コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「マット・ハービー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Cewbot (会話 | 投稿記録)
26行目: 26行目:
* [[ニューヨーク・メッツ]] (2012 - 2013, 2015 - 2018)
* [[ニューヨーク・メッツ]] (2012 - 2013, 2015 - 2018)
* [[シンシナティ・レッズ]] (2018)
* [[シンシナティ・レッズ]] (2018)
* [[ロサンゼルス・エンゼルス (MLB)|ロサンゼルス・エンゼルス]] (2019)
* [[ロサンゼルス・エンゼルス]] (2019)
* [[カンザスシティ・ロイヤルズ]] (2020)
* [[カンザスシティ・ロイヤルズ]] (2020)
* [[ボルチモア・オリオールズ]] (2021 - )
* [[ボルチモア・オリオールズ]] (2021 - )
41行目: 41行目:
== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
=== プロ入り前 ===
{{by|2007年}}の[[2007年のMLBドラフト|MLBドラフト]]3巡目(全体118位)で[[ロサンゼルス・エンゼルス (MLB)|ロサンゼルス・エンゼルス]]から指名を受けるが契約せず、[[ノースカロライナ大学チャペルヒル校]]に進学した。
{{by|2007年}}の[[2007年のMLBドラフト|MLBドラフト]]3巡目(全体118位)で[[ロサンゼルス・エンゼルス]]から指名を受けるが契約せず、[[ノースカロライナ大学チャペルヒル校]]に進学した。


=== プロ入りとメッツ時代 ===
=== プロ入りとメッツ時代 ===

2021年9月11日 (土) 23:34時点における版

マット・ハービー
Matt Harvey
ボルチモア・オリオールズ #32
ボルチモア・オリオールズ時代
(2021年4月20日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 コネチカット州ニューロンドン
生年月日 (1989-03-27) 1989年3月27日(35歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト1巡目
初出場 2012年7月26日
年俸 $1,000,000(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マシュー・エドワード・ハービーMatthew Edward Harvey,[注釈 1] 1989年3月27日 - )は、アメリカ合衆国コネチカット州ニューロンドン出身のプロ野球選手投手)。MLBボルチモア・オリオールズ所属。愛称はリアル・ディール (Real Deal)ザ・ダークナイト・オブ・ゴッサム (The Dark Knight of Gotham)

経歴

プロ入り前

2007年MLBドラフト3巡目(全体118位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名を受けるが契約せず、ノースカロライナ大学チャペルヒル校に進学した。

プロ入りとメッツ時代

ニューヨーク・メッツ時代
(2012年9月19日)

2010年MLBドラフト1巡目(全体7位)でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。

2011年にA+級セントルーシー・メッツでプロデビュー。AA級ビンガムトン・メッツでもプレーし、2球団合計で26試合に登板して13勝5敗、防御率3.32、156奪三振を記録[2]する。

2012年7月26日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。5.1イニングを11奪三振無失点の好投で初勝利を挙げる。打撃でも2安打を記録し、デビュー戦で二桁奪三振と複数安打を同時に記録したのは史上初だった[3]。同年は10試合に先発し、3勝5敗ながら防御率2.73、奪三振率10.62という成績を残した。

2013年は開幕から先発ローテーションに定着。4月は6試合に登板して4勝0敗、40.2回、防御率1.56、46奪三振などの好成績でピッチャー・オブ・ザ・マンスを初受賞した。5月7日のシカゴ・ホワイトソックス戦で7回2死までパーフェクトに抑え、9回まで1安打無四球12奪三振と好投したが、援護がなく勝利は付かなかった[4]。7月16日にメッツの本拠地シティ・フィールドで行われたオールスターゲームでは先発投手を務め、2イニングを無失点に抑えた。8月7日のコロラド・ロッキーズ戦で、4安打、無四球、6奪三振、106球で初の完投完封勝利を記録した。8月24日の登板の後、右尺側側副靱帯英語版の部分断裂が発覚し、シーズンを終えた。この年は26試合、9勝、178.1回、防御率2.27(リーグ3位)、WHIP0.931(同2位)、被打率.206(同5位)、K/BB 6.16(同3位)と大活躍し、サイ・ヤング賞の投票では3位に入った。オフの10月4日に右肘の手術を行うことを発表し[5]、10月22日にトミー・ジョン手術を受けた[6]

2014年は前年の手術の影響で、マイナーを含めても実戦復帰することはなかった。

2015年4月9日、開幕3試合目で1年7ヶ月ぶりに復帰し、6回無失点で勝利投手となった。この年は29試合、13勝、189.1回、防御率2.71(リーグ6位)、WHIP1.019(同7位)、被打率.219(同6位)、K/BB 5.08(同6位)、最速99.4mph(約160.0km/h)を記録するなど手術前と変わらぬ活躍で、チームにとって9年ぶりの地区優勝に貢献した。手術明けのシーズンのため、代理人スコット・ボラスや執刀医のジェームズ・アンドリュース英語版などが登板イニング制限を提言したものの[要出典]ポストシーズンでも4試合に登板し、26.2回、防御率3.04と安定した投球でリーグ優勝に貢献した。オフにはカムバック賞を受賞した。

2016年は、開幕から調子の上がらないピッチングが続いた。そして、7月6日に肩の不調で故障者リスト入りすると[7]、手術を受ける運びとなって、そのままシャットダウンした。この年は17試合に先発登板して防御率4.86、4勝10敗、WHIP1.47に終わった。

2017年はさらに調子を落とし、19試合登板で防御率6.70、5勝7敗、WHIP1.69に終わった。

2018年5月5日にDFAとなった[8]

レッズ時代

シンシナティ・レッズ時代
(2018年8月11日)

2018年5月8日にデビン・メソラコとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した[9]。移籍後は24試合に先発し7勝7敗、防御率4.50とやや持ち直した。オフの10月29日にFAとなった。

エンゼルス時代

ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2019年5月11日)

2018年12月21日にエンゼルスと1年1100万ドル+出来高300万ドルで契約を結んだ[10]

2019年は12先発で3勝5敗、防御率7.09という自己ワーストの成績に終わった。7月19日にDFAとなり[11]、21日にFAとなった[12]

アスレチックス傘下時代

2019年8月15日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ[13]。オフにFAとなった。

ロイヤルズ時代

2020年7月28日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[14]。8月18日、翌19日付けでメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると報じられた[15]。オフの10月28日にFAとなった[16]

オリオールズ時代

2021年2月17日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[17]。メジャーに昇格した場合は給与として100万ドルが支払われる。3月25日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[18]、開幕をMLBで迎えた。4月3日のレッドソックス戦でオリオールズ移籍後初登板を果たした[19]。5月11日にシティ・フィールドで行われた古巣のメッツ戦では、現地のメッツファンからスタンディングオーべションを受けた[20]

投球スタイル

2019年の投球データ[22]
球種 配分
%
平均球速
mph (km/h)
水平運動
in
鉛直運動
in
フォーシーム 45 94 (151) -7 8
スライダー 27 88 (141) 2 3
カーブ 15 82 (132) 2 -5
チェンジアップ 10 86 (139) -8 6
シンカー 3 94 (152) -6 6

スリークォーターから繰り出す手元で浮き上がるようなフォーシーム、鋭く曲がり落ちるスライダーカーブチェンジアップを武器とする。フォーシームは常時90mph中盤、最速100.1mph(約161.0km/h、2013年6月18日計測)[23]、スライダーは常時90mph前後を計時する[24]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2012 NYM 10 10 0 0 0 3 5 0 0 .375 245 59.1 42 5 26 0 3 70 3 0 19 18 2.73 1.15
2013 26 26 1 1 1 9 5 0 0 .643 690 178.1 135 7 31 1 4 191 2 0 46 45 2.27 0.93
2015 29 29 0 0 0 13 8 0 0 .619 755 189.1 156 18 37 2 5 188 4 0 62 57 2.71 1.02
2016 17 17 0 0 0 4 10 0 0 .286 402 92.2 111 8 25 1 1 76 4 0 55 50 4.86 1.47
2017 19 18 0 0 0 5 7 0 0 .417 431 92.2 110 21 47 3 6 67 6 1 70 69 6.70 1.69
2018 8 4 0 0 0 0 2 0 0 .000 123 27.0 33 6 9 0 1 20 1 0 21 21 7.00 1.56
CIN 24 24 0 0 0 7 7 0 0 .500 540 128.0 132 21 28 2 5 111 1 1 66 64 4.50 1.25
'18計 32 28 0 0 0 7 9 0 0 .438 663 155.0 165 27 37 2 6 131 2 1 87 85 4.94 1.30
2019 LAA 12 12 0 0 0 3 5 0 0 .375 266 59.2 63 13 29 0 3 39 3 0 48 47 7.09 1.54
2020 KC 7 4 0 0 0 0 3 0 0 .000 65 11.2 27 6 5 0 0 10 0 0 15 15 11.57 2.74
MLB:8年 152 144 1 1 1 44 52 0 0 .458 3517 838.2 809 105 237 9 28 772 24 2 402 386 4.14 1.25
  • 2020年度シーズン終了時

表彰

記録

背番号

  • 33(2012年 - 2018年5月4日、2019年 - 2020年)
  • 32(2018年5月11日 - )

脚注

  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2020年6月10日閲覧。
  2. ^ Matt Harvey Minor League Statistics & History” (英語). Baseball-Reference.com. 2013年6月16日閲覧。
  3. ^ Harvey strikes out 11 in Mets debut
  4. ^ May 7, 2013, White Sox at Mets Play by Play and Box Score” (英語). Baseball-Reference.com. 2013年6月16日閲覧。
  5. ^ Medical update on Matt Harvey”. MLB.com Mets Press Release (October 4, 2013). February 22, 2014閲覧。
  6. ^ Statement from the Mets regarding Matt Harvey”. MLB.com Mets Press Release (October 22, 2013). February 22, 2014閲覧。
  7. ^ メッツ 先発右腕ハービーが今季絶望の可能性「手術は避けられない」”. Sponichi Annex (2016年7月8日). 2016年11月22日閲覧。
  8. ^ Anthony DiComo (2018年5月5日). “Mets cutting ties with Matt Harvey” (英語). MLB.com. 2018年5月7日閲覧。
  9. ^ Anthony DiComo (2018年5月8日). “Mets deal Harvey to Reds for catcher Mesoraco” (英語). MLB.com. 2018年5月10日閲覧。
  10. ^ Rhett Bollinger (2018年12月21日). “Angels agree to 1-year deal with Harvey” (英語). MLB.com. 2019年2月8日閲覧。
  11. ^ Rhett Bollinger (2019年7月19日). “Angels designate Matt Harvey for assignment” (英語). MLB.com. 2019年7月20日閲覧。
  12. ^ Rhett Bollinger (2019年7月21日). “Angels release former All-Star Harvey” (英語). MLB.com. 2019年7月22日閲覧。
  13. ^ Martin Gallegos (2019年8月15日). “A's make Harvey their latest reclamation project” (英語). MLB.com. 2019年8月21日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2020年7月28日). “Royals Sign Matt Harvey” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月1日閲覧。
  15. ^ Mark Polishuk (2020年8月19日). “Royals To Promote Matt Harvey” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月20日閲覧。
  16. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月16日閲覧。
  17. ^ Orioles To Sign Matt Harvey To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月18日閲覧。
  18. ^ Orioles Select Matt Harvey” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月25日閲覧。
  19. ^ Steve Melewski (April 3, 2021). “A look at Matt Harvey’s Orioles debut (O’s are 2-0)” (英語). masn. April 29, 2021閲覧。
  20. ^ Sterling Bright (May 13, 2021). “O's go quietly, can't bail out Harvey” (英語). MLB.com. May 16, 2021閲覧。
  21. ^ BrooksBaseball.net Player Card: Matt Harvey”. www.brooksbaseball.net. 2020年6月10日閲覧。
  22. ^ RS: 12先発・59.2回。Brooksbaseball.netに基づく。[21]
  23. ^ Future is now for Mets thanks to imposing duo of Matt Harvey, Zack Wheeler” (英語) (2013年6月19日). 2016年1月10日閲覧。
  24. ^ 黒田博樹も認めたメッツの新エース、マット・ハービーに注目!”. Web Sportiva. 2013年6月16日閲覧。

注釈

  1. ^ 英語発音: /ˈmæθju ˈɛdwɚd ˈhɑrvi/[1]

関連項目

外部リンク