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「ダイナマイトヘッディー」の版間の差分

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ゲームギア版の開発は港技研が行い、プロデューサーはゲームギア用ソフト『[[ソニック&テイルス2]]』(1994年)を手掛けた鋒山元茂、音楽はフェイスの[[PCエンジン]]用ソフト『[[はにいいんざすかい]]』(1989年)を手掛けた松平あこが担当している。
ゲームギア版の開発は港技研が行い、プロデューサーはゲームギア用ソフト『[[ソニック&テイルス2]]』(1994年)を手掛けた鋒山元茂、音楽はフェイスの[[PCエンジン]]用ソフト『[[はにいいんざすかい]]』(1989年)を手掛けた松平あこが担当している。


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[[1995年]]に[[ブラジル]]のみで[[セガ・マスターシステム]]に移植された。メガドライブ版は[[2007年]]に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール]]にて配信された他、[[2012年]]に[[Microsoft Windows|Windows]]用ソフトとして[[Steam]]にて、[[2018年]]には[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]および[[IOS (Apple)|iOS]]用ソフトとして配信された。[[2019年]][[9月19日]]にはセガゲームスが自ら手掛けリリースする復刻系ゲーム機・[[メガドライブ ミニ]]にプリインストール(本体にあらかじめインストール)される42作品の一つとして収録された。その他、[[PlayStation 2]]用ソフト『'''[[セガエイジス2500シリーズ]] Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~'''』([[2006年]])に収録された。


== ストーリー ==
== ストーリー ==
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! Dynamite Headdy
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| トレジャー
| トレジャー
| セガ
| セガ

2021年5月21日 (金) 00:27時点における版

ダイナマイトヘッディー
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 メガドライブ (MD)
ゲームギア (GG)
開発元 トレジャー (MD)[1]
港技研 (GG)
発売元 セガ
プロデューサー 木村幸一 (MD)
鋒山元茂 (GG)
ディレクター 麻生宏 (MD)
プログラマー 前川正人 (MD)
音楽 鈴木勝彦 (MD)
山田耕治 (MD)
畑亜貴 (MD)
半沢紀雄 (MD)
松平あこ (GG)
美術 木村幸一 (MD)
荻野誠 (MD)
人数 1人
メディア MD
16メガビットロムカセット
GG
4メガビットロムカセット[2]
発売日 日本の旗MD,GG: 1994年8月5日
アメリカ合衆国の旗MD,GG: 1994年9月
欧州連合の旗MD: 1994年10月
欧州連合の旗GG: 1994年11月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI7
コンテンツアイコン アメリカ合衆国 Comic Mischief
ヨーロッパ Fear
その他 MD型式:日本 G-4117
アメリカ合衆国 1543
ヨーロッパ 1543-50
GG型式:日本 G-3355
アメリカ合衆国 2544
ヨーロッパ 2544-50
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ダイナマイトヘッディー』 (Dynamite Headdy) は、1994年8月5日に日本のセガから発売されたメガドライブおよびゲームギア横スクロールアクションゲーム

頭を飛ばすことのできる人形・ヘッディーを操作して、ダークデーモン皇帝一味を倒して人形達を救出する事を目的としている。『ガンスターヒーローズ』(1993年)に続くトレジャー開発による作品であり、主人公の攻撃方法や特殊なキャラクターや世界観設定などを特徴としている。

メガドライブ版の開発はトレジャーが行い、プロデューサーはメガドライブ用ソフト『マクドナルド トレジャーランド アドベンチャー』(1993年)を手掛けた木村幸一、ディレクターはゲームギア用ソフト『ジュラシックパーク』(1993年)を手掛けた麻生宏、プログラムはコナミゲームボーイ用ソフト『ドラキュラ伝説』(1989年)を手掛けた前川正人および半沢紀雄、音楽はコナミのファミリーコンピュータ用ソフト『ツインビー3 ポコポコ大魔王』(1989年)を手掛けた鈴木勝彦、アートディンクのパソコン用ソフト『機甲師団』 (1990年)を手掛けた山田耕治、メガドライブ用ソフト『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』(1994年)を手掛けた畑亜貴が担当している。

ゲームギア版の開発は港技研が行い、プロデューサーはゲームギア用ソフト『ソニック&テイルス2』(1994年)を手掛けた鋒山元茂、音楽はフェイスのPCエンジン用ソフト『はにいいんざすかい』(1989年)を手掛けた松平あこが担当している。

1995年ブラジルのみでセガ・マスターシステムに移植された。メガドライブ版は2007年Wii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2012年Windows用ソフトとしてSteamにて、2018年にはAndroidおよびiOS用ソフトとして配信された。2019年9月19日にはセガゲームスが自ら手掛けリリースする復刻系ゲーム機・メガドライブ ミニにプリインストール(本体にあらかじめインストール)される42作品の一つとして収録された。その他、PlayStation 2用ソフト『セガエイジス2500シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~』(2006年)に収録された。

ストーリー

人形だけの世界に、ダークデーモン皇帝がいきなり現れ、その世界にいる人形を次々に手下にしていき、残った人形をクズ人形として処分しようとしていた。クズ人形とみなされた者の一人であるヘッディーは、その皇帝の野望を打ち砕くために立ち上がった。

登場人物

ヘッディー
主人公。勇気と正義の心を持った、頭を飛ばすことのできるボロ人形。キング・ダークデーモンによって捨てられそうになったところを自力で脱出した。17種類のパワーアップヘッドを切り替えて武器にすることが可能。
行動力と決断力があるが、失敗する事もしばしば。我慢ができず、やってみないと気が済まないようで、言い出したら後に引かない。喜怒哀楽が激しい。
好きなものはジェリービーンズ、嫌いなものは納豆
マルヤマ
クズ人形扱いから逃れるため、自ら(自称)キング・ダークデーモンの直属の部下としてヘッディーを追い掛け回す小賢しい熊のぬいぐるみ。猫などに間違われやすい。
最初こそ「スーパーバーニングファイアボールたいあたり」で攻撃してくるものの、それ以降はヘッディーに合う度にマシンを用意し、搭乗して戦う。
キング・ダークデーモン皇帝
今作の黒幕でラストボス。突如現れ、気に入った人形を操って配下にし、それ以外のボロ人形は容赦無く処分する。6種類の攻撃を仕掛けてくる。
フィンギィ
キーマスターのキーを集めている人形。体と腕とが離れている。元は洗脳されてステージ4のキーマスターになっていたが、洗脳が溶け、城へ行くためのマスターキーを集めていた。
モックん
本名:もっているのはおいしいアイテムだからとれば得するっすーダリアV世
ヘッディーの友人の一人。アタックするとパワーアップヘッドを手に入れることができる。
フックん
本名:フックのつもりでつかまればピョーンと上へのぼれるよーんダルクIII世
ヘッディーの友人の一人。フックとして使用し、上や横への移動の手がかりにできる。
ヤックん
本名:矢印をもって敵の弱点を教えてあげるからどこを狙えばいいかわかるんだックスIV世
ヘッディーの友人の一人。ボス戦時に相手の弱点を示してくれる。

モックん、フックん、ヤックん、の名前のモチーフはシブがき隊である。

レベッカ
大きな女の子の人形。ステージ4のキーマスターがいなくなったのをいい事に指揮官の座にのし上がり、猛威を振るっている。口の中に銃口があり、そこから音符を出して攻撃する。腕による押しつぶし攻撃も使用する。
タロウ
太陽の形をしている。周りにはアイテムなどを回している。モデルは岡本太郎太陽の塔から。
ビーノ
大きな耳を持つ変人。顔のデザインはヤックんと同一。時々特定の場所に現れる。攻撃するとシークレット・ボーナスポイントが手に入る。
リバー・フェイス
緑と赤の顔を持つのようなロボット。右側へ迫りつつ、左耳からサインカーブを描きつつ飛んでくる「HYOTTOKO GUY」(ひょっとこ)、右耳から垂直に飛んでくる「OKAME GAL」(おかめ)を飛ばしてくる。顔が緑の時しかダメージを与えられない。また、顔が赤色の時は移動速度が速くなる。
ヤヨイ/イザヨイ
ダークデーモン城の護衛であるロボット。和服の女性の姿でヘッディーに優しくここから出て行くよう呼びかけるが、味方を装った敵であり、相手を敵と認識すると般若のような顔に変化する。腕による攻撃を得意とし、口から爆弾を吐く。
スマイリー
世界で一番偉い人形に与えられる名誉あるバッジ。名前の通りスマイリーフェイスのような顔をしている。

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 Ref.
1 Dynamite Headdy ブラジルの旗1995年 セガ・マスターシステム 港技研 Tec Toy Indústria de Brinquedos S.A. ロムカセット -
2 セガエイジス2500シリーズ Vol.25
ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~
日本 200602232006年2月23日
PlayStation 2 M2 セガ CD-ROM SLPM-62712 メガドライブ版、ゲームギア版の移植 [3]
2 ダイナマイトヘッディー 日本 200707242007年7月24日
アメリカ合衆国 200707302007年7月30日
ヨーロッパ 200708032007年8月3日
Wii トレジャー セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
日本 MBGJ
アメリカ合衆国 MBGE
ヨーロッパ MBGP
日本では2019年1月31日に配信・発売を終了 [4]
3 Dynamite Headdy INT 201205022012年5月2日
Windows トレジャー セガ ダウンロード
(Steam)
-
4 セガエイジス2500シリーズ Vol.25
ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~
日本 201209192012年9月19日
PlayStation 3 M2 セガ ダウンロード
PS2アーカイブス
NPJD-00012 メガドライブ版、ゲームギア版の移植 [5]
5 Dynamite Headdy INT 201804182018年4月18日
iPhoneiPad
(iOS)
トレジャー セガ ダウンロード -
6 Dynamite Headdy INT 201805082018年5月8日
Android トレジャー セガ ダウンロード -
7 Dynamite Headdy INT 201805292018年5月29日
Linux
Macintosh
d3t
セガ
セガゲームス ダウンロード
(Steam)
-
Wii版
2007年7月24日より2019年1月31日まで、バーチャルコンソール(VC)にて配信・販売されていた。現在はWii版VC自体がサービスを終了しているが、それまでに購入しユーザーが何らかの記録媒体にローカルデータを保有していれば当面はプレイ可能。
PlayStation 2版
『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~』に『ガンスターヒーローズ』(1993年)、『エイリアンソルジャー』(1995年)と共に収録。2012年9月19日よりPlayStation 2アーカイブスにて配信開始。

スタッフ

メガドライブ版
  • プロデューサー:KAFUICHI(木村幸一)
  • リード・プログラマー:前川正人
  • プログラマー:ふじたけいじ、SRK(臥竜)、YAIMAN(八井田満)
  • アシスタント・プログラマー:石田和彦
  • キャラクター・デザイナー:木村幸一、荻野誠
  • 背景デザイナー:木村幸一、進藤要
  • ゲスト・デザイナー:TENKABITO
  • サウンド・プロデューサー:NAZO2 SUZUKI(鈴木勝彦)
  • 効果音:村田智
  • 音楽:鈴木勝彦、YASUKO、KOUJI(山田耕治)、AKI(畑亜貴)、NON(半沢紀雄)
  • パブリック・リレーションズ:HIROYUKI、TAKE
  • ディレクター:麻生宏
  • スペシャル・サンクス:PP、ETSUKO
ゲームギア版
  • プロデューサー:HOKO CHAN(鋒山元茂)
  • ディレクター:GARRY
  • 企画:OOP MASH
  • プログラマー:うにやましんじ、こはるびのどか、岩永研一
  • デザイナー:QUEST KUBO、OOP MASH、EI EI O、BON
  • サウンド:松平あこ
  • スペシャル・サンクス:OGATA、ENDO、ほしのゆめこ、AKEMI CHAN(まつもとあけみ)
  • 監修:トレジャー

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games92% (MD)[6]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー7.6/10点 (MD)[7]
30/40点 (GG)[8]
Eurogamer7/10点 (Wii)[9]
ファミ通28/40点 (MD)[10]
23/40点 (GG)[11]
GamePro4.5/5点 (MD)[12]
3/5点 (GG)[8]
GamesMaster76% (MD)[13]
Next Generation4/5stars[14]
NintendoLife8/10stars (Wii)[9]
Game Players96%[15]
Mean Machines Sega93%[16]
メガドライブFAN24.4/30点 (MD)[17]
メガドライブ大全肯定的 (MD)[18]
VG&CE8/10点 (GG)[8]
メガドライブ版
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.5 4.0 4.1 4.0 3.9 4.0 24.4
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、人形劇仕立てのステージ構成や宿敵「マルヤマ」のキャラクター性、巨大なキャラクターや多関節の動きなどに関して「トレジャーらしさ全開」と指摘、一部のボス戦の難易度が高すぎる事を指摘したが「真のエンディングは泣ける」と肯定的に評価した[18]
ゲームギア版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・5・6・5の合計23点(満40点)となっている[11]

脚注

  1. ^ バーチャルコンソール ダイナマイトヘッディー メガドライブ版”. 2012年5月16日閲覧。
  2. ^ 前田尋之「ゲームギアソフトオールカタログ 1994年」『G-MOOK162 アーリーセガパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年2月28日、155 - 164頁。ISBN 9784862978462 
  3. ^ 豊臣和孝/福田柵太郎/佐伯憲司 (2006年3月14日). “「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」~奥成プロデューサーに再びインタビュー!~” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年4月12日閲覧。
  4. ^ 土本学 (2007年7月23日). “バーチャルコンソール新規配信タイトル(7/24)―風来のシレンなど” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年4月12日閲覧。
  5. ^ 『ドラゴンフォース』などセガの名作3タイトルが“PS2アーカイブス”で配信決定” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2012年7月3日). 2020年4月12日閲覧。
  6. ^ Skews, Rik (October 1994). “Dynamite Headdy”. Computer and Video Games (155): 68–70. 
  7. ^ “Review Crew: Dynamite Headdy”. Electronic Gaming Monthly 7 (9): 36. (September 1994). 
  8. ^ a b c Dynamite Headdy for Game Gear (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年4月12日閲覧。
  9. ^ a b Dynamite Headdy for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年4月12日閲覧。
  10. ^ a b ダイナマイトヘッディー まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年4月12日閲覧。
  11. ^ a b ダイナマイトヘッディー まとめ [ゲームギア]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年4月12日閲覧。
  12. ^ Dynamite Headdy for Genesis (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年4月12日閲覧。
  13. ^ Tucker, Tim (October 1994). “Dynamite Headdy”. GamesMaster (22): 52–53. 
  14. ^ “Genesis: Dynamite Headdy”. Next Generation (1): 99–101. 
  15. ^ Slate, Chris (October 1994). “Dynamite Headdy”. en:Game Players 7 (10): 78–79. 
  16. ^ “Mega Drive Review: Dynamite Headdy”. Mean Machines Sega (25): 74–77. (November 1994). 
  17. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、859頁、ASIN B00J16900U 
  18. ^ a b 「Chapter 07 1994年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、239頁。ISBN 9784872338805 

関連項目

  • ゲームセンターCX
    • 第16シーズンで2週にかけて有野晋哉が挑戦。度々バグが発生し、ラスボス戦も撃破した瞬間にフリーズするという波乱の展開になった。

外部リンク