「カム・アンド・ゲット・イット (曲)」の版間の差分
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| Name = マジック・クリスチャンのテーマ |
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2021年9月6日 (月) 11:04時点における版
「マジック・クリスチャンのテーマ」 | ||||||||||||||||
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バッドフィンガー の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『マジック・クリスチャン・ミュージック』 | ||||||||||||||||
B面 | ロック・オブ・オール・エイジス | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||
録音 | 1969年9月 | |||||||||||||||
ジャンル | ||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | アップル・レコード | |||||||||||||||
作詞・作曲 | ポール・マッカートニー | |||||||||||||||
プロデュース | ポール・マッカートニー | |||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
後述を参照 | ||||||||||||||||
バッドフィンガー シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「マジック・クリスチャンのテーマ[1]」(原題 : Come And Get It)は、バッドフィンガーの楽曲である。ポール・マッカートニーが1969年に公開された映画『マジック・クリスチャン』のために書き下ろした楽曲で、プロデュースもマッカートニーが手がけた。1969年12月にシングル盤が発売され、全英シングルチャートで最高位4位を獲得した。
マッカートニーによって制作されたデモ音源は、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』や、2019年に発売された『アビイ・ロード (スーパー・デラックス・エディション)』に収録された。
ポール・マッカートニーによるデモ音源
「カム・アンド・ゲット・イット」 | ||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||||||||
収録アルバム | 『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』 | |||||||||||||||
英語名 | Coma And Get It | |||||||||||||||
リリース | 1996年10月28日 | |||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | ポップ・ロック | |||||||||||||||
時間 |
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レーベル | アップル・レコード | |||||||||||||||
作詞者 | ポール・マッカートニー | |||||||||||||||
作曲者 | ポール・マッカートニー | |||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||
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マッカートニーは、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』のためのレコーディング・セッションが行なわれていた1969年7月24日に本作のデモ音源を録音した。
マッカートニーはピアノを弾きながら歌い、これをトラック1と2に録音。演奏後に「よし、じゃあオケをつけるから、今のをヘッドフォンに送ってくれないか?」とレコーディング・エンジニアのフィル・マクドナルドに告げた。それからマラカスを振りながらトラック3に追加のボーカルを入れ、トラック4にドラムス、トラック5にベースをオーバー・ダビングして完成させた。ここまでの作業は1時間もかからずに完成している[2][3][4]。マッカートニーによるデモ音源は、バッドフィンガー版に比べてテンポが遅く、キーが僅かに高い。
この日に録音されたデモ音源は、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録されている。また、2019年に発売された『アビイ・ロード (スーパー・デラックス・エディション)』にも収録された[5][6]。なお、バッドフィンガー版には「マジック・クリスチャンのテーマ」という邦題が付いていたが、1966年以降ビートルズの曲に新たな邦題をつけることは原則的に認められていないので、マッカートニーによるデモ音源の邦題は原題に近い「カム・アンド・ゲット・イット」となっている。
また、『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』と『アビー・ロード (スーパー・デラックス・エディション)』では、ミックスが異なる。前者には1984年に発売される予定だった未発表曲集のためにマルチ・トラック・テープからリミックスされた音源が収録され、後者にはデモ音源完成後にコントロール・ルームで作成されたオリジナル・ミックスが収録されている[2]。
バッドフィンガーによる演奏
1969年8月2日、マッカートニーは当時アイヴィーズの名前で活動していたバッドフィンガーに対してデモ音源(後述を参照)を提出。マッカートニーは彼らに「デモ音源と同じように演奏してくれ」と指示。それに対してバンド側は「僕ら流にアレンジしたい」と申し出たが、マッカートニーは「これが絶対的に正しいアレンジだ。間違いなくヒットするから変えないでくれ」と拒否した[2]。
ボーカルは、メンバー4人に「カム・アンド・ゲット・イット」を唄わせ、オーディション形式でリード・ボーカルを選んだ。最終的にリード・ボーカルにはトム・エヴァンズが選ばれた。このバッドフィンガー版は、ピーター・セラーズとリンゴ・スター主演の映画『マジック・クリスチャン』のオープニングテーマに使用され、エンドクレジットではストリングス・バージョンが使用された。
シングルは、イギリスでは1969年12月5日にアップル・レコードから発売されたが、アメリカでは1970年1月12日まで発売されなかった[7]。全英シングルチャートでは最高4位[8]、アメリカのBillboard Hot 100では最高7位を獲得し[9]、バンドのヒット・シングルとなった。なお、シングルのリリースを前にベーシストのロン・グリフィスが脱退した。
1978年に新たにレコーディングされた音源がK-telより発売されたが、こちらでもエヴァンズがリード・ボーカルを担当している。
演奏
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チャート成績
週間チャート
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年間チャート
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その他のバージョン
本作は以下のアーティストによるカバー・バージョンが存在する。
- セリーヌ・ロメス - 1970年にフランス語カバーを発表。タイトルは「Ce que tu veux, je l'ai」。
- ヴィック・ルイス・オーケストラ&ヒズ・シンガー - イギリスでは1969年にNEMS Recordsから、アメリカでは1970年にエピック・レコードからプロモーション・シングルが発売された。
- ウォレント - 2001年に発売したカバー・アルバム『Under the Influence』に収録。
- ラズロ・ベイン - 2007年に発売したアルバム『Guilty Pleasures』に収録。
- エルトン・ジョン - 2009年に発売したアルバム『Spirit In The Sky: Rare Sessions 1969–70』に収録。
- ポール・マッカートニー - 2011年11月26日にイタリア共和国ボローニャで開催されたライブで初披露[17]。また、2015年にハリウッド・ヴァンパイアーズが発売した『Hollywood Vampires』では、アリス・クーパーと共にリード・ボーカルを担当した。
- トゥーツ・ヒバート & スライ&ロビー - 2014年に発売されたトリビュート・アルバム『The Art of McCartney』に収録。
脚注
注釈
- ^ 演奏時間には演奏の前後に入っているマッカートニーとエンジニアの会話も含まれているため、実際の演奏時間は少し短い。
出典
- ^ “マジック・クリスチャン・ミュージック[CD] - バッドフィンガー”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2019年10月19日閲覧。
- ^ a b c d Abbey Road 2019, p. 16.
- ^ The Beatles 2000, p. 289.
- ^ Lewisohn 1988, p. 182.
- ^ “ビートルズ、『アビイ・ロード』50周年記念エディション発売決定&トレイラー映像が公開”. NME Japan (New Music Limited.). (2019年8月9日) 2019年8月12日閲覧。
- ^ “ビートルズ「アビイ・ロード」50周年記念盤、4枚組BOXセットで復刻”. SANSPO.COM(サンスポ) (産経デジタル). (2019年8月9日) 2019年8月12日閲覧。
- ^ Castleman & Podrazik 1977, p. 82.
- ^ a b "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2020年9月6日閲覧。
- ^ a b “The Hot 100 Chart”. Billboard (1970年4月18日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ "Ultratop.be – Badfinger – Come And Get It" (in French). Ultratop 50. 2021年3月26日閲覧。
- ^ a b “Songs from the Year 1972”. Tsort.info. 2 October 2016閲覧。
- ^ "The Irish Charts – Search Results – Come and Get It". Irish Singles Chart. Retrieved 2020-02-29.
- ^ "Dutchcharts.nl – Badfinger – Come And Get It" (in Dutch). Single Top 100. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “flavour of new zealand – search listener”. Flavourofnz.co.nz. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “Top 100 Hits of 1970/Top 100 Songs of 1970”. Musicoutfitters.com. 2020年2月29日閲覧。
- ^ “Archived copy”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月29日閲覧。
- ^ “Bologna; Set list”. paulmccartney.com (2011年11月26日). 2019年8月12日閲覧。
参考文献
- The Beatles (2000). The Beatles Anthology. San Francisco: Chronicle Books. ISBN 978-0-8118-2684-6
- Castleman, Harry; Podrazik, Walter J. (1977). “1969 - "But If Paul's Alive, How Did He Die?"”. All Together Now - The First Complete Beatles Discography 1961-1975 (Second ed.). New York: Ballantine Books. p. 82. ISBN 0-345-25680-8
- ハウレット, ケヴィン (2019). アビイ・ロード (スーパー・デラックス・エディション) (ブックレット) (Media notes). アップル・レコード.
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を指定する場合、|url=
も指定してください。 (説明) - Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1
外部リンク
- Come And Get It - The Beatles