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「QUICPay」の版間の差分

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==== iPhone ====
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日本の Apple Pay に対応する[[iPhone]]でQUICPay+を利用する事が出来る。但し、 [[IOS (Apple)|iOS]] 10.1 以降に限る。
日本の Apple Pay に対応する[[iPhone]]でQUICPay+を利用する事が出来る。但し、 [[iOS (Apple)|iOS]] 10.1 以降に限る。


*[[Touch ID]] 搭載モデル
*[[Touch ID]] 搭載モデル

2021年5月23日 (日) 03:24時点における版

QUICPay(クイックペイ)は、日本の決済電子決済サービスの一つである。「Quick & Useful IC Payment」の略。

2005年から開始されたQUICPay及びQUICPayの機能を拡張し2016年から開始されたQUICPay+がある。

概要

QUICPay及びQUICPay+は、当時のソニー(現在のソニーグループ)が開発したFeliCaを採用した決済(電子決済)サービスである。QUICPayに対応したカードICカード)・携帯電話おサイフケータイ)やQUICPay+に対応したスマートフォンスマートウォッチを加盟店の端末に翳して利用する事が出来る。

QUICPay及びQUICPay+はジェーシービー(JCB)の登録商標(第4838718号ほか)である。なお、「Pay」(ペイ)という名称を使用しているが、QR・バーコード決済やネット決済に「○○Pay」という名称が使われるようになる前に始まったサービスであり、これらの決済方法には対応しておらず非接触決済に限られる。

キューペイというオリジナルキャラクターがいる。

QUICPay

QUICPay(クイックペイ)は、JCB及び当時のイオンクレジットサービス(現在のイオンフィナンシャルサービス)が開発し、2004年7月20日に発表した[1]

JCBは2005年4月4日にQUICPayのサービスを開始している。一方、当時のイオンクレジットサービス(現在のイオンフィナンシャルサービス)はQUICPayの採用を見送り、当時のエヌ・ティ・ティ・ドコモ(現在のNTTドコモ)が運営するiDを採用し、2006年11月1日からサービスを開始している[2][3]2013年4月1日イオン銀行に事業を承継[4])。イオングループ各社が経営する舗では2010年までQUICPayが導入されなかった[5]

QUICPay+

QUICPay+(クイックペイプラス)は、QUICPayの機能を拡張した決済(電子決済)サービスである。QUICPayとは異なり、カードで利用する事は出来ない。

2016年10月25日からAppleが提供する Apple Pay がQUICPay+に対応した[6]クレジットは同日[6]プリペイド2017年7月4日[7]デビット2019年8月29日[8]からそれぞれ対応している)。

2018年3月22日からみずほ銀行が提供するみずほWalletを利用してデビットに対応した[9]

2018年10月9日からGoogleが提供するGoogle PayがQUICPay+に対応した[10]

QUICPay+の加盟店は、QUICPay及びQUICPay+の両方を取り扱う事が出来る。QUICPay+として利用される場合は1回の会計で2万円を超える金額を取り扱う事が出来る。但し、みずほWallet(みずほWallet for Android に限る)・三菱UFJ銀行が提供する MUFG Wallet・Google Payは3万円までに限られる(#加盟店も参照)。

利用形態

QUICPay・nanaco一体型の、ENEOSのキーホルダー型Speedpass+。裏面にはQUICPay・nanacoのロゴが印刷されている。

QUICPayカード

専用カード

QUICPay機能だけの専用カードであるが、クレジットカードに追加して発行されるもので、専用カードを単独で申し込む事は出来ない。JCB、SMBCファイナンスサービス住信SBIネット銀行アプラスオリエントコーポレーショントヨタファイナンスUCSなどが発行しているクレジットカード(一部を除く)に追加して発行する事が出来る。

「カード」と称しているが、機能を阻害しない限り形状は自由である。例えば、JCBは、コイン型のQUICPayコインを発行している[11]。また、JCBはかつて、期間限定で「ブーメラン型」という形状のQUICPayカードを発行していた[12][リンク切れ][13]

nanacoカード

セブン・カードサービスが発行する「nanacoカード」は、「QUICPay(nanaco)」として利用する事が出来る(同社が発行する「セブンカード・プラス」(nanaco一体型)をQUICPayとして利用する事は出来ない)。同社のほか、JCB、SMBCファイナンスサービスなどが対応している。

また、日専連釧路、日専連ジェミス日専連ホールディングス日専連ライフサービスが取り扱う「日専連QUICPay(nanaco)」や、JCBグループの中部しんきんカードが発行する「CHUBUCA」、福井銀行が発行する「JURACA」、中国銀行が発行する「晴れの国カード」もnanacoの外、QUICPayとして利用する事が出来る。

特殊な形状のものとして、JCBが全日本空輸(ANA)と提携し発行する「ANA JCBカード」に追加して発行される「ANA QUICPay+nanaco」もnanacoの外、QUICPayとして利用する事が出来る。尚、当時のJXTGエネルギー(現在のENEOS)が発行していた「スピードパスプラス」は、2019年6月末を以て新規の発行を終了した[14]

電子マネー一体型

電子マネー機能を搭載したQUICPayカードもある。例えば、JCBグループの広島銀行が発行する「〈ひろぎん〉PASPY」にはPASPY運営協議会のPASPY(発行者は広島電鉄)が搭載されている(同行が発行するHIROCAは2021年3月31日を以て取扱を終了した[15])。

また、トヨタファイナンスがトヨタオートモールクリエイトと提携し発行する「トレッサスタイルカードプラス」にはトレッサマネーが搭載されている。

クレジットカード一体型

クレジットカードにQUICPayの機能を搭載したものである。JCB、住信SBIネット銀行、オリエントコーポレーション、トヨタファイナンスなどが発行している。

QUICPayモバイル

おサイフケータイで利用する事が出来る。アプリは、JCBが提供するQUICPay設定アプリ及び各社が提供するQUICPayアプリが必要である。1台のおサイフケータイには1つのQUICPayモバイルのみ登録する事が出来る(1台のおサイフケータイで複数のQUICPayモバイルを使い分ける事は出来ない)。然し、複数のQUICPayモバイルを申し込む事と、申し込んで登録しないままにする事は(初期パスワードの有効期限の問題はあるが)可能であり、従前のQUICPayモバイルを削除し、他のQUICPayモバイルを登録することは、煩雑ではあるものの可能である(QUICPayの発行元が異なる場合はQUICPayアプリの削除とインストールが必要)。

なお、KDDI及び沖縄セルラー電話au向けEZアプリの配信を2018年3月31日[16]ソフトバンクSoftBank向けS!アプリの配信を2020年3月24日[17]を以てそれぞれ終了した為、これらの機種では新たにアプリをダウンロードする事が出来なくなったほか、フィーチャーフォンではau及びSoftBankが同年10月31日、NTTドコモが同年12月1日を以てそれぞれサービスを終了した(既にQUICPayが登録されている場合は有効期限まで利用する事が出来る)[18]

また、 American Express International は2019年2月28日[19]日専連グループ各社は2020年4月30日まで[20][21][22]、JCBグループ各社は2021年3月31日[23]にそれぞれQUICPayモバイルを終了している。

QUICPayモバイルに登録するには、対応するクレジットカードが必要であるが、クレジットカードを発行せずにQUICPayを利用する事が出来るサービスとしてトヨタファイナンスの「おサイフくんQUICPay」がある(実店舗での決済に利用する為のカードが発行されないだけであって公共料金電子商取引での決済に利用する事が出来る番号は別途発行される)。

上記の外、 Google Pay や Apple Pay でもQUICPay (QUICPay+)を利用する事が出来る。

QUICPayに対応しているカード

クレジットカード

次表に記載する各社が発行するクレジットカード(一部を除く)がQUICPay (Google Pay 及び Apple Pay はQUICPay+)に対応している(2021年4月23日現在[24])。

発行元 QUICPayカード QUICPay (nanaco) QUICPayモバイル Google Pay Apple Pay
ジェーシービー 不可
三菱UFJニコス[25] 不可 不可 不可 不可
りそなカード[26] 不可 不可 不可
道銀カード 不可 不可 不可 不可
あおぎんカードサービス 不可 不可 不可 不可
みちのくカード[27] 不可 不可 不可 不可
いわぎんディーシーカード 不可 不可 不可 不可
東北ジェーシービーカード 不可
七十七カード 不可
秋田ジェーシービーカード 不可
フィデアカード[26][28] 不可 不可 不可 不可
やまぎんカードサービス[26] 不可 不可 不可 不可
東邦カード 不可
めぶきカード 不可 不可 不可 不可
群銀カード 不可
むさしのカード 不可
ちば興銀カードサービス 不可 不可 不可 不可
ちばぎんジェーシービーカード 不可
ちばぎんディーシーカード 不可 不可 不可 不可
スルガカード 不可
きらぼしJCB 不可
第四ジェーシービーカード 不可
第四ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
北越カード[26] 不可 不可 不可 不可
北陸カード 不可
北国クレジットサービス 不可
福井カード[26] 不可 不可 不可 不可
山梨中銀ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
八十二カード 不可 不可 不可 不可
十六カード[26] 不可 不可 不可 不可
静銀セゾンカード 不可 不可 不可
静銀ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
清水リース&カード[26] 不可 不可 不可 不可
OKBペイメントプラット[26][27] 不可 不可 不可 不可
百五カード[26] 不可 不可 不可 不可
しがぎんジェーシービー 不可
滋賀ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
京銀カードサービス 不可
京都クレジットサービス 不可 不可 不可 不可
池田泉州JCB 不可
池田泉州DC 不可 不可 不可 不可
南都ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
紀陽カード 不可
紀陽カードディーシー 不可 不可 不可 不可
とりぎんカードサービス 不可
中銀カード 不可
ひろぎんカードサービス[26] 不可 不可 不可 不可
やまぎんカード[26] 不可 不可 不可 不可
阿波銀カード 不可
百十四ジェーシービーカード 不可
九州カード[26] 不可 不可 不可 不可
十八カード[26] 不可 不可 不可 不可
肥銀カード[26] 不可 不可 不可 不可
大分カード 不可
宮銀カード 不可
鹿児島カード 不可
りゅうぎんディーシー 不可 不可 不可 不可
おきぎんジェーシービー 不可
札幌北洋カード 不可 不可 不可 不可
きたぎんユーシー 不可 不可 不可 不可
きらやかカード[26] 不可 不可 不可 不可
ふくぎんリース&クレジット 不可 不可 不可 不可
大東クレジットサービス 不可 不可 不可 不可
とちぎんカード・サービス[26] 不可 不可 不可 不可
東和カード 不可 不可 不可 不可
東日本銀ジェーシービーカード 不可
たいこうカード[26] 不可 不可 不可 不可
富山ファースト・ディーシー 不可 不可 不可 不可
福邦カード 不可 不可 不可 不可
長野カード 不可 不可 不可 不可
中京カード 不可 不可 不可 不可
愛銀ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
名古屋カード 不可
名古屋エム・シーカード 不可 不可 不可 不可
第三カードサービス 不可 不可 不可 不可
みなとカード 不可
しまぎんユーシーカード 不可 不可 不可 不可
トマトカード 不可 不可 不可 不可
もみじカード[26] 不可 不可 不可 不可
トモニカード[26] 不可 不可 不可 不可
愛媛ジェーシービー 不可
高知カード 不可
菱信ディーシーカード 不可 不可 不可 不可
三井住友トラストクラブ 不可 不可 不可 不可
商工中金カード 不可
しんきんカード 不可
東北しんきんカード 不可
中部しんきんカード 不可
近畿しんきんカード 不可
中国しんきんカード 不可
九州しんきんカード 不可
労金カードサービス 不可 不可 不可 不可
第一生命カードサービス 不可 不可 不可 不可
東京海上日動ファイナンス 不可 不可 不可 不可
SMBCファイナンスサービス[29] 不可 不可[30]
住信SBIネット銀行 不可 不可 不可
秋田銀行 不可
岩手銀行 不可 不可 不可 不可
東邦銀行 不可
群馬銀行 不可
足利銀行[26] 不可 不可 不可 不可
常陽銀行[26] 不可 不可 不可 不可
千葉銀行[26] 不可 不可 不可 不可
第四北越銀行 不可
八十二銀行 不可 不可 不可 不可
福井銀行 不可
静岡銀行[26] 不可 不可 不可 不可
スルガ銀行 不可 不可 不可
百五銀行 不可 不可 不可 不可
滋賀銀行 不可 不可 不可 不可
京都銀行[26] 不可 不可 不可 不可
山陰合同銀行 不可
中国銀行 不可
広島銀行[26] 不可 不可 不可 不可
山口銀行 不可
百十四銀行[26] 不可 不可 不可 不可
伊予銀行[26] 不可 不可 不可 不可
福岡銀行 不可
佐賀銀行 不可
北洋銀行[26] 不可 不可 不可 不可
仙台銀行 不可 不可 不可 不可
ゆうちょ銀行 不可
クレディセゾン 不可 不可
楽天カード 不可 不可 不可
ジャックス 不可 不可 不可
ニッセン・クレジットサービス 不可 不可 不可
エムアイカード 不可 不可 不可
ゆめカード 不可 不可 不可
アプラス 不可 不可
オリエントコーポレーション 不可 不可
トヨタファイナンス 不可 不可
UCS 不可 不可
セブン・カードサービス 不可 不可 不可
セブンCSカードサービス 不可 不可
出光クレジット 不可 不可 不可
大和ハウスフィナンシャル 不可 不可 不可
島屋ファイナンシャル・パートナーズ 不可 不可 不可 不可
エポスカード 不可 不可 不可 不可
ビューカード 不可 不可 不可 不可
ワイジェイカード 不可 不可 不可 不可
auフィナンシャルサービス 不可 不可 不可 不可
西日本旅客鉄道 不可 不可 不可 不可
九州日本信販 不可 不可 不可
オーシー 不可 不可 不可
宮崎信販 不可 不可 不可
OCS 不可 不可 不可
ニッセンレンエスコート 不可 不可
日専連旭川 不可 不可 不可
日専連釧路 不可 不可
日専連ジェミス 不可 不可
日専連ニックコーポレーション 不可 不可 不可
日専連パシフィック 不可 不可 不可
日専連ホールディングス 不可 不可
日専連パートナーズ 不可 不可 不可
日専連ライフサービス 不可 不可
日専連ファイナンス 不可 不可
モデル百貨 不可 不可 不可
American Express International 不可 不可 不可 不可

デビットカード

次表に記載する各社が発行するデビットカード(一部を除く)がQUICPay+に対応している(2021年1月7日現在[31])。

発行元 Google Pay Apple Pay その他
みずほ銀行 みずほWallet
三菱UFJ銀行 MUFG Wallet
auじぶん銀行 不可
秋田銀行 不可
七十七銀行 不可
東邦銀行 不可
千葉銀行 不可
八十二銀行 不可
大垣共立銀行 不可
十六銀行 不可
京都銀行 不可
紀陽銀行 不可
中国銀行 不可 不可
広島銀行 不可
山口銀行[32] 不可
阿波銀行 不可
福岡銀行 不可
佐賀銀行 不可
十八親和銀行 不可
肥後銀行 不可
鹿児島銀行 不可
沖縄銀行 不可
北洋銀行 不可
栃木銀行 不可
名古屋銀行 不可
愛媛銀行 不可
熊本銀行 不可
北陸カード[33] 不可
池田泉州JCB[34] 不可
九州カード[35] 不可

プリペイドカード

次表に記載する各社が発行するプリペイドカード(一部を除く)がQUICPay+に対応している(2020年12月現在[36])。

発行元 Google Pay Apple Pay
ジェーシービー 不可
ミクシィ
Kyash
auペイメント 不可

加盟店

QUICPay+に対応する端末の数は、2019年12月末時点で約113万台[37][38][39][40][41]、2020年3月末時点で約116万台[42][43][44]、同年6月末時点で約121万台[45][46]、同年9月末時点で約130万台[47][48][49][50][51][52][53][54][55]、同年12月末時点で約133万台[56][24]と推移している。加盟店は、JCB[57]ユーシーカード[58]、トヨタファイナンス[59]などが開拓している。

利用する事が出来る加盟店は、次表の通りである。

サービス 利用形態 種類 加盟店
QUICPay QUICPay+
QUICPay QUICPayカード クレジット 2万円迄 2万円迄
QUICPayモバイル 2万円迄 2万円迄
QUICPay+ みずほWallet デビット 不可 3万円迄
MUFG Wallet 不可 3万円迄
Google Pay クレジット 2万円迄 3万円迄[60]
デビット 不可 3万円迄
プリペイド 不可 3万円迄
Apple Pay クレジット 2万円迄
デビット 不可
プリペイド 不可

決済端末

クレジットカードデビットカードを扱う加盟店はQUICPay対応の信用照会端末に置き換えるだけで、QUICPay決済機能を追加することができる。当初はCARDNETオムロン製端末しか選択肢がなかったが、今では共用端末も含め、各メーカーのCATが登場している。

最近ではNTTドコモが提供しているiDや楽天Edy等と複数の電子マネーを扱える端末を加盟店に設置している。エディオングループ・すかいらーくグループの店舗の端末は複数の電子マネーが使えるようになり、電子マネーの利用を促進している[61]

なお、富士電機の下記の端末は、2014年10月以降に発売されたスマートフォンの一部に於いてQUICPayを利用する事が出来ない場合がある事が告知されている[62]

  • FAP10
  • FCL-C100

沿革

前史

  • 1999年
    JCBは、1999年にオープンしたお台場パレットタウンにあるメガウェブ館内のアトラクション・売店利用料の支払に利用できる、独自方式の非接触ICカード「MEGA WEB Member's Card」で日本初の実用化サービスを開始した。
    これは2種類あり、一つはプリペイド方式である。
    もう一つは、利用日毎にクレジットカードとMember's Cardを現地窓口に提示して紐付けを行い、そのMember's Cardの利用代金を紐付けしたクレジットカードに請求する「リンク式ポストペイ(後払)方式」である。これが後にQUICPayにつながっていく。
    なお「MEGA WEB Member's Card」のサービスは2003年3月末で終了している。
  • 2002年 - イオンクレジットサービス(現在のイオンフィナンシャルサービス)が、非接触ICチップ付きハイブリッドICクレジットカードを発行し、イオンタワーで実証実験を行った[63]
  • 2003年 - JCBが企業向けソリューションとして、リンク式ポストペイ方式による社内食堂利用や社員証・入館証・パソコンのログインID機能を備えたカード「Offica」を実用化した。
  • 2004年 - JCB及びイオンクレジットサービス(現在のイオンフィナンシャルサービス)がQUICPayの開発を発表した[1]

QUICPayの開始

  • 2005年4月4日 - JCBはQUICPayサービスを開始した。JCBは100円程度の少額決済もスピーディーにできる点を、飲料自動販売機などを用いた実用試験時からアピールしていた。
  • 2006年5月19日 - セブン&アイ・ホールディングスが、同社の子会社であるセブン-イレブン・ジャパンが展開するコンビニエンスストアセブン-イレブンの店舗に導入するPOSレジスターに、松下電器産業(現:パナソニック)製のマルチリーダーライターを搭載する事を発表した。
  • 2006年8月28日 - KDDI及び沖縄セルラー電話がこの日に発表した機種からQUICPayがプリインストールされた[64]
  • 2006年9月7日 - JCBが「お試しQUICPay」の開始を発表[65]
  • 2006年9月27日 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)及びNTTドコモが開発する共通インフラ(共用リーダ/ライタと共通利用センター)をJCBが利用する事で合意した[66][67][68][69]
  • 2006年11月10日 - JCBの「お試しQUICPay」をソフトバンクモバイル(現:ソフトバンク)で開始[70]
  • 2006年11月14日 - JCBの「お試しQUICPay」をNTTドコモで開始[70]
  • 2007年3月 - ユニーアピタ鳴海店、アピタ豊田元町店(現:MEGAドン・キホーテUNY豊田元町店)、アピタ安城南店、アピタ岡崎北店、アピタ刈谷店の5店舗に先行導入。
    • 7月13日 - ローソン、ナチュラルローソン全店にて「QUICPay」を導入[71]
    • 12月18日 - ユニー・アピタの愛知県内19店舗、静岡県(アピタ藤枝店)、神奈川県(ユニー大口店(現:MEGAドン・キホーテUNY横浜大口店))、石川県(アピタ金沢店)で利用可能となった。
  • 2008年3月21日 - ユニー・アピタの中京エリア計49店舗に拡大。
    • 4月7日 - セブン-イレブン全店に「QUICPay」を導入。
    • 4月10日 - 全国のユニー・アピタに拡大。
  • 2009年2月19日 - ウィルコムICサービスに対応したPHSのおサイフケータイでQUICPayサービス開始。
    • 10月20日 - イオンが2010年2月中旬からグループ店舗約2万6500店でQUICPayが利用可能になると発表した[5]
  • 2011年9月30日 - MOPPAが約6年にわたる活動を終了した。
  • 2012年6月29日 - QUICPayオリジナルキャラクター「キューペイ」誕生とホームページで紹介される。
  • 2013年4月1日 - ポプラグループ全店に「QUICPay」を導入。
  • 2014年6月24日 - ファミリーマート全店にて「QUICPay」を導入[72]

QUICPayに対応している機種

おサイフケータイ

次の各社の機種の内、FeliCaを搭載するものでQUICPayを利用する事が出来る(一部を除く)。

上記の外、SIMフリーの機種でも利用する事が出来る。但し、みずほWalletを利用する場合は Android 5.0以降、 MUFG Wallet を利用する場合は Android 6.0以降に限られる。

Google Pay

Google Pay をインストールしたスマートフォンでQUICPay+を利用する事が出来る。但し、 Android 5.0以降のFeliCaを搭載する機種にフェリカネットワークスが提供するおサイフケータイ6.1.5以降をインストールする必要がある。

Apple Pay

iPhone

日本の Apple Pay に対応するiPhoneでQUICPay+を利用する事が出来る。但し、 iOS 10.1 以降に限る。

Apple Watch

日本の Apple Pay に対応する Apple Watch でQUICPay+を利用する事が出来る。但し、 watchOS 3.1 以降に限る。

wena

  • wena wrist
  • wena wrist pro
  • wena wrist active
  • wena 3

その他

  • おサイフケータイ ジャケット01

テレビCM

キューペイによるQUICPay紹介編とキャンペーン編

QUICPayの利点をさまざまなスポーツになぞらえたテレビCMがJCBより展開されていた。各CMに共通するのは「No ***」(***いらず)というキャッチコピー。またそれぞれのユニフォームの配色も、QUICPayのロゴの配色を模したものとなっている。

No Coin編(サッカー)
試合開始時に審判がコイントスを行うが、手の甲に乗せたはずのコインが消えてしまい、そこで審判はQUICPayチームの勝利を宣言する。 - 「No Coin」(QUICPayを使用することで、小銭が不要になる)
No Sign編(野球)
打席に立ったバッターが監督のほうを見ると、監督は居眠りしている。しかし打者はその監督にうなずき、見事にホームランを打つ。 - 「No Sign」(通常のクレジットカード使用時に必要なサイン(署名)が、QUICPayでは不要[75]
No Charge編(マラソン)
とある給水所。ランナーが殺到し混雑するが、ある女性ランナーはそんな喧騒を尻目に駆け抜けてゆく。 - 「No Charge」(プリペイド型電子マネーで必要なチャージ(事前の入金)が、QUICPayでは不要)

脚注

  1. ^ a b "JCBとイオンクレジットサービス、非接触ICカードおよびiモード FeliCaサービスを活用した新決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」を共同開発" (PDF) (Press release).
  2. ^ "お買い物がさらに便利に!「イオンⅰD」スタート!" (PDF) (Press release).
  3. ^ "お買い物がさらに便利に!「イオンiD」スタート" (Press release).
  4. ^ "持株会社体制への移行のための吸収分割契約の締結に関するお知らせ" (PDF) (Press release).
  5. ^ a b "イオンのショッピングセンターで「QUICPay(クイックペイ)(TM)」の取扱いを開始" (Press release).
  6. ^ a b "JCB、本日よりApple Payのサービス開始" (Press release).
  7. ^ "「au WALLET プリペイドカード」が7月4日よりApple Payへ対応開始" (Press release).
  8. ^ "みずほ「Smart Debit」が Apple Pay に対応開始" (PDF) (Press release).
  9. ^ "非接触によるスマホデビット決済への取り組みについて" (PDF) (Press release).
  10. ^ 本日よりQUICPayがGoogle Pay™に対応しました。”. 2018年10月14日閲覧。
  11. ^ QUICPay(クイックペイ)TMの申し込み方法”. JCB. 2015年5月19日閲覧。
  12. ^ QUICPayカード(ブーメラン型)
  13. ^ 第3部QUICPay始動 2006年秋に始まる“QUICPay”の大躍進 JCB
  14. ^ スピードパスプラス”. 2020年7月2日閲覧。
  15. ^ "地域電子マネー「HIROCA(ヒロカ)」の取扱終了について" (PDF) (Press release).
  16. ^ "3G ケータイ向けアプリサービス「EZアプリ」の配信、および一部サービスの終了について" (Press release).
  17. ^ 「S!アプリ」配信終了のご案内”. 2020年5月1日閲覧。
  18. ^ フィーチャーフォン向けQUICPay モバイルのサービス終了について”. 2020年12月2日閲覧。
  19. ^ 「AMEX QUICPAY」サービス終了のお知らせ”. 2020年5月1日閲覧。
  20. ^ 「日専連QUICPayモバイル」サービス終了のご案内”. 2020年5月1日閲覧。
  21. ^ 「日専連QUICPay」モバイルサービス終了のお知らせ”. 2020年5月1日閲覧。
  22. ^ 「日専連QUICPay™(クイックペイ)モバイル」サービス終了のお知らせ”. 2020年5月1日閲覧。
  23. ^ 「QUICPayモバイル」サービス終了に関するお知らせが届きましたが、何か手続きが必要ですか?”. 2021年4月30日閲覧。
  24. ^ a b "エムアイカードの Google Pay™ への対応開始について" (PDF) (Press release).
  25. ^ 「JCBカード」は、ジェーシービーが発行する「JCBカード」に準ずる(「MUFGカード」を除く)。
  26. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 「JCBカード」は、ジェーシービーが発行する「JCBカード」に準ずる。
  27. ^ a b 「MUFGカード」は、三菱UFJニコスが発行する「MUFGカード」に準ずる。
  28. ^ DCカード」は、三菱UFJニコスが発行する「DCカード」に準ずる。
  29. ^ 「JCBカード」は、ジェーシービーが発行する「JCBカード」に準ずる(「セディナカード」を除く)。
  30. ^ Apple Pay は、iDを採用している。
  31. ^ "「さぎんJCBデビット」の取扱開始およびキャンペーンの実施について" (Press release).
  32. ^ 山口銀行・北九州銀行もみじ銀行のいずれかの普通預金口座が必要である。
  33. ^ 北陸銀行の普通預金口座が必要である。
  34. ^ 池田泉州銀行の普通預金口座が必要である。
  35. ^ 西日本シティ銀行の普通預金口座が必要である。
  36. ^ LINE PayでのQUICPay新規発行・更新停止のお知らせ”. 2021年3月28日閲覧。
  37. ^ "三菱 UFJ-JCB デビットの Apple Pay 対応開始" (PDF) (Press release).
  38. ^ "「とちぎん JCB デビット」の Apple Pay 対応開始について" (PDF) (Press release).
  39. ^ "TRUST CLUBカード 2020年4月1日、Apple Payへの対応を開始" (PDF) (Press release).
  40. ^ "ダイナースクラブカード 2020年4月1日、Apple Payへの対応を開始" (PDF) (Press release).
  41. ^ "5月28日より福岡銀行、熊本銀行、親和銀行発行のJCBデビット「Debit+」をApple Pay対応に" (PDF) (Press release).
  42. ^ "東邦銀行、東邦Alwaysデビットカード〈JCB〉をApple Pay対応に" (Press release).
  43. ^ "82Debit<JCB>の Apple Pay 対応について" (PDF) (Press release).
  44. ^ "「じゅうろく JCB デビット」Apple Pay 対応開始について" (PDF) (Press release).
  45. ^ "広島銀行、[HIROGIN Debit(JCB)]をApple Pay対応に" (PDF) (Press release).
  46. ^ "[かぎんJCBデビット]をApple Pay対応に" (PDF) (Press release).
  47. ^ "2020年12月1日(火)より、JCBグループ会社16行が発行するJCBデビットカードがApple Pay対応を開始" (Press release).
  48. ^ "auじぶん銀行、じぶん銀行スマホデビットをApple Pay対応に" (Press release).
  49. ^ "秋田銀行、[OnlyOneJCBデビット]をApple Pay対応に" (PDF) (Press release).
  50. ^ "「あわぎんJCBデビット」のApple Pay対応について" (PDF) (Press release).
  51. ^ "北洋-JCBデビットをApple Payに対応します" (PDF) (Press release).
  52. ^ "「めいぎんJCBデビット」のApple Pay対応開始について" (PDF) (Press release).
  53. ^ "愛媛銀行、「ひめぎんJCBデビット」をApple Pay対応に" (Press release).
  54. ^ "ほくぎんJCBデビットのApple Pay対応開始について" (PDF) (Press release).
  55. ^ "ニッセンレンエスコート、Apple Pay / Google Pay™への対応を同時にスタート" (Press release).
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  75. ^ なお、「署名」の意味での「サイン」はsignatureなので、「ノーサイン」はともかく、「No Sign」で野球とカード署名の意味をかけるのには無理がある。

関連項目

外部リンク