「Replica (ゲーム)」の版間の差分
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『'''Replica'''』<ref group="注">このタイトル表記は初出の[[Microsoft Windows]]・[[MacOS]]版のもので、日本の[[iOS (Apple)|iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]版は『レプリカ』、日本国外向けのiOS・Android版は『Replica : a little temporary safety』、[[Nintendo Switch]]版は『REPLICA』と表記。</ref>(レプリカ)は、[[大韓民国|韓国]]の[[ゲームクリエイター]]である[[SOMI]]が開発したゲームソフトで、「罪悪感三部作」と称する作品群の第1作目<ref name="famitsu20201107" />。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
2021年5月23日 (日) 06:54時点における版
対応機種 |
Microsoft Windows MacOS iOS Android Nintendo Switch |
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開発元 |
SOMI エスカドラ(Switch) |
発売元 |
SOMI Zero Rock Entertainment PLAYISM(Switch) |
発売日 |
Win, Mac 2016年7月11日[1] iOS, Android 2016年11月14日[1] Switch 2020年11月7日[2] |
対象年齢 |
iOS:12+ Android:12+ CERO:B(12才以上対象) GRAC:12 ESRB:T(13歳以上) PEGI:12 USK:6(6歳未満提供禁止) ACB:PG |
コンテンツアイコン |
CERO:犯罪 GRAC:恐怖・ホラー・脅迫 ESRB:Language, Mild Violence PEGI:Mild Swearing USK:Abstrakte Gewalt, Seltene Schreckmomente ACB:Mild Coarse Language, Mild Themes, Mild Violence, Scary Scenes |
『Replica』[注 1](レプリカ)は、韓国のゲームクリエイターであるSOMIが開発したゲームソフトで、「罪悪感三部作」と称する作品群の第1作目[2]。
概要
プレイヤーはある一室に監禁された主人公となり、国家機関の監視の下で他人のスマートフォンを覗き見てその持ち主のテロ容疑を裏付ける証拠を探し出す作業を強いられる。ゲームプレイ中にはスマートフォンの画面が常時表示されており、この画面上のみで物語が完結している[3]。
画面には一般のスマートフォンと同様に様々なアプリのアイコンが表示されている。これらから一つを選択し、SNSでのコメントやフォローの状況、撮影された写真、知人の名前のリスト、SMSで知人とやり取りした文章などから疑わしい箇所を見つけていく。次にやるべき行動は、国家機関の人物から随時かかってくる電話によりToDoリストに追加される。エンディングは全部で12種類あり、プレイヤーの判断により関係者の運命が大きく変化する[3]。
ストーリー
ある日、とある国で大規模なテロが発生し、国家機関「国家安保部[注 2]」はテロリストの疑いのある人物を次々と拘束する。
テロから数日後、主人公のトム・リフリはどこかの部屋に監禁され、他人のスマートフォンを持たされている。それは、テロの容疑者として隣の部屋に監禁されている17歳の高校生ディッキー・グリーンリーフのものだった。国家安保部からの指令が次々と届く中、トムはディッキーのスマートフォンの中身を詮索する。
開発
韓国では情報機関の国家情報院による社会の監視を可能とするテロ防止法が2016年3月2日に可決された[4]が、可決直前のやり取りの中で、議事妨害を行う議員の一人がコリイ・ドクトロウの小説『リトル・ブラザー』を読み上げるという場面があった[5]。その内容は、サンフランシスコで発生したテロの容疑者として拘束された高校生たちが組織への抵抗を試みるというものだが、後にこの本を読んだSOMIは感動するとともに現実のほうが酷いと感じてショックを受け、ゲームでこの現実を変えるという考えに至った[5]。SOMIは、自国の動きを全体主義等の前兆として危惧する一方、本作の主題については政府の監視やテロ対策サービス(の是非)を判断することではないと語り、何が悪く何が正しいのかを人々が考えるべきとしている[5]。
受賞・ノミネート
- BIG Festival 2016 「Best Narrative」ノミネート[6]
- BIC Awards 2016 「Excellence In Narrative」受賞[7]
- Indie Stream Fes 2016 「Best Game Design」「Best of Narrative」受賞[8]
- IndieCade 2016 「Impact Award」受賞[9]
- 台北国際ゲームショウ2017 Indie Game Award 「最佳遊戲(最優秀ゲーム)」受賞[10]
- 第13回International Mobile Gaming Awards ノミネート[11]
脚注
注釈
- ^ このタイトル表記は初出のMicrosoft Windows・MacOS版のもので、日本のiOS・Android版は『レプリカ』、日本国外向けのiOS・Android版は『Replica : a little temporary safety』、Nintendo Switch版は『REPLICA』と表記。
- ^ ゲーム内では「国家保安部」との表記ゆれもある。
出典
- ^ a b “【おすすめDLゲーム】『Replica』では人のスマホを覗き見る背徳感を味わえる”. 電撃オンライン (2020年3月31日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ a b “『Replica(レプリカ)』がSwitch向けに配信開始。他人の携帯電話を覗き見ることでストーリーが進んでいくアドベンチャーゲーム”. ファミ通.com (2020年11月7日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ a b “Switch版「Replica」配信開始! 他人の携帯電話を覗き見てミステリーを紐解くインタラクティブノベルADV”. GAME Watch (2020年11月7日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “韓国でテロ防止法と北人権法が成立 国会可決まで10~15年 野党側192時間演説の採決引き延ばし”. 産経ニュース (2016年3月3日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ a b c “Replica Interview with Somi” (英語). Indienova (2017年2月22日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “Nominated & Awarded Games of 2016” (英語). BIG Festival. 2021年3月19日閲覧。
- ^ “BIC Festival公式Twitter” (2016年9月15日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “「INDIE STREAM FES 2016」潜入レポート―新鋭インディー開発者Moppin氏がISF代表に”. Game*Spark (2016年9月22日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “IndieCade 2016 Official Award Winners - The Complete List” (英語) (2016年10月16日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “TpGS17◆Indie Game Award得獎名單揭曉,韓國《Replica》抱走最佳遊戲” (中国語). 4Gamers (2017年1月19日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “13th IMGA nominated and awarded games” (英語). 2021年3月19日閲覧。
関連項目
- Legal Dungeon - 罪悪感三部作の第2作目
- The Wake: Mourning Father, Mourning Mother - 罪悪感三部作の第3作目
外部リンク
- 公式サイト(英語)