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「忌火起草」の版間の差分

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心理描写や地の文は[[テキスト]]で表示され、セリフは音声で出力されるほか、ムービー・実写映像・CGを交えた構成になっている。各キャラクターは実写で表示されるが、音声は別に声優がアテレコしている。
心理描写や地の文は[[テキスト]]で表示され、セリフは音声で出力されるほか、ムービー・実写映像・CGを交えた構成になっている。各キャラクターは実写で表示されるが、音声は別に声優がアテレコしている。


[[2008年]][[8月7日]]には新シナリオを追加した『'''忌火起草 解明編'''』(イマビキソウ カイメイヘン)が[[Wii]]で発売。[[2012年]](平成24年)[[2月]]には[[IOS (Apple)|iOS]]移植版がチュンソフトより発売された。
[[2008年]][[8月7日]]には新シナリオを追加した『'''忌火起草 解明編'''』(イマビキソウ カイメイヘン)が[[Wii]]で発売。[[2012年]](平成24年)[[2月]]には[[iOS (Apple)|iOS]]移植版がチュンソフトより発売された。


PS3版は[[ハイビジョン]]対応、Wii版は[[Wiiリモコン]]のスピーカーに対応。PS3向けの『忌火起草』は[[ドルビーデジタル]][[5.1ch]]に、Wii向けの『忌火起草 解明編』はドルビープロロジックIIによる擬似5.1chに対応しており、背後から声が聞こえる演出などがある。また、コントローラの振動機能にも対応(PS3はオプション)。
PS3版は[[ハイビジョン]]対応、Wii版は[[Wiiリモコン]]のスピーカーに対応。PS3向けの『忌火起草』は[[ドルビーデジタル]][[5.1ch]]に、Wii向けの『忌火起草 解明編』はドルビープロロジックIIによる擬似5.1chに対応しており、背後から声が聞こえる演出などがある。また、コントローラの振動機能にも対応(PS3はオプション)。
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! 忌火起草 (解明編)
! 忌火起草 (解明編)
| チュンソフト
| チュンソフト

2021年5月23日 (日) 03:27時点における版

忌火起草
ジャンル サウンドノベル
対応機種 PlayStation 3
Wii
開発元 チュンソフト
発売元 セガ
プロデューサー イシイジロウ
ディレクター 中嶋康二郎
シナリオ 北島行徳
牧野修
加藤一
古田剛志
プログラマー 金田元貴
音楽 上野耕路
松崎雄一
美術 庄野晴彦
人数 1人
メディア PS3版:BD-ROM
Wii版:12cm光ディスク
発売日 PS3版:日本 200710252007年10月25日
Wii版:日本 200808072008年8月7日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル
暴力
恐怖
麻薬
言葉・その他
デバイス PS3版:DUALSHOCK 3対応
リモートプレイ対応
売上本数 PS3版:約6万8千本
その他 PS3版:対応映像出力
NTSC,480p,720p
対応音声出力
ドルビーデジタル5.1ch
型式:BLJM-60042
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忌火起草』(イマビキソウ)は、開発チュンソフト、発売セガセガ×チュンプロジェクトによるホラーサウンドノベルゲーム。PS32007年10月25日に発売された。

概要

心理描写や地の文はテキストで表示され、セリフは音声で出力されるほか、ムービー・実写映像・CGを交えた構成になっている。各キャラクターは実写で表示されるが、音声は別に声優がアテレコしている。

2008年8月7日には新シナリオを追加した『忌火起草 解明編』(イマビキソウ カイメイヘン)がWiiで発売。2012年(平成24年)2月にはiOS移植版がチュンソフトより発売された。

PS3版はハイビジョン対応、Wii版はWiiリモコンのスピーカーに対応。PS3向けの『忌火起草』はドルビーデジタル5.1chに、Wii向けの『忌火起草 解明編』はドルビープロロジックIIによる擬似5.1chに対応しており、背後から声が聞こえる演出などがある。また、コントローラの振動機能にも対応(PS3はオプション)。

タイトルがチュンソフトのサウンドノベル第1作『弟切草』(1992年)と似ているが、関連はなく独立した作品である。響きが似ているのはたまたまだとゼネラルプロデューサーの中村光一が、『週刊ファミ通』のインタビューに答えている。一方でシステムについては、『弟切草』の分岐システムをさらに発展させたものだとPlayStation.comのインタビューで、プロデューサーのイシイジロウは語っている[1]

あらすじ

20歳の大学三年生である主人公の弘樹は、大学入学して出会った愛美に一目惚れしたが、愛美には一回りも年上の彼氏 京介がいた。 だが、京介は交通事故で亡くなり、愛美から笑顔が消えてしまう。

それから一年後。弘樹は、愛美の入っている野草研究サークルに所属していたが、愛美が行かないという理由でキャンプには参加せずにいた。

キャンプに参加したメンバー達によると、キャンプ場には「黄色い花の野草 イマビキ草」が生えていたらしい。その花言葉は「悔恨」……。そして、キャンプ場の側には「幽霊屋敷」がり、そこでパーティーと称して「ビジョン」というドラッグを飲んだという。

テレビで、「関東芸術大学の学生が焼死した」というニュースが流れ、人体発火みたいな亡くなり方であったらしい。キャンプに参加した正人は、そのニュースを聞いて様子が血相を変え、死亡した芸大生も幽霊屋敷でビジョンを飲んだという。同じようにビジョンを飲んだ正人は、自分の手の爪がなぜか黒くなっており、自分も死ぬんじゃないかと怯えるのであった。

次の日、弘樹を映画に誘った愛美は、レストランに入ったが、その店で出されたスープは「何かが焦げたような苦い味」がしたが、弘樹は飲み込んでしまう。それから数日後、弘樹の携帯電話に「黒い女が見える」という謎のメッセージが残され、正人は亡くなってしまう。その夜、弘樹は全身が黒く焼け焦げた女の幻を見る。

ビジョンを飲んでいないはずの弘樹の爪は黒くなり、他の参加者たちにビジョンの味を聞くと「焦げたような苦い味」がしたという事から、あのレストランのスープの中にはビジョンが入っていたのだと確信する。

ビジョンを飲んだサークルメンバーたちに不安が広がり、ビジョンの成分を調べてもらったところ、イマビキ草を原料にしている今惹湯(いまびきとう)という薬と成分が酷似しているという。しかし、その薬の開発会社である守矢堂はすでに潰れてしまったらしい。

そして、メンバー達が泊まった幽霊屋敷は、守矢堂のものだったことが判明し、ビジョンを飲んだメンバーは発火して次々に死んでいく。愛美の家に行った弘樹は、愛美を爪を見ると黒くなっており、愛美のスープにもビジョンが入っていたと知る。

呪いを解いて死から逃れるために、弘樹と愛美は幽霊屋敷に行って調査を始める。今惹湯という薬は、戦後すぐに、守矢堂の亜美という女性が作りだしたという。今惹湯は気分が良くなる薬として売りに出されたが、副作用も強く、発火することは無かったが、命を落した人もいたという。

亡くなった遺族から恨まれた亜美は、灯油をかけられて火をつけられて亡くなってしまう。全身が黒焦げになった亜美は、死に際に「あなたは、誰?」と言って亡くなったという。「黒い女」は亜美であり、ビジョンを飲むと亜美に呪われることを知った二人は、その後もさまざまな調査を進め、弘樹と愛美は呪いから逃れることに成功する。

そして、弘樹が車を運転して帰路につくが、その最中に交通事故に遭ってしまう。弘樹が爪を見ると、また黒くなっていた。呪いはまだ解けてはいなかったのだ。

登場人物

牧村 弘樹(まきむら ひろき)
- 林勇
本作の主人公。大学には合格点スレスレで入った。大学一年の頃の新入生歓迎コンパで初めて愛美に出会い、それ以来、自分に親身になってくれる愛美に淡い恋心を抱いているが、中々口に出せないでいる。また、野草研究サークルに入った理由も愛美目当てである。
早瀬 愛美(はやせ まなみ)
声 - 本名陽子
本作のヒロイン。スレンダーな体型で肩まである髪を特徴としている。1年前に恋人である京介と死別しており、そのためかどことなく陰がある。成績は非常に優秀。
皆川 香織(みながわ かおり)
声 - 大前茜
サークルのメンバー。ぽっちゃりとした体型のゴスロリファッションの少女。積極的な性格で弘樹への好意を隠さないが、弘樹からはむしろ煩わしく思われている。
渡辺 正人(わたなべ まさと)
声 - 櫛田泰道
サークルのメンバーで、弘樹とは最も親しい友人。大柄な肥満体型だがやや気が弱く神経質な面がある。作中では初めての死亡者となる。
中森 健吾(なかもり けんご)
声 - 杉山大
サークルのトラブルメーカー。大のオカルトマニアでもある。
和泉 飛鳥(いずみ あすか)
声 - 四宮豪
サークルのメンバー。冷静で理知的な性格から、皆のリーダー的存在でもある。和子とは高校時代からの付き合い。
松下 和子(まつした かずこ)
声 - 佐藤あかり
サークルのメンバー。容姿端麗な美人。気が強い性格だが、飛鳥に対しては一途。
間宮 京介(まみや きょうすけ)
1年前に交通事故で亡くなった愛美の恋人で、サークルのOBでもある。大手製薬会社に勤めていた。

他機種版

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 200808072008年8月7日
Wii 忌火起草 解明編 チュンソフト セガ Wii用光ディスク RVL-P-REVJ-JPN 0.9万本 クラシックコントローラ対応
ドルビープロロジックIIによる擬似5.1ch
2 日本 201202292012年2月29日
iPhone/iPod touch/iPad
iOS 4.3以上)
※iOS 11 では動作しない。
忌火起草 (解明編) チュンソフト チュンソフト ダウンロード - - 現在は販売していない。
※過去購入者のみ再ダウンロード可能。

スタッフ

  • 監督:中嶋康二郎
  • 脚本:北島行徳牧野修加藤一古田剛志
  • アートディレクション:庄野晴彦
  • 音楽:上野耕路松崎雄一
  • 録音監督:佐藤敏夫
  • 演出:荒井宏光、西海圭祐、井上尚樹
  • 演出監修:古澤健
  • スクリプト:金子明弘、高本雄三
  • シナリオディレクション:長井知佳
  • シナリオアシスタント:高木麻土香
  • シナリオサポート:伊東幸一郎、平田政憲
  • 脚色:桧木田正史
  • グラフィックチーフ:後藤真
  • グラフィック:石井久美子、大川憲一、高野紡子
  • 3DCG制作:島田敬介、望月昌樹、窪田純子、中村伸夫
  • 画像加工:山川一、花房伸行、小山優一、青柳ひろみ、鵜沼朋子、松山美恵、浅沼寛樹、原満陽子、木村俊幸
  • VFXプロデューサー:隠田雅浩
  • VFXスーパーバイザー:古賀信明
  • VFX・CG制作:小薬健太郎、香川史比呂、藤田竜士、本田孝之、山田中、矢吹淳、粕谷雅俊、川崎晃、須藤鋭士、大野俊太郎、北村武士、山田真治、豊田祐次、雄勝光祐
  • プロダクションマネージャー:横山由似
  • 特殊メイク・造型:中田彰輝、飯田文江、橋本隆公、小此木謙一郎、吉井亮太郎、南光二
  • 操演:保倉一郎
  • 制作:桑原雅志、東海林貴人
  • モーションキャプチャー:岩田岳雄、田中裕史、野田仁
  • 美術設定:林田裕至
  • 美術アシスタント:齋藤佐都子
  • 設定・デザイン:荒川直樹
  • サウンドディレクション:沖邊美佐紀
  • スーパーバイザーサウンドエディター:嶺川千春
  • サウンドエディター:中村栄治、前田宜洋、齊藤賢一
  • サウンドミキシングエンジニア:染谷和孝、佐藤一誠
  • 演奏:高井寿(ギター)、前田 JIMMY 久史(ベース)、雷電湯澤(ドラムス)
  • ミュージックレコーディングエンジニア:野口俊和
  • ボイスレコーディングエンジニア:田中直也、宮林良太
  • ボイス制作:野添靖人
  • サウンドアシスタント:樽矢聡一郎
  • サウンドスクリプト:中村龍馬
  • プログラムチーフ:金田元貴
  • プログラム:国井稔、阿部敏昭、茂木正浩、中島実、寺田圭伸、時村良平
  • ゲーム設計:鈴木俊之
  • 仕様:佐藤郁雄
  • 撮影ユニット
    • 画コンテ・監督:飯野歩
    • プロデューサー:原公男、大崎裕伸
    • 撮影:喜久村徳章
    • 照明:金沢正夫
    • 美術:丸尾知行、古積弘二
    • スチール:廣田美緒
    • 助監督:毛利安孝
    • 制作担当:清末裕之
    • 監督助手:石川浩之、杉原憲明
    • 撮影助手:福島圭悟、坪沼佑治
    • 照明助手:太田博、松尾孔平、永田英則
    • 美術助手:福嶋瞬
    • 持道具:吉野昌秀
    • 衣装:片柳利依子
    • 衣装助手:針谷郁衣
    • 着付け:下川直美
    • メイク:佐藤泰子
    • 制作進行:末光洪太
    • 車輌:生田目康一、澤村和子
    • カースタント:田中昇、TA・KA
    • ロケーションコーディネート:谷口広樹、佐伯寛之
    • 撮影協力:JOYART、映広、日本照明、宗特機、アットランダム、カースタントTA・KA、V-VISIONスタジオ、東宝スタジオ
    • 衣装協力:BABY, THE STARS SHINE BRIGHT
    • ロケ協力:東京海洋大学、東京海洋大学 生活協同組合、小山町フィルムコミッション、Coulis Rouje、BAUS THEATER、カラオケボックス キタノ
  • セガ×チュンプロジェクトプロデューサー:下村一誠
  • ラインプロデューサー:榊原繁幸
  • パブリシティ:中西一彦、渡邊愛、南雲靖士、橋本賢一
  • WEB制作:藤井睦弘、武田真理子
  • タイトルロゴデザイン:西田琢、内間安幸
  • ビジュアルデザイン:安藤岳史、駒澤昌孝
  • パッケージ/ソフトウェアマニュアルデザイン:作田喜尋、軸原一彰、酒井綾子
  • プロジェクトマネージャー:斎藤祐士、小栗健介、大藤充彦
  • スーパーバイザー:浅井敏典、長畑成一郎、鮫島保彦
  • エグゼクティブプロデューサー:前田雅尚、宮崎浩幸、瀧田和伸
  • プロデューサー:イシイジロウ
  • ゼネラルプロデューサー:中村光一

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通33/40点 (PS3)[2]
(ゴールド殿堂)
PlayStation 3版

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計33点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得した[2]

沿革

関連作品

「○○編」という名称が随所で使用されている。

  • 「忌火起草 刻銘編」- 販売促進用DVD。非売品。
  • 「忌火起草」- 本作品
  • 「忌火起草 生誕編 〜メイキング オブ 忌火起草〜」- 映像特典が収録されたBlu-ray Disc。予約特典。
  • 「忌火起草 DXパック」- 忌火起草と忌火起草栽培セットの同梱パック。セガダイレクトにて販売[6]
  • 「忌火起草 解明編」 - Wii 移植版。2008年8月7日発売。

脚注

外部リンク