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「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の版間の差分

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『'''志乃ちゃんは自分の名前が言えない'''』(しのちゃんはじぶんのなまえがいえない)は、[[押見修造]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。2011年12月21日から2012年10月17日までウェブマガジン『[[ぽこぽこ]]』にて連載された。全11話。


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== あらすじ ==
== あらすじ ==
大島志乃はうまく話せない病気に悩む少女。高校に入学してまもなくのクラスでの自己紹介もうまくいかず、彼女の学園生活は最初から躓いてしまう。
'''大島志乃'''吃音症の少女。高校に入学してまもなくのクラスでの自己紹介もうまくいかず、彼女の学園生活は最初から躓いてしまう。


== 主な登場人物 ==
== 主な登場人物 ==
; 大島志乃(おおしましの)
; 大島 志乃(おおしま しの)
: 高校1年生の女子。突然、人前で、特定の言葉、とりわけ[[吃音症|母音で始まる言葉が発しにくくなる疾病]]を抱えている。
: 高校1年生の女子。突然、人前で、特定の言葉、とりわけ[[吃音症|母音で始まる言葉が発しにくくなる疾病]]を抱えている。ただし原作、後述する劇場用作品でも明確な症状名は明かされていない。これは「症状を持つゆえの特有の問題」と捉えてほしくないという作者の意向である<ref>{{Cite news|title=「またひとつ自分の青春が報われた」。映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』原作者押見修造インタビュー|date=2018-07-09|url=https://www.huffingtonpost.jp/hotaka-sugimoto/movie-my-name_a_23476616/|accessdate=2018-08-30|language=ja-JP|work=HuffPost Japan}}</ref>
; 岡崎 加代(おかざき かよ)
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; 加代(かよ)
: ただひとり、名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好きだが、歌が下手。
: ただひとり、名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好きだが、歌が下手。
; 菊池(きくち)
; 菊池(きくち)
: 加代のクラスメイトの男子。お調子者でやらかす癖がある。
: 加代のクラスメイトの男子。お調子者でやらかす癖がある。


== 単行本 ==
== 書誌情報 ==
* 押見修造 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 太田出版、1
* 押見修造 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 太田出版、2013年1月6日第1版第1刷発行(2012年12月7日発売)、{{ISBN2|978-4-7783-2180-2}}
*#[[2012年]][[12月7日]]発売 ISBN 978-4-7783-2180-2


== 実写映画 ==
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撮影は静岡県沼津市。
撮影は静岡県[[沼津市]]と[[下田市]]


=== キャスト(実写映画) ===
=== キャスト ===
* 大島志乃 - [[南沙良]]
* 大島志乃 - [[南沙良]]
* 岡崎加代 - [[蒔田彩珠]]
* 岡崎加代 - [[蒔田彩珠]]
* 菊地強 - [[萩原利久]]
* 菊地強 - [[萩原利久]]
* 小柳まいか
* 小柳まいか
* 池田朱那
* [[池田朱那]]
* 柿本朱里
* 柿本朱里
* 中田美優
* 中田美優
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* 大島由美 - [[奥貫薫]]
* 大島由美 - [[奥貫薫]]


=== スタッフ(実写映画) ===
=== スタッフ ===
* 原作 - [[押見修造]]志乃ちゃんは自分の名前が言えない([[太田出版]])
* 原作 - [[押見修造]]志乃ちゃんは自分の名前が言えない([[太田出版]])
* 監督 - [[湯浅弘章]]
* 監督 - [[湯浅弘章]]
* 脚本 - [[足立紳]]
* 脚本 - [[足立紳]]
* 音楽 - [[まつきあゆむ]]
* 音楽 - [[まつきあゆむ]]
* 挿入歌 - 「[[あの素晴しい愛をもう一度]]」「[[翼をください]]」「[[世界の終わり (thee michelle gun elephantの曲)|世界の終わり]]」「[[青空 (THE BLUE HEARTSの曲)|青空]]」
* 挿入歌 - 「[[あの素晴しい愛をもう一度]]」「[[翼をください]]」「[[世界の終わり (thee michelle gun elephantの曲)|世界の終わり]]」「[[青空 (THE BLUE HEARTSの曲)|青空]]」
* 製作 - 安井邦好、崔相基、二宮清隆、鷲見貴彦
* 製作 - 安井邦好、崔相基、[[二宮清隆]]、鷲見貴彦
* プロデューサー - 田坂公章、伊達毅
* プロデューサー - 田坂公章、伊達毅
* 音楽プロデューサー - 緑川徹
* 音楽プロデューサー - 緑川徹
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* 助監督 - 松浦健志
* 助監督 - 松浦健志
* 制作担当 - 村上麻里子
* 制作担当 - 村上麻里子
* 吃音監修 - 富里周太
* 配給 - ビターズ・エンド
* 配給 - ビターズ・エンド
* 制作プロダクション - [[東北新社]]
* 制作プロダクション - [[東北新社]]
* 製作 - 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会([[日本出版販売]]、[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ|カルチュア・エンタテインメント]]、東北新社、[[ベンチャーバンク]])
* 製作 - 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会([[日本出版販売]]、[[カルチュア・エンタテインメント]]、東北新社、[[ベンチャーバンク]])


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.poco2.jp/comic/shinochan/ 太田出版による作品紹介ページ]
* [https://webcomic.ohtabooks.com/shinochan/ 太田出版による作品紹介ページ]
* [https://www.sukima.me/book/title/ohta0000126/ 電子書籍サービス・スキマによる作品ページ]
* [http://www.bitters.co.jp/shinochan/ 映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公式サイト]
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[[Category:高等学校を舞台とした映画作品]]
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[[Category:文部科学省特選]]

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志乃ちゃんは自分の名前が言えない
ジャンル 学園漫画
漫画
作者 押見修造
出版社 太田出版
掲載サイト ぽこぽこ
発表期間 2011年12月21日 - 2012年10月17日
巻数 全1巻
話数 全11話
その他 毎月第3水曜日更新
映画
原作 押見修造
監督 湯浅弘章
脚本 足立紳
封切日 2018年7月14日
上映時間 110分
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(しのちゃんはじぶんのなまえがいえない)は、押見修造による日本漫画作品。2011年12月21日から2012年10月17日までウェブマガジン『ぽこぽこ』にて連載された。全11話。

実写映画化され、2018年に公開された[1]

あらすじ

[編集]

大島志乃は吃音症の少女。高校に入学してまもなくのクラスでの自己紹介もうまくいかず、彼女の学園生活は最初から躓いてしまう。

主な登場人物

[編集]
大島 志乃(おおしま しの)
高校1年生の女子。突然、人前で、特定の言葉、とりわけ母音で始まる言葉が発しにくくなる疾病を抱えている。ただし原作、後述する劇場用作品でも明確な症状名は明かされていない。これは「症状を持つゆえの特有の問題」と捉えてほしくないという作者の意向である[2]
岡崎 加代(おかざき かよ)
ただひとり、名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好きだが、歌が下手。
菊池(きくち)
加代のクラスメイトの男子。お調子者でやらかす癖がある。

書誌情報

[編集]
  • 押見修造 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 太田出版、2013年1月6日第1版第1刷発行(2012年12月7日発売)、ISBN 978-4-7783-2180-2

実写映画

[編集]
志乃ちゃんは自分の名前が言えない
監督 湯浅弘章
脚本 足立紳
原作 押見修造
製作 田坂公章
伊達毅
出演者 南沙良
蒔田彩珠
萩原利久
小柳まいか
池田朱那
柿本朱里
中田美優
蒼波純
渡辺哲
山田キヌヲ
奥貫薫
音楽 まつきあゆむ
撮影 今村圭佑
制作会社 東北新社
製作会社 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会
配給 ビターズ・エンド
公開 2018年7月14日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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南沙良蒔田彩珠主演で2018年7月14日に公開された[1]湯浅弘章の長編商業映画デビュー作品。文部科学省特別選定(青年向き・成人向き・家庭向き)、文部科学省選定(少年向き)、厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財(中学生以上、保護者・指導者等)[3][4]

撮影は静岡県沼津市下田市

キャスト

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スタッフ

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脚注

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  1. ^ a b “押見修造の実体験漫画が映画化決定!南沙良&蒔田彩珠W主演で18年7月公開”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年12月13日). https://eiga.com/news/20171213/4/ 2017年12月13日閲覧。 
  2. ^ “「またひとつ自分の青春が報われた」。映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』原作者押見修造インタビュー” (日本語). HuffPost Japan. (2018年7月9日). https://www.huffingtonpost.jp/hotaka-sugimoto/movie-my-name_a_23476616/ 2018年8月30日閲覧。 
  3. ^ 映像作品等選定一覧(平成30年5月)”. 文部科学省生涯学習政策局情報教育課. 2018年9月2日閲覧。
  4. ^ 平成30年度版 児童福祉文化財年報” (pdf). 厚生労働省. 2018年9月2日閲覧。

外部リンク

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