「祖母岳」の版間の差分

祖母岳
	抜戸岳からの祖母岳（中央の雲ノ平の左側）; 遠景は剱岳と立山
標高	約2,560 m
所在地	日本; 富山県富山市
位置	北緯36度25分09秒東経137度34分19秒 / 北緯36.41917度東経137.57194度座標: 北緯36度25分09秒東経137度34分19秒 / 北緯36.41917度東経137.57194度
山系	飛騨山脈
種類	溶岩台地
	祖母岳の位置
	OpenStreetMap
	プロジェクト山
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2021年5月13日 (木) 23:40時点における版

祖母岳（ばあだけ）は、富山県富山市、中部山岳国立公園内の飛騨山脈雲ノ平にある山^[1]。山というより小高い丘である。雲ノ平山荘から植物保護のため木道を用いた登山道が整備され、山頂にはベンチが設置されている^[2]。一帯はアルプス庭園と呼ばれていて、森林限界のハイマツ帯で多くの高山植物が見られる^[3]。雲ノ平には祖父岳（じいだけ）という山もある。

飛騨山脈の最深部に位置し、各方面からの多数の登山ルートがある^[2]^[4]。折立からのルートが最短ルートである^[5]。

折立より：　折立 - 太郎平小屋 - 薬師沢小屋 - アラスカ庭園 - 雲ノ平山荘 - 祖母岳　（薬師沢小屋から黒部川沿いを下り高天原峠を経由する大東新道もある。）

その他のルートについては、雲ノ平の項目を参照

山頂から西南西約400mび位置（雲ノ平ほぼ中央の高台）に、 1961年（昭和36年）に伊藤正一が建設した雲ノ平山荘（収容70人）がある^[6]。その700m程東方に、キャンプ指定地（約テント50張り、給水施設あり）がある^[7]。

周辺には以下の山小屋がある^[4]。

名称	所在地	標高（m）	収容人数	キャンプ指定地	備考
雲ノ平山荘	雲ノ平・ギリシャ庭園	2,550	70人	50張	山頂から西南西約400m
三俣山荘	鷲羽岳と三俣蓮華岳との鞍部	2,550	70人	70張	裏銀座
水晶小屋	裏銀座縦走路の水晶岳への分岐	2,900	30人	なし	赤岳山頂直下の北側
薬師沢小屋	黒部川本流の薬師沢出合	1,940	60人	なし	黒部川に吊橋がある
高天原山荘	高天原・岩苔小谷右岸	2,285	50人	なし	北側に高天原温泉がある。

名称	標高（m）	三角点等級	祖母岳との距離（km）	備考
薬師岳	2,926.01	二等^[8]	6.0	日本百名山
水晶岳	2,986	（三等） 2977.70	2.9	別名は黒岳日本百名山
祖母岳	約2,560		0	雲ノ平・アルプス庭園
祖父岳	2,825		1.9	雲ノ平
鷲羽岳	2,924.19	三等^[8]	3.5	鷲羽池日本百名山
三俣蓮華岳	2,841.23	三等	3.6	三県境（富山・岐阜・長野）日本三百名山
黒部五郎岳	2,839.58	三等	4.1	別名は中ノ俣岳日本百名山

^ 1934年（昭和9年）12月6日に指定。山域はその特別保護地区になっている。（中部山岳国立公園区域の概要　環境省、2011年1月10日閲覧。）
^ ^a ^b 『ヤマケイアルペンガイド上高地・槍・穂高』　山と渓谷社、2000年、ISBN 4-635-01319-7、p258
^ 花の山旅⑥　槍ヶ岳・雲ノ平』　山と渓谷社、2000年、ISBN 4-635-01406-1、pp90-91
^ ^a ^b 『剱・立山 (山と高原地図 36) 』　昭文社、2010年、ISBN 978-4-398-75716-6
^ NHKデジタル衛星ハイビジョンのテレビ番組の「週刊　日本の名峰　黒部源流　鷲羽岳」で、鷲羽岳への登頂ルート上の雲ノ平が紹介された（NHKアーカイブス保存番組詳細　 NHK、2011年1月10日閲覧）
^ 『北アルプス山小屋物語』　東京新聞出版局、1995年、ISBN 4-8083-0374-4、pp211-218
^ 雲ノ平山荘の紹介　黒部源流雲ノ平　三俣山荘・雲ノ平山荘・水晶小屋・湯俣山荘公式サイト、2011年1月10日閲覧。
^ ^a ^b 基準点成果等閲覧サービス・三俣蓮華岳(高山)　国土地理院、2011年1月10日閲覧。

（雲ノ平山荘の南南西の丘、山名・標高の記載はない）

都道府県別スタブ（富山県）

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 |山系 = [[飛騨山脈]]
 |種類 = [[溶岩台地]]
-|地図 = {{Embedmap|137.5719|36.4192|300}}祖母岳の位置
+|地図 = {{Location map|Japan Mapplot|coordinates={{Coord|36.4192|137.5719}}|caption=|width=300}}祖母岳の位置
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 '''祖母岳'''（ばあだけ）は、[[富山県]][[富山市]]、[[中部山岳国立公園]]内の[[飛騨山脈]][[雲ノ平]]にある[[山]]<ref name="park">[[1934年]]（昭和9年）12月6日に指定。山域はその特別保護地区になっている。（[http://www.env.go.jp/park/chubu/intro/index.html 中部山岳国立公園区域の概要]　[[環境省]]、2011年1月10日閲覧。）</ref>。山というより小高い丘である。雲ノ平山荘から植物保護のため木道を用いた[[登山道]]が整備され、山頂にはベンチが設置されている<ref name="guide">『ヤマケイ アルペンガイド 上高地・槍・穂高』　[[山と渓谷社]]、2000年、ISBN 4-635-01319-7、p258</ref>。一帯はアルプス庭園と呼ばれていて、[[森林限界]]の[[ハイマツ]]帯で多くの[[高山植物]]が見られる<ref>花の山旅⑥　槍ヶ岳・雲ノ平』　山と渓谷社、2000年、ISBN 4-635-01406-1、pp90-91</ref>。