「ジム・ケラー」の版間の差分
Inuwokaitai (会話 | 投稿記録) →職歴と関与した主たる製品: DEC以前の来歴を追記 |
m Bot作業依頼: Apple関連記事の改名に伴うリンク修正依頼 (Apple|Apple) - log |
||
39行目: | 39行目: | ||
[[1999年]]、SiByteに移籍。1ギガビット毎秒と高速なネットワークインタフェース向けに[[MIPSアーキテクチャ|MIPS]]ベースプロセッサの設計を行う。[[2000年]]11月、SiByteは[[ブロードコム]]に買収され、そのままチーフアーキテクトとして勤務。 |
[[1999年]]、SiByteに移籍。1ギガビット毎秒と高速なネットワークインタフェース向けに[[MIPSアーキテクチャ|MIPS]]ベースプロセッサの設計を行う。[[2000年]]11月、SiByteは[[ブロードコム]]に買収され、そのままチーフアーキテクトとして勤務。 |
||
[[2004年]]、P.A.Semiに移籍。低電力モバイルプロセッサを専門とする会社で、エンジニアリング部門の副社長として勤務。[[2008年]]に同社が[[ |
[[2004年]]、P.A.Semiに移籍。低電力モバイルプロセッサを専門とする会社で、エンジニアリング部門の副社長として勤務。[[2008年]]に同社が[[Apple]]に買収されるとそのまま移籍。[[iPhone]]や[[iPad]]のプロセッサーである[[Apple A4]]と[[Apple A5]]の設計に関わった<ref>{{Cite web |url=https://9to5mac.com/2012/08/01/apple-cpu-guru-jim-keller-who-came-with-pa-semi-deal-departs-back-to-amd-to-lead-group-under-mark-papermaster/ |title=Apple CPU guru Jim Keller, who came with PA Semi deal, departs back to AMD to lead group under Mark Papermaster |accessdate=2020-04-03}}</ref>。また[[MacBook Air]]の仕様決定に携わった<ref>{{Cite web |url=https://www.anandtech.com/show/6129/apple-a4a5-designer-k8-lead-architect-jim-keller-returns-to-amd |title=Apple A4/A5 Designer & K8 Lead Architect, Jim Keller, Returns to AMD |accessdate=2021-03-01|language=en-US}}</ref>。 |
||
[[2012年]]8月1日、古巣のAMDに移籍<ref>{{Cite web |date=2012年8月1日 |url=http://time-az.com/main/detail/35849 |title=AMDはiPadチップ・デザイナーのジム・ケラーを雇った |publisher=time-az.com |accessdate=2017年2月19日 }}</ref>。[[K12 (AMD)|AMD K12]]、[[Zen (マイクロアーキテクチャ)|Zenマイクロアーキテクチャ]]の開発に携わる。 |
[[2012年]]8月1日、古巣のAMDに移籍<ref>{{Cite web |date=2012年8月1日 |url=http://time-az.com/main/detail/35849 |title=AMDはiPadチップ・デザイナーのジム・ケラーを雇った |publisher=time-az.com |accessdate=2017年2月19日 }}</ref>。[[K12 (AMD)|AMD K12]]、[[Zen (マイクロアーキテクチャ)|Zenマイクロアーキテクチャ]]の開発に携わる。 |
2021年5月20日 (木) 12:55時点における版
ジム・ケラー | |
---|---|
職業 | マイクロプロセッサ・エンジニア |
代表作 |
ジム・ケラー(Jim Keller、1958年/1959年 - )は、アメリカ合衆国で活動するマイクロプロセッサ・エンジニア、マイクロプロセッサ・デザイナー。
来歴と関与した主たる製品
1980年にペンシルバニア州立大学で電気工学の学士号を取得[1]。
Harris Corporationで光ファイバーやマイクロプロセッサー基盤の設計に携わる。
1982年、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション(DEC)社に移籍。VAX 8800[1]、Alpha 21164とAlpha 21264などの開発に携わる。
1998年、AMDに移籍。同社ではAthlon(K7)の開発を支援、同プロセッサではAlpha21264で使われたEV6バスがライセンスを受け採用された[2]。Athlon 64(K8)ではリードアーキテクトを務めた[3]。HyperTransportの仕様とx86-64プロセッサの命令セットの共著者[4]。
1999年、SiByteに移籍。1ギガビット毎秒と高速なネットワークインタフェース向けにMIPSベースプロセッサの設計を行う。2000年11月、SiByteはブロードコムに買収され、そのままチーフアーキテクトとして勤務。
2004年、P.A.Semiに移籍。低電力モバイルプロセッサを専門とする会社で、エンジニアリング部門の副社長として勤務。2008年に同社がAppleに買収されるとそのまま移籍。iPhoneやiPadのプロセッサーであるApple A4とApple A5の設計に関わった[5]。またMacBook Airの仕様決定に携わった[6]。
2012年8月1日、古巣のAMDに移籍[7]。AMD K12、Zenマイクロアーキテクチャの開発に携わる。
2016年2月、自動車会社のテスラ社に移籍し、自動運転のハードウェアエンジニアリング部門の副社長に就任した[8]。
2018年4月30日、インテルに移籍し、SoCの開発などシリコンエンジニアリング全般を指揮する上級副社長に就任[9]、2020年6月11日、インテルを辞任。辞任後6か月間はインテルのコンサルタントを務める事に同意した[10]。
2020年12月、AIプロセッサを開発するTenstorrent社に入社。2021年1月に社長兼CTO兼取締役に就任[11]。
出典
- ^ a b John Fu; James B. Keller; Kenneth J. Haduch (1987). “Aspects of the VAX 8800 C Box Design”. Digital Technical Journal 1 (4) .
- ^ “EV6バス”. ZDNet Japan. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “Alpha設計者のドッベルプール氏、新会社発表へ”. IDG Japan (2005年9月30日). 2017年2月19日閲覧。
- ^ “チーフ・プロセッサ・アーキテクトがAMDを去る”. HPCwire Japan (2015年9月30日). 2017年3月9日閲覧。
- ^ “Apple CPU guru Jim Keller, who came with PA Semi deal, departs back to AMD to lead group under Mark Papermaster”. 2020年4月3日閲覧。
- ^ “Apple A4/A5 Designer & K8 Lead Architect, Jim Keller, Returns to AMD” (英語). 2021年3月1日閲覧。
- ^ “AMDはiPadチップ・デザイナーのジム・ケラーを雇った”. time-az.com (2012年8月1日). 2017年2月19日閲覧。
- ^ “iPhone開発の天才エンジニア、なんとテスラの自動運転チームのリーダーに就任”. ギズモード (2016年2月8日). 2017年2月19日閲覧。
- ^ “TeslaのAIチップ責任者で元AMDのジム・ケラー氏がIntel入り”. ITmedia NEWS (2018年4月27日). 2018年4月28日閲覧。
- ^ “Jim Keller resigns from Intel” (英語). VideoCardz.com. 2020年6月11日閲覧。
- ^ “ASCII.jp:人間の脳のように動くTenstorrentのプロセッサーGrayskull AIプロセッサーの昨今”. 2021年3月1日閲覧。