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また、これらのライブラリおよびフレームワークのことをXamarinと呼ぶこともある<ref>[https://visualstudio.microsoft.com/xamarin/ Xamarin App Development with Visual Studio | Visual Studio]</ref>。 |
また、これらのライブラリおよびフレームワークのことをXamarinと呼ぶこともある<ref>[https://visualstudio.microsoft.com/xamarin/ Xamarin App Development with Visual Studio | Visual Studio]</ref>。 |
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== 製品 == |
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2013年11月、Xamarin社は[[Visual Studio|Visual Studio 2013]]と統合可能な、最新のXamarinプラットフォームを発表した。この製品を使用する事で、[[.NET Framework]](主に[[C Sharp|C#]], [[VB.NET]])を用いて、[[ |
2013年11月、Xamarin社は[[Visual Studio|Visual Studio 2013]]と統合可能な、最新のXamarinプラットフォームを発表した。この製品を使用する事で、[[.NET Framework]](主に[[C Sharp|C#]], [[VB.NET]])を用いて、[[iOS (Apple)|iOS]]/[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]のクロスプラットフォーム開発が可能となった。以前のバージョンでは、iOSについてはユーザーインターフェイスの定義に[[Xcode]]が必要など、制限が大きかったが、このバージョンではVisual Studio 2013上でほぼ実装が完結する([[Microsoft Windows|Windows]]環境にはiOSエミュレーターが存在しないため、デバッグには[[iPhone]]等の実機か[[macOS|Mac]]が必要)。 |
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この製品は、[[マイクロソフト|マイクロソフトカンファレンス2013]]でも大々的に取り上げられ、クロスプラットフォーム開発に関心のあるデベロッパーの関心を引く事となった。 |
この製品は、[[マイクロソフト|マイクロソフトカンファレンス2013]]でも大々的に取り上げられ、クロスプラットフォーム開発に関心のあるデベロッパーの関心を引く事となった。 |
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2021年5月23日 (日) 03:53時点における版
種類 | マイクロソフトの子会社 |
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業種 | ソフトウェア企業 |
設立 | 2011年5月 |
本社 | 、 |
主要人物 | ミゲル・デ・イカザ、ナット・フリードマン[1] |
親会社 | マイクロソフト |
ウェブサイト |
www |
Xamarin(ザマリン)とは、2011年5月、Mono、MonoTouch、Mono for Androidの開発者により設立された企業である[2]。これら3つのソフトウェアは、共通言語基盤 (Common Language Infrastructure; CLI) 並びに共通言語仕様 (Common Language Specifications; CLS) のクロスプラットフォームな実装である(CLIとCLSを合わせたものはMicrosoft .NETと同等の環境である)。すなわち、それぞれLinuxなどのUnix系OSやMicrosoft Windows、iPhoneなどのiOS、Android上で動作する.NET環境である。
また、これらのライブラリおよびフレームワークのことをXamarinと呼ぶこともある[3]。
コンポーネント
Xamarinには各プラットフォーム固有のAPIやGUIツールキットを.NET向けにラッピングしたコンポーネントと、完全にクロスプラットフォーム化されたコンポーネントの両方が存在する。
- Xamarin.Forms - XAMLベースのクロスプラットフォームなGUIアプリケーションフレームワーク。
- Xamarin.iOS - iOS用。旧称MonoTouch。
- Xamarin.Android - Android用。
- Xamarin.Mac - macOS用。Visual Studio for Macにて利用可能。
名前の由来
Xamarinの設立者のひとりであるミゲル・デ・イカザは、会社設立時のインタビューにおいて、Xamarinの名前はタマリンという猿に由来すると述べている[4][5][6]。
歴史
2000年6月、マイクロソフトは.NET Frameworkをはじめて公表した[7]。Ximianのミゲル・デ・イカザはこのLinux版が実現可能か調査を開始した [8]。その後、2001年6月19日、Monoというオープンソースプロジェクトが立ち上げられた。MonoをサポートしていたXimianは2003年8月4日、ノベルにより買収された。
2011年4月のAttachmateによるノベルの買収ののち、Attachmateは数百名にも上るノベル従業員のレイオフを発表した。この中にはMonoの開発者が含まれていた[9]。Attachmateが同開発者をレイオフした理由として、同社がMonoの将来性を疑問視しているとの声が挙がっている[10][11]。
同年5月16日、ミゲルは彼のブログにて、Monoを新しい企業Xamarinで開発ならびにサポートすると発表した。Xamarinは携帯電話(モバイル)製品に関する新しいソフトウェア・スイートを公開する計画を立てていると彼は述べている。デ・イカザによると、少なくとも、オリジナルのMonoチームの一部分は新しい企業へと移籍した[2]。
この発表ののち、プロジェクトの将来性について疑問が持たれた。MonoTouchとMono for Androidは現在Attachmateにより保持されている商用製品と直接競合する点、ならびに以前ノベルに雇用されている間に開発したテクノロジーを同一の著作物に対し利用していないことを証明するのが困難である点である[12][13][14]。しかしながら、2011年7月、現在はAttachmateの買収が完了し子会社となったノベル、そしてXamarinとの間で、XamarinへMono、MonoTouch、Mono for Androidに関連する全ての知的財産権ならびに各プロジェクトの管理権を公式に引き渡すという内容を含む永続的ライセンス契約を締結したと両社が発表した[15][16][17][18]。
2016年2月24日、Xamarinはマイクロソフトによる買収に合意したと発表した[19]。
製品
2013年11月、Xamarin社はVisual Studio 2013と統合可能な、最新のXamarinプラットフォームを発表した。この製品を使用する事で、.NET Framework(主にC#, VB.NET)を用いて、iOS/Androidのクロスプラットフォーム開発が可能となった。以前のバージョンでは、iOSについてはユーザーインターフェイスの定義にXcodeが必要など、制限が大きかったが、このバージョンではVisual Studio 2013上でほぼ実装が完結する(Windows環境にはiOSエミュレーターが存在しないため、デバッグにはiPhone等の実機かMacが必要)。 この製品は、マイクロソフトカンファレンス2013でも大々的に取り上げられ、クロスプラットフォーム開発に関心のあるデベロッパーの関心を引く事となった。
脚注
- ^ Nat Friedman (2011年5月25日). “Xamarin”. 2011年5月25日閲覧。
- ^ a b Miguel de Icaza (2011年5月16日). “Announcing Xamarin”. 2011年5月16日閲覧。 “Now, two weeks later, we have a plan in place, which includes both angel funding for keeping the team together, as well as a couple of engineering contracts that will help us stay together as a team while we ship our revenue generating products”
- ^ Xamarin App Development with Visual Studio | Visual Studio
- ^ Interview with Miguel de Icaza: Xamarin, Attachmate Layoffs, Future of Mono, More (ADTMAG)
- ^ 特集:Visual StudioとXamarinで始めるiOS/Android/UWPアプリ開発:第1回:Xamarinでアプリを作ろう (@IT)
- ^ Xamarin Monkeyの歴史を振り返る - ものがたり
- ^ Steven Bonisteel (2000年6月23日). “Microsoft sees nothing but .NET ahead”. ZDNet Asia. 2011年6月14日閲覧。
- ^ “[Mono-list] Mono early history.” (2003年10月13日). 2011年6月14日閲覧。
- ^ Koep, Paul (2011年5月2日). “Employees say hundreds laid off at Novell's Provo office”. KSL-TV. 2011年5月7日閲覧。
- ^ J. Vaughan-Nichols, Steven (2011年5月4日). “Is Mono dead? Is Novell dying?”. ZDNet. 2011年5月7日閲覧。
- ^ Clarke, Gavin (2011年5月3日). “.NET Android and iOS clones stripped by Attachmate”. ザ・レジスター. 2011年5月7日閲覧。
- ^ Jonathan Allen (2011年5月17日). “The Death and Rebirth of Mono”. infoq.com. 2011年5月29日閲覧。 “Even if they aren’t supporting it, they do own a product that is in direct competition with Xamarin’s future offerings. Without some sort of legal arrangement between Attachmate and Xamarin, the latter would face the daunting prospect of proving that their new development doesn’t use any the technology that the old one did. Considering that this is really just a wrapper around the native API, it would be hard to prove you had a clean-room implementation even for a team that wasn’t intimately familiar with Attachmate’s code.”
- ^ Jonathan Allen、南伸二 (2011年5月17日). “Monoの死と再生”. infoq.com. 2011年5月29日閲覧。 “彼らはそれをサポートしようとしていないとはいえ、彼らはXamarinが将来提供しようとするものと直接に競合する製品を所有している。AttachmateとXamarinの間に何らかの法的な調整なければ、後者はその新しい開発が以前の開発によってもたらされたいかなる技術も利用していないと証明する必要があり、その見通しは悲観的だ。これが実際には単なるネイティブAPIのラッパーであることを考慮すると、Attachmateのコードを熟知しているわけではないチームにとってもクリーンルーム実装を持っていると証明することは難しいだろう。”
- ^ Matthew Baxter-Reynolds (2011年7月5日). “What now for cross-platform mobile C#?”. The Guardian. 2011年7月15日閲覧。 “But with a total lack of clarity as to whether Novell will allow Xamarin to sell their new products, or whether agreements exist to facilitate such a scenario, we're left in an unpleasant world of not having a compelling or workable solution for compromise free, multi-platform development.”
- ^ “SUSE and Xamarin Partner to Accelerate Innovation and Support Mono Customers and Community”. Novell. www.novell.com (2011年7月18日). 2011年7月18日閲覧。
- ^ De Icaza, Miguel (2011年7月18日). “Novell/Xamarin Partnership around Mono”. 2011年7月18日閲覧。
- ^ “SUSE and Xamarin Partner to Accelerate Innovation and Support Mono Customers and Community”. PR Newswire. www.prnewswire.com (2011年7月18日). 2011年7月19日閲覧。 “The agreement grants Xamarin a broad, perpetual license to all intellectual property covering Mono, MonoTouch, Mono for Android and Mono Tools for Visual Studio. Xamarin will also provide technical support to SUSE customers using Mono-based products, and assume stewardship of the Mono open source community project.”
- ^ 末岡洋子 (2011年7月19日). “Mono開発者を擁する米XamarinがSUSEと提携、Mono関連のライセンスを取得。今後MonoのサポートはXamarinが提供へ”. OSDN. OSDN. 2011年7月19日閲覧。
- ^ “A Xamarin + Microsoft Future” (2016年2月24日). 2016年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月12日閲覧。