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[[2011年]][[1月6日]]から8日にかけて、[[アメリカ合衆国]][[ネバダ州]][[ラスベガス]]にある[[ラスベガス・コンベンションセンター]]にて開催された世界最大の家電見本市「[[コンシューマー・エレクトロニクス・ショー]]」内のソニーブースにて、「Curiosity」の3Dミュージック・ビデオが上映された。同映像は、2011年[[2月15日]]から2月27日にかけて、[[ソニービル]]最上階のホール「OPUS」にて、日本初となる3D対応HDヘッドマウントディスプレイの体験イベントに合わせて上映された<ref>{{Cite web

2021年9月28日 (火) 09:20時点における版

元気ロケッツ
別名 Genki Rockets
: 元气火箭; : 元氣火箭[1]
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル フューチャーポップハウス
活動期間 2006年 -
レーベル avex trax2007年 - 2008年CD
Rhythm REPUBLIC / Q ENTERTAINMENT(2007年 - 2008年、EP
Sony Records2010年 - 現在)
事務所 agehasprings
共同作業者 安田レイ宮原永海ソニー・ミュージックパブリッシング
公式サイト genkirockets.com
メンバー 水口哲也 / 玉井健二(プロデュース)
Lumi(ボーカル)

元気ロケッツ(げんきロケッツ、Genki Rockets)は、日本を拠点に活動する音楽ユニット

概要

プロデューサーの水口哲也と、アゲハスプリングス代表で音楽プロデューサー玉井健二、二人のプロデュースによる音楽ユニットで、ステージ上でホログラムなどの立体映像や映像演出を駆使するため、音楽だけではないという意味で、「ハイブリッド・プロジェクト」と称している。

ミュージックビデオやアルバムジャケットなどのビジュアルには、ボーカルのLumi(ルミ、詳細は後述参照)を起用し、クラブなどの音楽イベントには宇宙服に身を包んだDJがプレイをおこなう。

プロジェクト名は水口のインスピレーションによるもので、外国の友人から「元気(Genki)という言葉は、意味も良いし、音の響きも良いし、もっと世界に広まってもいい」という話を聞いて決断したという[2]

経歴

2006年、水口は当時プロデュースを担当していたPSP用ゲーム『Lumines II』に使用する楽曲や映像を探していたが、イメージと合致するものが見つからなかったため、どうせなら音楽業界が考えつかないような且つ世界に通用する音楽を作ろうと思い立ち、友人である玉井を誘いプロジェクトを始動させた[2]。プロジェクト始動後、『Lumines II』用にミュージックビデオ「Heavenly Star」を制作。映像に関してはノルウェーのバンドであるa-ha「Take on Me」のような手描きアニメーションのテイストが採用された[3][4]

同年9月11日にアメリカのジャーナリストが明るい話題をと自身のサイトで「Heavenly Star」を紹介する記事を掲載[2]。インターネット上で同曲が初めて発表されると人気となり、アメリカMTV『Spike TV』主催の『VIDEOGAME AWARDS 2006』ではBest Song部門にノミネートされた。

2007年にはエイベックスより日本デビューが決定し、7月4日にシングル『Heavenly Star/Breeze』でCDデビューした。デビュー直後の7月7日には、世界7大都市で開催された地球環境イベント『LIVE EARTH 2007』の幕張メッセ会場にて、オープニングアクトとしてホログラムで出演した。2008年7月2日には初のアルバム『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』が発売された。

2010年には、ソニーが全世界で導入したブランド・メッセージ「make.believe」(メイク・ドット・ビリーブ)[5]から得られたインスピレーションをもとに、同名曲である「make.believe」が制作された[6]。ミュージック・ビデオは3000万円の予算を投じ3Dと5.1chで制作され、第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に指定された[7]。従来はグラフィックスやアニメ的な表現で加工されていたLumiが、今作では初めて実写で露出されることとなった[8]。2010年9月3日から8日にかけて、ドイツの首都ベルリンにて開催された国際家電見本市であるIFA(ベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展)にて初の海外3Dライブが行われた[9]。280インチの発光ダイオード3Dスクリーンで「make.believe」が上映され、地元の一般来場者を多く惹きつけ、楽しませた[10][11]。2010年10月16日には、中華人民共和国上海市にて開催された上海国際博覧会日本産業館JAL舞台大塚製薬ウィークにて日本国外のアジア地域では初めての公演を行い[12]、集客人数が歴代万博史上最多の百万人を突破した[9][1]。中国語では「簡体字: 元气火箭; 繁体字: 元氣火箭; 拼音: yuán qì huŏ jiàn; 注音: ㄩㄢˊ ㄑㄧˋ ㄏㄨㄛˇ ㄐㄧㄢˋ」と表記する[1]

2011年1月6日から8日にかけて、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにあるラスベガス・コンベンションセンターにて開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」内のソニーブースにて、「Curiosity」の3Dミュージック・ビデオが上映された。同映像は、2011年2月15日から2月27日にかけて、ソニービル最上階のホール「OPUS」にて、日本初となる3D対応HDヘッドマウントディスプレイの体験イベントに合わせて上映された[13]

Lumi

Lumiは架空の人物で、2019年9月11日に誕生、「宇宙で生まれ育ったまだ地球に降りたことのない30年後の17歳」(年齢はデビュー当時の設定。20歳になる2039年の9月11日に地球に降りてくる[2]とされる)という設定となっている。

実際のボーカルは、モデルとして活動するローズ・レイチェル(現在は安田レイ名義で活動する)と歌手声優宮原永海が担当し、二人の声を合成している[14][15]。ミュージックビデオや作品のジャケット写真、動画配信コンテンツ等と言ったメディアに登場する際は、ローズがLumiとしてモデルを担当している。尚、上記「make.believe」の映像が発表されるまで、その際映像や画像には必ず何かしらの加工が施されており、未加工のものがそのまま使用されることはなかった。ライブに出演する際は上記の設定を意識し、実際に登場する代わりにホログラムによる映像が使用される。

Live

元気ロケッツによるライブは何度か行われているが、2008年以降は宇宙服を着たDJ(それが誰かは明かされていない)とLEDによる映像演出を組み合わせたDJライブセットが主流になっている。その場合、アーティストクレジットは「元気ロケッツ」ではなく、英語で「Genki Rockets」と表記されることが多い。音と映像が絡み合うような「シナスタジア(=共感覚)」な演出が特徴。

ディスコグラフィー

アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2008年7月2日 元気ロケッツ I -Heavenly Star- AVCD-23448 オリコン最高15位、登場回数10回
2nd 2011年9月7日 GENKI ROCKETS II -No border between us- 初回生産限定盤 SRCL-7718〜9
通常盤 SRCL-7720
オリコン最高21位、登場回数7回
2012年8月8日 GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage 初回生産限定盤 SRCL-8068〜9
通常盤 SRCL-8070
オリコン最高59位、登場回数3回

シングル

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2007年7月4日 Heavenly Star/Breeze AVCD-31262:CD+DVD
AVCD-31263:CD
  1. Heavenly Star / Original(作詞: 水口哲也玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ
  2. Breeze / Original(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ)、auのW52Pに着うたフルとしてプリインストールされている。
  3. Heavenly Star - Space Walk Remix / So Noodles
  4. Heavenly Star - Glorious Remix / metalmouse
  5. Heavenly Star - Sunrise Remix / ES9
  6. Heavenly Star - Count Down Remix / Headwaters
  7. Heavenly Star - Love Remix / Dj Sodeyama
  8. Heavenly Star - Floating Remix / TECHRIDERS
  9. Heavenly Star - Instrumental

DVD

  1. Heavenly Star PV
オリコン最高24位、登場回数16回
2nd 2008年6月11日 Star Line/Smile AVCD-31392
  1. Star Line(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 原田卓也)
  2. Smile(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ)
  3. Star Line - Stratos Mix by metalmouse
  4. Smile - Chemistry of Sound Mix by DJ Sodeyama
  5. Star Line - Blue Line Mix by Floor on the Intelligence
オリコン最高43位、登場回数3回

Blu-ray Disc

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1st 2010年12月22日 “make.believe” 3D Music Clips e.p. SRXL-17
  1. make.believe
  2. Star Surfer (3-Dimensionaly Mix)
  3. Heavenly Star (3-Dimensionaly Mix)
2nd 2011年6月29日 “Curiosity” 3D Music Clips e.p. SRXL-20
  1. Curiosity
  2. Breeze (SYKZ Mix)
  3. Star Line (GRHN Mix)

音楽配信

  • Live from Tokyo(2008年8月13日iTunes Store限定配信)
  • Reaching for the stars(2011年4月27日、着うた配信)
  • Touch me(2011年4月27日、着うた配信)
  • make.believe / Flow (Child of Eden Mix)(日本を除く世界13ヶ国のiTunes StoreとAmazonにて2011年6月6日配信開始)
    1. make.believe
    2. Flow (Child of Eden Mix)

アナログEP盤

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2007年2月16日 Heavenly Star GR-001 Q ENTERTAINMENT
2nd 2007年8月24日 Breeze GR-002 Q ENTERTAINMENT
3rd 2007年10月11日 Heavenly Star (Trance Mix) RR12-88498 Rhythm REPUBLIC
4th 2007年11月23日 Breeze GR-003 Q ENTERTAINMENT
5th 2008年7月16日 Star Surfer EP RR12-88531 Rhythm REPUBLIC

その他

  • 福岡ソフトバンクホークス 公式戦 アサヒスーパードライスペシャル2011 ジングル/5秒Ver./10秒Ver./20秒Ver./が放送されている。(2012年)

参加作品

発売日 タイトル 規格品番 収録曲
2007年06月20日 HOUSE NATION Tea Dance EP RR12-88493 1.Heavenly Star - House Nation Remix
2007年08月08日 ハウスネイション ティー・ダンス-プレミア・ギグ AVCD-23345 7.Heavenly Star (LnM Project Remix)
2007年08月29日 スーパー・ベスト・トランス・プレゼンツ・ディージェイ・マリエ・イン・セレブリティ・ミックス AVCD-23318 1.Heavenly Star(オーバーヘッド・チャンピオン・リミックス)
2007年12月05日 ハウスネイション ティー・ダンス -セカンド・ギグ AVCD-23415 8.Breeze (Kaskade Remix)
2007年12月05日 SUPER BEST TRANCE 08 AVCD-23414 3.Heavenly Star(DJ TEN・リミックス)
2007年12月26日 トーキョー・オートサロン2008・プレゼンツ・エヴォリューション #04 AVCD-23413B 4.Heavenly Star (ハウスネイション・リミックス)
2008年01月09日 D.A.D プレゼンツ・ラグジュアリー・ハウス AVCD-23472 3.Heavenly Star (ハウスネイション・リミックス)
2008年01月23日 ベスト・オブ・オーバーヘッド・チャンピオン AVCD-23420 DISC1-1.Heavenly Star
2008年02月27日 スーパー・ベスト・トランス×ウルトラ・Z・トランス03 AVCD-23491 9.HEAVENLY STAR (オーバーヘッド・チャンピオン・リミックス)
2008年07月02日 ハウスネイション ビーチ AVCD-23616 2.スター・サーファー(ダイシ・ダンス・リミックス)
2008年08月06日 ハウスネイション -ベスト・ギグ AVCD-23628 2.Heavenly Star(HOUSE NATION Remix)
2008年08月06日 スーパー・ベスト・トランス 09 AVCD-23599 6.Heavenly Star [Delaction Remix]
2009年01月21日 DAISHI DANCE remix. XNNW-11001 9.Star Surfer (DAISHI DANCE Remix)
2009年02月04日 裸の恋がしたいから。Season3 AVCD-23733 9.スマイル
2009年08月05日 パニック Level. 01 TKCA-73451 4.Heavenly Star
2009年10月07日 ハウスネイション ターミナル・ディスコ AVCD-23943 24.Star Line (HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix)
2010年08月04日 HOUSE NATION - Complete Best AVCD-38116 DISC1-1.Heavenly Star (HOUSE NATION Remix)
2010年12月22日 音楽3D宣言! 〜3D Music Video Selection Vol.00〜 XSXL-1 3.make.believe
2012年03月28日 ココロストレッチ 〜CHEERING AQCD-50660 3.Smile
2013年04月03日 サンデービーチ キャメロット AVCD-38571 10.Heavenly Star

タイアップ

曲名 タイアップ
Heavenly Star バンダイPSP用ソフト『Lumines II』収録曲
マーベラスエンターテイメントWii用ソフト『NO MORE HEROES』収録曲
フジテレビ系『ノンストップ!』オープニングテーマ
BS11報道ライブ21 INsideOUT』オープニングテーマ
Breeze トヨタテクニカルディベロップメントCMソング
Star Line パルコ 4days Sale CMソング
Smile メナード『フェイシャルサロン』CMソング

主な出演イベント

  • 2008年10月24日 - HOUSE NATION
  • 2008年12月28日 - Sound lab mole
  • 2009年12月25日 - ASOBINITE!!! in NAGOYA
  • 2010年05月21日 - dot park
  • 2010年10月29日・11月16日 - Base Ball Bear (Shine On You)Cypress Girls & Detective Boys
  • 2013年09月22日 - ECO EDO 日本橋 ダイナースクラブ ナイトアクアリウム 2013

脚注

  1. ^ a b c CDJournal.com (2010年10月26日). “元気ロケッツ、上海万博ライヴ大成功!”. 音楽出版社. 2011年2月12日閲覧。
  2. ^ a b c d 映像クリエイターに聞く〜「面白さは骨(コツ)が大事」ゲームクリエイター水口哲也”. white-screen (2007年10月9日). 2010年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月13日閲覧。
  3. ^ Genki Rockets's music videos inspired by A-ha's "Take on Me" music video”. 2009年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月13日閲覧。
  4. ^ Live Earth Artist: Genki Rockets”. 2007年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月13日閲覧。
  5. ^ ITmedia (2009年9月4日). “「make.believe」 ソニーが新ブランドメッセージ”. アイティメディア. 2011年2月11日閲覧。
  6. ^ iLOUD (2010年12月22日). “元気ロケッツ『“make.believe”3D Music Clips e.p.』インタビュー”. エクストラ. 2011年2月11日閲覧。
  7. ^ 文化庁メディア芸術プラザ; 画像情報教育振興協会 (2010年12月22日). “平成22年度[第14回]文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品”. 文化庁. 2011年2月11日閲覧。
  8. ^ white-screen.jp (2010年8月25日). “元気ロケッツ最新MV「make.believe」六本木ヒルズを湧かせた立体視MVの生みの親東弘明監督インタビュー”. ナウオンメディア事業部. ニューズベース. 2011年2月11日閲覧。
  9. ^ a b CDJournal.com (2010年10月15日). “元気ロケッツ、上海万博でのライヴが決定!”. 音楽出版社. 2011年2月12日閲覧。
  10. ^ 森川潤 (2010年9月23日). “ドイツ家電見本市IFA 世界中が先端技術を競い合う”. MSN産経ニュース. SANKEI EXPRESS. pp. 3ページ. 2011年2月12日閲覧。
  11. ^ 山本敦 (2010年9月6日). “<IFA2010>ソニーブースで連日3Dイベントを開催 - PV上映中の“元気ロケッツ”直撃インタビュー”. Phile-web. 音元出版. 2011年2月12日閲覧。
  12. ^ 日本産業館 (2010年10月). “イベントスケジュール 2010年10月11日(月)~10月17日(日)7日間 テーマ「 BIG SMILE EARTH」 Produced by 大塚製薬”. 上海万国博日本産業館出展. 2011年2月12日閲覧。
  13. ^ 関口賢 (2011年2月9日). “CESで注目集めた元気ロケッツの最新3Dビデオクリップを200インチ大画面で!”. RBB TODAY. イード. 2011年2月11日閲覧。
  14. ^ Lumines II's title song unveiled”. 2008年8月13日閲覧。
  15. ^ Genki Rockets credits section of the album: "元気ロケッツI Heavenly Star"”. 2008年8月13日閲覧。
  16. ^ とことん東京キャンペーン”. WILLER TRAVEL (2011年2月22日). 2011年3月29日閲覧。
  17. ^ クーリッシュファクト レディス篇” (ASX). イオンリテール (2011年3月19日). 2011年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月29日閲覧。

関連項目

外部リンク