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== 概要 ==
== 概要 ==
大日本印刷は[[2001年]][[3月21日]]からパソコン向けの電子書籍配信サイトとして「ウェブの書斎」を運営しており、同サイトの機能やコンテンツを大幅に改良・拡充する形で[[2010年]][[11月25日]]に「honto」として開始した<ref>[http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/70fbcf72d0d6437270e713aa102fe57f/ 大日本印刷が電子書店サイト「honto」をリニューアルオープン] [[週刊東洋経済|東洋経済]]オンライン [[2010年]][[11月25日]]</ref>。当初の対応機種は「ウェブの書斎」を継承し、PC及び[[IOS_(アップル)|iOS]]端末を対象とした。
大日本印刷は[[2001年]][[3月21日]]からパソコン向けの電子書籍配信サイトとして「ウェブの書斎」を運営しており、同サイトの機能やコンテンツを大幅に改良・拡充する形で[[2010年]][[11月25日]]に「honto」として開始した<ref>[http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/70fbcf72d0d6437270e713aa102fe57f/ 大日本印刷が電子書店サイト「honto」をリニューアルオープン] [[週刊東洋経済|東洋経済]]オンライン [[2010年]][[11月25日]]</ref>。当初の対応機種は「ウェブの書斎」を継承し、PC及び[[IOS (Apple)|iOS]]端末を対象とした。


なお、大日本印刷は電子書籍の配信事業に際して、2010年8月に[[NTTドコモ]]と[[ジョイントベンチャー]]による新会社を通じてドコモ端末向けへの提供を発表しており<ref>[http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/08/04_00.html NTTドコモ 大日本印刷 電子出版ビジネスで提携] NTTドコモ報道発表資料 2010年[[8月4日]]</ref>、同年[[12月21日]]に両社の合弁会社として株式会社[[2Dfacto|トゥ・ディファクト]]を設立<ref>[http://www.dnp.co.jp/news/1225597_2482.html 大日本印刷 NTTドコモ CHIグループ ハイブリッド型総合書店の共同事業会社設立で合意] 大日本印刷・NTTドコモ・CHIグループ共同ニュースリリース 2010年[[12月7日]]</ref>。[[2011年]][[1月12日]]から「'''2Dfacto'''」の名称で商用サービスを開始するとともに、hontoの運営主体が大日本印刷からトゥ・ディファクトへ移管された<ref>{{PDFlink|[http://www.2dfacto.co.jp/pdf/2DF_PR_20110111.pdf トゥ・ディファクトによる電子書籍サービスを開始]}} トゥ・ディファクト ニュースリリース 2011年[[1月11日]]</ref>。
なお、大日本印刷は電子書籍の配信事業に際して、2010年8月に[[NTTドコモ]]と[[ジョイントベンチャー]]による新会社を通じてドコモ端末向けへの提供を発表しており<ref>[http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/08/04_00.html NTTドコモ 大日本印刷 電子出版ビジネスで提携] NTTドコモ報道発表資料 2010年[[8月4日]]</ref>、同年[[12月21日]]に両社の合弁会社として株式会社[[2Dfacto|トゥ・ディファクト]]を設立<ref>[http://www.dnp.co.jp/news/1225597_2482.html 大日本印刷 NTTドコモ CHIグループ ハイブリッド型総合書店の共同事業会社設立で合意] 大日本印刷・NTTドコモ・CHIグループ共同ニュースリリース 2010年[[12月7日]]</ref>。[[2011年]][[1月12日]]から「'''2Dfacto'''」の名称で商用サービスを開始するとともに、hontoの運営主体が大日本印刷からトゥ・ディファクトへ移管された<ref>{{PDFlink|[http://www.2dfacto.co.jp/pdf/2DF_PR_20110111.pdf トゥ・ディファクトによる電子書籍サービスを開始]}} トゥ・ディファクト ニュースリリース 2011年[[1月11日]]</ref>。

2021年5月20日 (木) 23:57時点における版

honto(ホント)は、大日本印刷が運営するオンライン書店マルチプラットフォーム電子書籍配信・販売サイトである。

概要

大日本印刷は2001年3月21日からパソコン向けの電子書籍配信サイトとして「ウェブの書斎」を運営しており、同サイトの機能やコンテンツを大幅に改良・拡充する形で2010年11月25日に「honto」として開始した[1]。当初の対応機種は「ウェブの書斎」を継承し、PC及びiOS端末を対象とした。

なお、大日本印刷は電子書籍の配信事業に際して、2010年8月にNTTドコモジョイントベンチャーによる新会社を通じてドコモ端末向けへの提供を発表しており[2]、同年12月21日に両社の合弁会社として株式会社トゥ・ディファクトを設立[3]2011年1月12日から「2Dfacto」の名称で商用サービスを開始するとともに、hontoの運営主体が大日本印刷からトゥ・ディファクトへ移管された[4]

電子書籍のフォーマットは「XMDF」「.Book」「BS Reader」「JPEG」などさまざまな形式で配信されている。なお、2Dfactoはhontoのプラットフォームを使用しているため基本的に配信タイトルは共用(同一)であり、「マルチデバイス1コンテンツ」という、同一の購入コンテンツを複数の対応端末で閲覧できるように共有する機能の提供をサービス開始時に発表しており、2011年6月に実施された。

電子書籍の購入にあたってはhontoアカウントの登録が必須である。決済方法はクレジットカードWebMoney(一部コンテンツのみ)のどちらか選択できる。コンテンツ(厳密には供給元の出版社単位)によってはWebMoneyに対応しておらず、「買い物かご」にWebMoney非決済対応コンテンツが混在している場合はクレジットカード払いのみとなる。

hontoや2Dfactoでの電子書籍コンテンツのページには、bk1丸善ジュンク堂文教堂などDNP系列のオンライン書店サイトの商品ページへのリンクボタンを配置しており、大日本印刷としては電子書籍コンテンツと紙の書籍どちらもシームレスに購入できることを狙いとしている。将来的には、honto上で直接bk1での書籍購入を可能としたり、上記のオンライン書店での購買履歴と、ビーケーワン以外のリアル書店の購買履歴(ポイントカードの情報からと思われる)をhontoアカウント上に集約して閲覧できるようにする「ハイブリッド型書店」構想や[5]、電子書籍閲覧時の位置情報をアップデートする「Sync機能」の提供構想がある。これらを推進する企業として、2010年12月に株式会社hontoをDNPグループの丸善CHIホールディングス子会社として設立し、2011年6月に株式会社hontoブックサービスへ改称した。

2012年5月17日、オンライン書店ビーケーワン(bk1)がhontoに統合された[6]

2014年7月、文教堂により運営されていたオンライン書店jbookがhontoに統合された[7]

2016年4月、オンライン書店「MARUZEN & JUNKUDOネットストア」がhontoに統合された[8][9]

2018年7月1日、運営会社が2Dfactoから親会社の大日本印刷に変更された[10]

対応端末

端末に応じて専用の閲覧アプリケーション(ビューワー)をダウンロード・インストールする必要がある。電子書籍コンテンツについてもデータをアプリケーションがインストールされた端末へダウンロードのうえ閲覧する。各アプリのダウンロードサイトへはhontoあるいは2Dfactoサイトからリンクされている。

2011年6月より「マルチデバイス1コンテンツ」施策の実行により、hontoサイトと2Dfactoでの購入コンテンツが共用化された。これに伴い閲覧したい対応端末を登録することにより(台数制限あり)、複数の異なる端末間でダウンロードのうえ閲覧することが可能となった。なお、ダウンロード期限は一部を除き無期限。

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク