「久正人」の版間の差分
27行目: | 27行目: | ||
大学の[[漫画]]研究会に入ってから漫画を書き始め、4年時に作品の持ち込みで佳作を受賞する<ref name=Interview1 />。[[講談社]]の『[[月刊アフタヌーン]]』の新人賞「[[アフタヌーン四季賞]]」を複数回受賞<ref name=Interview1 />したのち、2003年に同社刊の『[[月刊マガジンZ]]』で初の連載となる『[[グレイトフルデッド_(漫画)|グレイトフルデッド]]』が掲載される<ref name="9R" />。 |
大学の[[漫画]]研究会に入ってから漫画を書き始め、4年時に作品の持ち込みで佳作を受賞する<ref name=Interview1 />。[[講談社]]の『[[月刊アフタヌーン]]』の新人賞「[[アフタヌーン四季賞]]」を複数回受賞<ref name=Interview1 />したのち、2003年に同社刊の『[[月刊マガジンZ]]』で初の連載となる『[[グレイトフルデッド_(漫画)|グレイトフルデッド]]』が掲載される<ref name="9R" />。 |
||
[[キム・ニューマン]]の小説<!--アニメイトTVのインタビュー記事で、久自身は「SF小説」と発言している-->『[[ドラキュラ紀元]]』の影響を受けて、歴史上の人物を関連づける作品作りを得意としている<ref name=Interview1 /><ref name=Interview2>[ |
[[キム・ニューマン]]の小説<!--アニメイトTVのインタビュー記事で、久自身は「SF小説」と発言している-->『[[ドラキュラ紀元]]』の影響を受けて、歴史上の人物を関連づける作品作りを得意としている<ref name=Interview1 /><ref name=Interview2>[https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1311822845 『月刊コミック・アース・スター』連載の『ノブナガン』は「意外性のある“偉人”バトルアクション」――久正人が語ったその世界観の秘密と印象的な作画術とは!?] -[[アニメイトTV]] 2011年7月28日([[フロンティアワークス]])</ref>。また、幼少期より好きだったという[[怪獣]]<ref name=Interview2 />と絡めた作品『[[ノブナガン]]』は、「久正人の趣味が爆発した」作品と評された<ref name=mn20140213>[http://news.mynavi.jp/news/2014/02/13/578/ 信長+怪獣+女子高生=今期一番燃えるアニメ『ノブナガン』を観よ!] - [[マイナビニュース]] 2014年2月13日([[マイナビ]])</ref>。また、白黒の[[コントラスト]]がはっきりした絵柄も特徴であるが<ref name="9R" />、これは[[アメリカン・コミックス]]の『[[シン・シティ (コミック)|シン・シティ]]』の影響による<ref name=Interview1 /><ref name=Interview2 />。 |
||
[[恐竜]]研究家でもある漫画家・[[イラストレーター]]の[[ヒサクニヒコ]]は父親である<ref name="9R" />。当初は、それに反発するように恐竜には関心を持っていなかったが、高校生の時に映画『[[ジュラシック・パーク]]』を見た後に、恐竜にも興味を持つようになった<ref name=Interview1 />。恐竜が[[絶滅]]しなかった世界を描いた作品『[[ジャバウォッキー (漫画)|ジャバウォッキー]]』では、自身を[[ニッポノサウルス]]の[[氏族]]で1875年生まれ/1920年没という設定で掲載している。また、恐竜以外の古代生物[[カリコテリウム]]の[[復元模型]]も制作している<ref>[http://tfpaleo.exblog.jp/10351862/ Tokugaw-Fujimori 古生物模型展示室]を参照。</ref>。 |
[[恐竜]]研究家でもある漫画家・[[イラストレーター]]の[[ヒサクニヒコ]]は父親である<ref name="9R" />。当初は、それに反発するように恐竜には関心を持っていなかったが、高校生の時に映画『[[ジュラシック・パーク]]』を見た後に、恐竜にも興味を持つようになった<ref name=Interview1 />。恐竜が[[絶滅]]しなかった世界を描いた作品『[[ジャバウォッキー (漫画)|ジャバウォッキー]]』では、自身を[[ニッポノサウルス]]の[[氏族]]で1875年生まれ/1920年没という設定で掲載している。また、恐竜以外の古代生物[[カリコテリウム]]の[[復元模型]]も制作している<ref>[http://tfpaleo.exblog.jp/10351862/ Tokugaw-Fujimori 古生物模型展示室]を参照。</ref>。 |
2021年8月27日 (金) 11:33時点における版
久 正人 | |
---|---|
生誕 |
1976年12月24日(47歳) 日本 神奈川県 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | 少年漫画・青年漫画 |
代表作 |
『ジャバウォッキー』 『ノブナガン』 |
久 正人(ひさ まさと、1976年[1]12月24日[2] - )は、日本の漫画家。
人物
大学の漫画研究会に入ってから漫画を書き始め、4年時に作品の持ち込みで佳作を受賞する[3]。講談社の『月刊アフタヌーン』の新人賞「アフタヌーン四季賞」を複数回受賞[3]したのち、2003年に同社刊の『月刊マガジンZ』で初の連載となる『グレイトフルデッド』が掲載される[2]。
キム・ニューマンの小説『ドラキュラ紀元』の影響を受けて、歴史上の人物を関連づける作品作りを得意としている[3][4]。また、幼少期より好きだったという怪獣[4]と絡めた作品『ノブナガン』は、「久正人の趣味が爆発した」作品と評された[5]。また、白黒のコントラストがはっきりした絵柄も特徴であるが[2]、これはアメリカン・コミックスの『シン・シティ』の影響による[3][4]。
恐竜研究家でもある漫画家・イラストレーターのヒサクニヒコは父親である[2]。当初は、それに反発するように恐竜には関心を持っていなかったが、高校生の時に映画『ジュラシック・パーク』を見た後に、恐竜にも興味を持つようになった[3]。恐竜が絶滅しなかった世界を描いた作品『ジャバウォッキー』では、自身をニッポノサウルスの氏族で1875年生まれ/1920年没という設定で掲載している。また、恐竜以外の古代生物カリコテリウムの復元模型も制作している[6]。
2017年には特撮テレビ番組『宇宙戦隊キュウレンジャー』でキャラクターデザイン・コンセプトアートを担当[7]。同シリーズ企画協力の企画者104の松井大が久の作品のファンであり、作品から久が特撮ファンであることを感じ起用された[7]。参加にあたり前作『動物戦隊ジュウオウジャー』の怪人デザインも試験的に執筆したが、採用には至らなかった[7]。
作品リスト
継続中の作品
完結作品
- 長編
-
- グレイトフルデッド(『月刊マガジンZ』2003年 - 2004年、全2巻)
- ジャバウォッキー(『月刊マガジンZ』2006年 - 2008年、全7巻)
- ノブナガン(『コミック アース・スター』2011年 - 2015年、全6巻)
- エリア51(『月刊コミック@バンチ』2011年 - 2017年、全15巻)
- ジャバウォッキー1914(『ネメシス』2014年 - 2018年、全4巻)
- ニンジャバットマン(『月刊ヒーローズ』2018年 - 2019年、全2巻)
- 全時空選抜最弱最底辺決定戦(作画:KRSG、『コミック アース・スター』2019年 - 2020年、全2巻)※原作担当
- 短編
-
- フォービリオンナイツ(『ジャンプスクエア』2009年12月号)
- デュカタンの娘(『ジャンプSQ.19』2010年9月号) - 原作を担当。作画は山本ヤマト。
- 児童書
-
- びっくりモンスター大図鑑──知識の泉へようこそ! ライアーランド王国公認(2010年10月・国土社)
デザイン参加
- 宇宙戦隊キュウレンジャー - キャラクターや宇宙船のデザイン、コンセプトアート[8][2](K-SuKeとの連名)
- 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー - キャラクターデザイン
- 騎士竜戦隊リュウソウジャー - 怪人デザイン[9][注釈 1]
- 仮面ライダーゼロワン 第5、6話 - 『パフューマン剣』キャラクターデザイン[10][11][注釈 2]
- 仮面ライダーリバイス - 怪人デザイン[12]
関連項目
- 徳川広和 - 古生物復元模型製作者で、『ジャバウォッキー』単行本のカバー折り返しの「作者の肖像」(恐竜)を制作。
- 桂明日香 - 『ジャバウォッキー』第4巻にイラストを寄稿。
- 片岡人生・近藤一馬 - 『ジャバウォッキー』第5巻にイラストを寄稿。
脚注
注釈
出典
- ^ コミックバンチweb エリア51
- ^ a b c d e f 特写 2017, p. 111
- ^ a b c d e f 第5回 久正人先生インタビュー【エリア51/ノブナガン】 - 東京マンガラボ
- ^ a b c d 『月刊コミック・アース・スター』連載の『ノブナガン』は「意外性のある“偉人”バトルアクション」――久正人が語ったその世界観の秘密と印象的な作画術とは!? -アニメイトTV 2011年7月28日(フロンティアワークス)
- ^ 信長+怪獣+女子高生=今期一番燃えるアニメ『ノブナガン』を観よ! - マイナビニュース 2014年2月13日(マイナビ)
- ^ Tokugaw-Fujimori 古生物模型展示室を参照。
- ^ a b c 特写 2017, pp. 108–111, 「キュウレンジャーデザイン座談会」
- ^ 久正人、次期スーパー戦隊「宇宙戦隊キュウレンジャー」にデザイナーで参加 - コミックナタリー
- ^ 久正人 @Andrias_jap 2019年2月8日
- ^ 久正人 @Andrias_jap 2019年9月29日
- ^ 仮面ライダーゼロワン 第6話「アナタの声が聞きたい」 - 仮面ライダーWEB
- ^ Andrias_japのツイート(1418065382401662977)
参考文献
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー特写写真集SAY the GO!』ホビージャパン〈DETAIL OF SUPER SENTAI〉、2017年12月22日。ISBN 978-4-7986-1579-0。
外部リンク
- ライアーランド王国古文書館 - 公式ブログ
- 久正人 (@Andrias_jap) - X(旧Twitter)