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#*作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
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#:12thシングル。シングル3作同時発売シングルのひとつ。 |
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#:[[トライスター |
#:[[トライスター ピクチャーズ]]/[[東宝]]配給映画『[[GODZILLA]]』挿入歌に起用されている。歌詞も映画を踏まえ「何かのきっかけで自分が理性を失う瞬間<ref>『R&R NewsMaker』、p.19、ぴあ社、1998年6月号</ref>」をテーマに歌詞が書かれている。[[変拍子]]が盛り込まれた楽曲となっており、作曲者であるkenは「曲出しの時、いくらテンポを説明しても全然みんなに伝わらなかった」と述べている。 |
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#'''trick''' |
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#*作詞・作曲:yukihiro / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
#*作詞・作曲:yukihiro / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
2021年8月18日 (水) 00:35時点における版
『ray』 | ||||
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L'Arc〜en〜Ciel の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ニュー・ウェーヴ ポップス ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Records | |||
プロデュース |
L'Arc〜en〜Ciel 岡野ハジメ | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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L'Arc〜en〜Ciel アルバム 年表 | ||||
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『ray』収録のシングル | ||||
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『ray』(レイ) は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの7作目のアルバム。1999年7月1日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
5thアルバム『HEART』以来約1年5ヶ月となるアルバムで、6thアルバム『ark』と同時発売されたアルバム。
本作品は日本の他、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンのアジア7ヶ国においてリリースされている[4]。
アルバムタイトルは、本作より先にタイトルが決まっていた同発アルバムの『ark(=箱舟)』から連想し「箱舟に乗って何処に向かうか」をメンバーで考え、語呂も良かったことから『ray(=光)』に決まった[5]。ちなみに、日本テレビ系音楽番組『FUN』に出演した際に、司会の松任谷正隆から「『ark』と『ray』のどちらが自信作か」を尋ねられ、hydeとyukihiroがこちらの作品を選んでいる。
発売日が日本において一般的なCDの発売日である水曜日でなく木曜日になったのは、この年に囁かれていた「地球最期の日」に合わせたためであり、<ノストラダムス大予言の日にアルバム2枚同時リリース!>という宣伝が当時なされた。アルバム2枚合わせ収録曲が22曲にも及ぶため、曲の振り分けから曲順の決定までが難航し、決定までに3日間ほどかかったという[6]。共同プロデューサーの岡野ハジメ曰く、メンバーの曲順の選定に違いがあったといい、「メンバーそれぞれに曲順を考えるポイントがあって。例えばkenは"協調"なんですよ。"このキーの後に、このキーの曲は嫌だ"とかそういう部分での流れを重視してる。対してtetsuyaはプロデューサーとしての目で曲順を見ている人で。彼の中ではバンドを成功させるためにはこれじゃダメだという高いレベルの何かがあったんでしょうね。かなり難航しました[7]」と述べている。kenは「最後は、24時間曲順決め大会みたいな感じになって、最終的に冷静な人が一人もいなかったんですよ。ちょっとずつみんな壊れて半笑いしているような状態で(笑)[8]」と当時を振り返っている。
収録シングルは、自身最大売上のヒットシングルとなった「HONEY」に「花葬」「浸食 〜lose control〜」と話題になった3枚同時発売シングルの表題曲に加え、「snow drop」を含めた全4曲のシングル曲を含んでいる。なお、「snow drop」以外はシングルバージョンで収録され、既発曲全てにテッド・ジェンセンによるリマスタリングが施された。また、本作と『ark』の6曲目にはyukihiro作曲のインストゥルメンタルがそれぞれ収録されている。インストゥルメンタルが収録されているオリジナルアルバムはこの2作のみである。
また、hyde、ken、tetsuya、yukihiroの4人それぞれが作曲した楽曲が収録されており、yukihrioが在籍してからのL'Arc〜en〜Cielにおいて各メンバーに作曲クレジットが付いている最初のアルバムとなっている。hydeはメンバーがそれぞれ曲を書くことについて「自分の曲だと出てこないだろうなって、歌詞の引き出しが開くことはあります。自分では作れない曲を人が作ってくるから、受ける印象が全然違うんですよ[9]」と述べている。また、詞を手掛ける上で、hydeは「過去を食いつぶした[9]」とインタビューで述べており、本作の作詞について「今までは過去を振り返って書く詞が多かったんですよ。でも、今回は現在、もしくはこの後どうなるんだろうとか、そういうところで書いた歌詞が多い気がしますね[9]」「メンバーからテーマをもらったりすると、自分のテリトリーに無いものだったりしてね。そうすると新しい自分に気づくこともあった[9]」と振り返っている。
オリコン週間アルバムチャートにおいて、2週連続で1位、2位独占を飾っている (1位『ark』、2位『ray』)。発売初週の1999年7月15日付のオリコン週間アルバムチャートでは、約149万枚を売り上げて週間2位を獲得し、週間最高2位となったアルバムの中では歴代最高の初動売上を保持している。オリコン歴代アルバム売上ランキングでも、2020年現在で歴代66位にランクインしている。
初回限定仕様は、スーパーピクチャーレーベルディスク、スペシャルパッケージ仕様。
2006年12月13日には、バンド結成15周年記念に行われた「L'Anniversary」の一環で、『ark』と共に当時のシングル曲のミュージック・ビデオメイキング映像、関係者のインタビュー、コンサートの舞台裏やテレビ朝日系列で放送されていた『稲妻!ロンドンハーツ』でのライブを収録したDVDを付属した、『ray 15th Anniversary Expanded Edition』がリリースされた。
評価
- 音楽ライターの吉村栄一は別冊宝島にて、「同時発売の『ark』が勢いをそのまま収録した、バラエティ豊かな曲がそろった”技の一枚”に対して、この『ray』はラルクというアーティストの”本能の一枚”といってもよい[10]」と評している。また、音楽の潮流にも触れ、「このアルバムでは、また、ラルクが世界のロック・シーンに非常に敏感であることもわかる。パール・ジャムやニルヴァーナといったグランジ・ロック、当時のU2のようなスケールの大きなダンス・ロック、ブリストル勢を思わせるインダストリアルなナンバーと、最新のロックの文脈の中で、ラルクが持つ世界の豊かさが表れている[10]」「このようなソリッドなロック・アルバムが200万枚以上も売り上げたことは、90年代後半の日本のロック・シーンに大きな勇気を与えた[10]」と評している。
収録曲
- 死の灰
- 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 明るいポップな曲調を制作することの多いtetsuyaとしては、珍しくハードで退廃的な楽曲で、本作の世紀末的なイメージや方向性を表している。
- 歌詞について、hydeはアルバム発売時のインタビューで「神を信じようと信じまいとなるようになりますよってこと[11]」と述べている。ちなみに、2012年に出版した自叙伝『THE HYDE』にて、<死の灰か何か?運命の時に救われるか賭けようぜ 最後に笑うのは誰か>というこの曲の一節が引用されているページが存在する[12]。また、自叙伝では合わせて「誰が天国へ行けるのか?どの宗教なのか?それは、死ぬときに報告されるようだね[12]」と綴られている。曲が生まれた経緯について、作曲者のtetsuyaは発売時のインタビューにおいて、当時起こった空爆に感化されたものだと示唆している[11]。
- It's the end
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- プレイステーション用ゲームソフト『グランディア』CMソング。
- ken曰く「ワシャワシャと8ビートの曲をやってみたかった。なるたけゆるく叩いてたのがイイ感じだったんで、そういう雰囲気が楽しめる曲になれば[11]」と思ったという。歌詞は、作曲者のkenが楽曲に持っていたイメージを基にhydeが手掛けており、hydeは「kenに"貴方なんかもういらないわ、さようなら"っていうような言葉をいただいてたんですよ。それを俺の中でフィルターを通した[11]」という。レコーディングではyukihiroがタンバリンを使用しているが、ライブではhydeがタンバリンを持って歌っている。
- 『ark』、『ray』発売直後となる1999年7月2日のテレビ朝日系番組『ミュージックステーション』ではこの曲が歌われた。
- 2015年に行われたライブ「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」において、ライブツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」以来約16年ぶりにライブで披露された。
- HONEY
- 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 10thシングル。シングル3作同時発売シングルのひとつ。L'Arc〜en〜Ciel史上で最大のヒットシングルとなった。
- ギター、ベース、ドラムというオーソドックスなバンドサウンドだけで構成された、L'Arc〜en〜Cielでは珍しいシンプルなロックナンバーとなっている。
- hyde曰く、当初はシングルの表題曲として、自身が制作した別の曲が採用される予定であったという[13]。しかし、hyde自身がその曲を気に入っておらず、一部のフレーズのアイデアだけがあったこの曲を代わりに作品にしたいという思いがあったといい、スタッフに制作の猶予をもらい一晩でデモ音源が制作されたという[13]。
- 歌詞は、キャッチーな曲調に反して心の中の喪失感を表したものとなっており、hydeは歌詞に関し「結構苦労したんですよ、微妙なこの"悲しい加減"のバランスが難しくて。パッと聴き、"イエーイ!"って感じで終わって、でも、なんか引っかかる感じにしたかった[14]」と述べている。
- kenはこの曲のレコーディングで、普段使用しているストラト・シェイプのギターではなく、フェンダー・カスタム・ショップ製のジャズマスターを使用している。
- Sell my Soul
- 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- hyde曰く、曲中に出てくる<天国>は"楽園"を意味しているといい、「この曲で言っている天国は"楽園"。死んだ後、魂がなくなろうがどうしようが構わないよっていうようなことを言ってる[15]」と述べている。また、本作収録の「いばらの涙」と同時に作られたため、hydeは「両曲は双子[9]」と表現している。この曲のドラムは、Sherman Filter Bankを通し歪ませて録音されている[16]。また、この曲でtetsuyaは1958年製のフェンダー・プレシジョンベースを弾いている[17]。
- 2008年に行われたライブツアー「TOUR 2008 L'7 〜Trans ASIA via PARIS〜」において、ライブツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」以来約9年ぶりに演奏された。
- snow drop [ray mix]
- 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 13thシングルのアルバムバージョン。タイトルは、春を告げる花といわれているヒガンバナ科のマツユキソウの英語名"snowdrop"から取られている。
- tetsuyaがアニメ『フランダースの犬』を観た後に制作した楽曲で、制作の経緯を聞いたhydeもアニメを観て作詞している[18]。
- tetsuyaの「タムを使ったフレーズが欲しい[19]」というリクエストを受け、ロートタムを多く使用したドラムプレイとなっている。yukihiroは自身のプレイについて「あまりドラムキット感のない、タムだけ別の人間が叩いている雰囲気の音作りをしていて、キット感が無いとバタバタ聞こえるんです。だからテイクを録るのも時間がかかった[19]」と述べている。また、この曲のギターのソロパートでは、トーキング・モジュレーターが使用されている。
- シングルバージョンのミックスをtetsuyaがあまり気に入っておらず、シングルバージョンと比べるとベース音が弱くなっている[20]。また、アルバムが夏の発売だったため、「夏らしくアレンジした」とも述べている。
- L'heure
- 作詞・作曲:yukihiro / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- インストゥルメンタル。タイトルはフランス語で読みは「ルー」で、「時間・時間帯」という意味。
- 曲中でも終始、フランス語で男女の会話が入っている。主な会話の内容は「暇だよね。やることないね、どうしよう[21]」「退屈だからセックスでもしようよ[22]」などで、yukihiro曰く「意味のない会話」であり、聴き手に会話の意味を分かり難くするため英語ではなくフランス語で収録されている[21]。
- この曲と「trick」は、yukihiroがL'Arc〜en〜Cielに加入する以前から制作していた楽曲で[23]、本作にこの曲を収録するにあたって前述の会話部分を新規収録している。
- 後年にyukihiroはこの2曲に関し、「以前在籍していたバンドでは採用されなかった楽曲だったからアルバムに入って嬉しかった[23]」と述べている。
- また、yukihiroによるリミックスバージョンも制作され、リミックスアルバム『ectomorphed works』に「l'heure (quiet afternoon mix)」として収録された。
- 花葬
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 11thシングル。シングル3作同時発売シングルのひとつ。
- hydeは作詞する上で「"和"の感じというかね、古来からある日本のことばの美しい部分とか、幻想的な部分が出ればいいなと思ってました[14]」と述べており、間奏部分の詞以外はすべて日本語で書き上げられている。日本人的な死の価値観をテーマとし、死者と生者の世界との境界線があいまいになる瞬間を描いたような詞となっており[14]、hydeは歌詞について「"狂い咲き"っていうことばを使いたかったんですよ。花の咲かない時期に血がいっぱい降れば、赤い点が花のように見えるんじゃないかっていう。それに、花で葬式するってすごいロマンテックだなぁと思った[14]」と述べている。
- この曲のベースラインは聴こえ難い部分でも16分が細かく散りばめられており、tetsuya曰く、「L'Arc〜en〜Cielの楽曲の中でも特に自信があるベースライン[24]」だといい、「僕の引き出しを全部開けて、オイシイとこ取り。"tetsu節"が一番詰まってると思う[14]」と当時の雑誌のインタビューで述べている。ちなみに、制作当初は「HONEY」のカップリング曲として制作されていた楽曲だったが、スタッフの発案でシングル3作を同時発売することになった際に、この曲がシングルの表題曲に変更された。
- 浸食 〜lose control〜
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 12thシングル。シングル3作同時発売シングルのひとつ。
- トライスター ピクチャーズ/東宝配給映画『GODZILLA』挿入歌に起用されている。歌詞も映画を踏まえ「何かのきっかけで自分が理性を失う瞬間[25]」をテーマに歌詞が書かれている。変拍子が盛り込まれた楽曲となっており、作曲者であるkenは「曲出しの時、いくらテンポを説明しても全然みんなに伝わらなかった」と述べている。
- trick
- 作詞・作曲:yukihiro / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- yukihiroがL'Arc〜en〜Cielで初めて作詞した曲で、全英語詞の楽曲。楽曲の構想はyukihiroの中に4~5年前からあったといい、「その頃に自宅で楽器も自分で演奏してサンプリングしていた[16]」「歌詞も完成していて、デモを自分で歌って録音してあった[16]」と述べている。歌詞はyukihiro曰く「詞というよりも英語の語呂合わせ[21]」だという。
- 本作に収録するにあたり、kenがギターを一部弾き直しているが、自宅で録ったyukihiroのギターも入っている[16]。また、この曲でtetsuyaはフェンダー・プレシジョンベースを弾いており[17]、「mt'Lab GERMA DRIVE」というファズを使用している。
- ライブではメンバーがパートチェンジしながら演奏することが多く、2003年に行われたライブ「Shibuya Seven days 2003」では、メンバー4人が交互にボーカルを担当し、yukihiroのボーカルパートではkenがドラムを担当している。
- 2006年、2015年、2018年に開催されたライブでは、メンバー全員がギターを担当し、ボーカルを交互に担当するバージョンで披露された。
- yukihiroによるリミックスバージョンが制作され、19thシングル「NEO UNIVERSE/finale」及びリミックスアルバム『ectomorphed works』にそれぞれ別バージョンが収録された。
- いばらの涙
- 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- テレビ朝日系ドラマ『青い鳥症候群』イメージソング。
- 流麗なクリーンギターのアルペジオから始まり、AメロからBメロにかけて静かな曲調でありなが、サビで一転し激しいヘヴィなロック調に変化していく楽曲。ディレイやリバーブを強く効かせ、ボリューム奏法などを取り入れたギターサウンドが特徴。
- 歌詞を手掛けたhydeは「1つの神を信じるっていう、すごく盲目な感じはあんまり好きではなくて。それに準じて個人が死んじゃうことだって出来るって、すごく不思議、バカげたことだと思ってた[26]」「バカげたことだと思いつつも、それを信じて死ねるっていうのも、ある種美しいのかなと思いながら書いた。だから、ちょっと今までの価値観と違う視点で書いたんです、この曲は[26]」と述べている。ちなみに、本作収録の「Sell my Soul」がこの曲と同時に作られたため、hydeは「両曲は双子[9]」と表現している。
- 2007年に行われたホールツアー「Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!」の秋田県民会館公演では、演奏予定が一切無かったが、MCの流れから急遽演奏されている。
- また、ライブでは基本的にhydeとkenのツインギター構成で披露されていることが多いが、2012年に行われたライブツアー「WORLD TOUR 2012」、「20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL」ではイントロをピアノアレンジにし、hydeはギターパートを担当せずハンドマイクのみで歌唱している[27]。
- the silver shining
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 当時のL'Arc〜en〜Cielとしては珍しく歌詞のほとんどが英詞のバラードとなっている。ほぼ全てを英語詞にした経緯ついて、当時hydeは「基本的に日本語がのりにくいっていうのと、無理して日本語をのせるのもどうかな?って思えてきて。今まではちょっと無理して日本語をのせてた部分もあるんですけど…だからもうちょっと素直になって、難しけりゃ英語でいいんじゃない?っていうところが増えましたね[15]」と述べている。
- ken曰く「夜に山手通り周辺をぐるっと回りつつ、いろんなことがありますねぇ…と思いながらできた曲[15]」だという。ちなみに、この曲の後にアルバム『ark』の頭に戻るイメージで本作の最後に収録されている[22]。仮タイトルは曲のイメージとなったロックバンド、U2にちなんで「U3」と付けられた。
- 1999年に開催されたコンサートツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」では楽曲の雰囲気をさらに出すため、日没時間を計算して演奏された。
15th Anniversary Expanded Edition
結成15周年記念でリリースされたDVD付の企画盤。CD収録曲は全てオリジナル盤と同内容で、リマスタリング等はされていない。
CD
- 死の灰
- It's the end
- HONEY
- Sell my soul
- snow drop [ray mix]
- L'heure
- 花葬
- 浸食 〜lose control〜
- trick
- いばらの涙
- the silver shining
DVD
- recollection 1
- making of the "HONEY" music video
- 死の灰 @ ロンドンハーツ (1999.06.20 O.A.)
- recollection 2
- Sell my Soul @ ロンドンハーツ(1999.06.06 O.A.)
- making of the "snow drop" music video
- recollection3
- making of the "浸食 〜lose control〜" music video
- recollection 4
- documentary on "1999 GRAND CROSS TOUR"(1999.08.22)
参加ミュージシャン
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収録ベストアルバム
- 『Clicked Singles Best 13』 (#3)
- 『The Best of L'Arc〜en〜Ciel 1998-2000』 (#3、#5,シングルバージョン、#7、#8、#9)
- 『QUADRINITY 〜MEMBER'S BEST SELECTIONS〜』 (#3、#7、#9、#10、#11)
- 『TWENITY 1997-1999』 (#3、#4、#5、#7、#10)
- 『WORLD'S BEST SELECTION』 (#3)
受賞
- 第41回日本レコード大賞ベストアルバム大賞受賞作品
脚注
- ^ 収録曲#1,#2,#4,#6「死の灰」「It's the end」「Sell my Soul」「L'heure」は前週の2006年12月20日に配信(#3「HONEY」、#5「snow drop [ray mix]」、#7「花葬」、#8「浸食 〜lose control〜」は同年9月27日に配信)
- ^ 『ark』『ray』15th Anniversary Expanded Edition着うたフル(R)配信決定!! - LArcom.net
- ^ ゴールドディスク認定 1999年7月 - 日本レコード協会
- ^ L'Arc〜en〜Ciel-Pieces
- ^ TOKYO-FM系ラジオ番組『やまだひさしのラジアンリミテッドF』2012年2月10日放送分
- ^ 『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、p.18、リットーミュージック、2010年
- ^ 『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、p.156、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
- ^ 『R&R NewsMaker』、p.35、ぴあ社、1999年7月号
- ^ a b c d e f 『PATi PATi』、p.18、ソニー・マガジンズ、1999年7月号
- ^ a b c 『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批47 L’Arc-en-Cielの奇跡』、p.65、宝島社、2007年
- ^ a b c d 『B-PASS』、p.92、シンコーミュージック・エンタテイメント、1999年8月号
- ^ a b 著者:寶井秀人『THE HYDE』、ソニーマガジンズ、p.60、2012年
- ^ a b テレビ朝日系番組『ミュージックステーションウルトラFES 2015』2015年9月23日放送分
- ^ a b c d e 『CDでーた』、p.16、角川書店、1998年7月20日号 vol.10 No.13
- ^ a b c 『B-PASS』、p.93、シンコーミュージック・エンタテイメント、1999年8月号
- ^ a b c d 本邦初公開、yukihiroのself studio! - SonyMusic
- ^ a b 『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、p.40、リットーミュージック、2010年
- ^ 『PATi PATi』、p.19、ソニー・マガジンズ、1998年10月号
- ^ a b 『Gb』、p.18、1998年11月号
- ^ 『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』」、p.59、リットーミュージック、2010年
- ^ a b c 『R&R NewsMaker』、p.38、ぴあ社、1999年7月号
- ^ a b TOKYO-FM系ラジオ番組『やまだひさしのラジアンリミテッド』1999年6月24日放送回より
- ^ a b 『ROCKIN'ON JAPAN』、ロッキング・オン、2004年3月号
- ^ 「BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES 『tetsuya/L'Arc〜en〜Ciel』、p.82、リットーミュージック、2010年
- ^ 『R&R NewsMaker』、p.19、ぴあ社、1998年6月号
- ^ a b 『音楽と人』、p.47、株式会社音楽と人、1999年11月号
- ^ 国立霞ヶ丘競技場陸上競技場公演を除いたすべての公演の1曲目で披露している。