以降に搭載されたツールバー機能がこれに当たる。解像度の低いモニタでは場所をとるのが欠点で、また、多くの機能を盛り込むと、必然的にボタン数が増えるのが難点である。数個から十数個程度の頻繁に使うアプリケーションを登録しておくのに向いている。
- メニュー型
- Windowsのスタートメニューやメニューバー、macOSのDockにメニューを設け、登録したファイルにアクセスすることができる。場所もあまりとらず、項目ごとに整理ができることから、マウス操作が主体のユーザーには向いている。ただし、あまりに大量の項目を登録すると項目数や分岐が増え、必然的に操作ステップが増える。
- ホットキー型
- 任意のキーを入力するだけで指定のファイルにアクセスできるランチャー。例えば、コントロールキーと任意のキーを続けて押すことで機能を呼び出す。画面上にはなにも現れないため場所をとらないが、何を登録したのか、どのキーで起動するのかを覚えていなければならないので、初心者には使いにくい。
- 検索型
- ファイルの名前を入力することで、ランチャーに登録した項目、あるいは記憶媒体全体から検索して起動する。Windowsの「名前を指定して実行」、OS XやiOSのSpotlightがこれにあたる。たいていはインクリメンタルサーチによって検索されるので、名前の一部しか覚えていなくても起動できる。
- ホットスポット型
- 画面の四隅(ホットスポット)にマウスポインタを移動することで登録したプログラムを起動する。Windowsでは、メニューバーを隠す設定にした状態と同じである。大抵はシフトキーなどを同時に押すことで登録数を増やすことができる。場所をとらないが、画面解像度が大きい場合はマウスポインタの移動する距離が増えることになる。また、誤操作による呼び出しもしばしば発生するため、あまり動作の重いソフトウェアには利用しがたい。
- ただしこの方式は、タッチパネルのような画面に機能を仕込む点では洗練された方法の一つと考えられており、Palm OSで利用される「DA」というソフトウェア群は、DAランチャーで呼び出される。操作面では、画面の四隅をタップ(スタイラスで突付く)することでDAランチャーのメニューが現れる。