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「【推しの子】」の版間の差分

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今からガチ恋始めます: ガチ恋→今ガチ 単行本4巻第30話の冒頭で「『今ガチ』終わってもうたな〜」とクラスメイトが発言しており、『ガチ恋』ではなく『今ガチ』が呼称であると考えられる。
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: 一流の役者しかいない劇団「ララライ」の若きエースで、与えられた役に対してプロファイリングを参考にした徹底的な洞察と考察を行い、それらを完璧に演じる天性のセンスは有馬ですら「天才と呼ぶしかない」と嫉妬するほどの演技力の持ち主。
: 一流の役者しかいない劇団「ララライ」の若きエースで、与えられた役に対してプロファイリングを参考にした徹底的な洞察と考察を行い、それらを完璧に演じる天性のセンスは有馬ですら「天才と呼ぶしかない」と嫉妬するほどの演技力の持ち主。
; MEMちょ
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: ユーチューバーの高校三年生(自称)。小柄で可愛らしい容姿で、常に悪魔の角のカチューシャをしている。一見ゆるふわな性格だが、ネット上のマーケティングとセルフプロモーションで人気を上げた自称「バズりのプロ」。
: ユーチューバーの高校三年生。小柄で可愛らしい容姿で、常に悪魔の角のカチューシャをしている。一見ゆるふわな性格だが、ネット上のマーケティングとセルフプロモーションで人気を上げた自称「バズりのプロ」。
: 公称18歳だが実年齢は25歳。元々星野アイ推しのアイドルオタクで、オーデションを受けていたが、母子家庭で高校一年生のころに母が倒れて休学して弟たちの学費を稼いでいた。弟たちの大学入学後に、配信を始めるが高校休学中だったため、現役女子高生を名乗って配信をしたら予想以上に人気がでて引っ込みがつかなくなった。
: 番組終了後、アクアに勧誘されてB小町に加入(苺プロに所属はしておらずアイドル業務を依頼する形)。アイドルオタク同士でルビーとは仲がいい。歌はルビーよりは上手いがヘタウマの部類。
; 鷲見ゆき(すみ ゆき)
; 鷲見ゆき(すみ ゆき)
: ファッションモデルの高校一年生。セミロングの黒髪の清楚な容貌。一方でやや小悪魔的な性格であり、番組が進むにつれ「ガチ恋」の中心的人物となる。
: ファッションモデルの高校一年生。セミロングの黒髪の清楚な容貌。一方でやや小悪魔的な性格であり、番組が進むにつれ「ガチ恋」の中心的人物となる。

2021年5月22日 (土) 12:54時点における版

【推しの子】
ジャンル 青年漫画
漫画
原作・原案など 赤坂アカ
作画 横槍メンゴ
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2020年21号 -
発表期間 2020年4月23日 -
巻数 既刊4巻(2021年5月現在)
その他 少年ジャンプ+』でも配信中
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

【推しの子】』(おしのこ)は、赤坂アカ×横槍メンゴによる日本漫画作品。

概要

週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2020年21号より連載中[1]。1週遅れでウェブコミック配信サイト少年ジャンプ+』(集英社)でも毎週木曜更新で連載されている[2]

原作担当の赤坂にとって4作目、作画担当の横槍にとって6作目となる連載作品。赤坂は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』連載中に本作を始めており、異例の"2作品同時週刊連載"となった[2]。「推し」とは、アイドルファンなどの間で「応援している人」の意味で使われ[3]、本作タイトルは「推していたアイドルの子供に転生する」という意味が込められており、具体的には主人公とその妹を指す[4]。ファンタジー設定でありながら、現代社会を投影した展開や芸能界の闇へ切り込むリアルさが本作の特徴である[3]

ある青年が死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わる「転生もの」。サスペンス要素を取り入れていることもあり、第一章(第10話まで)は、ほぼ毎話のように主人公サイドの関係者の証言で最初のページが始まっていた。

斬新なストーリーと設定で話題を呼び、連載直後から『週刊ヤングジャンプ』・『少年ジャンプ+』で大きな反響を呼んだ[要出典]。個性的な作風の作家がタッグを組んだものの、その個性が反発することなく、「彼らだからこそ織りなせる独自の世界観をうまく創り上げている」と評される[4]。本作の1巻は、2020年7月1日〜9月30日に発売された単行本第1巻としては、同期間に日本でもっとも売れた作品となった[5]。2021年4月時点で単行本の累計発行部数は100万部を突破している[6]

あらすじ

第一章

田舎の産婦人科医ゴローの元に、活動休止中の彼の推しアイドル、星野アイが現れる。それも、双子を妊娠した状態で。ゴローはその妊娠出産に立ち会うことになるが、出産直前に命を落としてしまう。そして再び目が覚めた時、そのアイの子供、星野愛久愛海(通称:アクア)として生まれ変わったのだった。

第二章 芸能界

アクアの双子の妹、星野瑠美衣(通称:ルビー)は14歳になり、母のようなアイドルになることを目指す。そんなルビーの情熱を受けて、苺プロダクションは十数年ぶりに新規アイドルグループを立ち上げる。ルビーは陽東高校の芸能科、アクアは一般科を受験する。

第三章 恋愛リアリティーショー編

ルビーは、既に芸能界で活躍する同級生らを目の当たりにし、焦りを感じつつも「元・天才子役」の有馬かなと共にアイドル活動の準備を進める。 一方、アクアはドラマ「今日は甘口で」出演時に接触したプロデューサーにアイの情報を知るために交換条件で誘われた恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」へ出演することに。

第四章 ファーストステージ編

ついにB小町メンバーが揃い、本格的にアイドルとしての活動を始めようとするルビーたち。一方で、有馬かなはアクアの恋愛リアリティーショー番組について複雑な感情を抱いていろいろ悩み始めるが、B小町最初のステージはJIF(ジャパン・アイドル・フェス)に決定する。

登場人物

主要人物

星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)/ ゴロー
本作の主人公。芸名は「アクア」。
転生前は宮崎県中山間地域産婦人科医。亡くなった入院患者さりなの影響で、アイドル「B小町」の星野アイのファンになる。
第一話にて、偶然妊娠中のアイが病院を訪れ、医師として出産を見守ることになる。しかし、出産直前にアイのストーカーに襲われ死亡(死体は一章の時点では見つかっていない)。アイの双子の子供として生まれ変わる。
母親からの遺伝で右目に星マークが入っている。前世の記憶を有しており、赤子の段階で会話できた。幼児まで成長した頃に、撮影現場で五反田監督に気に入られて、苺プロダクションの子役としてデビューする。
演技力は平凡だが、コミュニケーション能力の高さや頭の回転の早さを演技に活かす。東京国立医大合格経験があるなど頭脳明晰。
一章終盤の事件に実の父親が関与していると推測し復讐を誓う。アイの交友関係の狭さから父親は芸能界にいるとにらみ役者を目指す。
二章では冷静かつドライな性格になり不愛想だが、さり気なく相手を気遣うことができる。また、妹に対して過保護気味となり、しばしば「シスコン」と言われる。自分には才能がないと役者をあきらめて、裏方で芸能界に関わろうと五反田監督の下で映画製作の手伝いをしていたが、再会したかなに誘われたドラマのプロデューサーが父親の可能性があったため出演する。二章終盤で陽東高校の一般科に入学する。
星野瑠美衣(ほしの るびい)/ さりな
アクアの双子の妹。芸名は「ルビー」。
前世は転生前の主人公が勤務する病院での患者。星野アイを敬愛するアイドルオタク。享年12歳。死因は退形成性星細胞腫
一章にて、アイの双子の子供として転生。兄と逆で左目に星マークが入っている。兄同様、赤子の段階で喋れる。オタク気質は転生前と変わらず、その性格でしばしば兄をドン引きさせる。一方で天性の演技力の持ち主で、アイのスキャンダルを売ろうとしたミヤコに対して、「神」を演じて脅して従わせた。なおアクアには同じ転生者であることは知られているが、転生前が誰だったのかはお互い気づいていない。
二章では母親と同じアイドルになろうとオーディションを受けていたが、アイと同じ目に合わせたくないとアクアが裏で断っていた。スカウトを受けたのをきっかけに信頼できない事務所に任せるよりはと、アクアとミヤコの提案で、苺プロダクションのアイドルとしてデビューする。二章終盤で陽東高校の芸能科に入学する。
快活で純粋な性格。前世の反動もあり運動好きで、幼児の時点で身体能力が優れていた。その一方で、歌は下手。
星野アイ(ほしの アイ)
アイドルグループ「B小町」のセンター。物語開始時点でグループ結成4年目の16歳。
非常に整った顔立ちの少女。両目に星マークが入っている。常に明るくポジティブで、双子出産後すぐにアイドルに復帰するバイタリティの持ち主。子供がいることは内緒にしており、アクアとルビーは名目上「事務所社長の子供」ということになっている。
子どもの時に母親が捕まり施設に入り、釈放された後も引き取りに来なかったので、そのまま施設で育った。生い立ちが原因で、他人の愛し方がわからず、スカウトの際に「嘘でも愛してると言えば、そのうち本当になるかもしれない」と言われてアイドルになった。演技力と歌唱力はやや平凡ながら、自分は嘘でできていると、アイドルとしての自分の魅せ方に関して研究し、周囲を引き付けるカリスマ性を発揮する。自身の生い立ちから、賑やかな家庭に憧れていた。
一章終盤にストーカーに刺されて死亡する。

苺プロダクション

事務所の規模は物語開始時点で弱小レベル。B小町解散後はアイドル部門はなくなり、ネットタレントのマネジメント手を広げて運営が成り立っていたが、ルビーの情熱を受けて十数年ぶりに新規アイドルグループを立ち上げる。

斎藤壱護(さいとう いちご)
アイが所属する苺プロダクションの社長。ちょび髭・茶髪・サングラスが特徴の中年男性。
孤児だったアイをスカウトし、身元引受人になった。二章では連絡が付かなくなっている。
斎藤ミヤコ(さいとう ミヤコ)
アイが所属する苺プロダクションの社長夫人。二章では壱護に代わって社長に就任。
美少年に近づくために壱護と結婚し、あわよくば再婚をもくろむ。一章ではアイの仕事中は双子の親として面倒を見ていることにストレスを感じ、文春に売ろうとしたが、赤子の時のルビーが神の化身であるという嘘を信じ、良いように使われるようになる。しかし、面倒を見ているうちに、アクアとルビーを自分の子のように大事に思うようになる。
有馬かな(ありま かな)
役者の少女。童顔で可愛いが自分の容姿にはあまり自信がない。努力家で責任感が強いが、口が悪く感情が高ぶると強い言葉が出ることに自己嫌悪している。
「10秒で泣ける天才子役」と評判で演技に自信を持っていたが、共演したアクアの監督の意図を理解した演技を見て、「負けた」と言って悔しがる。それ以来、アクアを意識し続けていた。ルビーに対しては、「重曹を舐める天才子役」と間違えられたり、面と向かって「好きじゃない」と言われてた事もあり、あまりいい感情は持っていなかった。ルビーを「顔だけの女」と言っているものの、芸能人としての可能性は感じている。
二章では、陽東高校の先輩としてアクアたちと再会。旬が過ぎて仕事がなくなっているが、その反省で協調性を身に着けて我を通さずに作品の品質貢献に勤めている。また、売れない時期が長く続いたことで自嘲的な言動が多くなっている。事務所に所属していなかったので、ルビーとアクアからアイドルグループに勧誘される。断ろうと思っていたが、アクアの説得に流される形で苺プロダクション所属のアイドルになった。
子役時代に曲を出しているが、1曲目以外は売れていないので歌唱力に自信はない。しかし、他の2人があまりにも下手なのでいやいやながらも「B小町」のセンターになった。
作者からの愛称は「重曹ちゃん」。
ぴえヨン
ひよこの覆面を被った覆面筋トレ系ユーチューバー。小中学生に大人気の苺プロダクションの稼ぎ頭で年収は一億。

今からガチ恋始めます

芸能活動している高校生たちが週末にイベントを通じて交流を深める恋愛リアリティーショー。通称「今ガチ」。

黒川あかね(くろかわ あかね)
女優の高校二年生。クールな顔立ちの美人。真面目な努力家で常にメモを持ち歩いている。演技しか取り柄がないと自己評価が低い。
一流の役者しかいない劇団「ララライ」の若きエースで、与えられた役に対してプロファイリングを参考にした徹底的な洞察と考察を行い、それらを完璧に演じる天性のセンスは有馬ですら「天才と呼ぶしかない」と嫉妬するほどの演技力の持ち主。
MEMちょ
ユーチューバーの高校三年生。小柄で可愛らしい容姿で、常に悪魔の角のカチューシャをしている。一見ゆるふわな性格だが、ネット上のマーケティングとセルフプロモーションで人気を上げた自称「バズりのプロ」。
公称18歳だが実年齢は25歳。元々星野アイ推しのアイドルオタクで、オーデションを受けていたが、母子家庭で高校一年生のころに母が倒れて休学して弟たちの学費を稼いでいた。弟たちの大学入学後に、配信を始めるが高校休学中だったため、現役女子高生を名乗って配信をしたら予想以上に人気がでて引っ込みがつかなくなった。
番組終了後、アクアに勧誘されてB小町に加入(苺プロに所属はしておらずアイドル業務を依頼する形)。アイドルオタク同士でルビーとは仲がいい。歌はルビーよりは上手いがヘタウマの部類。
鷲見ゆき(すみ ゆき)
ファッションモデルの高校一年生。セミロングの黒髪の清楚な容貌。一方でやや小悪魔的な性格であり、番組が進むにつれ「ガチ恋」の中心的人物となる。
熊野ノブユキ(くまの ノブユキ)
ダンサーの高校二年生。黒髪の青年。ノリが軽くて目立ちやすい。アクアの事を「あっくん」と呼ぶ。
森本ケンゴ(もりもと ケンゴ)
バンドマンの高校三年生。前髪を切り揃えた青年。他のメンバーに比べて比較的地味だが、バンドマンとしての技術は本物。

陽東高校

寿みなみ(ことぶき みなみ)
ルビーのクラスメイトの女子生徒。ウェーブヘアで胸の大きなグラドル。おっとりとした性格で、入学初日にルビーと友達になる。生まれも育ちも神奈川だが、ノリでエセ関西弁を使っている。ちなみに胸はG。
不知火フリル(しらぬい フリル)
ルビーのクラスメイトの女子生徒。超人気の歌って踊れて演技もできるマルチタレント。黒髪のワンレングスで口元に黒子がある。美少女という言葉を聞いたら殆どの人が思い浮かべるとルビーは評価する。

その他の登場人物

五反田泰志(ごたんだ たいし)
映画監督。見た目は怖いが、実家暮らしの子供部屋おじさん
撮影現場にいたアクアを気に入って映画に出演させ、アクアが役者になるきっかけを作った。アクアの弟子入り志願を受け入れ、映画製作の手伝いをさせている。
鏑木雅也(かぶらぎ まさや)
インターネットテレビ局「ドットTV!」所属のプロデューサー。アイに営業先や事務所に内緒で彼氏に会うお店を紹介したりしていた。

書誌情報

  • 赤坂アカ×横槍メンゴ『【推しの子】』 集英社ヤングジャンプ・コミックス〉、既刊4巻(2021年5月19日現在)
    1. 2020年7月22日発行(7月17日発売[7])、ISBN 978-4-08-891650-7
    2. 2020年10月21日発行(10月16日発売[8])、ISBN 978-4-08-891717-7
    3. 2021年2月24日発行(2月19日発売[9])、ISBN 978-4-08-891801-3
    4. 2021年5月24日発行(5月19日発売[10])、ISBN 978-4-08-891872-3

関連項目

出典

外部リンク