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2021年5月13日 (木) 21:38時点における版
鬼首カルデラ(おにこうべカルデラ)は、宮城県大崎市、栗原市、秋田県湯沢市、山形県最上町にまたがる直径およそ13kmのカルデラである。カルデラ壁の標高はおよそ1000~1200m。荒雄岳(カルデラ内の基盤岩が隆起した山)は984.2m(最高地点はツクシ森の989m)で中央火口丘は高日向山溶岩ドーム。
特徴
地質はデイサイト、安山岩からなる。火山活動の時期は30万年~20万年前。
地理
吹上沢および片山地獄を中心に地熱活動が認められる。片山地獄には地熱を利用した鬼首地熱発電所がある。周辺には温泉も多く、鬼首温泉、宮沢温泉、吹上温泉、轟温泉、神滝温泉などが有名。なお、鬼首の雌釜(めがま)および雄釜(おがま)間歇温泉は国の特別天然記念物に指定されているが、現在は涸れてしまっている。
カルデラには荒雄川(江合川)が流れている。カルデラの外輪山には禿岳などがある。
関連項目
外部リンク
- 日本の火山 鬼首カルデラ - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:鬼首 (北東)
- 国指定文化財 データベース(文化庁)