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2021年5月23日 (日) 07:24時点における版
Secure Enclave(セキュアエンクレーブ)は iOSデバイス, MacのTouch IDあるいはFace ID対応モデルのApple A7, T1[1]以降に搭載されているセキュリティコプロセッサである。
FileVault と安全な起動に必要な暗号化キーを保護し、Touch ID センサーから指紋データを処理・一致しているかどうかを判断する役割も担っている。
ARMのTrust Zoneと類似する。
概要
Secure Enclave Processorとも表記され、略してSEPと呼ばれることもある。
Touch IDの指紋データ、またはFace IDの顔認証データは このSecure Enclave内のアプリケーションプロセッサーや iOS Appからはアクセスできない特殊な領域に保存される。
そのため、インターネット経由や App経由(システム含む)からはアクセスが不可能になっている。
iOSバージョン毎にアップデートされる。
ある程度のバージョン間では互換性があるが、特殊な方法で 互換性のないiOSバージョンとSEPの組み合わせになると、そのバージョンを使用している間は Touch ID、またはFace IDは使用できなくなり パスコード認証のみとなる。
再度iTunes等で最新版にアップデートすると 利用可能状態に戻る。
脚注
- ^ “新チップ「T1」でApple製品の可能性は広がる?”. EE Times Japan (2016年12月1日). 2020年11月24日閲覧。