「ソユーズ R-79V-300」の版間の差分
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2021年4月15日 (木) 23:53時点における版
R79V-300(内部名称:製品79)は、AMNTK Soyuzで開発されたアフターバーナーおよび推力偏向制御を備えたターボファンエンジン。Yak-141垂直離着陸の試作機で、浮上推進エンジンとして使用される。水平方向と垂直方向の両方のモードでアフターバーナーを使用できる世界初のエンジンである。26基が生産された[1]。
設計
アフターバーナーと軸対称の2軸式のエンジンは、モジュール構造で以下の要素で構成される。
- 給気口
- 低圧圧縮機(5段)
- 高圧圧縮機(6段)
- 燃焼室
- 冷却ブレードを備えた低圧および高圧タービン(各1段)
- アフターバーナー
- 調節可能な臨界断面積を持つ軸対称旋回ノズル
高圧圧縮機と低圧圧縮機はそれぞれ反対方向に回転する。圧縮機は力学的安定性が向上、および主燃焼室内の旋回流燃焼器。回転ノズルは、少なくとも1500回の推力偏向に耐える。
搭載機
エンジンはYak-141の試作機に搭載された。最初の試作機には、最大推力15000 kgfまでのエンジンが搭載された(飛行実験機Tu-16LLでの試験にも同じエンジンが使用された)。飛行試験を目的とした2番目と3番目の試作機(製品48-2と48-3)では、エンジンはすでに最大推力15,500 kgfで使用されていた。
派生型
- R79V-300 - Yak-141に使用された基本形式。
- R134-300 - 超音速ビジネスジェット用にR79V-300に基づいて設計された[2]
- R179-300 - MFI候補機に搭載する予定だった型式。AL-41Fとの競争に敗れ製造されなかった[3]。
- R179-TV1 - An-124やPAK VTAといった大型機向けにR179-300のエンジンコアに基づいて設計されていた[4]。
- P145M-300 - R-179-300のさらなる発展型。AL-41F1との競争に敗れ製造されなかった[3]。
諸元
R79V-300 | |
---|---|
全長 | 4780mm[5] |
外径 | 1390㎜[5] |
重量 | 1850 kg[5] |
タービン数(高圧/低圧) | 6 / 5 |
バイパス比 | 0.81 |
燃料消費量 | 0.66kg / kgf・h |
推力 | 10977kgf[6][7] |
離陸時推力 | 14000kgf[6][7][8] |
アフターバーナー使用時の推力 | 15500kgf[5][6][7][8] |
圧縮比 | 22:1 [5] |
脚注
- ^ Як-141 на сайте airwar.ru. オリジナルの2012-04-11時点におけるアーカイブ。 2011年6月21日閲覧。.
- ^ Р134-300 на официальном сайте АМНТК «Союз». オリジナルの2011-03-03時点におけるアーカイブ。 2011年6月20日閲覧。.
- ^ a b Приложение - Коммерсантъ Business Guide (42157) - Пятое отклонение
- ^ АМНТК "Союз" создает двигатель Р179-ТВ1 для Российских самолетов ВТА сверхтяжелого класса
- ^ a b c d e Р79В-300 на официальном сайте АМНТК «Союз». オリジナルの2009-09-02時点におけるアーカイブ。 2011年6月20日閲覧。.
- ^ a b c При Н=0, V=0, Тн=+15°С
- ^ a b c Р79В-300 на сайте airwar.ru. オリジナルの2012-01-23時点におけるアーカイブ。 2011年6月20日閲覧。.
- ^ a b Берне Л. (1994). "Як-141 — сверхзвуковая «вертикалка»" (ロシア語) (5) (Крылья Родины ed.). М.: 1–2. ISSN 0130-2701。
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関連項目
外部リンク
- Официальный сайт АМНТК «Союз». オリジナルの2012年6月12日時点におけるアーカイブ。 2011年6月12日閲覧。.